Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/

Vol.243 2006/01/19 ON AIR (guest:Emi)
「どうも!東京FMホールへみなさん、ようこそおいでくださいました、大江千里です。Live Depot2006年最初の公開放送です。今夜のゲストをお迎えしましょう、ル・クプルのEmiさんです、どうぞ!」
(Emi登場)
千「こんばんは!」
Emi「こんばんは」
千「ワインレッドのお召し物にちょっと長めのスカートで」
Emi「母の着物をアレンジして洋服になったの」
千「へーっ。ちょっとEmiさんを紹介したいと思います。94年にル・クプルでデビューされて2001年からソロ活動を始めて英語のカバーアルバム二枚をリリース、これがアジアの各国で大ヒット。去年11月には森亀橋?これはどういう?」
Emi「三人のプロデューサーの森俊之さん、亀田誠治さん、佐橋佳幸さん、この三人が私のプロデュースをしてくれたという初めてのソロのオリジナルです」
千「いろんなジャンルの歌を歌ってるEmiさんですけど、今年新年早々アジアで歌われたとか」
Emi「こないだシンガポールとマレーシアへ行って帰ってきたんですけど」
千「熱いファンの声援を聞かれたという噂を」
Emi「そうですね。私の音楽性から言うとキャーッとかワーッとかあまり言ってもらえないんですけどマレーシアでは出た途端にワーッみたいな。ビックリしました。ライブ会場もハードロックカフェだったんですけどロッカーになった気分でした(笑)。でも歌はシーンとした感じで、すごいギャップでしたね」
千「でも嬉しいですよね、音楽が国境を越えていくっていうのは」
Emi「嬉しかったですねー」
千「今日はどんな感じになるかラジオ聴いてらっしゃるみなさんに一言お願いします」
Emi「ゆっくり眠って頂けたら嬉しいです。あ、ダメですよね、運転してる方がいますからね」
千「そうですよ。それくらいリラックスして」
Emi「あ、そうです。眠らないギリギリのところで聴いて下さい」
(Emiライブ)
『Fields of Gold』『Desperado』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールからお送りしている大江千里のLive Depot、今夜はル・クプルで活躍中の現在はソロ活動を行っているEmiさんです!僕は今中央のスタンウェイの前に座ってるんですけどセンターにはEmiさんがスツールに座って。微妙な距離感ですね」
(セッション)
ルイ・アームストロング『What a Wonderful World』
(千里さんのピアノ演奏に合わせEmiさんが歌いましたが千里さんのピアノがEmiさんも言っていた通り格好良かったです)

千「この曲を選ばれたのはどういう理由からですか」
Emi「私のアルバムに入ってるんですけど大江さんと一緒にセッションするのに格好いいかなーと思ったんです。格好良すぎましたね、すごい、ピアノが。私、お酒飲めませんけど、ちょっと飲んじゃおうかなーって(笑)」
千「それは嬉しい(笑)。Emiさんにとってどんな意味合いを持っている曲なんでしょう」
Emi「とてもイメージが膨らむというか景色が見える感じなんですけど」
千「シンプルな言葉ですけどね」
Emi「最終的に、あ、今生きてるこの世界って本当に素敵だなって思える毎日が輝いてくるのが理想だなって思うんです」
千「Emiさんは洋楽少女だったんですか。どんな曲を小さい頃?」
Emi「幼稚園とか小学生、中学生までは日本の歌謡曲ばっかり聴いて」
千「どんな感じの?」
Emi「森昌子さん、桜田淳子さん、山口百恵さん、そのへんとか浅田美代子さん。年がばれちゃいますけど。そういうのが好きな時代もあって。10代の半ばくらいから急に英語の曲が素敵だなって。オリビア・ニュートン・ジョンの声を聴いたときにすごい素敵って。なんてきれいな声なんだろう、こういうふうに歌えたらいいなってきっかけで少しずつ」
千「曲との出逢いって本当に不思議ですよね。ある日突然どっか引っかかっちゃうんですよね」
Emi「そうですよね。こんなに世の中にいっぱい曲があるのに一つの曲との出逢いで人生変わったりしますもんね」
(Emiライブ)
『ひだまりの詩』『海よりも虹よりも』『eternity』
千「ル・クプルでホールで一番最初にコンサートやったのはこの場所だったんでしょ」
Emi「そうなんです。初めてのホールはここだったんで蘇りますね」
千「伸びやかな声でいろんな情景を見せて頂きました。ありがとうございました」
Emi「こちらこそありがとうございました」
千「今日もEmiさん、一枚の写真を持ってきて下さいました。(ディスプレイ見ながら)ゴールドディスクの授賞式?社長室みたいなところにいますけど」
Emi「さっき話しましたマレーシアのハードロックカフェでライブやったんですけど、その前の日が記者会見みたいな会場で、その場所でプラチナディスクの授賞式があったんですね」
千「香港のチャートでも一位になってましたよね。プラチナが三つですか」
Emi「ですかね。私もよく把握してないんですけど。ひっくるめていくらみたいな(笑)」
千「(笑)。これはハードロックカフェで後ろにはオノヨーコさんとかいろんなアーティストのゴールドディスクとかプラチナディスクとか取った方が額に飾ってありますけど。いろんな国で発売されてて」
Emi「アジアが多いんですけど」
千「マレーシア、シンガポール」
Emi「香港、台湾、韓国、中国」
千「さっき向こうのオーディエンスの人がウワーッてすごいアプローチしてくれるって話をしてましたけど、MCとかどう進めていくんですか」
Emi「日本と違っていろんな民族の方がいらしてるので、一応中国語は少し習って挨拶ぐらいはして、あとは英語で。どうしてもその場で言いたくなっちゃったら日本語で言っちゃったりとか。伝わるもんですね、伝えようって思う気持ちが大事なだって思いました。意味がわかんないけど、この人何か言いたいんだろうってね(笑)」
千「(笑)。そして去年11月には日本語でのオリジナルアルバムが出ました。Emi with 森亀橋。実際どうでした?レコーディングされて」
Emi「とにかくみんな忙しい人たちなんでスケジュール合わせるのが大変なんで月一回、やっとセッション、レコーディングみたいな感じでやって一年かかって作ったんですが、会うまでは大変ですけど会っちゃって音出したらとっても早いみなさんで、すごく刺激をもらいましたね」
千「なるほど。結構セッション的な要素も入っているアルバムで」
Emi「そうですね。ほとんどメンバーが同じでバンドで録音しているような感じでした」
千「今年これからアジアの活動もずっと続けていかれると思いますけど、何か変わったところでやる予定はあるんですか」
Emi「今年香港でライブをやりそうな」
千「香港は初めてですか」
Emi「そうです。大きなホールでは初めてで。あとは韓国とか。まだ行ったことないんですけど、いろいろ行きたいなと思っています」
千「アジアの国々も日本に向けてのメッセージというのが結構あると思うんですけど、我々日本人がお膝元であるアジアの国同士の交流が意外になかったりする面もありますからね」
Emi「そうですよね。知らないことたくさんあるなぁと思って。向こうの方たちは結構日本語を勉強してる方も多くて日本語で声をかけてくれる人も多いんですよね。すごい嬉しいですよね」
千「さっきBOOMの宮沢さんが作った『海よりも虹よりも』の曲は現在のEmiさんの等身大の歌という気がしながら聴いてたんですけど。伊豆諸島とか小笠原諸島の島々っていうイメージソングに」
Emi「東京都なんですけど知られてないというか。行ってみるとすごく素敵なところでおいしいものたくさんあるし。もっと近くの島を行ってみようよみたいなキャンペーンのキャンペーンソングでもあるんです」
千「いいですね。『カラオケとかよく行かれるんですか』って」
Emi「最近おつきあいで行くようになって歌うようになりました」
千「何歌われるんですか。十八番は?」
Emi「演歌とかね(笑)。『津軽海峡冬景色』とか。そのうち演歌のアルバムも(笑)、考えてません(笑)」
エンディングテーマは『えみのわらべ唄』