Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/

Vol.208 2005/05/19 ON AIR (guest:HOUND DOG)
「こんばんは、大江千里です。ようこそ!すごい人数ですね!今日はかなりスモーキーに煙がステージに立ちこめてますけど、スタッフみんな今日のショーを盛り上げるべくスタンバっておりますよ。さぁ今日のLive Depot、ゲストは今年25周年、日本一タフなロックンロールバンドが登場です。HOUND DOGー!」
(HOUND DOG登場)
千「ようこそです。それではお一人ずつ自己紹介をお願いします」
大友「ボーカルの大友康平です。よろしくお願いします」
西山「こんばんは。ギターの西山です」
箕輪「キーボードの箕輪です。よろしくお願いします」
橋本「ドラムスの橋本です。よろしくお願いします」
鮫島「ベース弾いてます鮫島です。よろしくお願いします」
矢島「ギターの矢島です。よろしくお願いします」
千「恒例HOUND DOGのヒストリーを紹介しましょう。1980年3月シングル『嵐の金曜日』でデビュー、今年25周年!これまでにリリースしたオリジナルアルバムは21枚!先月末には43枚目のシングルをリリース、7月9日には49回目の武道館コンサートが決定しております!誰しもが知る日本を代表するロックンロールライブバンドだと思いますけど、ずーっと走り続ける、しかも途中で休憩なしに第一線を走り続けるって言うのは結構苛酷というか、ライブが好きとは言ってもしんどいでしょ?」
大友「本当にライブが好きなんですよ。旅も好きだし。一回一回のツアーをきっちりやって気がついたら25年っていうのが正直なとこですよね」
千「単純に短かったとか長かったとか、そういうふうには語れない…」
大友「25年ですから短くはないですよね(笑)。1/4世紀ですから。あと25年やったら1/2世紀ですか。ちょっとキツイかなと思うんですけど(笑)」
千「(笑)。25周年の心境を聞いたんですけどライブの前に特別な儀式をやったりするんでしょうか」
大友「みんなで殴り合いですかね」
千「(笑)」
大友「そんなことはない(笑)。みんなで気合い入れたりとかですね」
千「今日のLive Depotは僕の見る限り割りとまったりとされて」
大友「大江さんですから、ゆったりと大江さんに乗っかってという」
千「僕に乗っかってですか。責任重大じゃないですか(笑)」
大友「ま、普通のコンサートと違う感じで僕らもエンジョイしたいと思ってますんで」
千「Live Depotならではのスペシャルを今日は聴かせて頂きたいです。この東京FMホールは初めて?」
大友「昔、ジェームズ・ブラウンさんが来たときに観たことあります」
千「へーそうだったんだ。ずばり大友さんにとってライブとは?」
大友「そうですね。自分が一番輝ける場所でもありますし、自分の遊び場ですね」
千「それはデビューしてからずーっと変わってない?」
大友「変わんないですね」
千「じゃ、今日も遊び場で思いっきり暴れて、いい喉を聴かせて頂きたいと思います」
(HOUND DOGライブ)
『BRIDGE〜あの橋をわたるとき〜』『だから大好き、ロックンロール』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノのメロディは『だから大好き、ロックンロール』)東京FMホールから生中継、大江千里のLive Depot、僕も上手のキーボードに向かってセッションタイムがやってまいりました。そして今夜のセッション相手は大友康平from HOUND DOG!」
大友「よろしくお願いします」
千「大友さんは上手の僕のピアノの横にスタンドマイク、今マイクをはずしましたけど。今日は割と近い、遠くでセッションすることもあるんですけど今日は近い感じで」
大友「せっかくですから近くでやった方がいいですよね。俺が下手行って上手と分かれてたら…」
千「そんな仲悪そうなね、それもなんですけど」
(セッション)
バッド・フィンガー『WITHOUT YOU』
(千里さんのピアノ演奏に大友さんのボーカル。ちょっとボーカルが力強すぎる感じがしないでもない…(^_^;)

千「リハ一回、本番一回みたいな。もっとやりたかったですね」
大友「さすがですよねー」
千「いやまた、そんな兄さん(笑)」
大友「結構油売ってるんですけど本番入ったらこれだもん。すごいね、やっぱり。さすがO.S.ヘンリー(←『緑の町』共演の頃から大友さんは千里さんのことをたまにこんなふうに呼んでたりします(^_^;)」
(HOUND DOGライブ)
『SONGS』『アカペラ』『ff(フォルテシモ)』
千「お疲れ様でした!どうでした?」
大友「僕らは三時間のステージと三、四曲も同じなんですね。いい意味で力入って、いつになっても抜くことが出来ないんですよ。普通、押し引きってあるじゃないですか。ものすごく力んじゃうんで、メンバーも一緒に力んでくれるんで、力みっぱなしです。最高です」
千「笑いながらパフォーマンスのコツっていうか、長く第一線でやれてるってこういうことなのかなってザワザワザワッてきましたけどね。今日はHOUND DOG秘蔵の写真をこの番組用に持ってきてくれました。(今回は全員で足元のモニターを見ながら)集合写真ですね。ライブの打ち上げの写真?全員で八人。(大友さんに向かって)あの、大将、そんなにモニターに近づかなくても(笑)。メンバー六人、そして甲斐よしひろさんとm.c.A.Tさん」
大友「ミュージックデイという5月4日に渋谷近辺でみんなで音楽をやって盛り上がろうというイベントで、いろんなアーティストがいろんな会場でやったんです。僕ら、たまたまm.c.A.Tさんと甲斐さんと僕が」
千「いろんな人とジョイントするきっかけって?」
大友「クラブサーキットバトルっていうのがあって、そのときに甲斐さんとか小田和正さんとか、若手ではガガガSPとかチャコールフィルターとか、あと桑田さんとか山下久美ちゃんとか、みんなでワイワイやったんですよ。そのときは企画ものというか若い人たちとステージやってみたいっていうのがあって、若手を呼ぶんだったら同世代も呼んで。ファイトっていうのもあるし、ほのぼのっていうのもあるし」
千「もうすぐ6月29日にニューアルバムをリリースってことなんですけどタイトルはもう決まってるんですか」
大友「OMEGAという」
箕輪「OMEGAっていう意味は、あ、あれは言っちゃいけないんだな、ある製品にもなってるものなんですが、これ以上はないという最善のものっていいう意味です。よろしくお願いしますー!」
大友「最大級というか最高というか、いわゆるマーベラスってことですね」
千「25年の最高傑作が生まれたと。どんな感じに仕上がってますか」
西山「とにかく今僕らが長年音楽を通して経験してきたことをこのアルバム一枚に詰め込んだんで、どれがどうと言われても言葉に詰まってしまうんですね」
千「『西山さんのさらさらの髪の秘訣はなんですか』」
西山「これ、ヅラなんですよ。嘘、嘘(笑)(会場からも笑い)」
千「(笑)、結構トリートメントとか時間がかかりそうな」
西山「ぼろぼろです。染めちゃったんで、自分で。ひどいです」
千「ギターは長髪をかけあげたりするのが格好いいですもんね!」
大友「いろんなタイプがありますからね!次の話題に(千里さんが手に持っているアンケート等の紙を見て進行を始める大友さん)」
千「(笑)、次の話題に行きましょうか。そうなんですよ!次の話題はライブなんですよ!僕が持ってる紙の二枚目、大友さんに読んでもらいましょうか」
大友「『今日はとても楽しみに来させて頂きました。7月の武道館でここが一番のポイント、聴かせどころはどういったところでしょうか』。全部です、すべてです。キャッチフレーズは25年間を二時間半で見せてやる」
千「おーっ、これはかっちょいいですね。ライブの他に『いらっしゃいませ、患者様』?」
大友「それはいいですよ!(少し照れる大友さん)そういうわけで私の主演の映画が公開になります」
千「(笑)」
大友「みなさん、たくさんの人に足を運んで欲しいですね」
千「これもユニークなタイトルですけど、渡部さんと」
大友「共演したじゃないですか!大江さんとも」
千「小田和正さん監督の、あのときですよ」
大友「結構高飛車なんですよ!大友、こっち、こっちって」
千「そんなことないじゃないですか(笑)。もうハラハラしますが。この映画のエンディングテーマももちろん『OMEGA』の中に入るわけですね。今年楽しみですね、みなさん。お祭りは長ければ長いほどいいですよね。僕も先輩を追っかけて20周年をやらせて頂いたんですけど19年目から21年目に向かってほぼ二年間お祭りやりましたんでHOUND DOGも長く長くやって下さいよ」
大友「引っ張りましたね、随分(笑)」
千「ラジオ聴いてるみなさんに一言25周年に向けてのメッセージをお願いします」
大友「また来週!いや、そうじゃなくて(笑)。新しいアルバムと武道館、これが僕らにとって今すべての目標ですから、とにかく一人でも多くの人に参加して欲しいし、最高の表情で武道館でお会いしたいと思います。待ってます」
エンディングテーマは『never ending story』