Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.227 2005/09/29 ON AIR (guest:椿屋四重奏)
「こんばんは、大江千里です。ようこそ!今夜はロマンチックかつダイナミックなロック、たっぷりとみなさんにお送りしたいと思います。椿屋四重奏!」
(椿屋四重奏登場)
千「はじめまして!お一人ずつ自己アピール、担当、名前を一言ずつ」
中田「ボーカル、ギター、中田裕二です。よろしくお願いします」
永田「ベース、永田貴樹です。よろしくお願いします」
小寺「ドラムの小寺良太です。よろしくお願いします」
千「椿四重奏、2000年にボーカルの中田さんが19歳のとき仙台で結成して、何回かメンバーチェンジして2003年にメジャーデビュー、先日セカンドフルアルバム『薔薇とダイヤモンド』が出ました!私、昨日新潟に行ったんですけど、新潟の放送局にもポスター貼ってありましたね。来週から全国ツアーもスタートというかなり忙しい時期にやってきてくれたわけですけど、一言頭で聞きたいんですけど、艶ロックっていうのを一言で言うと?」
中田「僕は基本的なことが艶ロックだと思ってるんですけど。色っぽくて華やかで、ロックはそういうのがあると思うんです。そこをわかりやすく僕らはやっていこうと思って艶ロックって呼びだしたんですけど」
千「漢字を持ってきてるのが日本語にこだわってるのがあるんですよね、きっと」
中田「そうですね」
千「今夜のステージへの意気込みをラジオを聴いてるみなさんによろしくお願いします」
中田「今日は生だし東京FMということで、Live Depotは実際スタジオの行き帰り、主に帰りですけど聴いてたりしてたんで」
千「え、そうですか。ありがとうございます」
小寺「こないだPONTA BOXさん出てたときにも聴いてたもんね」
中田「超プロフェッショナルな方が出てるんで僕らが…みたいなところあるんですが」
千「何をおっしゃいますやら。熱気で最高の夜になりますよね、みなさん(会場から拍手)」
中田「よろしくお願いします」
(椿屋四重奏ライブ)
『プロローグ』『手つかずの世界』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールから生中継、Live Depot!僕も下手のデポピアノに向かってセッションタイム始まりました。今夜のゲスト、椿屋四重奏!ステージの楽器のセットアップも含めて椿屋は抜けがいい感じですね」
(セッション)
玉置浩二『メロディー』(千里さんのピアノも含めた演奏に合わせて中田さんがボーカルを取りました)
千「この曲は玉置浩二さんが96年にシングルとしてヒットさせた曲で。他のアーティストとこうやって演奏する機会ってあるんですか」
中田「いや、あんまりないです。すごい光栄です、大江さんみたいな大御所と。なんか違うバンドを結成したみたいな感じで」
千「大御所なんて(笑)、僕も楽しかったですよ。公の場所でカバー曲をやるときっていうのは気分的に違いますか、自分たちの曲を演奏するときと」
中田「こうやってバンドでカバーするのっていうのは初めてですね」
千「玉置さんはすごい好きだったんでしょ?」
中田「僕にとっての神様っていうか一番憧れてる歌い手さんですね」
千「どういうところが?」
中田「歌うだけで人を幸せに出来てしまうっていうのが。それぐらいのエネルギーを感じますね」
(椿屋四重奏ライブ)
『紫陽花』『熱病』『螺旋階段』
千「今夜も彼らは秘蔵の写真を持ってきてくれました。(ディスプレイ見ながら)会場、微妙な反応なんですけど。和服なんですよね、ステージ写真ですか。何を着てるんですか」
中田「これはお坊さんが掃除するときに着ている作務衣で」
千「髪も短いですね、かなりモンキースタイルな」
中田「なんか野球部みたいですよね、これ」
千「今日聴いた音楽とかなり雰囲気が違うんですけど。何でこういうふうな和装でステージをやろうって?」
中田「この頃はバンド結成当初、愛国心に目覚めて」
千「愛国心?」
中田「僕ら、日本人だっていう」
千「ああ、そういう意味ね」
中田「日本人として日本の素晴らしさを音楽通して伝えていけたらなという思いでやったら、やり過ぎちゃって」
千「こう言っちゃ何ですけど形から入るタイプですか」
中田「そうですね、影響されやすいっていうかね(笑)」
千「(笑)、最初の頃はルールとかあったんですか」
小寺「ありましたね。途中から入ったんですけど面接をしたんだよね、モスバーガーで。まず、その髪を黒く染めて頂きたいと」
千「え、茶髪禁止?他に禁止は何かあったんですか」
中田「最初の頃はひどくて、外来語禁止令という」
小寺「カウント、ワン、ツー、スリーって言うじゃないですか」
中田「ダメ!ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉと言いなさいと」
千「(笑)、オォーイェーとかダメなんですか」
中田「今では言ってますけど、その頃は止めてくれって言ってたんですよ。よく、お客さんはイェーとか言うじゃないですか。言うなって言って、ヨォッて言えと。言うほうも言うほうですけど(笑)」
千「生活の方も和風なんですか」
小寺「洋風…」
中田「ハートが大事ですから」
千「上京して五年経つという話ですが、五年の中で引っ越しを七回くらい…」
中田「はい、五年で七回してますね」
千「引っ越ししすぎじゃないんですか」
中田「しすぎですかね。大江さんはどうですか」
千「僕もよく引っ越しするタイプなんでね」
中田「何回くらい?」
千「僕は20年で17回ですね(笑)」
中田「(笑)、俺よりすげえ」
千「だから、どういうときに引っ越したくなるのかなって聞きたかったんですが」
中田「作る作業って煮詰まったりするじゃないですか。環境まで煮詰まっちゃう感じがしまして、すぐに場所ごと変えてみようっていうくらい気分転換したいなと」
千「場所を変えると曲もパッと?」
中田「結構そうですね」
千「セカンドフルアルバム『薔薇とダイヤモンド』が出ました!これに込めた気持ちを聞かせて頂きたいんですけど、今日一言も喋ってない永田さんに聞きたいんですよね。リハーサルのときはメガネをかけてましたけど」
永田「この作品、前回よりものすごく良く、いい作品になってまして、はい。何回聴いても飽きないらしいです」
千「永田さんは作ったあと改めてリスナーとしてどういう場所で聴くんですか」
永田「普段ヘッドホンして聴いてるんですけど、移動中とかに格好いいと思いながら」
千「(笑)、そういうとき窓に映った自分はニヤッとしてるわけですか」
永田「そうです(笑)」
千「中田さんの方からも」
中田「初めて自分が好きな理想としてきたロック像を自覚的に自信を持って、そういうコンセプトの元に作りまして。だから自分でも愛すべき作品というか、やっと心から愛せる作品が出来たなと思ってまして」
千「10月からは全国ツアーがスタートします。『Rock on Gentlemen』、これは?」
中田「自分たちにとってロックは高貴なるっていうか崇高な、ということで。ということで僕らはロック紳士ですって言ってるんですけど、そういう意味を込めて」
千「じゃ、みんなにはどういうふうにいて欲しいですか」
中田「裸の心でというか先入観なしにそれぞれに楽しんで頂けたらなと思います」
エンディングテーマは『椿屋フーガ ト長調』