「こんばんは!ようこそ!ラジオをお聴きのみなさんも一週間ぶりのご無沙汰です。大江千里です!今年、この番組最後の生中継です。みなさん、この番組始まってから36回目ですけど、今日が今年最後です。(会場から拍手)ちょっと遅れめの拍手、ありがとうございます(笑)。そんなわけでホットにいきたいと思います」-CM-
(我那覇美奈登場)
我那覇「こんばんは〜」
千「(笑)。今なぜかはまったでしょ?舞台の上に一本ボールペンが落ちてたんですね(笑)」
我那覇「(笑)。気になりましたね」
千「はじめまして、今日はこれ、どういう…」
我那覇「今日はえ〜っと黒いニットのタンクトップにスパンコールがいっぱいついて。あちこちキラキラと」
千「ついてますね〜。イヤリング…」
我那覇「一応クリスマス仕様で」
千「このタンクトップで柔肌が…」
我那覇「(笑)。柔肌」
千「(笑)。いやらしいかな?僕がものすごい着こんで。タートルネックなんでね、今季節はいつなのって感じですけど」
我那覇「基本的に結構タンクトップ、好きなんで」
千「ライブをやるのは2カ月ぶりってさっき伺ったんですけど、どうですか?今日の意気込みを一言」
我那覇「東京で最近やっていないので、今日久しぶりに会ったファンの方もいると思うので、楽しんでいきましょう」
(我那覇美奈ライブ)
『ふたつのあした』『真夜中の砂嵐』-CM-
千「セッションタイム!(♪今日は楽しいクリスマス〜 が ♪セッションタイム〜 に)ステージの上には我那覇さんがアコギを持って大江千里がピアノの前に、二人今おります」(セッション)
我那覇「二人の時間ですね」
千「そうですね。クリスマスも近いということで今日はあの名曲を二人でお送りしたいと思います」
ジョン・レノン『ハッピークリスマス』(我那覇美奈ライブ)
(1番を我那覇さん、2番を千里さん、サビは二人のデュエット)千「この『ハッピークリスマス』を選んでくれたのは我那覇さんなんですけど」
我那覇「やっぱね、今聴くとね」
千「今年、いろんなことあったから染みますよね。ジョン・レノンとかビートルズとか…」
我那覇「やっぱ好きですけど、特にジョン・レノンが好きで、というわけではなくて(笑)。そんな詳しい訳じゃなくて、この一曲だけが異様に好きでっていうか、やっぱすごいな〜と思っちゃう」
千「好きとか嫌いとか飛び越えて、ポンと入ってくるものがありますよね」
我那覇「歌うのもおそれ多いと思いつつも、みんなで歌えるっていうか、みんな思ってることっていう感じがすごいするじゃないですか」
千「我那覇さんは今はたちで。今年、『にじゅう』ってお読みしていいんですか?」
我那覇「アルバムは『20(にじゅう)』ですね」
千「三月に出されて。奄美大島から上京したときは16歳。16歳のときにデビュー?」
我那覇「そうですね。16ですね」
千「4年経って。小学校の頃からバンドとか歌って、コンテストとか出てたって噂を聞いたんですけど、ホントですか?」
我那覇「一応デビューのきっかけみたいなことは、そのバンドやってて大会出て、みたいな」
千「最初にコピーした曲っていうのはなんだったか覚えてますか」
我那覇「そのバンドがちょっと不思議なバンドで、カーペンターズのカバーしかやらないっていうバンドだったんです」
千「お〜、不思議でもなんでもない」
我那覇「小学生なのに」
千「え?全員小学生でバンド組んでて?」
我那覇「全員小学生で、全員女の子で。英会話教室の先生が開いたみたいなバンドだったんですよ。その人がすごいカーペンターズが好きで。勉強するよりは歌とかで覚えようとか思ったんでしょうね。私は母が音楽が好きで、洋楽とか邦楽とか関係なく聴いてたんで、すぐ歌ってましたね」
千「4年経っていかがですか?最近、奄美大島に里帰りされたってニュースを聞きましたけど」
我那覇「そうですね。成人式にまず帰って、今年は。そして夏に遊びで帰ったんですけど」
千「その間に詞を書くことを始めて、自分のアルバムで詞を書かれたりして。またあとで触れますけど、新曲の、今お昼で流れてるテーマソングでも、あの曲、久しぶりに自分以外の人に詞を書いてもらって、それを歌手に専念して歌って。いかがですか?今、創作をしてて詞を書いたりすることに自分の中で変化とかありますか?」
我那覇「そうですね。そういうことがきっかけになってるかどうかわかんないんですけど、日々書くことについても歌うことに関してどんどん変わっていく自分もいて。でも、今までは自分の日記みたいに自分の思ってることをただ吐露するみたいな感じだったんですけど、今はもっと聴いてくれる人たちに向けて書いてる部分もきっとあったり」
千「あ、伝えるっていうね」
我那覇「また、すごい楽しんだり。自分が作ること、吐き出すだけじゃなくて…」
千「それ、いいですよね。一番ですよね」
我那覇「それが面白いですよね」
『バランス』『サイレントナイト』『ひとつだけ』--CM--
千「我那覇さんはやっぱりライブアーティストですよね」
我那覇「そう言っていただけると嬉しいです」
千「いや、なんかお客さんとやり取りしてるとき、すごいイキイキしているっていうか」
我那覇「やっぱね、生で歌うのが一番いいですよね」
千「ギターはどれぐらいやってるんですか」
我那覇「ギターは東京に出て来てからなので、4年ぐらいですね」
千「ギターと声が一体になっててね、すごい…いいっすよね、味があるというか。ギター、ずっと手放さないでやって下さいね」
我那覇「そうですね。もう彼がいないと」
千「さて、今年シングルとかサードアルバム出たりとか、忙しかったと思いますが」
我那覇「いや〜、忙しくなかったですよ」
千「(笑)。あ、そうですか?こう、いろんなものを作ったじゃないですか」
我那覇「あ、そうそう、ものは作りましたね。後半忙しくなってきて。これからずっと忙しくなる感じで」
千「来年のアルバムに向けて今やってると思いますけど、来年の抱負など」
我那覇「抱負ですか(笑)?大まかなふりが(笑)」
千「ちょっと大まかですか?ライブの予定とかないんですか?」
我那覇「ライブの予定はあるんですよ。クアトロで、奄美の人たちが集まるイベントで。来年はツアーいっぱいやるし、動の、動きの年でいきたいなと思います」
最後のエンディング曲のタイトルは『シティ・アイランド』
「我那覇さんが奄美大島のことを、私は奄美大島の田舎ではなくて、奄美大島のシティ、町の出身なんだとよくインタビューで言われてるのを読んでて、どういうところだろう?奄美大島のシティ。それを自分の中で膨らませて曲を作りました。
4月からこのLive Depotのパーソナリティをやってきましたけど、36回、36組のアーティストと触れ合って、一番楽しいのは、自分が音楽のリスナーでいれる部分が膨らんできて、CDを作るとかライブをやるとか、そういう事じゃなくて、純粋に音楽をやってて、半分聴いてて、半分演奏するような不思議な感じなんだけど、すごく楽しいです。来年もこの番組、頑張りますんで、よろしくお願いします」