Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.225 2005/09/14 ON AIR (guest:パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ)
「こんばんは!大江千里です。Live Depot!今夜はいきなりパフォーマンスからスタートです。パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ!」
(パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ ライブ)
『WAになっておどろう』
「改めまして、こんばんは。大江千里です。よろしくお願いします。演奏からスタートした今夜のこの時間ですけど、まずはパパイヤ鈴木とおやじダンサーズの面々、お一人ずつ自己紹介をお願いしましょう」
長谷川「普段は16トントラックの運転手をしてます、土曜の夜はちょっとエロなロックダンサー、長谷川16tです。よろしくお願いします」
松元「専門学校で先生やってまーす、松元ドカンです。よろしくお願いします」
大津「普段はこれでも介護福祉、ホームヘルパーのお仕事をやっております、大津年金手帳です。よろしくお願いします」
中嶌「こんばんは、みなさん。インターネット広告の会社で毎日働いてます中嶌ジュテームでーす!」
鈴木「本名は鈴木ひろし、パパイヤ鈴木です!」
千「(衣装が)マーブル模様っていうんですかね、それぞれちょっとずつ色が違いますけど」
鈴木「少し玉虫みたいですね」
千「玉虫(笑)。パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ、1998年に結成、2000年の全国ツアーでは一万五千人を動員。パパイヤ鈴木さんのこともみなさん、もうご存知だと思いますが振り付け師、タレントとして大活躍。元は歌手なんです。世界歌謡祭まで」
鈴木「18回の時に日本代表として武道館で」
千「普段はマニュピュレイティングとか」
鈴木「レコーディングエンジニアみたいなことも。細かい作業、好きなんですね、基本的に。振り付けも似てるんですよね、言葉と歌詞を上手く合わせて遊んだり」
千「なるほどね。今度よろしくお願いします(笑)。昨日、残暑戻ってきて暑かったですけど体調はどうですか」
鈴木「夏太りしましたね(笑)。ここは何か僕、変なんですよね」
千「汗はいっぱいかきました?」
鈴木「辛いもん食べたりして汗はかいたんですけど汗が引いたら涼しいだろうと思ったら、引くこともなく。カプサイシンってやつですか、あれは食欲を増加させますね」
千「食はすべての基本ですからね。今夜どんなふうになるのかラジオ聴いてるみなさんに一言」
鈴木「ラジオ聴いてる方はラジオなのに踊りが伝わるような、そんなライブを目指して頑張ろうと思います!応援、よろしく!」
(パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ ライブ)
『舞いWAY〜油ギッシュラブ』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールから生中継、大江千里のLive
Depot!今夜のゲストはパパイヤ鈴木!」
鈴木「どうもー!」
千「おやじダンサーズのみなさんにはちょっと汗を拭いて頂いて。僕はピアノの前に、そしてパパイヤさんはかなり今日は近い距離ですけどソロで、今日は僕のピアノでこんな曲を歌って頂きます」
(セッション)
サザンオールスターズ『素敵な夢を叶えましょう』
(千里さんのピアノ演奏に合わせてパパイヤ鈴木さんがそれまでとは全く違うしっとりとしたボーカルを聴かせました)
千「この曲はサザンオールスターズ、98年の」
鈴木「これは僕好きで。おやじダンサーズを作って最初に面白いって言ってくれたのが桑田さんなんですよ。初めてツアーに参加させてもらって、そのツアーのアンコールの一番最後の曲がこの歌だったんです。素敵な夢を叶えようねって言われて、たまんなかったですよね」
千「自分自身の人生の中のすごいいいタイミングで」
鈴木「素敵な夢を叶えてくれたのが桑田さんだったんですよね。それが嬉しいなと思って好きなんで一緒にやらせて頂いて」
千「大事な曲を一緒にやらせて頂いて僕の方こそありがとうございました。ライブでこの曲を弾き語りすることもあるそうですね。ピアノですか」
鈴木「ピアノです。僕、ピアノが全く弾けないんです。このツアーのために本当に練習して、押すだけです。ドーン、ドーン、押すだけでピアノ弾いて歌ってたんです」
千「それってすごくいい話ですね。ピアノって上手く弾いて聴かせるもんじゃないじゃないですか。特に弾き語りっていうのは自分の歌を、心を伝えるために楽器からエネルギーを引っ張るわけですから。押すっていうのはエネルギー注入ですから」
鈴木「ピアノがちょっと下手で、でも頑張ってやってんですよ。嬉しいなぁ」
(パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ ライブ)
『恋のテレパシー』『恋のダンス天国』『決して忘れないさ』
千「今日おやじダンサーズのダンスを間近で見れてすごい楽しかったんですけど。最後の曲ってパパイヤさんにとって音楽ってすごい大事なんだなってわかるんですけど、今日は歌をちゃんと届けるぞって気迫がものすごく伝わってきましたね」
鈴木「ちょっと恥ずかしかったです」
千「とんでもないです。いい歌を聴かせて頂いてありがとうございました。さて、今夜も一枚の写真をこの番組用に持ってきて頂きました」
鈴木「(ディスプレイに写真が写った途端に)うわぁ、懐かしい」
千「(笑)、リアクションがすごい早かったですけど。これはアーティスト写真、いつ頃ですか」
鈴木「これは98年の結成した当時の写真なんですけど、今よりメンバーが二人多くて」
千「彼らは今はもうやめられたんですか」
鈴木「もう、それぞれの道を歩んで」
千「そもそも、どういういきさつでおやじダンサーズは結成されたんですか」
鈴木「僕は振り付け師やってたんですけど、色々クラブイベント行ったりすると何十組とか見てるとみんな同じような感じに見えてきちゃって。何がここにきたらすごい面白いかなってなったときに、見た目がダンスを感じないもの、そういう人たちが踊ったら格好いいのかなって」
千「一見ダンスをやるだろうなって見えない人たち」
鈴木「いかにも踊れそうな人が踊れなかったりすると、うわぁって思うんですけど、全く踊れなさそうな人が多少踊ったら、オッて言われるのかなって(笑)。そういうずる賢いところから出て。当時はおやじという言葉がいつのまにか悪くなってたじゃないですか」
千「おやじ臭い、みたいなね」
鈴木「おやじギャグとかね。おやじ狩りなんてひどいものがあったりとか。おやじダンサーズって名前から付けたんですよ」
千「あーコンセプトが浮かんできて」
鈴木「よく音楽とか作るときもタイトルが浮かぶことありますよね。あとは中身をどうするかってことで友達に電話して、踊りとかやってなさそうでやってる人いない?って聞いたら、結構いるよって。で、みんなの写真送ってもらったときに僕は衝撃を受けました。ここまでひどくなくても」
千「(笑)」
鈴木「もう少しぐらい踊りを感じてもいいかなと思うくらい。だって中嶌さんなんか放送で言えないような顔してましたから。上か下かもわからないくらい髭はやしててダンス歴25年とかね。そんな無駄な時間とお金をかけてるっていうのが、それがすごく嬉しかったんですよ。多分バレエ教室でも珍しい人なんですよ。またあの人来てるよっていう」
千「若い人いっぱいいますからね」
鈴木「なんでやってるのっていうタイプなんです。だから僕はいいなぁと思って」
千「踊ってるときの笑顔が素晴らしいですよね」
鈴木「僕ら、激しくて切なくて精力絶倫っていうのがテーマなんですよ。これだけは若いもんに負けんという。最近その中にはかなさが入ってきたんです。笑顔がはかないんです。たまに『かわいいー』って聞こえてくるんですけど、それがどうしても『かわいそう』に聞こえるんです」
千「(笑)、はかないっていうのは、どっかに感じさせる、ね」
鈴木「ダンスは顔じゃないなって思ってね」
千「(笑)、ありがとうございます、いい話聞けましたよ。(アルバム、ディナーショー、新ユニットの紹介)おやじダンサーズのツアーっていうのは来年の秋とかですね」
鈴木「はい、メンバーが欠けてもやります。最後の一人になるまでやりますから。補充はしません!」
エンディングテーマは『おやじたちへ』