ポカリスエットLive Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.21 2001/08/23 ON AIR (guest:コブクロ
「こんばんは。大江千里です。台風が直撃で心配してたんですけど。僕も趣のある一軒家に住んでるから雨戸を20枚ぐらい閉めましたけど。このまままた夏が戻ってきたのか、そのまま秋になっていくのか切ない気もしますけど。今夜も素敵な音楽をゆっとりと…ゆっくりですね(笑)。ゆっくりとゆったりが一緒になって。みなさん、ひとつゆっとりと(笑)楽しんでいただきたいと思います」
 (コブクロ登場)
千「お一人ずつ自己紹介を」
小渕「コブクロのギター、コーラスの小渕健太郎です」
黒田「ボーカル担当の黒田俊介です」
千「メジャーデビューされてはじめての夏ということで、いかがですか?」
小渕「地元に、宮崎なんですけど、ちょろっと帰って友達に会ってきたのでリフレッシュできました」
黒田「今年の夏は映画をずっと観てました。三部作ぐらい話題になった映画が…三部作じゃない、三作ぐらいあったんですけど」
千「自分の中でもう三部作になってるの?(笑)」
黒田「『A.I.』『猿の惑星』『千と千尋』、全部観てきました」
千「あー『猿の惑星』どうでした?」
黒田「これは言えないです」
千「そら、そうやね(笑)。聞く方が愚問だったね。それぞれ今日の意気込みを聞きたいと思います」
小渕「会場にもたくさんお客さんが来ていただいてるので、まずはこのみなさんが大満足してもらえるライブをやって、あとはラジオの前のみなさんに雰囲気をちょっとでも伝えたいなと思います」
黒田「生放送ということなんですけど、ここにいる会場の方にはそういうこと関係ないです!ライブとして楽しんでってください」
-CM-

(コブクロライブ)

『YELL〜エール』『コンパス』
(フューチャープロスペクト)

-CM-

(セッション)

井上陽水『少年時代』
 (演奏は千里さんとピアノと小渕さんのギター。ボーカルは三人が交互に担当)

千「この曲は不思議な曲ですよね」
小渕「ホントに昔を思い出すというか…。まだそんなに僕ら大して昔じゃないような気もするんですけど」
千「すいませんね、相当昔で」(会場笑)
小渕「すいません(笑)。そういう意味じゃ…」
千「いや、もう全然怒ってないですからね(笑)。ちょっと前の懐かしいね」
小渕「ちょっと前(笑)」
千「セミとりとかしました?」
小渕「しましたねー。夏休みは大体みんなセミとりしてましたね」
千「男子はセミとり、女子はこぶなを釣って」
 (千里さんの世代でもこぶなは釣ってなかったのでは?^_^;)
小渕「女子はゴム跳び…」
千「ゴム跳びでしたか?(笑)この曲をどうして選んだのかなって」
小渕「黒田の方が陽水さんを昔から好きで。家が昔の曲がよくかかってたってことなですけど」
黒田「僕の母親が松山千春さんとか井上陽水さんが好きで。ちっちゃい頃からかかってて自然と聴いてたという…」
千「あーそうですか。そんな二人が出逢ったのが三年前ということですが、最初の会話って覚えてます?」
小渕「『デカイですねー、ホントにおっきいですねー』って」
黒田「192cmです。(会場からの「おー」という声に)ほんまにひかないでください、会場のみなさん。普通に日本で生活してるんです」
千「たまにぶつかったりします?」
黒田「もう毎日です。日課ですね」
千「ぶつかって目覚めるみたいな?黒田さんは?」
黒田「『デカイですねー』て言われて『ちっこいですねー』って多分言ったと思う」
小渕「確かそう(笑)。お互いそんな会話。お互い『そんなことないですよ』って言ってましたけどね(笑)」
黒田「お互いそうなんですけどね(笑)」

千「今日は会場にいらしてる方からなんですけど、ちょっと紹介しましょう。『二人の間に役割分担みたいなものありますか?』」
小渕「ホントにあります。すっごくちゃんと分かれてるんです。図書係と風紀係ぐらい分かれてるんです。絶対同じことはしない」
千「今の例え、よくわかんなかったんですけど(笑)」
黒田「わかりやすく言うと僕が歌う係で小渕はそれ以外全般ていう感じです(笑)」
千「でも、どっかで光と陰になりつつ支え合ってるって感じですね」
小渕「僕が見えてないところは黒田が見えてるので安心してこっちを向いてられるときもあるし。360°いつでも見ときたいなと思うんですけど。192cmと168cmを足すと360cmなんです」
千「おー」(会場からも拍手)
小渕「はじめてこれが今日日の目を見ました(笑)。よく言うんですけど、みんな『あー』て言うんで」
千「今日はすごくいいムードですよね」
小渕「あったかいムードになってきました」
千「もう一枚。『コブクロのお二人は大阪出身ですが、東京で大阪と違ってとまどったことありますか?東京の文化で不思議に思うことありますか?納豆は好きですか?』3つあるんです(笑)。どうですか?最近、東京来る機会が増えて」
小渕「東京の電車はいつ覚えられるんだろうと思います。地下鉄がすごいですね」
千「切符買うのややこしいですよね」
小渕「ややこしいです。160円でどこまで行けんねんと思うぐらい行けるじゃないですか」
 (大阪の地下鉄は160円じゃ乗れないこともあってこの発言ではないかと…^_^;)
黒田「電車の地図があるじゃないですか、駅にね。あれを見てると『うわー、こいつ、しらんねんて』みたいな目で見られる気がすごいするんですね」
千「あー、それは(笑)」
黒田「携帯で電話してるフリして」
千「たまたま目線がそこ泳いでるみたいな」
黒田「田舎もん扱いされるのがイヤなんで」
千「なかなか複雑ですけど。作曲は小渕さんはどういうときにできるんですか?」
小渕「電車の中が意外に多いんです」
千「ガタンガタンガタン(と口で言いながらピアノの音も)」
小渕「あ、そういう感じです。音を出しちゃダメ…いきなり大きな声出したら怒られるじゃないですか」
千「それ、みんな変な人やなて思いますよ」
小渕「次の駅で降りなあかんくなるし(笑)。音出しちゃダメだってときに音が出てきて」
千「僕も乗り物乗ってるときって多いですよ。飛行機、電車、自転車…」
小渕「あ!自転車、そうですよね。ペダルの速さで。ノリのいい曲になると早く着くんですよね、スーパーとかも。あ、着いてもうたって」
千「三連の曲とかは坂道を上ってるときいいですよ。ウンツッツッ、ウンツッツッ。で、大サビで頂上に着くとダーッみたいな感じで」
黒田「(笑)嘘みたいなホントの話って感じですよね」

千「ストリートの話なんですけど、あれってやり始めてお客さんが増えたりすると警備の人出てくるんですか?」
小渕「出てきます。絶対ホントはダメなんですよね。怒られたらすぐやめなきゃダメですね」
黒田「基本的に止められるという前提で歌ってるので。バーッと見えたら♪今君の…ちょっと待ってって感じです(笑)。右手で制止しながらこの曲で終わるからって言いながら歌うんです」
小渕「警備員さんにファンになってもらうことが一番いいんです」
黒田「ホンマに。曲が終わるまで後ろでこうやって聴いてくれてるんです」
千「そういうこともあるんですね。もう一枚。『お互いどうしても許せないところ、直して欲しいところはありますか?』」
小渕「起こしても、ほらもう始まるよってときに肩バン!とかはしないで欲しいですね。うるさいんじゃ!ってやられるんですよ(笑)。僕はいいんです。うちの事務所の社長が起こしたら一瞬こうグー出してましたからね。縦にグー出して(笑)」
黒田「実話なんですよ(笑)。覚えてないです。パッと目を開けた瞬間僕の目には何も映ってないんです。ただ怒りだけなんです。俺の眠りを妨げるのはーってなるんです」
千「(笑)新幹線移動とか多いじゃないですか。あの時間はどうなんですか、黒田さんは」
小渕「爆睡です。誰が起こすかジャンケンして決めるんです」
黒田「晩の9時頃東京出ると大阪着くのが11時とかなんで、家帰ってから眠れないんです。だから起きとかなあかん、絶対寝たらあかんわって思いながら寝てしまうんです、毎回」
千「ちょっとこの話面白いんで、黒田さん残ってもらえますか?(笑)小渕さん、ギターの用意の方を(笑)。大阪の南の方まで帰るんですよね?」
黒田「小渕はいつも起きてるんですよ。本読んだり作詞したりしてるんです」
千「すごいな」
黒田「で、僕も本読んだりして時間つぶしたら大阪着いてゆっくり寝れて、次の朝もしんどくないんやと思って小渕の本を横から見てたら、ものすごく眠くなってくるんです」
千「(笑)寝れるとき寝といたらいいですよ。そのうち何時間でも寝れるようになりますよ。自慢できるアドバイスじゃないですけどね(笑)」

(コブクロライブ)
『2人』『轍ーわだちー』
--CM--
千「拭いても拭いても汗がね…」
小渕「ポカリスエットが汗になったんでしょうね」
千「あー(笑)」
黒田「うまいこと言うな。ボディリクエストやからね(笑)。体がリクエストしてる」
千「いかがでしたか?小渕くんが飲んでるんですけど、黒田さん」
黒田「ここのホールが壮大な音になって僕の立ってるところに返ってくるんで気持ちいいです」
小渕「汗が出てる間は頭、脳味噌が動かないようになってるんです(笑)」
千「じゃインフォメーションを先に。8月29日にデビューアルバム『roadmade』!どんな仕上がりになってますか?」
小渕「コブクロがこんなこともやってたんだというぐらいいろんな音が詰め込まれた曲が入っています。10曲あるんですけど、ひとつの植木鉢に10個種を入れたような感じなんです。これから育っていって枝分かれしてセカンドアルバムができてって流れで」
千「いつか鉢植えをそれぞれ変えて、どんどん大きくなっていって10枚アルバム作れるみたいな。9月にはライブもあるってことで」
小渕「22日に渋谷公会堂です」
千「渋公って初めてですか?」
小渕「去年3曲だけオープニングアクトさせていただいたんです」
千「あ、いいでしょ?合うんじゃないですか?僕も大好きな場所なんですけど。駆け足できましたけどHPのアドレスを最後に二人で」
コブクロ「じゃ一緒に言おうか。せーの。コブクロドットコム!」
千「あ、そういうことで(笑)。今インターネットで見てる人は終わったらつないでください」
最後のエンディング曲のタイトルは『カクテキ』。
「僕も大阪の人間なんで、コブクロって聞くと韓国料理やったりホルモン焼きやったり、つい浮かんでしまうんですけど(笑)。四文字でカクテキっていうことで、行きはよいよい、胃の中に入るとウォーッと盛り上がって、スッと何事もなかったように出ていく、それを表現してみました」