ポカリスエットLive Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
 http://www.tfm.co.jp/senri/


Vol.24 2001/09/13 ON AIR (guest:オセロケッツ
「こんばんは。大江千里です。ようこそ東京FMホールへいらっしゃいました!先週はクラブクアトロに場所を移して、この番組始まって以来、初めての経験でしたけど、僕のバースデーライブをお送りしました。そして今週はいつものようにTFMホールへ戻ってまいりました」
 (オセロケッツ登場)
千「はじめまして。リハの時よりそれぞれTシャツが派手ですね、光ってますね」
森山「中井くんの重ね着の意味がよくわかんないです」
千「赤に赤を重ねてるっていうね。お一人ずつ自己紹介を」
松崎「ドラムの松崎です」
丸山「ギターの丸山です」
中井「ベースの中井です」
森山「ボーカルの森山です」
千「『Pain』が調子良かったり…きてますもんね、今ね」
森山「ちょっときてますね」
千「はい、自分で言うなよ(笑)。ふっといて(笑)。メンバーが四人いるのにマイクが三本ていう。真ん中で丸山さんと中井さんが(笑)。今夜の意気込みを、代表してボーカル、ギターの森山さんに一言」
森山「楽しく頑張ります!」


(オセロケッツライブ)

『Outer Song』『審判』
(フューチャープロスペクト)

-CM-

千「セッションタイム!」
 (千里さんのピアノに途中からオセロケッツの演奏が加わる)
千「オセロケッツを迎えて僕たち五人で今日ちょっと懐かしい、と言いましても…」
森山「そうですね、中途半端」
千「中途半端(笑)。その腕組んでこっちを(笑)。噺家の顔になってるよ、今。80年代前後ぐらいの曲ですかね。ちょっと懐かしめのこの曲をお送りしましょうか」
(セッション)
チープ・トリック『I want you to want me』
 (例によってボーカルは1番が森山さん、2番が千里さん)

千「これはチープ・トリックの77年のヒットソング、甘い罠という邦題がついてましたけど日本でむちゃむちゃヒットした曲です。お疲れさまです」
森山「お疲れさまです。いやいや、良かったですね」
千「本番でひとつになるっていうのはね、瞬間の美学がありますね。あの振りは何ですか?後半の…」
森山「わかんないですけど、うちのリーダーが波乗りの振りを途中の手拍子するとこでし出しちゃって。おいおい、どっちしたらええねんて」
千「さてオセロケッツと大江千里のセッションはチープ・トリックの『I want you to want me』。これはどういうときに思いついたんですか」
森山「僕も70年代後半のアメリカンポップとか好きで。わりとメジャーめかなと思って。とは言いつつ、中井くんが決めてんな、チープ・トリックやろうやって」
中井「この曲、大好きで。特にBメロの後半あたり、いつ聞いても胸キュンなんですよ。古い言葉なんですけど胸キュンなんで、お二人の声で聴かせて欲しいなということで」
千「うまい!(笑)元々学生時代に軽音で。もう何年ですか?」
森山「来年で出逢って十周年になるんです」
千「大阪でライブやって。奈良でしたっけ?」
森山「大学時代は奈良なんですよ。帝塚山大学ってところで。三流高級大学と言われてますけど」
千「僕も学園祭行かせてもらいました」
森山「マジっすか?ほんじゃ、俺らちょうど見れてないなぁ」
千「うーん、かなり前やけどね(笑)。でも来年で十年、やっぱ続いてきてて、ライブパフォーマンス見てても場所とお客さんの距離感みたいなのがガッチリと…舌噛んでしまった、今(笑)。ね?ずっとやり続けてきて」
森山「ライブはずっとやってますね。最近また楽しくなってきて」
千「初期の頃のワイワイ楽しかったのとまた違う感じで」
森山「今すごい仲いいんですよね。四人でプール行ってみたりですとか」
千「公共プールみたいな?」
森山「あと、鬼ごっこしてみたりとか(笑)」

千「えーと、質問がきてます。『他の三人にこれだけは負けないと思うのはなんでしょうか?』」
森山「僕は酒癖かな?負けないっすよ。記憶レスです」
中井「わがままぶりですかね。俺がこうやって言うたらこうやって」
千「富士山登る言うたらみんなついていくしかない」
森山「辛かった、あれは」
中井「なんかわかんないんですよね。俺が言ってんのにそれをダメって言われると、いや、わからへん、なんで?行こうや、みたいな」
千「じゃ何?そのバス待ってってバスが先に出たら、なんでやねんみたいな?」
中井「そう!そんなノリですかね」
松崎「僕は気を遣うことですかね」
全員「アホな〜。女の子にだけやん」
丸山「お金がないことですかね」
千「(笑)最後、シューッと」
森山「(笑)尻つぼみなりましたね。リアルやからコメントでけへん」
千「いやでも、お金なくても一番派手なTシャツ着てない?」
丸山「これも借りもんですから」
千「そんなまた(笑)。話がシューなってるちゅうねん。迷彩でキラキラしてるっちゅうねん(笑)。『昔、森山くんは似ている有名人に大江千里さんの名前を挙げていたみたいですが実際お会いしてみてどうですか?眼鏡つながりだけ?』」
森山「(笑)ボクも眼鏡ずっとかけてますから」
中井「でも似てはないよね」
森山「でもそんなに国は遠くないよ」
千「(笑)何人や?日本人同士や。いつぐらいに言うてたんですか」
森山「えー、覚えてないです。すいません!先輩(笑)」
千「なんやねん、それ(笑)。話しぼんでもうたわ。『曲ができるのは一日のうちのいつが一番多いですか』」
森山「えー、僕はいつでも作りたいときに作るタイプなんで。いい曲とは限らないですけど。作りたいときに集中して作るんで」
千「それはいいっすね」
森山「時間はあまり関係ないです」
千「僕は大概夜なんです。か、朝方か」
森山「夜中とか思いついても僕はおっきい音出せないとこ住んでるんでダメなんです。夜中ってすごいこと思いつく時間なんですよね」
千「でもそれを録音するにはあるボリュームがいると」
森山「そうなんです。大声で歌っておかないとウィスパーボイスになりますからね」
千「『オセロケッツの方と大江千里さんは今ツアー中ですがツアーの旅先での楽しみとか過ごし方を教えてください』」
中井「あるツアーの時は全国城とか巡ったりしました。天守閣見たらワクワクするんですよね」
千「どこらへん回りました?松江城とか…」
中井「あー、行きましたね」
千「あそこ、アナウンス結構怖いでしょ?(低い声で)『この城には敵が攻めてきたときように作ってある』(更にピアノ弾きながら)『松江城にようこそ、シジミは食ったかい』。こんなん、嘘なんですけどね(笑)。聞くところによると森山さんが風呂に入るのが好きで」
森山「そうですね。僕、服とか嫌いなんで脱いでる方がいいんですよ。基本的に全裸になりたい」
千「なるほど。ステージとかもし許されれば…」
森山「許されれば出てますよね、全裸で。丸山くんの方見てますけど」
丸山「おいおい、巻き込むなよ」
森山「いつも裸やんか、楽屋とか」
千「丸山さん、今喋ってもらいましたけど、松崎さん、なんか言いたいことあるんじゃないですか」
松崎「僕は服が大好きです」
千「(笑)温泉なんか行くことあると聞いたんですけど」
森山「温泉とかサウナとかよく行きます」
千「東京にいるときも曲作りに煮詰まったらどっかのミニ温泉とかあるじゃないですか」
森山「健康ランドとか?でも僕は騒ぎたい方やからメンバー一緒に行ってくれないと寂しいんですよね」
千「なんで行かないんですか?一緒に」
森山「誘って行ってくれるなら行ってくれますけど」
中井「たぶん気遣ってるんですよ、僕以外はみんな気遣うんですよ。僕が気ぃ遣わへんから、今度行くぞ!って言うんですけど。言ってくれたら行くのにね。ただチャリンと発生するかも」
森山「なんでやねん。お金好きやな、おまえ」
 

(オセロケッツライブ)
『Pain』『もしかして君だけが苦しいって思ってないかい?』
--CM--
千「どうでした?この東京FMホールは」
森山「ものすごくやりやすかったです。楽しかったです」
千「3rdアルバム。タイトルが『Eject』。よくカセットなんかでEjectって。なかなか出てけえへんかったら不安になったりするんですけど」
松崎「そうです。吐き出す、みたいな意味があるらしくて。僕らのたまったものを吐き出しました」
千「じゃ結構最近のやつだけじゃなくて今までたまってたやつ全部、ブワァーッと吐き出して。なるほど。さっき富士山に登ったって、ヒット祈願なんですか?」
森山「最初は中井のわがままから始まったんですけど」
中井「ですが最終的にただ登るだけじゃあれなんで、ちょうどアルバム出るタイミングだったんで。よくそんな話を聞いたんですよ。いろんなアーティストの人がやったって。僕らもあやかってみようかと」
千「日本で一番高い山の頂上まで行って来たんですか。景色はどうやったん?」
森山「夜中から上がって朝にお日さん見るっていう、ご来光言うやつを。そこはきれかったですよ」
中井「帰りがうだうだなって。だるかって。あんまりいい思い出になってないですけど。でもメンバー全員、何だかんだ僕のわがままについてきてくれたんですけど。頂上で思たんが、このバンド、根性あるなって思たんですよ」
森山「おまえ、行かせといて、むかつくわ(笑)」
中井「普段、体育会でもなんでもないやつ、スポーツもせんやつがしんどいわ言いながら最後まで一緒に登ってくれたんで」
森山「あれ、途中で帰られへんもんな」
中井「でもほんとに登られへん人は8合目とかでリタイヤとかしはんねんて。でも全員登れたんで、これは頑張っていけんな、こいつらとこれからも、リーダー安心やわみたいな」
千「あの…ひとつだけ。エレクトリックボー?ていう楽器を全部の曲に入れてるって。どういう楽器ですか?」
森山「それは今持ってきますけど。決してラジオ的じゃないぞ」
千「ホッチキスみたいな感じ。これ?これ、どうやって?」
丸山「ギターにあてるんです。これを持って弦にあてると音がビヨーンと伸びるんですよ」
千「へぇー。これ、ピアノとかにやってもそうはならない…?」
森山「(笑)ならないと思います」
最後のエンディング曲のタイトルは『エレクトリックボー』。
 (かなりこの楽器に興味をもったらしい?ピアノに使ってみたい?)
「僕も『first class』が出て全国ツアーがスタートしました。ちょうどオセロケッツと同じですね。渋公が終わりまして、明日仙台。で、札幌、新潟と旅で回るんですけども頑張って僕もいいライブやりたいと思います」
 (さりげなく最後は宣伝モード?)