「こんばんは、大江千里です。みなさん、ようこそTFMホールへ!いよいよ明日からサッカーですね。僕はいまいちサッカーのルール知らないんですけど、で、一枚もチケットを取れてないんですけど、さすがに明日から始まると思うとテンションが上がってきました。みなさん、どうですか?」-CM-
(In the Soup登場)
千「ラジオを聞いてるみなさんにそれぞれ担当楽器とお名前をよろしくお願いします」
中尾「In the Soupの中尾で〜す!」
八谷「ギターの八谷健太郎です」
草場「ベースの草場です」
吉田「ドラムの吉田です」
千「In the Soupは6年前、96年に結成、そして2年前にメジャーデビューして、これまでに2枚のアルバムをリリースということですけど、昨日ニューシングル『グリーングリーン』をリリースしたばっかりです!出たばっかりの気分はどうですか」
中尾「もう出たぞって感じがしてスッキリしてますね。みんなで一緒に盛り上がりしょう〜!」(かなりテンション高め^_^;)
千「(笑)。中尾さんの走りを吉田さん、結構冷ややかに…」
吉田「いやいや、もうバッチリですよ」
千「いつもはどんな感じのライブなんですか」
中尾「いつものライブはやっぱり出してるぜ!って感じですね。みんなで一緒に歌ってるっつうかんじかな。みんなで一緒に歌うし、知らない人がいても知ってる人がいても歌を歌えばみんな一緒になれるような感じがしますね」
千「今日もそんな感じでいきたいね」
中尾「いきたいですね。大江さんともセッションありますしね」
(In the Soupライブ)
『光った汗を僕は信じてる』『むし』-CM-
千「セッションタイム!(千里さんとIn the Soupの演奏)じゃ行きましょうか、早速。この番組始まって以来ですよ、来てくれるアーティストの出したばかりの曲をセッションにするというのは(笑)」(セッション)
中尾「幅のない、うちらバンドなんですね」
千「いやいや(笑)、面白い!じゃ紹介してください、曲を」
中尾「え〜曲はみんな!ここに来てる会場のみんなが曲紹介をしてくれよぉ、バカ!いくぜ!知らない人もいると思うから、ちょこっと教えるけど『グリーングリーン』っていうんだね、これ。『グリーングリーン』って僕が…次は何かな?って言ったら『グリーングリーン』って言ったら始まりますね」
千「(笑)。OK!いってみましょう!」
中尾「次は何かな?」
会場から「グリーングリーン!」
In the Soup『グリーングリーン』(In the Soupライブ)千「リハーサル、今日入って始めたんですけど、あんまりやんないほうがいいかなってことになって」
吉田「(笑)。もうどういう構成になるか分かんないからね。あんまりやんないでいようってことでね」
千「2回やったんだけど2回とも違ったんだよね(笑)。で、本番にとっとこうって言って本番も違ったね(笑)。でも楽しかったよ。ありがとうございました。この曲は昨日出たばかりのニューシングルですけど、結成当時からライブの定番だったという話を」
吉田「結成当時というか結成して2年ぐらいのときに、3年前ぐらいからずっとやってましたね」
千「元々この『グリーングリーン』をなぜ歌おうと。しかもシングルにまでなってしまったという」
吉田「最初はカバーでもやろうかってノリで選んだんですけど、どうせやるんだったら童謡とかどうって話になって。元々童謡とかシングルとかでインスピレーションもらって作ってたりとかやってたんですけど、今回その時に『グリーングリーン』っていうのがベースの草場からあがって、やってみたらばちっとハマって。しかも早いアレンジで。ライブでやったら一発で決まったし…きみは何をやってんの?中尾くん」
千「そうそう、二人が今いい話をしてるのに間で中尾くん…」
中尾「すごい暑いですね、この場所は。リハーサルから汗だくでしたものね」
千「でも、いいね。今日楽しいね(笑)。結構面白いライブをやってるって話を聞いたんだけど、劇団と一緒にライブをやるって」
吉田「はい、やったことがあって。友達の劇団があって、そこで一緒に。劇団やってライブやってってことじゃなくて、劇団とバンドがひとつのステージの中で作品を作るっていう」
千「これ、場所はグローブ座で。俺も年末やってんですよね」
吉田「いいとこですよね、あそこ」
千「あそこ、バッチリですよね」
吉田「気持ちよかった。なかなかバンドのコンサートやるところってイメージがないから新鮮でした。なくなっちゃうんですよね」
千「なんかね〜、寂しいよね。7月で閉館しちゃうんですけどね。元々出会いっていうのはボーカルの中尾さんが一人でギター弾いてるところにあと三人がバンドやってて、見つけて、お互い見つけあって(笑)」
中尾「僕が路上で、大学卒業してから就職活動せずに路上で歌ってるところを」
吉田「嘘ついてどうする(笑)!?同じ大学なんですよ」
千「あ、そうなんですか?俺、まんまと騙されちゃいました、今。素直にうなずいてた(笑)」
吉田「ただね、大学の間は彼は俳優目指したりアコギで一人で歌ったりしてて、僕たちは僕たちで別のバンドやってたんですけど、一緒に路上出たりして歌ったりしていたんですが、彼が卒業するときに僕らもボーカル探してて誘ったら、まんまと断られて。それで2ヶ月かけて落として。一回試しでやってみたら今に至ると」
千「口説かれて最後にOK出した決め手は何だったんですか」
中尾「違うバンドも組んでたんですよね。違うバンドからも誘われてて、その時にね」
吉田「またどうしようもない嘘つくなよ!つっこめないから(笑)」
中尾「誘われてなかったんですけど、吉田くんが居酒屋で奢ってくれまして。それまではちまちまちまちまと缶ビール持ってきて。その缶ビールも安い方のヤツですね。安い方で僕を口説き落とすのかってことで、僕もビールとかあまり飲めないんですけど、そこで吉田くんも秤に掛けましてね。僕は安いビールは飲めないんだ、このやろ〜ってこと言いまして、緑色の方のヤツを、外国産のヤツですね、あれしか飲まねえんだってね」
吉田「で、僕が気を遣って買っていったりして。で、2ヶ月かけて居酒屋で奢ってあげたら簡単に落ちまして」千「ちょっと会場のみなさんからの質問にも答えてください。『5月4日のライブで諭介さんがシャツのボタンを引きちぎって脱いで歌っていたのが印象的でしたが、あのあとのボタンの行方がすごく気になります。どうなったんでしょうか』」
中尾「あれはですね、僕がライブ中にバーッとはだけたんですね。ボタンも何も関係ないぐらい、魂だけのピョン吉がいてですね、パーッと行ったんですよ」
千「(笑)。おもろい、おもろい」
中尾「そしたらボタンがピュピューンとドラゴンボールのようにね」
千「(笑)。おもろい、おもろい(笑)」
中尾「それを今孫悟空あたりが一個一個探してるんじゃないですか」
千「なるほど。ここ、みなさん、拍手どころ(笑)!引きちぎったことも覚えてないぐらいのテンションだったのかもしれないけど。『吉田さんのドラムは一度観たら忘れられない、強烈で印象的で個性的なドラミングだといつも思うのですが、意識して小道具を遣ったり…』(物音に)ちょっと静かにしてなさい(笑)。小道具使っているんですか」
吉田「パーカッションとか好きでいろいろ集めてて、オモチャ系のヤツとか結構ピロピロ流したり。うちのバンドのアレンジが、アレンジするときに音符でアレンジするというよりも色づけみたいなね、鳥が飛んでるね〜とか言ったりするんで、そういうときに小道具を鳴らしたり」
千「テープもらったじゃん、今日やるセッションの。いざそれを聴いて一応譜面に起こしたりとかして、来たら全く違うから(笑)。で、その場でみんなメンバー同士でも違うなって分かるんだよね。中尾くんがガーッといくとそれにあわせんだよね、みんな」
吉田「ライブ自体が曲順決めても意味なかったりしますからね」
千「(笑)。曲順さえも」
『コーヒー』『東京野球』『檸檬ーレモンー』--CM--
千「このTFMホール、天井ちょっと高いんですけど、どうだったですか」
八谷「なんか天井高いんですけど、天井まで熱気が、熱い蒸気があがってるような感じしますね。すごく暑いです」
草場「いる人はわかるけどUFOみたいなのが上にあって(笑)」
千「『グリーングリーン』が出たばっかりですが、ジャケットがすごいですね。インパクトがあって。誰だろうってまず思うと思うけど」
中尾「あれは吉田の」
吉田「なんでやねん」
千「これはなぜゆえに?」
吉田「最初は普通におじいちゃんかおばあちゃんにしようってことで、論介の実家によく遊びに行ったりしてて、そんときにおばあちゃん可愛くて。すごい可愛いんですよ、少女のようなおばあちゃんで印象にあったんで」
千「歯並びがすごいよくてね(笑)」
吉田「すごく印象に残ってたんで、論介のおばあちゃんどうだっていったらホントに宮崎まで撮りにいっちゃって」
千「アルバムに向けてオリジナルの曲作りも進んでるという話が。どんな感じですか」
吉田「いっぱい曲できてますね、珍しく、In the Soupにしては(笑)。なかなか曲できないんですけど」
千「時間かかる?」
吉田「時間かかりますよ。セッションで作ってたりするから時間かかるけど、今回は今年入ってから結構曲できてるんで、いい感じです」
千「いい感じになるタイミングって何かあるの?この4人の中で」
八谷「う〜ん、どんなときやろ?やっぱいいのができたときやろね」
千「(笑)。そりゃそう」
中尾「何かありますよね、そういうの。遊ぶ機会も多かったですね。一緒に遊びじゃなくて、沖縄に曲作りに行ったんだけど、沖縄で一緒に泳いだりとか。でも面白いよね。点数とかないしスタンダードな模範の解答があるわけでもないし。うちらがこういうのがいいって言っても、その通りにはならないし、その通りになってもダメだな〜って思うときもあるし。目に見えないものがあって手に乗せられないものがあるけど、何か針の穴に糸を通すように4人の…そういうのであるんじゃないですかね。よく言葉に出るのはバターになるまでやってみようとかね」
千「バターになるまで?」
中尾「木の周りぐるぐる回ってバターになるような」
千「中尾くんの話、もっと聞いてたいんだけど(笑)、横から時間のあれも入ってるんで告知に行きたいと思います。全国ツアーも始まるんですね。夏のイベント出ますか?」
中尾「そうすね〜、出たいすね」
千「じゃ、夏に向けてクレッシェンドで」エンディングテーマは『グリーングリーン アルペジオ』