Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.201 2005/03/31 ON AIR (guest:清水ミチコ)
「こんばんは!大江千里です。ようこそ!東京の桜が開花したというニュースが入りましたけど。遅めの開花ということで去年より13日遅くて平年より三日遅いという情報がさっき入りましたけど、満開になるまであと一週間、逆をいえば一週間楽しめるわけですよね。今夜も素晴らしいアーティストをお迎えしました。音楽の楽しさ、素晴らしさ、面白さ、一緒にこの満杯の東京FMホールにいらっしゃったみなさんとともに満喫したいと思います。清水ミチコさん!」
(清水ミチコ登場)
清水「こんばんはー、よろしくお願いしまーす」
千「(服装について)なんかチロリアンふうというか」
清水「春の前線でうば桜が咲いたというか」
千「何を言うんですか(笑)。同い年ですからね、よろしくお願いします。清水ミチコさん、作詞作曲、もちろん編曲、そして女優」
清水「こないだ『タイガー&ドラゴン』にちょっと出てました」
千「そしてラジオのパーソナリティ、顔真似、物真似、ホントに幅広いんですけど」
清水「DJタレントはいろいろ忙しいんですよ(笑)」
千「先月、13年も時間経ってたんですね、久しぶりの6枚目のアルバムが出ました!これは元気になれるアルバムで、僕もレコーディング中に随分聴いて励まされました」
清水「ホントですか!?早く言ってくださいよ、ありがとうございます」
千「久しぶりにCDが出て心境はどうですか」
清水「CDを出すとこういう立派なステージに呼ばれる機会が多いんで嬉しいですね。FM、ワォ、リッチィ、みたいな。インターネットでもオンエア(巻き舌で)みたいな(笑)。今、正にFM東京から私たちの声が流れ、そしてオンデマンドから出てまんど?(笑)」
千「大変な時代ですけど(笑)。オンデマンドで流されながら喋っているふたりがすごい古くさいしゃべりをしてるっていうね(笑)」
清水「(笑)。マイクの持ち方、おしゃれですね、やっぱり」
千「気を許すと小指が立っちゃうんですけど」
清水「ダメじゃない(笑)」
千「一生懸命小指に力入れてるんですけど(笑)。パフォーマンスの前にFMそしてブロードバンドをご覧のみなさんに清水ミチコオンステージの誘いをよろしくお願いいたします」
清水「よろしくお願いいたします」
千「よろしくお願いいたします。(しばらくの沈黙のあとに)あ!それでおしまいでしたっけ?何か一言」
清水「あ!ごめんなさい、みなさんにですね!えー、よそ事考えるな、みなさん。とにかく集中して聴け!そうじゃないと大切なポイントを崩してしまいますんで。これからしばらく歌ったりしますけど聴くときは聴く、笑うときは笑う、そして拍手するときはするということで、みんなでひとつになって、みんなで作り上げていくのがライブですからね!わかりましたか!?」
(清水ミチコライブ)
『猫ふんじゃった』『ドラマの効果音』『サッちゃん』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールから生中継、大江千里のLive
Depot、今夜のゲストは清水ミチコ!僕はさっきまでミチコさんが弾いていたステージ中央のグランドピアノに向かっています。今夜は僕のピアノ演奏で清水さんが歌ってくださいます」
(セッション)
松任谷由実『春よ、来い』(もちろんユーミンの真似で歌う清水ミチコさん。仕草までユーミン(笑))
清水「気持ち良かったです、ありがとうございました」
千「ありがとうございました、こちらこそ」
清水「どうもありがとう、頑張ってね(←ユーミンはいってます(笑))」
千「(笑)、これを励みに頑張ります」
清水「(笑)、すいません、つい」
千「季節もぴったりで。94年ですか、この曲が出来たのは」
清水「実はFM東京で94年頃にゲスト出演させてもらったときにね」
千「ユーミンの?」
清水「うん。この曲をリクエストしておきながら自分でもこの曲はミステリアスな感じだったんですよ。ちょうどNHKのドラマの話が決まって書いたんですねーなんてこと言ってたら、上からお偉いさん達が本当にやってきて、あ!ユーミンだって。あ!物真似だってサーッと引いていって(笑)。嬉しかったですけどね」
千「ユーミンのどこらへんが清水さんにとって魅力なんでしょうね」
清水「私はコメントがすごい好きなんですね。(物真似している自分の声に気づいて)今、物真似することないんですけど(笑)。(といいつつユーミンの真似で)『こうやって大江くんと会ってるのがひとつのカルマだと思うんですよ』って言ったらすぐにカルマって言葉を調べて次回使ってみるんですよ。そうするとちょっとランクアップしたような自分が生まれるんですよ(笑)」
(清水ミチコライブ)
『Moriyama Family』『相合傘』『テネシー・ワルツ』
千「お疲れ様でした!」
清水「これが一見ピアノに見えて実は電子ピアノなんですってね」
千「(笑)、そうなんですね。ここに音源がありまして、フルグランドピアノの(と音を鳴らせてみる)」
清水「あら、いい音!つい、おばちゃんなっちゃったけど(笑)」
千「でも『さすがにグランドピアノの音は違いますね』って形にだまされて手紙を下さる方とかたまにいらっしゃるんですよね。この天井の高い東京FMホール、ライブいかがでした?」
清水「緊張しましたけど後半からすごい気持ち良かったですね」
千「アドリブが出まくってて楽しかったです。物真似や顔真似のレパートリーっていうのは大体何人ぐらい?」
清水「顔真似が200人弱ぐらいで声真似は下手な人合わせても100人ぐらいですね」
千「どうしても出来ない人、やりたい、やりたいって思って愛はあるんだけど周りは止める、みたいな」
清水「ありましたよ、松たか子さんとか。やらないわよ(笑)。(千里さんが話しかけたときに)『松たか子です』(客席の反応に)ほらね(笑)」
千「すいません(笑)、MCかぶっちゃいました。大江千里とかどうですか」
清水「大江さん、今度是非。でも私よりタモリさんがうまいじゃないですか。やたらなさってるじゃないですか、(千里さんの真似をするタモリさんを真似て)♪格好悪い〜、特許がいつのまにか生まれたのよね、彼に」
千「(笑)、ころっと話替えますけど、先月ニューアルバム出ましたー!本当にいいアルバムですね。音楽が素晴らしいのっていろんな気持ちになれるじゃないですか。落ち込んでるときにハッピーになれたり」
清水「あ、そうですね。ちょっとした気分転換にもなるし、人のを聴いててもそうですけどストレス解消になったりとか、ちょっとしたことで随分救われますもんね」
千「今日も聴いた『相合傘』とかシンガーソングライター編が何曲かはいってるんですけど、日本語の面白い曲とか」
清水「かけ算をフランス語ふうに歌ってる曲もあるんですね(笑)」
千「あれ、お茶飲みながら聴くとまたいいんですけど(笑)。今回のアルバムってこぼれた曲いっぱいあるんじゃないですか」
清水「ありましたよ。曲だけじゃなくてコリン星から来たんですって言うアイドルが通っていく学校みたいなやつやったんですけど、オチがあまりにも厳しいってことでソニーさんのほうでダメになったりとか(笑)。あと、断られたりね。(物真似しながら)『私、それは困りますわぁ』ってことで(笑)、あの方が言われたりとか」
千「かなりすれすれにわかりました。音楽をやるときの流儀、こだわりみたいなことって一言でありますか」
清水「私の場合面白いとか似てるとか、そういう言葉がいちばん嬉しいんですけど。それに音楽も乗ると、CD作ってて思ったんですけど、面白いコントとかって生ものみたいなものでCDにするよりもテレビとか生でやった方が良くって。CDってずっと残って、もう一回聴いてもらいたいじゃないですか、そういうのって音楽的なネタのほうが合ってるんだなぁっておもいました」
千「繰り返して聴く用ってことですか。次回作のプランとか密かなたくらみとかありますか」
清水「次回作は昭和歌謡をルーツを追って歌っていきたいと思ってますね」
千「どこら辺からですか」
清水「私の物真似レパートリーに限る、ですね(笑)。狭いです(笑)。桜田淳子さんとか天知真理さんとか小柳ルミ子さんとか、みなさんより全然お母さんだからいろいろ教えたいんですよ、こういう人いたのよっていうのをね」
千「(文庫本の話)僕は常盤貴子は好きですね。鈴木保奈美さんの婚約発表のときかね」
清水「(笑)、ちょっと無茶しましたけど、はい。デフォルメということでね、マイルドに受け取ってもらえれば(笑)」
千「いっぱいこれからも無茶して楽しませてください」
エンディングテーマは『清水ミチコ寺』