Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.204 2005/04/21 ON AIR (guest:寺岡呼人)
「こんばんは!大江千里です、ようこそ。Live Depot、今夜はJUN SKY WALKER(S)のベーシストを経て93年にソロデビューされまして自らの活動と並行してプロデューサーとしても大活躍をされているこの方です。マルチアーティストですね。寺岡呼人さん!」
(寺岡呼人登場)
千「どうも!出にくかったですか(笑)。そろそろと登場ですけど。ジーンズに、リハーサルの時と我々同じような…」
寺岡「同じですね(笑)」
千「黒の麻のジャケットにガイコツの白い模様のあるTシャツを着て登場です。初対面なんですが人のライブでチラッとお見かけして挨拶交わしたりはあったんですけど」
寺岡「はい(笑)。(会場の雰囲気に)うわぁー固いなぁ(笑)」
千「じゃあ二人でほぐしつつレジュメなんか読ませて下さい。JUN SKY WALER(S)を経てソロ活動を開始、プロデューサーとして、ゆず、藤木直人さん、ネプチューン、矢野真紀さんなど多くのアーティストを手がける一方、世代を超えるコラボレーションイベントも定期的に行う、ですね」
寺岡「大体合ってます」
千「大体ですか。先月11年目のスタートアルバム『BUTTERFLY』が出たばかり!どうですか、この『BUTTERFLY』が出て最近の日々は」
寺岡「最近、何もやってないんですよ。なんで、ちょっと大変です、今日は」
千「リハビリってことですか」
寺岡「まだ身体がミュージシャンモードになってないんですよ」
千「家モードというかインサイドモードで」
寺岡「お茶の間モードなんですよね」
千「(笑)、どっちかって言うと自分が観て楽しむ側で。今日はどんな感じのステージにしたいかラジオを聴いてるみなさんにどうぞ」
寺岡「今日ですか」
千「今日以外にないですからね。今日ですよ!」
寺岡「えっと、間違えないように頑張ります(笑)」
(寺岡呼人ライブ)
『日々平安』『地球の裏側』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ)東京FMホールから生中継…」
寺岡「ビックリした。これ、リハの時なかったんでビックリしました」
千「(笑)、いろいろ本番でビックラこかしたりして。大江千里のLive Depotでございます。セッションタイムの時間がやってまいりました。今夜のゲスト、寺岡呼人!」
寺岡「いやーCM中に盛り上がりましたね」
千「すごいですよ、CM中、みんな着席ですけど、こんななって」
寺岡「僕、服ビリビリです」
千「ねぇー(笑)。呼人さんは中央にギター、そして僕は下手のデポピアノに向かいました」
(セッション)
荒井由実『雨のステイション』
(演奏は呼人さんのギターと千里さんのピアノのみ。ボーカルは呼人さんでしたが千里さんのコーラスがいい感じでした)
千「荒井由実、75年、アルバム『コバルトアワー』の中からお送りしました。意外な選曲だと思う人もいるかなと思うんですけど、どうしてこれを選曲されたんですか」
寺岡「高校時代からすごい好きで、青春の何とやらです(笑)」
千「僕もユーミン好きなんですけど、この曲はいい曲ですね」
寺岡「高校生の頃って曲を自分に置き換えませんか」
千「雨のステイションに立ってるわけね。僕の場合、難波でしたけどね」
寺岡「僕も広島の駅を頭で想像しながら聴きましたね」
千「自分が曲の主人公になれるって醍醐味ですよね、音楽の」
寺岡「このころはホント、こういう曲多くてね」
千「寺岡さんは奥田民生さんとかともライブやられたりしてるんですけど、他のアーティストと一緒にやるときの醍醐味って言うのは?人といろいろやって自分もプロデュースしたり、自分の音楽にも何かぁるんかなぁと」
寺岡「基本的には人見知りなんですよ。だから出来れば会いたくないじゃないですか(笑)。えっと、日本語がおかしいな(笑)」
千「出来れば喋るよりも音楽で」
寺岡「影から見てたい派なんですよ。なんですけど、勇気を振り絞ってお会いしたら楽しい、みたいな」
千「(笑)、大概そうですよね。社交的ですねって人に言われる人ほど…」
寺岡「ホノルルマラソンと一緒です。走ってみるまで大変なんですけど走ってみたら楽しかったっていう」
千「走ったんですね」
寺岡「僕は走ってません」
千「(笑)、なんかようわからへんねんけど、話が」
(寺岡呼人ライブ)
『酔いどれ天使』『銀河エクスプレス』『ブランニュージェネレーション』
千「今夜は寺岡さんに写真を持ってきてもらいました。どうぞ!」
寺岡「(ディスプレイの写真を見ながら)これは五歳の時の僕です」
千「(笑)、どこがや。ご自身のプライベートスタジオの写真を持ってきてくれました。大きなミキサーがあって窓の感じから見てマンションの一室ですね。名前あるんですか」
寺岡「クライベイビースタジオと」
千「ここからおぎゃあと曲が生まれるわけですか。『BUTTERFLY』もここで生まれたわけですね。聴かせて頂いたんですけど、なんでBUTTERFLYなんだろうって思ったら、すごく個人的な曲が多いんだけど、いろんな場所、いろんな時間に羽で飛んでいくっていう、そういう印象で」
寺岡「それは使わせて頂きます」
千「(笑)、違うかったんですか。でも今回、制作のスピード早かったそうですね」
寺岡「ホントはミニアルバムにしようと思ってたんですけど、急に年末年始あたり、曲がいっぱい出来ちゃって、年明けて急遽録っちゃって」
千「詞曲が一緒に出来る曲が多かった、みたいな?」
寺岡「そうですね。昔は曲書いて、そのあとに詞を乗せるって感じだったんですけど、最近は詞からのほうが早いっていうか」
千「自分の中で言いたいことが明確になってきたんですかね」
千「明確かどうかはわかんないんですけど、パッとひらめき重視というか。ひらめいたら録っちゃえみたいな感じに。昔よりはある意味、気楽に出来るようになったというか」
千「来月からツアーも始まります。こっちはバンドスタイルで?」
寺岡「一応バンドでやろうかなと思ってます」
千「ちょっと前に新曲中心の弾き語りツアーもやってらっしゃったじゃないですか。バンドでやる意義みたいなのが見えてきたりしますか」
寺岡「あーそうですね。ひとりの時は初めてだったんで、僕は楽器もあんまり弾けないんで自信なかったんですけど、終わったら、出来るじゃん!お前、みたいな(笑)、ちょっとした自信もありつつ、それでまたバンドはバンドの良さもあるんで」
千「今度6月、盛り上がると思いますが」
寺岡「CM中は盛り上がります」
千「(笑)、この番組と一緒ですね」
エンディングテーマは『Niji』