Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.203 2005/04/14 ON AIR (guest:アンダーグラフ)
「こんばんは、大江千里です。ようこそ!先週このホールに来る途中に桜が満開で、これから元気に咲くぞーって感じだったのに、今日同じ場所通ると、ほとんどが葉桜でがっかりしましたけど。あったかい日が二日間くらいあったからかもしれませんけど残念ですけど、みなさん花見はされましたでしょうか。今夜はシングル『ツバサ』が大ヒット中、今もっとも注目のあのバンドをお迎えします。アンダーグラフ!」
(アンダーグラフ登場)
千「それぞれ担当、お名前、リスナーのみなさんに一言ずつ」
真戸原「ボーカルの真戸原直人です。よろしくお願いします」
阿佐「ギターの阿佐亮介です。よろしくお願いします」
中原「ベースの中原一真です。よろしくお願いします」
谷口「ドラムの谷口奈穂子です。よろしくお願いします」
千「みなさんは98年くらいから地元の大阪でライブ活動を初めて2000年に上京、そして去年九月にシングル『ツバサ』でメジャーデビュー。この曲はロングヒット中ですけど、自分たちの人生を変えた大事な曲になってるんじゃないですか」
真戸原「すごい長い間みなさんに聴いてもらってる曲になってるんで嬉しいです」
千「東京上京して四年目ということですけど、この春のスタート、生活はどんな感じでしょうか」
真戸原「相も変わらず四人でスタジオに籠もってっていう感じですけど。ほとんど四人一緒にという感じですかね」
千「アンダーグラフはドラムが女性ですけど。谷口さん、こんばんは」
谷口「こんばんは」
千「こんばんは」
谷口「こんばんは(笑)」
千「いきなり振られると思わなかったでしょ?」
谷口「思いませんでした(笑)」
千「髪の毛が天使の輪があって綺麗ですね」
谷口「あ、ありがとうございます(笑)。すいません」
千「でもパワフルなドラムを今日も聴かせて下さいね。今日はどんな感じのライブになりそうでしょうか。ラジオ聴いてるみなさんに一言お願いします」
真戸原「初めて生の届けるという感じに近いので何も考えずに思いっきりやろうかなと思ってるのでゆっくり聴いてもらえたらなと」
(アンダーグラフライブ)
『ツバサ』『アカルキミライ』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏が『アカルキミライ』だったので会場から思わず笑い声がこぼれる)東京FMホールから生中継、大江千里のLive
Depot、今夜のゲストはアンダーグラフ!全員うまいこと揃って一礼しましたけど。僕は下手のデポピアノに今陣取りました。アンダーグラフは他のアーティストとセッションすることあるんですか」
真戸原「イベントの時に他のバンドと最後に集まってってことはあるんですけど、なかなかこういう機会では少ないですね」
千「今日は混ぜて下さい、よろしくお願いします」
(セッション)
はっぴぃえんど『風をあつめて』(今回の千里さんはキーボードの演奏のみ)
千「つい三週間前くらいにキンモクセイと僕はやったんですよ、同じこの場所で。でも面白かった、全然違って」
真戸原「いえいえ、この辺で勘弁してもらえたらなと」
千「この辺で勘弁しといたるわ(笑)。でも、どうやってこの曲をやろうってバンドの中で決定したんですか」
真戸原「四人でいろいろ話してて、やっぱこの曲やなぁって感じで。帰ってきてしまうというか」
千「原点にある曲なわけや。この曲の一番の魅力ってどこら辺なんですか。ドラムの奈穂子ちゃんに聞いてみましょうか」
谷口「なんか自分たちらしくも出来るし、はっぴぃえんどさんも尊敬しながら出来るところやし楽しくも出来るし」
千「なるほどね。ちょっと土っぽい感じのね」
真戸原「どんどんやってるうちにダラッとなってきたというか(笑)。ゆるい感じになってきたので、そのままでいきましょうかって感じで」
千「いろんな曲をこのメンバーでレコーディングやってると思うんですけど、みんなで音を作り上げるときのポイントというか、どういうふうにアレンジをやってるんですか」
真戸原「アンダーグラフは七割くらい話し合いが多いですね」
千「話し合い?話し合いっていうのは楽器を持つまでってことですか」
真戸原「楽器を持ちながら、ああだこうだ、これ違うね、これ、こうかな、みたいな感じのことが多いので。20分話し合って10分沈黙をしてから音出すみたいな(笑)」
千「今、直人くんが喋ってますけどリハーサルの時はみんな喋るんですよね?(『そうです』とメンバーの小さな声)Yeah!すいません(笑)、ちょっと空元気を出してみました(笑)」
(アンダーグラフライブ)
『真面目すぎる君へ』『四季』『君の声』
千「お疲れ様でした!今夜もプライベートの大事な写真をこの番組用に持ってきてくれました。(ディスプレイ見ながら)これ、車ですね、セダンの。環八沿いにある中古車の見本のようですけど(笑)」
真戸原「これはアンダーグラフの五人目のメンバーと言っても過言ではないぐらいの大事な存在やったものでして。インディーズ時代の頃、僕ら大阪出身で東京に出てきて、大阪にもライブしに帰ったんですけど、もちろん機材車で四人で運転しながらですが、これが僕らの機材者ですね」
千「このセダンで(笑)。機材積んで人もぎゅうぎゅう詰めで」
真戸原「全部で19万キロくらい走り続けまして」
千「これ、今どこにいらっしゃるんですか」
真戸原「これはもうこの世に存在してなくて。ちょうどメジャーデビューが決まる頃ぐらいに大阪の実家の近くで急に煙を吹き出しまして(笑)。お前ら、これから頑張れ、みたいなね」
千「メジャーデビューするんやろ、俺はもう見届けたから、みたいな感じで?」
真戸原「そんな感じでしたね」
千「じゃ、みんなのほんまに仲間やね」
真戸原「『ツバサ』とか次出す『君の声』とかのCDジャケットに僕らのわがままでこの車を載せてもらったりとかしてるんですね」
千「なんか、そういう話聞いてこの写真見ると切ないですね。笑ってるような泣いてるような。仲間やもんね」
真戸原「そう、ミュージシャンぽくないところがまた良かったんですね(笑)。このセダンっていうのがね」
千「割とすっきりした顔ですもんね、このセダン」
真戸原「乗り始めた頃はもちろんすごい新しい車やったんですけど、次々とメンバーがぶつけていき(笑)」
千「細かいところに傷があるわけや(笑)。『ツバサ』が出たのが去年の九月ですけど、その前は大阪と東京を行ったり来たり?」
真戸原「東京に出てきたのに、しょっちゅう大阪に帰ってたという」
千「最初、東京出てきたときになかなか慣れへんかったこととか?食べ物とか習慣とか」
中原「人が多かったですね。歩かれへんくらい。なんて街やと思いましたけど」
千「阿佐さんはどうですか。食べ物の好みとかどうでした?」
阿佐「うどんが濃いんですよ。しょうゆというか。関西は出汁なんで。その違いにまだ慣れてない」
千「東京のうどんはまだ苦手ですか」
阿佐「まだ苦手です」
千「メッセージを一枚。『ひとりだけ女で困ったことかありますか』」
谷口「よく聞かれるんですけど音楽するに当たっては全く持って大変なことはなくて」
千「ほんまに言い合って?」
谷口「そうなんです。もう七年前からずっと一緒にストリートもそうやし、レコーディングとかもそうやし。ずっと一緒にやってきてるんで言いたいこともいうしイヤなことはイヤやし、いいことはいいって言うし。そういう感じなんで」
千「理想的なええ感じで。こっちに出てきたときは全員で一軒家暮らししてたって」
真戸原「ドラムの谷口は一応女性なんで、お姉ちゃんが東京にいたんで。他の後輩バンド2バンドと11人ぐらい住んでましたね」
千「そういうの経験して今はこうやって音楽してて新しい曲が出来て、4月20日『君の声』、この曲にはどんな思いが詰まってるんでしょう?」
真戸原「音を作り出すとき、ふと心の中にいろんな声があるなと思って。僕は歌を歌って届けたり演奏して届けていける立場にあったので、聴いてくれた人がその人の声になって想いになって届いてくれたらすごい素敵なことやな、ということから始まりましたけど」
千「アンダーグラフとしてアルバムは?」
真戸原「常にスタジオには入ってるので、いいのが出来れば録って、みたいな」
千「ライブの予定はあるんですか」
真戸原「いろいろ全国回ります。なかなか行けてなかったので回ってガッツリ僕らを見せに行きたいなと思ってます」
千「会う前にシャイな人たちだって聞いてたんですけど、ガーン音出したらすごいパワーあって」
真戸原「それだけは頑張ろうっていう(笑)」
エンディングテーマは『いさぎよし!』