「こんばんは〜!ラジオをお聴きのみなさん、会場にいらしてるみなさん、ようこそ〜!楽しんでくださいね〜!ラジオの前のみなさんはいきなりのハイテンションでビックリしたかもしれませんけど、今日は女性の方も男の方もいい感じでバラけてて、いろんな方がいらしてるなという感じですね」-CM-
(ザ・コブラツイスターズ登場)
千「お一人ずつラジオの前のみなさんに担当楽器とお名前をお願いします」
川端「ザ・コブラツイスターズ、ボーカルと三線(さんしん)を担当している川端アキラです」
千「いや〜、カッコいいですね。何柄っていうんですか?ヘビ?」
川端「ヘビ。全部ヘビです」
千「なぜか頭にゴーグルが乗っているという(笑)」
相馬「リーダーでギターの相馬圭二です」
千「これまたジンベさんといいますか。これ、何ですか?」
相馬「ああ…こういう」
千「着物で作ったベストのような」
相馬「田舎のお袋が作ってくれたんです」
棗田(なつめだ)「ベース、棗田泰之と申します」
千「リハーサルの時はタオルを頭に巻いてて。あれは汗止めだったんですよね。(棗田さんの『はい』っていう返事に)『はい』ってマイクで喋ってください(笑)」
加藤「ドラムの加藤です」
千「ザ・コブラツイスターズは年間どれぐらいの本数のライブやるんですか」
相馬「500ぐらい」
千「…ここは笑う場所なんでしょうか?」
相馬「ちょっとだけ笑ってもらって」
千「僕はさっきライブ、初めてリハを見せてもらったんですけど、ライブが好きなんだなっていう、そういう感じが伝わってきてたんですが。今日の意気込みを川端さんに聞きたいと思います」
川端「今日のライブ、俺たちやる気まんまんですので、みなさんも盛り上がっていきましょう〜!」
(ザ・コブラツイスターズライブ)
『東西南北 日本の空』『サクラサク』-CM-
千「セッションタイム!(今日の曲はさっきまでザ・コブラツイスターズが演奏していた『サクラサク』)(セッション)
川端「ありがとうございます。素晴らしい!」
千「ステージには僕と川端さん、二人っきりになりました。川端さんは今1曲目でも持ってらっしゃった…」
川端「これは三線という。私、鹿児島県の与論島出身なんですけど、沖縄民謡とか、そういう民謡で使う楽器ですね」
千「それは何の皮でできてんですかね」
川端「これはヘビの皮です。ニシキヘビですね」
ザ・コブラツイスターズ『蘇る人々』(ザ・コブラツイスターズライブ)
(演奏は川端さんの三線と千里さんのピアノのみ)千「セッションとかこういうコラボレーションって初めて?」
川端「そうですね。ほとんどないですね」
千「じゃ今日の印象はどうでした?」
川端「いや、楽しかったです。ありがとうございます」
千「こちらこそ。『蘇る人々』ってのは魂というか、そういうの感じていい曲だなと思って頭の中をずっとこのメロディが回っちゃってたんですが。川端さんはこの三線をいつぐらいから始めたんですか」
川端「ちっちゃい頃から聞きなじんではいたんですが、実際に手に取ったのは東京来てから何年か経って、おじいちゃんが三線持ってまして、田舎になかなか帰れないから寂しいだろうってことで送っていただいたのが初めてで」
千「与論島では老若男女のというか、みんな?」
川端「年輩の方が多いですね、やるのは。今は」
千「聞き慣れてたやつを改めてステージで弾くようになっていかがですか」
川端「ザ・コブラツイスターズの中でそういう自分の生まれた要素を出せるっていうのは幸せなことだと思いますが」
千「リーダーの相馬さんは、この三線が入ってどうでしょうか」
相馬「三線いいっすよね。南の風がぷーんとして」
千「さっき1曲目で相馬さんはじめ棗田さんなんか一斉にフロントの方に迫っていったときに、よくよく気がつくとウワーッと迫ってる中にちっちゃい三線が可愛く収まっていたさまが新鮮でしたけど」
相馬「なかなか見ないでしょうね、ああいうスタイルは」
千「この三線をフューチャーしだして楽曲が変わったとか目指す方向が…」
川端「そうですね。やっぱり、さっきやった『サクラサク』でもそうなんですけど、日本の風土っていうかそういうの大切にした…、もちろんそれとロックと混ぜてカッコいいことやりたいと思ってますけど。自分らのノリというか、その日本的なノリがそのまま出ちゃう、そういう音楽をね…」
千「日本の歌謡曲というかロックは10代の頃聴かれてたりしてたんでしょうか」
川端「ちっちゃい頃からTV見たりラジオ聴いたり、うん、歌謡曲とか影響受けてると思いますし、今でも好きですよ。移動の車の中で昭和歌謡とか聴いてますよ」
千「いきなり昭和歌謡(笑)。どんな曲ですか」
川端「ま、梓みちよさんとかですね。ちょっとさかのぼりすぎましたね」
千「いやいや、そんなことないですよ。ついこの前、犬の散歩ですれ違いましたよ、梓さん。アンケートもいただいています。『学祭であちこち行かれましたが、面白エピソードはありますか?』(4人の沈黙に)あ、止まっちゃった(笑)」
川端「おかげさまでちょこちょこと行きましたけど、どこだっけ?静岡の沼津。山の上で駿河湾が一望できるような抜群のロケーションで気持ちよかったです」
千「…ありがとうございます(笑)(そしてまた沈黙)さて(笑)、もう一枚紹介します。『寒くなりましたが、ザ・コブラツイスターズのみなさんの冬の寒さ対策を教えてください』。それぞれお伺いしましょうか。川端さんは寒いのは苦手じゃないですか」
川端「苦手ですね。だから風呂長くつかること。半身浴」
千「どれぐらい長く?」
川端「10〜15分の間ですね」
千「それ長いですか?(笑)短いと思うんですけど」
川端「TVで見たんですから絶対合ってますよ」
千「あ、そうですか。何か疑問が残りつつ、相馬さんは」
相馬「基本的に青森出身で…寒さに弱いんですけど」
千「(笑)。どっちなんですか」
相馬「弱いんですよ。ところがなぜか今年は気合いで。下っ腹に力を入れてひたすら耐える、この方法で今年はいこうかと」
千「僕もツアーなんかで青森行くじゃないですか。青森行ってる時って意外に気が青森に来てるんだってバリアを張ってるせいか大丈夫なんですけど、ふっと南の方に来て着こんでるのに下腹に力が抜けるじゃないけど、そういうとき風邪ひいたりね」
相馬「そういうことありますね」
千「ベースの棗田さんはいかがでしょうか」
棗田「は〜い」
千「(笑)。寝てませんよね?大丈夫?寒さは得意な方ですか」
棗田「震えてますね。震えることによって熱を発して…」
千「はい!一応ドラムの加藤さんにも一言伺っていいでしょうか」
加藤「熱燗とお湯わりで」
千「ありがとうございます!」
『ガムシャラ人生』『夢の旅人』--CM--
千「お疲れさまでした〜!ギターの相馬さん、いかがでしたか」
相馬「気持ちよかったです。最後ギターをモニターにぶつけちゃってちょっと心配な」
千「ちょっと心配な(笑)。いや〜かっこよかったです。川端さん、お疲れさまです」
川端「お疲れさまでした」
千「我々が今囲んでるこのトークセット。上に乗っちゃいましたもんね」
川端「ふいときますか?」
千「(笑)。いやいやいや、スニーカーの跡クッキリで。横からね、俺も飛び出そうかって、袖引っ張られて。舞台監督とかみんな周りで崩れたら支えるぞってスタンバイで見てましたね」
川端「いやいや、素晴らしい仲間に囲まれて」
千「盛り上げてくれました。ありがとうございます。今は来年の春リリース予定のアルバムのレコーディングですか」
川端「そうです。今やってます」
千「毎日やってる最中で。今度3枚目ですよね。僕もデビューして3枚目の時って実はきつかったんですよ。曲のストックがなくなる頃で。1枚目でこれボツだろうと取ってた曲をリメークしたりとか、新しく産む苦しみを味わったんですけど、どうですか」
川端「いや、たくさん枚数出してる大江さんだから言えるってことですよね(笑)。うちら、そんなことは言えません」
千「いや、そんな(笑)。『ガムシャラ人生』のビデオを見てたら仮面ライダーの藤岡弘さんがでてたりとか」
相馬「あれは曲のがむしゃらな感じにぴったりやって感じで」
千「たいがいこの番組出てくれた人って汗かきはるんですけど、ものすごい汗ですね。まさにガムシャラって…、汗がものすごく物語ってますね」
最後のエンディング曲のタイトルは『つゆ草の輝き』
「ここんとこメチャクチャ寒くて、僕も今日本番中にホカロンを二つ貼ってるんですけど(笑)。わからないでしょ?それをしのぐ汗でした」