Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/

Vol.229 2005/10/13 ON AIR (guest:バンバンバザール)
「こんばんは、大江千里です。ようこそ!今夜のLive Depotはジャズ、ブルース、カントリー、ハワイアン、世界中の音楽を自分たちに取り入れて、彼ら流の音楽を作り続けています、そんなライブバンドが登場します。バンバンバザールです!」
(バンバンバザール登場)
千「Welcome to Live Depot!三人思い思いのシャツを着ての登場です。それではお一人ずつ担当楽器、お名前、一言挨拶をお願いします」
福島「ボーカル、ギターの福島康之です。よろしくお願いします」
富永「ギターです。今日はよろしくお願いします。富永です」
黒川「ベース、コーラス、あと新人担当、黒川です。よろしくお願いします」
千「三人で妙にバランスが取れてるようで取れてないような(笑)。簡単に紹介させて下さい。1990年にリーダーの福島さんを中心にジャズバンドとして結成、これまでに10枚のアルバムをリリース。結成以来一貫しているのはライブを大事にするのと生のサウンドにこだわること。もちろんライブ活動を精力的にやってます。2002年からキャンプ場を借り切ってのライブイベント『勝手にウッドストック』」
福島「勝手にやらせてもらってます(笑)」
千「とにかくライブにこだわった活動を続けているということですけど、年間どれくらいですか」
福島「先日、富永くんが数えてくれたんです。今日は104本目」
千「素晴らしい!今年は多い方ですか」
福島「いや、例年こんな感じです」
千「夏フェスとかも結構出られたんでしょう?」
黒川「すごく出てましたよ。ずーっと観るばっかり。歩いて歩いて泥だらけですよ。時々握手求められるんですけど断って、ずーっとライブ観てるんですよ」
千「それが夏フェスの楽しみですもんね。この秋はどんな日々なんでしょうか。三人は三軒茶屋にカフェ&レコードの店を…」
福島「レーベルとレコードショップとカフェと集会場を」
千「いいですね。音楽好きが集まるわけですね。演奏の前にラジオを聴いてるみなさんに一言、今日のやる気を聞かせて下さい」
福島「秋らしくアコースティックでノレる感じの曲を聴いて頂きたいなと」
(バンバンバザールライブ)
『明るい表通りで』『マリアッチ』『恋のフィーリング』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールから生中継!大江千里のLive Depot、今夜のゲストはバンバンバザール!僕も下手のデポピアノに向かって今日はバンバンバザールプラス千里でセッションをやりたいと思います」
(セッション)
ささきいさお『真っ赤なスカーフ』
(懐かしすぎです、この曲。もの悲しいメロディを結構淡々と福島さんが歌っています)

千「これは『宇宙戦艦ヤマト』のエンディングテーマでしたね。作詞、阿久悠先生、作曲、宮川泰さん。この曲は誰のアイディアで?」
福島「僕が小学校時代に本当に好きで、なんか心に引っかかっていて」
千「かなりダンディな曲ですよね」
福島「小学生ながら、そんな男のダンディズムに憧れてて、いつかこの歌を歌ってやろうと思ってて今日は実現しました!」
千「おめでとうございます、一緒に加われて最高です。普段のライブでカバー曲をやったりすることはあるんですか」
福島「多いですね、僕たちはジャズのスタンダードがすごく好きで」
千「例えばどんな?」
黒川「最初に歌った『明るい表通りで』は有名なスタンダード曲で、他にも日本語に訳して」
千「日本語に訳して自分たちの言葉でっていうのがいいっすよね」
福島「ジャズって大人の音楽って決めつけちゃってる感じがあるので、そうじゃなくて、もうちょっとわかりやすいポップな部分を」
千「『My Foolish Herat』とか『いつか王子様が』とか、スタンダードの短いフレーズにポップないい曲いっぱいありますもんね。最近のライブでカバーやって、これは面白かったなっていうのを教えて下さい」
福島「一番面白かったのは『ハッとしてGood!』ですね。あれ、すっごいジャジーなんです」
(バンバンバザールライブ)
『早稲田通り』『恋はねずみ色』『夏だったのかなぁ』『FRIDAY NIGHTエビフライ』
千「お疲れ様でした!いかがでした?今日は」
福島「あっという間に終わってしまいました!いい感じです、まだまだやりたい感じですね」
千「本当にそうですね。さて、今夜もバンバンバザール秘蔵の写真をこの番組に持ってきてくれました。(ディスプレイ見ながら)これ、北島三郎さん…北島三郎さんと握手している福島さんの写真、短パンはいて嬉しそうですけど。これ、いつ頃の写真でしょうか」
福島「これは八月の後半に函館へライブへ行ったときの写真なんですけど」
千「函館にこういう場所あるんですか」
福島「北島三郎記念館あります。これ、すごいんですよ。ライブ終わったときに絶対行ったほうがいいってみんなに言われて、それで行ったんですけど全編ジオラマ、等身大の北島さんがいろんな部屋にいて。幼少期の北島さん、青年期の北島さん、そして東京に出てきた北島さん。そして大ヒット、そのジオラマ全部終わったところで二階の方に上がって下さい、疲れたー、上がっていきます、そうすると『まつり』という曲あるじゃないですか、『まつり』のステージがあるんですよ。ちょうどスペース、ここぐらいですね。同じくらいのホールに祭りのための山車ですか」
黒川「光る車があればが置いてあるんです。上になんとロボットサブちゃんがいるんです。ものすごいですよ」
千「メカニックな感じで動くわけですか、なるほど。そのあとにこれがあるわけですか」
福島「終わって開くと北島さんの銅像が待っていて、手を出して待っててくれるんです。手に触れて握った瞬間に『ありがとう』」
千「(笑)、本当?」
福島「そして今握手し終わりましたね。離れて。次、黒川くんが握手したときには『また来て下さい』」
黒川「ここまでロボットなんですよ、ビックリしました」
千「うわぁ、すごい。観光スポットは押さえるタイプですか」
福島「ツアー生活が長いので意外ともう見てる感じがあるんですよ、あらゆるところ。これはちょっと衝撃」
千「函館行ったときは僕も行ってみたいと思いますよ。ロボットサブちゃん、見てみたいですね。普段はどんな音楽聴いてるんですか」
福島「ジャズが多いですかね」
千「今度ライブやるじゃないですか。どんなライブになりそうですか」
福島「バンバンバザールデラックスと言って、今日は三人でオーソドックスバザールで、デラックスバザールは九人編成で、すごい古いジャズのスタイルですかね」
千「それは楽しみですね。アルバムの話も押さえておきましょう。八月に出ました、タイトル『十』!一言アピールを」
福島「とにかく僕らが小学校、中学校のときに聴いていたベストテン的なごった煮サウンドというんですかね。二位大川栄作、一位レベッカ、くらいな。ごちゃごちゃな感じっていうのをアルバムの中で表現したくて」
千「(笑)、それは楽しみですね。『勝手にウッドストック』っていうイベント、あれ、いいですよね。近所でやんないんですか」
福島「今年まで四年間相模湖でやったんですけど。来年こっそりどうですか、千里さん」
千「いいですね。それまでに野外で色々作れるように練習しときます。あとでちょっとメール交換して(笑)、計画を立てましょう」
エンディングテーマは『バザールのあと』