Live Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
 http://www.tfm.co.jp/senri/


Vol.32 2001/11/08 ON AIR (guest:赤木りえ
「こんばんは!大江千里です!みなさん、TFMホールへようこそ〜!先週はロックをお届けしましたが、今夜はカリビアンの、ラテンですね」
 (赤木りえ登場)
千「これはステキな衣装ですね。赤木さんももう目がくりくりして。つきさすように」
赤木「(笑)。いやいや、つきさせません」
千「フルートを片手に入場…入場ってこともないんですけど(笑)。赤木さんは、なかなか女性のフルート奏者でラテンをやられてる方は数少ないって聞いてるんですけど」
赤木「ええ、そうですね。世界的にあまり女性でいないかもしれない。どっちかっていったらクラシックのイメージですもんね」
千「長いスカートはいて小鳥のさえずりのようなフルートを」
赤木「一応持ってますけどね(笑)、長いスカートを」
千「今日はちょっとね、ファンキーなムードもありますけどね」
-CM-

(赤木りえライブ)

『Feel Like Making Love』『Mr.Magic』

千「赤木さん、どうですか?このTFMホールという場所は」
赤木「大分前にですね、一度私がまだニューエイジミュージックをやってる頃、コンサートさせていただいたことがあるんですけど、また今日は雰囲気が違って演奏させていただきやすいです」
千「あ、そうですか。良かったです。さぁ、ここで意表を突いていきなりのセッションタイムです(笑)。今夜は僕大江千里の新曲を初公開します。クリスマスツリーのてっぺんの星ありますよね」
赤木「はいはい」
千「あれを矢で突き抜くような直球のクリスマスソングで(笑)」
赤木「すごい(笑)」
千「キラキラしてますけど、今日はその新曲をフルートの魔術師赤木りえさんと」
赤木「魔術師(笑)」
千「スペシャルバージョンでアレンジしてくれました」

(セッション)
大江千里『This Christmas』
 (千里さんはピアノ演奏とボーカル。緊張してる雰囲気が歌声から伺えました^_^;)
-CM-
千「セッションタイム!ではなくトークセッション!(で、恒例のピアノ演奏。緊張から解放されたのか軽やかな音^_^;)今夜のスペシャルセッション『This Christmas』、ありがとうございました」
赤木「とってもステキな曲で。楽しみですよね、みなさん(会場から拍手)」
千「あ、そうですか。売れるかな?(笑)ところで、赤木さんは去年の11月から半年間、文化庁芸術家在外派遣研修員…」
赤木「(笑)。すごい長い名前なんですけどね」
千「呼ぶときも、こうやって書いといてもらわないと(笑)。で、プエルトリコに滞在されてたとか」
赤木「はい、半年間。ちょうど今頃ですよ、行ったの」
千「目まぐるしいこの一年…」
赤木「ホント、あっという間です」
千「プエルトリコって言うのは馴染みがね。僕なんかもパッとイメージできないんですけど、カリブ海の」
赤木「キューバよりも更に南に位置した四国の半分といわれている小さな島なんですけど。アメリカ領で」
千「アメリカということはカルチャー、音楽とか映画とかどんどん入ってくるわけですね」
赤木「それはもうハワイとかグアムなんかと同じ感じですよね」
千「どうなんでしょ?プエルトリコのクリスマスっていうのは」
赤木「これはもうスペシャルで。クリスマスは特に盛り上がっちゃって11月の23日を過ぎると1月の6日までがクリスマスなんです。長いでしょ?」
千「それは長いですね」
赤木「町中きれいに飾られまして、そこら中で音楽が」
千「そうですか。そんな中で半年生活して、いろいろご苦労とか。雨期のシーズンとか」
赤木「雨期はなかったんですけど、例えばシャワーにお湯が出なくなって冷たいこととか」
千「虫系とかどうなんですか」
赤木「虫系は…。私、虫ダメなんですけど(笑)。家の中に蟻の行進があって困っちゃったんですね」
千「蟻の…?」
赤木「蟻が大行進してるんです。今日はここだって穴にシューッとやるでしょ?次の日は違うところから出てくる。頭いいんです、敵も」
千「あ、赤木さんが住んでるつもりになってるけど実は虫の方が」
赤木「ええ。全部把握してますからね」
千「フルートでラテンやろうと思ったきっかけを聞きたいんですけど。何度もキューバに行かれてフルートっていう楽器がキューバ音楽の中で」
赤木「ええ。重要な位置にありますので。それに踊るのもスキですし。是非やってみたいなっていうか、自分にぴったりきちゃったって感じなんですよ」
(赤木りえライブ)
『Como Fue』『Taboo』『Shi Wa Zu』
--CM--
千「いかがでしたか?今夜のステージは」
赤木「今日の仲間達は結構スペシャルで」
千「すごいですよね。もうグイグイ」
赤木「吉弘さん(キーボードの女性)なんか女とは思えない(笑)。バリバリと盛り上がって楽しかったです」
千「最後に演奏した『Shi Wa Zu』。あれはやっぱり先生も走る師走をイメージして?」
赤木「12月に作った曲なので…それだけなんですけど(笑)」
千「あ、そうなんですか(笑)。師走っていうと前、前に転がっていく…」
赤木「忙しいですからね、12月は」
千「この曲も入ってるんですか?この『IslaVerde』」
赤木「次のアルバムに入ります。来年の春に出ますが」
千「『IslaVerde』っていうアルバムには向こうにいらっしゃって独自の第三者的な外から入っていった視線でカリビアンボサっていう音楽のとらえ方をして…」
赤木「カリブ海にボサノバはあるわけないんですけど、すごくみんなジャンルにこだわらないものですから」
最後のエンディング曲のタイトルは『リエカリビアーノ』
「カリビアーノがラテン語で合ってんのかどうかわからないんですけど、りえさんの音楽をカクテルにしてみたらっていう感じでイメージして作ってみました」