「こんばんは、大江千里です。ようこそLive Depotへ。今日の東京FMホール、やっぱり女性が圧倒的に多いですね。あ、マスクをしてる方がいますけども。巷でインフルエンザ、大流行りって聞いてるんですけど大丈夫ですか?大丈夫じゃない方もいるというふうに見受けますけど」-CM-
(キンモクセイ登場)
千「ようこそ!5人それぞれの格好で登場ですけど、それぞれラジオの前のみなさんに自己紹介を」
伊藤「いつもポキポキ折り畳み傘と呼ばれております伊藤と申します。よろしくお願いします」
千「チェックの…少しアイビーっていうかプレッピーな感じがいい感じですね」
伊藤「清潔感を…」
千「自分で言うなよ(笑)。そして」
白井「歌にドラマに白井です。白井です」
千「はい!わかりました。リーダーでベーシストの白井さんです。え?ドラマ?」
白井「あ、予定ですね、あくまで」
千「あ、わかりました。じゃ、ここはさっさ行きましょうか(笑)。続けて」
佐々木「キンモクセイのミスター普通と呼ばれていますコーラスギターの佐々木で〜す」
千「よろしくです。そしてオンドラムス」
張替「天気予報が大好き張替でございます」
千「はりかえ〜ともひろ〜!そして」
後藤「メンバーの中では一番食べるギターの後藤です」
千「そうですか?」
後藤「メンバーの中ではです。みんな、あまり食べないんで」
千「このキンモクセイは相模原の出身の25歳同級生というふうに聞いていますけど、セカンドシングル『二人のアカボシ』ヒット中ということで、いろんな人と会ったり、いろんなとこ行ったりして、今超忙しだと思いますけど、今日の意気込みを一言聞かせてください」
伊藤「ホントに今日楽しみにしてきたので全力を出して頑張りたいと思います」
白井「そうだ!そうしよう」
伊藤「8分ぐらいにする?」
千「何を言ってる。全力を出していかないと」
(キンモクセイライブ)
『僕の行方』『ゆびわ』-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏。今日のはポップな感じ)」(セッション)
キンモクセイ「スゲ〜。カッコいいなぁ。プロみたいだ〜」
千「プロみたいなって(笑)。僕はキーボードの前にいます。そしてキンモクセイは(笑)、張替さんのドラム、スゴイですね、色。(答えた張替さんに対して)あ、オンマイクで喋っていただけます?あ、ないのか(笑)」
白井「今『ありがとうございます』って言ってます(笑)」
千「ブルーのね。眩しいですね。佐々木さん、調子はいかがですか?毛糸の帽子で」
佐々木「あ、大丈夫です、緊張してますけど。線が一度抜けましてですね。20秒前になんとか復活しました」
千「じゃ、ここからは楽しくセッションいきましょうか」
スパイダース『バン・バン・バン』(キンモクセイライブ)千「このグループサウンズ、スパイダースのかまやつさんのね、この『バン・バン・バン』なんですけど、どうしてこの曲を知っているのだという」
伊藤「キンモクセイは70年代とか80年代の、これは60年代ですけど、昔の音楽を普段からみんな聴いていて大好きで」
千「70何年生まれだっけ?」
白井「6、7年ですね」
千「で、同級生なんでしょ?じゃ生まれる前の曲とかも?」
伊藤「最初きっかけはおかあさんが井上陽水さんの『氷の世界』のLPを持ってて、それを聴いたのがきっかけで」
白井「お母さんというか伊藤みさこさんでしょ?」
伊藤「みさこが持ってまして」
千「みさこお母さんがキュウリ切ったりキャベツを切ったりしてるときに陽水さんの『氷の世界』が流れていて」
伊藤「これは新鮮で。その頃はB'zとか流行ってて。ちょうど『Lady Navigation』だったんですが(笑)」
白井「あ、僕持ってます」
千「今、文章の途中なんで広げないようにね(笑)」
伊藤「僕はその『Lady Navigation』は僕にはハイカラすぎて」
千「ハイカラっていう比喩も結構きてますね」
伊藤「過激だったんですよ。カラオケとかよく行くんですけど僕は井上陽水さんとか安全地帯とか、そういうのばかり歌ってたんですが、『伊藤くんはもっと明るい歌を歌えないのか』と言われたり」
千「友達に?」
伊藤「そういう暗い時期というか(笑)、あったんですが」
千「このバンドのメンバーっていうのは相模原の方の同級生は白井さんと…」
白井「僕とギターの後藤が小学校4年からなんですよ」
千「ドッジボール仲間?」
白井&後藤「そうですね」
後藤「ユニゾりましたね(笑)。木登りもしたり」
白井「そのあと高校で僕は伊藤と友達になりまして、そのあと専門学校に僕と後藤が行きました」
千「音楽の?」
白井「はい。そして知り合ったのがドラムの張替とコーラスギターの佐々木さん」
千「佐々木さんもさっき線が抜けちゃったりとか、CMの間に」
佐々木「はい、かなり慌てましたけど平静を装って」
千「マイクで遊ばないの、それ(笑)」
佐々木「こういうときもすごく緊張するんですが、いつも冷静な振りをしています」
千「(笑)。紫のキャップでね」
佐々木「何か一人だけゆるい格好で来ちゃったんですけど大丈夫ですかね?」
千「俺に聞かれても(笑)。大丈夫なんじゃない?」
白井「ギリギリアウトぐらい」
千「ちょっとずつ違うんだけどかぶらずに、ねぇ、いるという。インターネットで見てる人にはわかると思いますけど。『二人のアカボシ』ヒット中ということですけど、ラジオで聴いたりする機会って増えたんじゃないですか」
白井「そうですね。車に乗ってるときに聴いたりしますね。で、自分たちのコメントとか聞くとひどいコメントで申し訳ない気持ちになったりします」
千「緊張しちゃったりとか?」
白井「何言ってるかよくわからない、とにかく元気だけのコメントで」
千「大丈夫ですよ。20年やっても何言ってるかわかんないですから(笑)。でも有線とかコンビニで流れたりするんじゃないですか?」
白井「そうですね」
千「さて会場の人の質問を聞いてみたいと思います。『キンモクセイの名前を付けたのはどうしてですか?』」
伊藤「これは香りが好きで、やっぱり。僕の家の前にずっとちっちゃい頃からキンモクセイの木があって、それでその香りを嗅ぐと僕は小学校の思い出とか結構そういう空気感を鮮明に思い出すんで、僕の中では懐かしい香りとしてキンモクセイの香りはいて。で、僕らの作る音楽も結構懐かしい感じのする曲が多いので、それでキンモクセイはピッタリじゃないかと」
千「なるほどね。夕焼けとかジャングルジムとかね」
伊藤「ジャングルジム…。あ〜いいですね。前は上から飛び降りられたのになぁ…」
千「さっ、独り言はそのまま言っていただきまして(笑)。『誰かと一緒にアカボシを見たことがありますか?』これは曲を書いた伊藤さんへの質問ですかね」
伊藤「はい。えっと…なんですか?」
千「『誰かと一緒にアカボシを見たことがありますか?』じゃメンバーの中で見たことある人?」
伊藤「あれ?俺しかないの?僕だけですねぇ」
千「やっぱり実体験がこの歌のモチーフになってるわけですか」
伊藤「実際に成田空港に車で人を迎えに行ったときに、朝方一人で行ったんですが、その時に首都高速湾岸線を走ってて、そこから見えた景色に感動して、そんときにアカボシもあったんですけど」
千「あそこらへんて宇宙的というか、フィクションの世界に迷い込んだような…」
伊藤「はい。なんか変な気分になって。そういう気分を是非曲にしたいなと思って作った曲なんですけど」
白井「なるほどね。なかなか言えることじゃないね。うまいこと言うね」
千「リーダーの溜息で締めていただいたようで(笑)」
『二人のアカボシ』『二人にしやがれ』『追い風』--CM--
伊藤「緊張しました」
千「一番前のお客さんと2メートルぐらいあるんですけど、独特な空気感があるんですよ、このホールがね」
佐々木「ライトが当たるとお客さんが見えなくなるんですよ。それが余計に。表情が見えないだけに」
千「さっきリーダーの白井さんが積極的に喋ってたんですけど、いきなり佐々木さんが」
佐々木「これがチームワークですね」
千「みんな、いい感じで。仲良しっていうのはちょっとあれだけど、音楽を楽しく人間と人間のキャッチボールが生まれてるっていうのが伝わってくるんだけど」
白井「本物のキャッチボールはすっごいへたくそで」
千「だから広げなくていいっつの(笑)。『キンモクセイのみなさんは暇なときどんなことをしてるんですか?』」
張替「大体散歩をしております。時折走ったりもするんですけど」
後藤「食ったり寝たりテレビ見たり。おっさんですね。ほとんど寝っ転がって」
千「そうは見えないけど。食ったりって言うときはすごく食うの好きなんだなってヒシヒシと」
白井「ケーブルテレビの動物チャンネルで生き物の生態を調べているかお絵かきしてるかです」
伊藤「僕はほとんど車にずっと乗って、寝る以外車の中で食ったり生活をしております」
千「そういうときにまた詞のアイディア、アカボシみたいな歌が生まれるわけですね」
最後のエンディング曲のタイトルは『替え玉』
「キンモクセイのアカボシ、明星、ラーメンというつながりで(笑)、『替え玉』というタイトルで、替え玉をお代わりしたとき、隣に誰かいてほっこりする感じを麺の動きとともに表現してみましたけど、いまいち伝わんなかったかな(笑)?」