Live Depot
Every Thursday, PM7:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.253 2006/03/30 ON AIR (guest:JAFROSAX)
「こんばんは!大江千里です。ようこそ!ご存知の方も多いと思うんですけど今日をもちましてLive Depot最終回、というふうにラテ欄に出ていたんですが、そんなことはございません!続きます!間違えて出てしまったわけですけど四月以降も続かせて頂くことになりました。是非四月以降も楽しんで下さい。早速今夜のゲストをお迎えしたいと思います。サックスプレーヤー勝田一樹率いる日本唯一のスムースジャズプロジェクト、JAFROSAX!」
(JAFROSAX登場)
勝田「こんばんは!」
千「こんばんは。それぞれミュージシャンの方がスタンバイ最中です。ラジオ聴いてる皆さんに一言お願いします」
勝田「今日はようこそいらっしゃいました。最後まで頑張ります」
千「プチバイオ、紹介させて頂きます。高校時代サックスと出会われて88年に織田哲朗さんのサポートをやられて92年にあのディメンション、2004年にソロプロジェクトを立ち上げてJAFROSAXをスタート。イギリスのダンスチャートで一位を獲得されたって話を聞いたんですが」
勝田「これも本当に予期せぬことで。DJの方がいっぱいかけてくれて」
千「素晴らしいことですよね。そもそもJAFROSAX、これはどういうプロジェクトと解釈していいですか」
勝田「僕のプロジェクトってことになってるんですけど覆面ユニットなんです。勝田一樹のJAFROSAXじゃなくて僕の名前がJAFROSAXさんだったんですけど、どこに行ってもJAFROSAXの勝田さんと言われちゃうんで、もういいやと」
千「(笑)、わかりました。今日の編成は勝田さんのサックス、そしてドラム、ベース、キーボード、マニュピレート、そしてVJが入ってますから楽しいんですけど、ボーカルの方は二曲目から参加です。初めてJAFROSAXを聴くっていう人に向けてどんなふうに楽しんでもらいたいか一言」
勝田「本当にざっくばらんに踊りたい人はじゃんじゃん踊って下さい。立ち上がっちゃって結構です」
(JAFROSAXライブ)
『Free NO.2』『Easy That Would Be』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)東京FMホールからお送りしている大江千里のLive Depot、今夜のゲストはJAFROSAX、勝田一樹さーん!サックスを持って中央にいらっしゃいます。僕はいつもと逆側、上手にピアノがセットアップされております」
(セッション)
大江千里『ありがとう』
(千里さんのピアノ演奏とボーカルに絶妙に絡んでくる勝田さんのサックスが素敵でした)

千「まずはこの曲についてちょっとお話ししたいと思いますが。昔、僕がツアーで勝田さんにサックスをお願いしたことがあったって、さっき…」
勝田「そんな話しちゃっていいんでしょうか(笑)。僕の知り合いの山本君とか竹上君とか、有名なサックスプレーヤーなんですけど、多分大江さんから直に僕に電話してきたわけじゃなく、彼らのどっちかが出来ないんでピンチヒッターみたいな感じで」
千「俺出来ないけど、やってよ、って?」
勝田「そうなんです。お、大江千里?やる、やる。三日後に山本君からやっぱり俺やるからいいやって。おーい、みたいな(笑)」
千「(笑)、こんな話を始まる前に二人でしてたんですけど。今日は『ありがとう』を二人だけの演奏ですけど、どういうふうにやろうかなって?」
勝田「いやぁ、ピアノうまいっすね」
千「え、あ、すいません、ボーカルをほめて下さい(笑)」
勝田「(笑)、そうなんですけど一応楽器つながりってことで」
千「勝田さんはいろんな形でセッションしてると思うんですけど、人と交わるときのセッションスタイルってありますでしょうか」
勝田「今日なんかは大江さんの個性を壊さないように歌を良く聴いてやるってことですね」
千「僕、神出鬼没で、出るかと思ったら出なかったりしますからね」
勝田「リハーサルの時にわかったんで(笑)。あ、そういう方だなと目を凝視して。ちょっと気持ち悪かったですか」
千「一瞬♪ありがとうって歌ったときに目が合いましたね」
(JAFROSAXライブ)
『Float In Afternoon』『Drawn 2 U』『Chain Of Joy』
千「どうもお疲れ様でした。アドレナリン放出度の高い音楽を楽しませて頂きました。ありがとうございました。いかがでした?歌い終わって」
Ria「私はあんまり踊れるような、スローなものを今まで歌ってきたりしていたので、やっと踊りながら歌うこと忘れちゃうほど踊っちゃった、みたいな。すごい楽しいですね」
千「なるほど。今夜もJAFROSAX、一枚の写真を持ってきてくれました。(ディスプレイ見ながら)バイク、です」
勝田「私の唯一の自慢でございます」
千「でかいですね、このバイク」
勝田「カスタムハーレーダビッドソンといいまして、至る所で自慢してるんですけど」
千「部品を全部カスタムされているハーレーダビッドソン、なかなかないやつですか」
勝田「なかなかないですね。私財をなげうって、これからバイクに寝泊まりしなきゃ行けないですね」
千「これ私物だと思うんですけど展示場みたいなところにいらっしゃいますよね」
勝田「これはカスタムハーレーショーといって品評会みたいなもので」
千「ここで見つけたわけですか」
勝田「僕のが展示されてるんですね。展示されてるものをオーナー自ら乗りに行って喜んで写真まで撮らせて、しかも仕事にまで使ってしまって本当に申し訳ありません」
千「いいですね、これ、良く見るとブレーキとかミラーとか」
勝田「これ、まだ工事中で付いてないんですね。この状態で走ると基本的に逮捕されます」
千「(笑)、まだ何割くらい残ってるんですか」
勝田「これ、まだ半分くらいなんですよ、塗装もしてないんで」
千「モノクロになってるのはやっぱりこだわりで?」
勝田「いや、これは知り合いのカメラマンの人を連れてって撮らせたんですよ。古いカメラなんで白黒になっちゃったんですね」
千「いい雰囲気ですよね。バイクの魅力ってツーリングだと思うんですけど。風の音とか」
勝田「そうなんですよ。あと、誰も乗ってない乗り物に乗ってる優越感ですかね」
千「でも、駐車場も結構…」
勝田「駐車場がないんでバイク屋さんに停めっぱなしです」
千「そこに乗りに行って、そこから出かけると」
勝田「電車でバイク屋さんに行ってツーリングして、バイク屋に置いて電車で帰るんですよ、日比谷線あたりで」
千「指定でありがとうございます(笑)。一つ伺っていいでしょうか、バイクに乗られる前っていうのはアメ車とか?」
勝田「僕、免許なかったんですよ。もっぱらタクシーと日比谷線オンリーで過ごしてまいりました。これを買うために免許を取ったんですね」
千「(笑)、これはすごいわ。ということは外をそんなに運転してない?」
勝田「カスタムする前の状態のバイクで一年くらい乗りました。でも往復できないんで日比谷線使わないと乗りに行けなかったんです。基本的に高速しか走ったことないんですね」
千「明快なお答えありがとうございます(笑)。JAFROSAXは一昨年3月にデビューして去年12月にセカンドアルバム、先月にはリミックスアルバムが出たわけですけど、そもそもJAFROSAXというプロジェクトをやろうと思ったのは?」
勝田「僕は今までジャズとかフュージョンの世界に割と長く住み込んでたんですけど、新しい形態の音楽も新しい機材もいっぱい使って、今までの自分にないものできないかなとRiaちゃんと相談して」
千「お二人は昔から知り合いなんですか」
勝田「二枚目からなんですね。全然知り合いじゃなかったです」
千「そんな強調しなくても(笑)。すごくはまりがいいというか。どうですか、このJAFROSAX」
Ria「なんかクラブものというかポップポップしてない、英語の曲が多いんですけど、私は半分日本人で半分ギリシャ人だったりするんで、そのいいところを組み合わせられたりとか。ちょっと早めの曲が多いんで見て楽しむ音楽もいいと思うんですけど、一緒に踊っちゃうような。車の運転するときにもいいですよ」
千「日比谷線乗るときもいいですよね」
勝田「日比谷線、バッチリですよ」
千「ズバリJAFROSAXが目指すところを一言ずつお願いします」
勝田「六本木、銀座界隈でブイブイ言わせてみたい」
千「日比谷線はいいですか」
勝田「日比谷線でも、はい」
エンディングテーマは『花びらトートバッグ』