ポカリスエットLive Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.25 2001/09/20 ON AIR (guest:小林建樹
「こんばんは、みなさん。大江千里です。9月も後半だというのに東京は蒸し暑い日々が続いているということなんですけど、たった今僕は新潟から戻ってきたばっかりなんで、ものすごい厚着して首にスカーフみたいなん巻いて冷やさんようにして。ツアー中なんで。東京に降り立ったら暑いんで一枚一枚取って汗びっしょりになってたら、いや、東京は涼しいですよって言われて。涼しいのか蒸し暑いのか僕にはいまいちつかめてない状態で、この場所にいるんですけど」
 (小林建樹登場)
建樹「はじめまして。よろしくお願いします」
千「今日はモノグラムの半袖のちょっとダークな色のシャツに、そして髪は…ボサボサじゃないんですよね(笑)」
建樹「いや、この前、髪の毛きれいにしたらいいですかねって聞いたら、おかしいからやめた方がいいって言われたんですよね。汚いのが僕らしいので」
千「くせ毛なんですか?フワーッとして似合ってはりますけど」
建樹「ありがとうございます。ほんまにくせ毛でストレートパーマとかあてたいぐらいなんですけど。子供のときはでも直毛だったんですよ」
千「変わったんですか?」
建樹「中学のときに3年間坊主だったんで、それで」
千「坊主がパーマを呼び起こして…。僕も天パーなんですよ。この東京FMホールは建樹さんにとって思い出深い場所だと伺ってますけど」
建樹「デビューして初めて人前でやったのがこのホールで。すごい憶えてるんですよ。よく演奏が出来まして、その時に。だからよく憶えてるんです」
千「ここ帰ってくるとまたええライブできるんちゃうかなみたいな」
建樹「頑張ります」
千「生は僕も何回重ねても緊張感あるんですけど、今日の意気込みなどを」
建樹「今日ですか?最近は調子がいいので、そのまま出せればいいかなと思ってます」
-CM-

(小林建樹ライブ)

『ヘキサムーン』『ある場所にて』『なつの予感』
(フューチャープロスペクト)

-CM-

千「セッションタイム!」
(千里さんがピアノ演奏をやめかけたときに建樹さんがギターを演奏し始め…。「今から行こうと思ってたのにやめてしもた…ごめんなさい」と謝る千里さん。でも結局そのあと二人でしばらく演奏)
(セッション)
南佳孝 『スローなブギにしてくれ〜I want you〜』
 (演奏は建樹さんのギターと千里さんのピアノのみ。ボーカルは1番が建樹さん、2番が千里さん)

千「エレキギターでセッションてのは初めて?」
建樹「そうですね。8月にライブやって、自分の。そんときに初めて人前で弾いてすごく楽しかったので。更に今日、大江千里さんていうとキーボードじゃないですか」
千「あ(笑)、すいませんね」
建樹「偶然同じディレクターの人と仕事をしてたんで」
千「お互いの話をちょこちょことね」
建樹「横山さんていうんですけど」
千「この真ん中に座ってる人なんですけど(笑)」
建樹「横山さんに聞いたら、大江千里さんは4歳の頃からピアノ弾いてるって聞いたんで、それはちょっとやめとこうかなと思って、弾くの」
千「長くやってればええっていうもんじゃないですけど(笑)。最初、ピアノ二人でやろうかってやり始めてね。そのバージョンもあったんやね」
建樹「あーそうそう!ありましたね」
千「でもギターとピアノでやった方が音もミニマムで面白いし」
建樹「普通こういうのだと、あとドラムとベースがいて、それが普通なんだけど、エレキギターとピアノの音っていうのは、二人でやるっていうのは聞いたことがないんで、やるんだったら聞いたことないのをやる方が」
千「エレキギターとピアノの組み合わせって高校2年のときにジェフ・ベックのコピーバンド作ってたんですよ。で、僕はヤン・ハマーやってて。キーボードとエレキギターと二人でやってて。それ以来で新鮮な感じだったんですけど。この南さんの曲をやろうっていったその心は?」
建樹「いや全然理由なくて。一番やりたいなと最近思う曲で。小学生のときザ・ベストテンで初めて見たんですよ。ザ・ベストテンていう番組あったんですよ、昔。知らない人いるかもしれないけど」
千「ここにいる方全員知ってると思いますけど(会場から笑いが…)、それもかなり…。もう思春期だと思いますけど。いやいや、そんな余計なこと言っちゃいけないんですけど(笑)」
建樹「僕は小学生だったんですけど。スタジオから生中継で南さんが『スローなブギにしてくれ』を歌ってたんですけど、カッコええ歌だと思って。何ていうかべたっとしていない曲っていうか」
千「そうなんですよね」
建樹「すごく乾いてたんで、音楽が。いいなーと思って今まで続いたんで、是非って感じで」

千「この会場に来てる方の質問行ってみます。『自分の歌にうっとりしたことありますか?』」
建樹「あ、僕ですか?歌ってて、あーええ声やなぁって思うことですか?いや、思うからデビューするんですよ。思わない人は多分デビューしないと思うんですけど」
千「自分で歌ってて気持ち悪い声やなって思ったら人前に出れないですからね」
建樹「うーん、多分、デビューしてる人、全員好きだと思います」
 

(小林建樹イブ)
『Sound Glider』『ミモザ』
--CM--
千「小林建樹さんは先週ニューアルバムが出ました」
建樹「はい!『Music Man』ですね」
千「小林さんは作詞、作曲、アレンジ、全部自分でなさってるんですけど、ちょっと前、tef tefとかプロデュースされたじゃないですか?自分自身をプロデュースするってことも変わりましたか?」
建樹「そうですね。客観的に見れるようにはなりましたけど。なんでかっていうと楽しくやらせてあげようかなと思って。自分を追いつめるんが多いんですけど、そういうのやめて、できる限り追いつめないようにしました」
千「作詞、作曲されるときはテープ置いて、プリミティブに…」
建樹「いやぁバリバリですよ。カセットレコーダーに入れて。カセットレコーダーに録ったのをパソコンに入れたりするんです」
千「あー、あのゴツゴツしたやつを」
建樹「そうなんです。それをパソコンに入れて編集したりするんで。基本はテープレコーダーです」
千「僕もそうです。今日ライブ見てて親近感というか、ピアノとじゃれ合ってるような感じがすごく…」
建樹「でも本物のピアノ持ってなくて、今」
千「あ、グランドピアノ」
建樹「グランドピアノでもアップライトでもいいんですけど、すごい欲しいです。たまにスタジオで弾くとすごい来ますね、胸に」
千「強く弾きすぎて鍵盤抜いたりね」
建樹「え?そうなんですか?」
千「あ、そんなことないですか?」
建樹「そんなことはないです」
千「(笑)失礼しました。余計なこと聞いてしまいました」
最後のエンディング曲のタイトルは『Music Box』。