「こんばんは!大江千里です。みなさん、ようこそ、ようこそ。もう会場は5万人の勢いで総立ちです!外は雨が降っててなかなか梅雨が明けないですけど今日はそのジメジメした気分をぶっ飛ばすような時間にしましょう!」-CM-
(RAG FAIR登場)
千「さっそく自己紹介の方をお願いいたしま〜す」
(RAG FAIRが歌で自己紹介)
千「はじめまして、よろしくお願いします。リハーサルの時にそれぞれのメンバー、思い思いの普段着で打ち合わせとかやりつつリハをやってたんですけど、まったく変わって全員ピンク地に黄色の花柄の…」
レオ「アロハでございます」
千「全員レイをかけて、そしてレオさんが…」
レオ「ハイビスカスのついたレイ仕様のファーでございます」
千「レオくんに今日の意気込みを一言」
レオ「今日はラジオと言ってもライブでございますので、リスナーのみなさんにも見えないところまで思いっ切り動いて、聴いてる方もこういう動きなんだなっていうぐらいまで頑張っちゃおうっかなって思ってるわけでございまして、よろしくお願いします」
(RAG FAIRライブ)
『恋のマイレージ』『Hound Dog』-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏とRAG FAIRの歌声)RAG FAIRっていうのはどういう意味なんですか」(セッション)
よーすけ「これはうちのかとうっていう男がバッチリ説明しますんで聞いてください」
かとう「え〜、あ、どうも、かとうです。RAGっていうのがボロボロなっていう意味でFAIRっていうのがお祭りという意味で。元はフリーマーケットとかいう意味なんですけど。うちらの解釈としては…」
かのう「ぼろは着てても心は錦と」
レオ「ぼろは着てても心は錦っていう意味なんですよ!」
千「なるほどFAIRがどっちかっていうと錦…」
よーすけ「そうですね、ね、かとうさん。すべてかとうさんが説明しております。不十分ですか」
千「いや、今ちょっと振ったところが良かったね(笑)。今日はビートルズの名曲を選んでみました」
かのう「あらららら」
千「あららららって、自分が選んだんやろ(笑)」
ビートルズ『Magical Mystery Tour』(RAG FAIRライブ)千「みなさん、こちらにどうぞ。紹介しましょう。おっくんです」
おっくん「ボーカルパーカッション担当しておりますおっくんです」
千「髪ツンツン立ってますね、おっくん。そしてレオさん」
レオ「セッション大好き、土屋礼央で〜す!」
千「どうもありがとう(笑)。そして、よーすけ」
よーすけ「ポカリスエット大好き、よーすけです」
千「なんか今日はその役回りのように…」
よーすけ「そうですね。僕、汗がすごいんで、多分ピッタリなんじゃないかと」
千「あんまり汗かきそうな感じじゃない…」
よーすけ「そうですか?見た目さわやか…ん?何?」
千「自分で言うなみたいな(笑)。そして、かのうさん」
かのう「はい、かのうです。よろしくお願いします」
千「低い声から高い声までマジックのように。そして、かとうさん」
加藤「ハイテナーボーカルのかとうです」
千「曲振りはかとうさんにお願いしましたけどね。そして、けんちゃんです」
けんいち「はい、けんいちです。さっき『Magical Mystery Tour』でリード取らせていただきました」
千「毎回この番組ではゲストの人に曲選んでもらって、いろんな曲やるんですよ。RAG FAIRのテープをもらったとき、なんか出来上がってて入れないんですよ、この中に。だから、混じろう、混じろうと今日は気持ちだけでも中に入ってやってました」
レオ「普段歌だけでやってるんで、すごい新鮮で楽しかったです」
千「声でいろんな楽器を表現してるから、むしろ楽器より楽器ぽいような。例えば僕なんかピアニストじゃないですか。ピアニストが考えるベースライン、ホントはこんなことやらないんだけど(ピアノを演奏)やんねえよっみたいな(笑)。そういうのが随所にあって、混じりあってて、こうやって入ろうとするんだけどなかなか入れないっていうね(笑)」
レオ「結局口でやってるんでベースラインやってても言葉を歌ったりとかするんで、そこがベースボーカルの良さだったり。ボイパもそうですよ。おっくんの歯の形が皮膚越しにわかるぐらい顔が伸びてますもんね」
おっくん「そうですね。口の筋肉も使うし腹筋も使うし、体中の筋肉総動員で。音量がおっきいんで、体全体を使わないとなかなか…」千「ところでこのRAG FAIRっていうのはどんなふうにつながってできたバンドなんですか」
よーすけ「元々は大学のアカペラサークルで他の大学と交流しながら」
千「交流会みたいな?アカペラで」
おっくん「ま、イベントもあったりするんですけど」
よーすけ「この人とやりたいなっていう人を誘い合って、お客さんと一緒に楽しめるバンドをやろうよってことで集まった人たちです」
レオ「今のよーすけくんなんですけど、昨日からリーダーになりましたんで」
千「リーダーよーすけ!(会場から拍手)リーダーは聞くところによるとなぞかけが得意だって話を」
よーすけ「ちょっと待ってください(笑)。さっき、それを使わないって話だったんじゃ…」
千「あ、そうなんですか?さらっと先に行った方がいいですかね(笑)?で、さっきベースボーカルのかのうさん、しぶい声を出してはったんですけど、大学生仲間の間ですごいヤツと」
よーすけ「らしいんですよ。彼は今ベースやってるんですけど、RAG FAIRの初期メンバーにいたんです。一回就職で抜けて戻ってきたんですけど」
千「あ、出戻り…?」
よーすけ「で、その時は高いパートをやってたんで、すべてのジャンルを網羅してる」
千「例えばラッツ&スターとか」
よーすけ「ひとりラッツ&スター、かのうくんはできるんで」
千「ぜひぜひぜひ」
かのう「(イントロから最初の一節までラッツ&スターの『ランナウェイ』を歌う)」
千「時間が8時間ぐらいあったら、色々聞いてみたいね(笑)。そしてこのバンドは芸達者なエンターテイナーが集まってる感じがするんですけど(笑)。え〜誰に何の話聞いて…、じゃね、けんちゃん。けんちゃんはラーメンとチャーハンが好物って聞いているんですけど、その好物の横に焼きミカンというのを発見したんですけど、ミカンを焼く?」
けんいち「焼くんです!」
千「それ、好きなんですか」
けんいち「好きです!大好きです(笑)。夏なんか冷凍ミカンを焼くんですよ」
千「グチャグチャなるんじゃないですか」
けんいち「そうかもしれない(笑)。まだやったことない(笑)。焼きミカンというのはオーブントースターにアルミホイルとかかけず、そのまま皮ごと3分から5分入れていただくとホカホカのジューシーなミカンができるんですよ」
千「頭の中でどないなるんやろって(笑)。あの〜、かとうさんは聞くところによると縄跳びがお得意っていうことですが」
かとう「(笑)。あ〜得意ですね。小学校の時に縄跳びカードってあって」
千「縄跳びカード(笑)」
かとう「これクリアすると何級とかあって、クリアするために毎日夜までずっと一人で練習して。学年で一番早く全部クリアして」
よーすけ「一番すごいのはどういった技なんですか」
かとう「え、なんか、うしろこだまとか」
千「うしろこだま?どういうの?どういうの?それ」
かとう「でもね、小学校一年の時に二重飛び100回跳んで大会で優勝とか」
千「今、すごいっていうのが70%で、30%ぐらいはなぜ?二重跳びを100回もやるのって(笑)。会場からも質問もらってるんで。『最近ますます有名になってきましたが、街を歩いてるときに変装とかしますか?』」
レオ「普段はサングラスにファーをしてるんですね。僕はメガネをはずすと変装ってことになってます。でも遂に最近、鹿児島に行ったときに、何もしてない状態で、ソフトクリームを買うために並んでたんですけど、声かけられたんですよ。サングラスもファーもしていない状況で。『RAG FAIRのレオさんですか』って。初めてだったんで、『いえ違います』って言いたかったんですけど『そうです』とか言って」
千「そういう時って」
レオ「嬉しいですよ!『あ〜そうです』って言ったら『おっくん、元気ですか』って」
千「(笑)。みなさん、ここオチです。拍手です!おっくん、今心配そうに見てたもんね(笑)」
おっくん「何言うかな〜?と思って。僕も普段近所歩いてるときは雪駄履いてコンビニ行ったりしてますけど、コンビニのお兄さんとかは年齢層によってわかる人とわからない人がいるみたいで。近所の子供とかすごいですね」千「次の質問いってみましょうか。『今日はあいにく雨ですけどRAGの中でどなたが雨男ですか』」
よーすけ「かとうが花粉症ひどくて、広島のフラワーフェスティバルで歌うときは大問題だったんですが、見事に大雨でして。誰ですかね!?雨男は。ん?ボクじゃないよ。ボクも大体晴れなので。あ〜決めました。かのうって男、雨男です」
千「拍手してええもんか(笑)。必ずチームにいますよね」
よーすけ「いや、でも雨も最高ですよね」
おっくん「梅雨がないと日本は困るんだよ」
よーすけ「気象予報士なんで、彼は」
千「すごいやん。じゃ、将来ここで低気圧が来て、とかニュースに出てたりとか」
おっくん「高校生の時に夜中久米さんがやってるニュース番組あるじゃないですか、あそこで天気予報させていただいたり。一日だけ」
よーすけ「当時史上最年少でその資格取ったんですよ」
『Peace!』『She サイド ストーリー』『ラブラブなカップルフリフリでチュー』--CM--
千「どうでした?今夜の東京FMホールでのステージは」
よーすけ「天井が高いんですね。すっごい気持ちいいです。ぶらさがってんのは何ですか」
おっくん「UFOですね」
よーすけ「(笑)。断言されても困るな」
千「これ、照明なんですね」
よーすけ「照明ですか。素晴らしい。ホント楽しかったです。コマーシャルもここで流れてるの、面白いですね」
千「みんな、色々リアクションしてたんですけど(笑)。99年に結成して去年の12月にデビューして、つい先日出したセカンド、サードが1位、2位」
よーすけ「大変なことになってきました。ホント、これから頑張っていこうと改めて決意を固めてるところです」
千「休みもなくて練習する時間とか大変なんじゃないですか」
よーすけ「ま、それは大丈夫です。休みがないことはわかってますんで、楽しいです!」
千「その新曲の作詞をされたレオさんとよーすけさんから一言ずついただきましょうか。まずは『恋のマイレージ』」
レオ「これは今、衣装のアロハでございます。どういうことかというと夏真っ盛りということで、トレンディドラマが一番はやってる頃の憧れの夏というのをイメージしたいなぁと。僕ら、夏は得意な方じゃないんですよ。あ、何だ、あのこんがり灼けてるのいいな、と。どうすれば夏を盛り上げれるのかなぁということを簡単に今説明してるわけなんですが」
千「あ、なるほど(笑)。話に聞き入ってしまいました(笑)。そして『She サイド ストーリー』」
よーすけ「ちょっと切ない恋を描いた歌になってるんで。これで号泣する恋じゃなくて、懐かしんでジワッと涙が浮かんでいただけたら、なんて思ってる曲でございます」
千「照れながら説明する姿が初々しいですけど(笑)。アルバムもレコーディング中ということで」
よーすけ「ボクは昔から曲を作ってたんですけど、自分で作る曲は思い入れが全然違うということで、メンバー全員で一気に作曲しています!」
千「これぞRAG FAIRっていうのがもうすぐ出来上がると。夏、色々イベントがあるそうですけど。今年の夏、デビューしてから初めての夏ってことですが、忙しい夏にしてください」エンディングテーマは『トビウオ』
「すごく勢いがあって、夏にトビウオが水の中からピューンと跳び上がってくると太陽の光を浴びてキラキラするんですけど、あのイメージで作ってみました」