ポカリスエットLive Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.49 2002/04/11 ON AIR (guest:ハックルベリーフィン
「こんばんは、大江千里です。みなさん、ようこそ東京FMホールにいらっしゃいました。ラジオをお聴きのみなさんもこんばんは!一週間のご無沙汰です」
(ハックルベリーフィン登場)
千「一人一人ラジオ聴いてるみなさんに自己紹介お願いします」
佐久間「ボーカル、ギターやってます佐久間勉です」
山口兄「ベースとコーラスやってます山口剛幸です。よろしくお願いします」
山口弟「ベースの弟でドラム、コーラスやってます山口幸彦です。よろしくお願いします」
千「幸彦さんと剛幸さんが兄弟?何となく動きもシンクロしてるような(笑)。で、佐久間さんもちっちゃい頃から知ってて?」
佐久間「小中高とお兄ちゃんの方と幼なじみで」
千「山口兄弟は二人なんですか、兄弟は」
山口兄「もう一人兄貴がいるんですけど」
千「佐久間さんの方は?」
佐久間「僕にも兄がいて」
千「じゃ、上のほうが聴いてる洋楽とかいろんな…」
佐久間「そうですね。兄の影響で洋楽聴くのが早くて。このたけにぃとよくレコード貸し借りして」
山口兄「周りにその頃いなかったですよね、友達で洋楽聴いてるのはそんなに」
千「じゃ、その頃のムードがそのまま今につながっているっていう(笑)。何年ぐらい、バンド組み始めて経ったんだろう?」
山口兄「バンド組み始めてからは8年ぐらい。結構長いっす」
千「そしてメジャーデビューして、何か変わったことってありますか」
佐久間「やってる音楽的なものは前のインディーズの時から変わらないんですけど、移動したり地方に行く機会が増えて」
山口「取材とかね。そういうのがあったり」
佐久間「新幹線とか飛行機乗る機会が多くなって、ちょっとドギマギしてますね(笑)」
-CM-

(ハックルベリーフィンライブ)

『ハリケーン』『25』
-CM-
千「セッションタイム(千里さんとハックルベリーフィンの演奏)。今日はハックルベリーフィン、若干年齢差ありますけど4人です(笑)。よろしくお願いしますね。いいかな?(会場から拍手)いいかなってね(笑)。今日はこの曲、ジャパニーズポップスの名曲ですね」
(セッション)
山下達郎『パレード』

千「いかがでしたか?」
佐久間「なかなかやっぱりいいですね。鍵盤入るとすごくいいっすよ」
山口弟「この曲は初めてだよね?3人以外で4人でセッションやるの」
千「3人でやることはあってもピアノが入ったりするのは初めて?」
山口兄「今までは他の楽曲とかで他の人が鍵盤で入ってきてやったりすることあったんですけど」
千「僕は練習のテープを聴いて、譜面がなかったんで耳でとってたんだけど、1カ所すごいわかんないとこがあって、これは何が入ってるんだろう?フラットファイブにナインスが入ってるのか?何だろうって思って(笑)」
佐久間「あそこは僕らもよくわかんないです(笑)」
千「マジっすか(笑)?でも何となくね、合いましたね。名曲っていいですね。引っ張ってくれる力ってのがこの曲にもあって気分が上昇してくるっていうね」
山口弟「曲の強さを感じますね」
千「ハックルベリーフィンは対バン形式でお互いの曲を必ずカバーし合うっていう…」
佐久間「僕らのイベントでやってるんですけど。これまだ不定期なんですけど草加印っていうイベントやってて」
千「やっぱり草加印で(笑)」
佐久間「(笑)。一応地元なんで。そのイベントのときは出てもらったバンドさん達と1曲ずつ交換し合ってカバーをし合うっていう企画になります」
千「このイベント草加印ではロゴ入りの煎餅がついてくるって」
佐久間「ロゴ入りはこの間初めて、ん?いつだっけ?」
山口兄「7回目のとき初めてロゴ入りになりました」
佐久間「一応地元なんで、ちょっと冗談半分で煎餅配り始めたら面白いかなって言ったら、意外にも好評だったんでやめられなくなっちゃって」
千「いや、いかしてますよ。オレも欲しい」
佐久間「あとで差し上げます」
千「あ、是非。僕もライブで一回、夏のライブで三笠饅頭ってあるじゃないですか。中にあんこが入ってる、ホットケーキのちっちゃいヤツみたいなの中にね、あんこが入ってんの。みんな、ひかないでくださいよ(会場から笑い)。それに僕がイラストを描いて、千里って入れて、夏の炎天下で売り出したら売れませんでした(笑)。そもそもこの3人はどういうふうにくっついたというか、3人になった瞬間って覚えてる?」
佐久間「あんまりはっきりわかんないですよね。組み始めたときはもう一人ギターいたりしてたこともあったんですけど、そのギターが抜けて3人でおいおいギターを入れたいね、なんとか言いながらもライブやりたかったんで3人でできる形を作っていこうかって言って。でもあんまりはっきりとわかんないですね、いつぐらいかって」
千「気がついたら現在に?来てる方にアンケート書いてもらったんですけど『ケンカをしたとき誰が最初におれますか?方法など。ちなみに最近怒ったことありますか?』」
佐久間「ケンカですか?あまり面と向き合ってケンカすることあまりないんですよ。意外に陰でいや〜な空気が流れる感じで(笑)。で、何やってんだよっていう誰もツッコミも入れず、いつの間にか仲直りしてるみたいなね」
山口兄「相手が、悪く思ってる、自分が悪かったなと思ってるのがわかりますね、空気感で」
千「そういうときは音もしっくりこない?」
山口兄「こないですね」
千「たきにぃに質問です。『一人暮らししたいと』…あ、そうなんですよね。弟さんの方と佐久間さんの方は一人暮らしを東京でしてるんだけど、お兄ちゃんは実家に残られているんですよね。もう母ちゃん、パンツ洗いぃの」
山口兄「(笑)。自分もたまに洗濯機回しつつ」
千「『一人暮らしをしたいと思うときありますか?』」
山口兄「無茶苦茶したいですね。お金が貯まったら」
千「残るきっかけっていうのは?なんで残ったの?」
山口兄「親のいろいろ事情があって、僕が残ることになって。もう今は大丈夫なんで。あとはもうお金が貯まったら出ようかなと」
山口弟「やっぱりお金なんじゃない」
千「弟のツッコミです、ラジオの前のみなさん(笑)。『一人暮らしのここがいや、ここがいいっていうことをお兄さんにアドバイスしてあげてください』」
佐久間「そんなアドバイスするほど僕もそんなに充実した生活送ってるわけではないので(笑)」
千「じゃ、ここは困るっていうのは?」
佐久間「新聞の勧誘とか怖いですよね。あまり簡単に開けちゃいけないですね。小窓を覗いてみて、あっこれは怪しそうだと思ったら出ない方がいいです。「いませ〜ん」て言うの」
千「いるじゃん(笑)。古典的な、ありがとうございます」

(ハックルベリーフィンライブ)
『はなむけの歌』『MOUNTAIN』『青春ボディーブロー』
--CM--
千「どうでしたか?今日は」
佐久間「いや、もう気持ちよかったです。最初は緊張してたんですけど、やり終えたら元気になっちゃった(笑)」
山口兄「気持ちよかったですね。響きとかもすごい気持ちよかったし」
千「この天井が抜けていく感じでね」
山口兄「お客さんもすごいアットホームな感じで。ありがとうございます」
山口弟「全体通してすごいよかったんですけど、特にセッションが楽しかったですね、大江さんとの。顔はちょっと見えなかったんですけど」
千「ちょうど弟さんと僕の間に兄ちゃんのアンプが高々とそびえ立ってて」
山口弟「ちょっと背高いんですよね、これ」
千「このアンプがね。その上にまだ物を置いてるっていうね(笑)。見えづらかったけど気持ちが近い感じでできましたね。ところで今はアルバムの制作中?どんな感じで?」
佐久間「僕達の曲、いろんなタイプの曲あるんで結構バラエティに富んだ曲になると思います。あと、何て言うか、夏の似合う感じのアルバムかな?季節感が出していけたらいいなと思ってて」
千「さっき演奏してくれた『はなむけの歌』もこの季節に、いろんな出会いと別れがあって、その中で残っていう気持ちっていうのを感じるんですけど、バンジョーが入ってるでしょ?CDだと」
山口兄「バンジョー入ってますね」
佐久間「あれは僕がやってるんですけど、結構旅人、さすらってる感じがしていいかなって(笑)。ああいうアコースティックなものが入ってくると人間味が出るっていうか民族的な、民族楽器って程じゃないですけど、どんどんそういうもの取り入れていきたいと思ってます」
千「最初聴いたときバンジョーなのに和楽器を聴いてるような懐かしい不思議な安心感というか」
佐久間「弾き方とかフレーズによっては日本の和の感じが出ますね」
千「新しいアルバムの中でもチャレンジしてる民族楽器とかありますか」
山口弟「ジャンベっていう太鼓を買ったんですけど、それをちょっと挑戦します」
千「3人だから隙間もあるし、音のダイナミクスも出せるし」
山口弟「最初3人でやった頃って、その隙間が怖くて。なんとか埋めようとしてたけど、今はもう、そこが味として武器にやっていければいいかなあと」
千「あと、音楽にジャンルはないと思うんだけど、いろんなところのエッセンスが1曲の中に詰まってて、さっきブロードバンドで袖で観たりとか、いろんな聴き方してたんだけど、3人が俯瞰で演奏している絵が見えるとピラミッドサークルだっけ?ああいう3人っていうのがあるんだなって。ハックルベリーフィンていうジャンルを3人で走ってるんだなって思ったんですけど。出会いの気持ちみたいなのが曲の中に入ってると思うんですけど、これからもそれがどんどん拡がって…」
佐久間「どんどんいい曲作っていきたいです」
エンディングテーマは『僕らがいる』