Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.232 2005/11/03 ON AIR (guest:より子)
「こんばんは、大江千里です、ようこそ!今日は文化の日、しかも大安ということで、みなさん、どんなふうに一日を過ごされたんでしょう。今夜のゲスト、シンガーソングライターのこの方です、より子さんです」
(より子登場)
より子「どうもこんにちは、より子です」
千「初めまして。自然体ですね、リハのときからお会いしてますが本番と全然衣装も替えず普段のまま」
より子「めちゃめちゃ緊張してますよ(笑)」
千「そうですか、よろしくお願いします。白のジャケットにジーンズ、ステッチが施されています。簡単な紹介をさせて頂きたいと思います。1984年生まれ、5月13日、スティービー・ワンダーと同じ」
より子「そうなんです、自慢ですね、私の」
千「自慢ですよ。今、来日中ですね」
より子「あ!あらまぁ(笑)」
千「(笑)。小さい頃から音楽が大好きでピアノは独学で学んで、今月1日にアルバム『Cocoon』でメジャーデビューされました。昨日は両A面の3rdシングル『HIKARI/ダイアの花』が出たばかりです。より子さんはご自分のことを先ほどもお名刺いただいたんですけど、音屋より子というふうにおっしゃってますね。この音屋っていうのは?」
より子「シンガーソングライターじゃないですか。シンガーソングライターというより、より子は音自体を作るのが好きで音自体が大好きなんで、風鈴の鳴る音でも音と名の付くものなら何でもドンとこいという感じの子なので、シンガーソングライターというより音屋と」
千「今しゃべってるのも音声じゃないですか。ラジオとか全部ひっくるめて音屋の中に含まれるわけですか」
より子「含まれますね!」
千「じゃ、その中にシンガーソングライターより子さんが歌うっていうのも入ってくる?なるほど。自慢は耳でコピーすることだって聞いてますけど」
より子「そうですね。気がついたら耳コピをして、いろんな曲を弾いてましたね」
千「よく、それを耳がいいって言う人いますね」
より子「どうなんでしょうね」
千「いや、素晴らしい特技じゃないですか。つい先日風邪をひいて調子が悪かっただけに大丈夫ですか」
より子「大丈夫です、いっぱい寝たんで(笑)」
千「じゃ今日はベストコンディションで。一言メッセージをお願いします」
より子「今日は私のおうちに来たと思って聴いて下さい」
(より子ライブ)
『THE BLUE DAWN』『Part of Your World』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)前半より子さんが弾き語りをされていたピアノに僕が陣取りまして、そのピアノの近くにより子さんが今いる感じです」
より子「(千里さんがMCをしながら弾くピアノの音を聴いて)すごいきれい。さすが上手いですね」
千「(笑)、お互い褒め称えあいつつね、支えつつね、セッションですからね。より子さんは話せるとぶっちゃけトークというか面白そうですね。東京FMホールから生中継、Live
Depot、セッションタイムの時間です。今夜のゲストはより子さんです」
より子「こんにちは、より子です。楽しみにしてたんだ」
千「僕もですよ。今日より子さんが選んだ曲はこの曲です」
(セッション)
ジュヴェッタ・スティール『CALLING YOU』(千里さんのピアノ演奏でより子さんが歌いました)
千「1987年映画『バグダッドカフェ』の『CALLING YOU』という曲ですけど、どうでした?今日のセッションは」
より子「初めて人の伴奏で歌うということをしたんですけど。いつもピアノに座りながら歌ってるじゃないですか。すっごい緊張したんですけど、すっごい自分の可能性を見ました。すごい楽しかったです」
千「そっか、そっか(笑)。声とピアノがゴリゴリ響き合うっていうのがありましたね。元々好きな曲だったんですか」
より子「元々好きな曲ですね。ライブでカバーで歌ってたりもしてたんですけど」
千「静かなところから情熱がこもってくるってところが、その演出が憎かったですね。ライブで他の人のカバーとか歌われたりすることありますか」
より子「いろいろ『Time After Time』とか、あとあれが好き、『The Rose』。ああいう感じ大好き」
千「バラードなんだけど情熱がこもってるんですよね」
より子「そうです!そういうのが好きですね」
千「歌い手の人生観とかをどこかで重ね合わせてね。家でリラックスモードでいるときはどんな歌を?いきなりドラえもんの歌とか?」
より子「(笑)、そんなのももちろんあります。家でいるときはトイレとかお風呂、トイレで曲が浮かんだりするの。そういうとき急いで戻らなきゃいけないんで大変なの(笑)」
千「途中で手こずってると音符が消えちゃいますもんね」
より子「(笑)、一生懸命リピートして歌ってダッシュでピアノに向かって」
千「トイレで思いっきりリピートしてると曲が出来たぞと(笑)」
(より子ライブ)
『ダイアの花』『HIKARI』『Break the Cocoon』
千「お疲れ様でした。東京FMホールでやるのって初めてですか」
より子「初めてです。ここ、すっごい安心感がありますね」
千「さて今夜も一枚の写真を持ってきてくれました。(ディスプレイ見ながら)これはレコーディング風景?大きなスタジオにピアノがあって」
より子「これは今回の『HIKARI』をニューヨークで録ってきたと言ってるんですけど、これがそのニューヨークのレコーディングスタジオです」
千「ニューヨークって僕もレコーディング経験何回かあるんですけど、これ結構でかいスタジオですよね」
より子「ここね、意外とちっちゃいですよ(笑)」
千「ここで僕もよくご存知の方と一緒に」
より子「『HIKARI』を今回一緒に作って頂いてプロデュースしてくれた方なんですけど大江さんとも友達だったという不思議なつながりが」
千「『HIKARI』って曲はかなり前からあって、温めてた曲なんですか」
より子「はい。18のときにその方にニューヨークで会って友達としてずっと付き合ってたんですけど、この『HIKARI』ってより子ちゃん歌ったらいいじゃんって、じゃ、いいの?って言ってレコーディングするんならプロデュースしてもらおうよってことになって」
千「ニューヨークってレコーディングしてどうでした?日本語で周りのスタッフとコミュニケーションすると思うけどドアの外に出ると」
より子「でもすごく居やすかった。向こうは自分が自分でいることがあたりまえで。日本にいると時々切なくなることがある」
千「日本は人を気にしますからね」
より子「うん、私ってこれでいいのかな?どんなふうに見られてるのかって気になってきちゃうの。でも向こうにいると今私がやっていることにすごく自信を持っていて、今の自分でいいんだって思えてすごく解放されるのね。街の人とのコミュニケーションが自然じゃないですか。それがすごく嬉しくて」
千「じゃニューヨークっていう街の元気っていう空気が良かったんだね。これから作品をどういうふうに作っていこう、これからやってみたいことってありますか」
より子「ジャズライブをやってみたい。あともっと自分の音に素直に自分の音を表現してあげられるように自分がもっと大きくなりたいなと」
千「音屋ってさっき言ってたけど、これから映画の音楽っていうのもきっとあるでしょう」
より子「あーいいね!はい」
千「いろんな音に関することを自分でどんどん作っていきたいっていう意志がみなぎっているふうに思うけれど」
より子「出しまくってスタッフの人にはうざがられてると思います(笑)」
千「実現していかなきゃいけないからね。『オフの日はどんなふうに過ごしていますか』って」
より子「オフの日は友達と遊んでカラオケに行ったりとか焼き肉食べにいったりとか曲作ったりとか」
千「『どんな部屋に住んでいるんですか』って」
より子「私のHPがあるんですけど正にあんな感じです。そのまま再現したHPなんです」
千「自販機が置いてあったりっていうのは、あれはどういうことなんですか」
より子「置いてあるんです」
千「本当にあるの?」
より子「ピザを頼んで友達と遊ぶときはそこで100円で買ってって(笑)」
千「ちょっと聞いていいですか。100円入れるっていうことは仕入れして並べるっていうのあるじゃないですか、あれもやるわけですか」
より子「もちろん自分で(笑)。普通の自販機で100円のダイエットコークとかジンジャーエールを買ってくるの」
千「それが仕入れだ。で、売るときも100円で売ると。より子部屋って一回見てみたいな。色んな楽器もあるんでしょ?」
より子「バイオリンとかミニドラムセットとかベースギター、アコースティックギター、クラシックギター、ピアニカ、リコーダーとかいろいろ」
千「じゃ、近いうち、そういうトラックで歌ってるシングルとか聴けるかもね」
エンディングテーマは『リバーサイド・パーク』