「こんばんは!大江千里です!うわぁ〜スゴイな、この人数。3万5千人、公称!(千里さんのテンションかなり高し)今週は高校野球も終わって涼しくなったかなって思っていると、今夜はところがどっこい熱いわけですね。早速今夜のスペシャルゲストをお迎えしましょうか!(会場の歓声に)そんな拍手じゃダメだ〜!ダメ、ダメ〜!」-CM-
(TUBE登場)
千「FMを聴いてるみなさんに一言ずつご挨拶を」
前田「初めて遊びに来ました、TUBEです。よろしくどうぞ〜」
春畑「春畑で〜す。よろしくお願いします」
角野「角野です。今日は楽しんでってください」
松本「松本で〜す。よろしくお願いします」
千「みんな、思い思いのTシャツにジーンズだったり短パンだったりするんですけど。TUBEってこのTシャツ、作ったんですか」
前田「これは86年からずっとこの柄なんですよ。今日みんなも着てるよね」
千「あ〜なるほどね、同じやつを。恒例の夏の野外スタジアムライブ中ということで、明後日は横浜スタジアムですね。みんなはもちろん行くよね?この夏のツアー期間、体調管理とか大変だと思うんですけど」
前田「我々プロフェッショナルですから、一年かけて体鍛えてですね。本番中いろんなとこつってる感じですね(笑)。野外の暑さがこたえる、こたえる」
千「リハがね、キツイっすよね、暑いですからね。この東京FMホールは初めて?」
前田「初めてですね、多分」
千「ツアーは大人数でやってらっしゃるってことを。今日はTUBE4人、そしてコーラス、キーボード。たいがいこの番組はアコースティックな編成の人とか来るんですけど」
前田「アンプラグドでやるの多いでしょうね」
千「多いんですけどね。今日はドカーンとこのサイズをホールで熱くなりましょう、みなさん!それでは松本さんからFMをお聴きのみなさんに今日の意気込みを一言よろしくお願いします」
松本「(いきなり振られたので戸惑いつつ)まぁホントに…大きいライブの前だけど、こういう会場でも盛り上がっていこうという感じですね」
(TUBEライブ)
『風に揺れるTomorrow』『紙ヒコーキ』-CM-
千「セッションタイム!私、大江千里は下手の方のキーボードに座りました」(セッション)
前田「久しぶりですよ〜、一緒に共演するの」
千「共演はみなさん、驚いちゃいけませんよ、夜ヒット以来です」
前田「十何年前です。しかも演奏じゃなかったですね」
千「南野陽子ちゃんの後ろでセットの一部分の喫茶店だったんですけど」
前田「お茶飲みましたね、一緒に(笑)」
千「客の役を二人でやったんです。ナンノが歌ってる後ろで、お茶を二人で飲んだんだよね」
前田「適当に会話してくださいって言われましたですね(笑)。それ以来ですよ。今日はお茶じゃないですよ〜」
TUBE『湘南My Love 2002』(TUBEライブ)前田「今日は6人で。今回の編成18人でやってるんですよ。3分の1でもこんなに大きいというね」
千「ステージ上大変でしょ?いくらスタジアムが広いとはいえ、暗転とかしてダンサー出てきてぶつかったりしないですか」
前田「も、しょっちゅう。いろんな人が転んでますしね。この間、どこだっけ?野外三本しかないんですけど、その一本目で春畑さんがやってくれましたね」
春畑「甲子園でね」
前田「弾かなきゃいけないとこでソロ弾くの忘れちゃって、みんなが慌てふためいて何とか合わせようと思ったんですけど、10何年振りに曲が止まりましたね」
千「(笑)。合図するときに遠くのほうにいて、せーのでジャンプしたら、みんな見えないからまだ弾いてたりとかね(笑)。そういうのありますよね。仕掛けが大きいだけにしくじったときの、あの虚脱感みたいなのもね」
春畑「あの時は気づいてなかったんです。しばらく何で止まったんだろうって結構ムッとしてて、何やってんだよ〜みたいな。俺でした(笑)」
千「そのツアー中、何と17年通してニューアルバム、毎年出してんですね。全部載ってるやつ見てたら、ちょっと待てよ、毎年夏に出してるんだなって改めて思って。毎年出すっていうのはテンションキープしてないと出せないじゃないですか」
前田「そうですね。そのへんは大変ですよね」
春畑「うん…ただこう…」
千「(笑)。今ちょっとしんみり、前田さんと春ちゃんと二人で。二人は詞と曲ってことで、みんなでレコーディングする前に密会じゃないけど喫茶店寄ってMDで」
春畑「密会(笑)」
千「MDで曲を聴き合ったりとか?」
前田「密会が多いですね(笑)。打ち合わせしようと二人で出かけて、軽くリラックスしながらアルコール入れながら、そのまま打ち合わせなかったとかね」
春畑「9割、それですね」
千「TUBEも18年じゃないですか。僕もデビューして19年目なんですよね」
前田「一年早いんですよね」
千「お兄ちゃんです、僕がね(笑)。でも一緒にデビューしたバンドの人とかたいがい解散されたり、プロデュースされてたりで、ふと見回すとなかなか。頑張っている人もいるんですけど」
前田「そうですね、同期だと…同期は誰もいないですかね。聖飢魔IIが同期だったですけどね、僕たち。よく一緒にライブやりましたよ」
千「同期って一緒にオーディション受けたりとかね。僕は野村よっちゃんが。ここのオーディションも受けましたもんね」
前田「ありましたね、あの当時はラジオの。我々楽器持たないで行きましたからね(笑)」千「TUBEの曲ってどっかで勝手にイメージが出来上がってるのかもしれないけど、海が、それで太陽が照ってて、ちょっと日陰になってて、恋が芽生えて、それも40代の恋じゃない、十代の、長〜い陰がまだ続いてるっていう、そういう…」
前田「酸っぱ〜い匂いがする」
千「(笑)。あま、をつけてください」
前田「甘酸っぱいですね。酸っぱいだけじゃダメですね(笑)」
千「そういうイメージをやりながらも常に届けていくっていう、そこらへんの。今回って聞いたところによると恒例のハワイでやってないっていう話を聞いて」
春畑「ここ十年ぐらいハワイでやってたんですけど、ちょっとサウンド的にも新しい何か見つけたいと思って」
前田「春畑が行きたくないっていうとこから始まって」
千「(笑)。そういえばハワイ行く前会ったことがあってね」
前田「言ってたでしょ?俺は行きたくないんだって」
春畑「言ってないよ(笑)」
千「(笑)。今どう言えばいいのか、一応考えるわけですよ(笑)。純国産、今回作ってみて何が一番変わった点とか、例えばセルフプロデュースをやって周りを見れば前田さん!とか若い人…」
前田「そう、危険な罠にはまりそうな時期でした。セルフプロデュースの罠っていうか。年下しかスタッフがいなくなっていて、いいです!しか言ってくれない」
千「ここどう?ここどう?って聞くと」
前田「いいじゃないっすかって。特にハワイのスタッフはOK!GREAT!しか言わないですから」
千「(笑)。アロハシャツ着て?今見えた、ハワイの景色が一瞬」
前田「日本帰ってきて若いスタッフにどう思う?って聞くといろんな反応が返ってくるっていうのはTUBEにとってのこれからのエネルギーをいただきましたね」
『Bloody Soul』『I'm in love you,good day sunshine』--CM--
千「どうでした?このホール、今日のテンション。スタジアムの二日前ですけど」
前田「一時間じゃ足りないなって感じですね。中途半端にくすぐられて終わりみたいな」
千「(笑)。でも意外に、俺はちょっと引いて見てるじゃない。で、横から見てるとスタジアムに向かってグッと力入ってくる部分と、その前のちょっと抜けた感じとね、今日は聴けてラッキーみたいな」
前田「ウォーミングアップとしちゃ最高だったよね」
千「(笑)。上げたり下げたり。コーラスの濱田さん(←Pecoさん)も加わっていただきまして」
濱田「はい、すみません(笑)」
前田「濱田さんも派手ですよね〜。歩くサンバみたいに」
千「最近浜崎あゆみさんの演出とかTUBEの演出も関わってるとか。今回はコーラスで」
角野「私服ですからね」
濱田「あの、私のネタでそんな盛り上がんなくていいです」
千「(笑)。失礼しました。今日のこのステージの機材はそのまま横浜に移動するらしいですね。どうですか、気持ちは」
前田「去年台風で順延ってあったんで、そのリベンジとして今年は一発で横スタ最後、おもいきり盛り上がりたいなと。もうちぎれるまでいきますよ。ちぎっては投げ、ちぎっては投げ」
千「(笑)。TUBEの夏のライブは水芸とか花火とかね」
前田「水と火と。もう音楽関係ないとこでめちゃめちゃ盛り上がりますからね」
千「やってる方はかなりハードでしょうね。明後日スタジアムに来る人にラジオを通して伝言があるとすれば、松本さん」
松本「(またいきなり振られたので焦りながら)頑張っていくからみんなも頑張ってきてくれ〜。なんで振るのよ、いきなり(笑)」
前田「相変わらず締めるのは苦手のようで」
千「質問ぶつけてみたいと思います。『なぜアルバムの題名がいつもと違い全部小文字なのですか?』」
前田「いや、今、小文字がブームだから」
千「TUBEは大文字でしょ?」
前田「今、小文字じゃないですか、世の中は。それだけのことです」
千「そこらへんの新しさは大事だなと(笑)。『TUBEといえば夏の代名詞になってますが正直なところ、みなさんの本当の好きな季節は四季の中でいつなんでしょうか?』松本さん、いかがでしょう」
松本「夏は好きですけど、暑いのは苦手ですね」
角野「夏、好きですね」
春畑「僕も夏が好きなんです」
前田「僕は冬以外は全部好きですね。寒いのが苦手ですね」
千「夏に向けてレコーディングというのは、春、冬から、そういうときに夏の気分を、まぁ聞かれてるかもしれないけど、しょっちゅう、気分を高めて曲を書いていったり、レコーディングのときにそういう景色を頭の中で浮かべて演奏したり。盛り上げるコツってあるんですか」
前田「それもあってハワイでレコーディングしたりしてるんですけど。今年はそれ以上に周りのスタッフのテンションとかがあったかかったんで」
千「新しい人と出会ったり本音を言い合って」
前田「今のレコード会社の人スゴイです。これ、どう思う?いや、自分はこう思いますよ〜!で、TUBE聴いたことあんの?ないっす!って(笑)」
千「(笑)。このTUBEのメンバー、高校生の頃知り合って、その頃の世界が10cmぐらいだとすると大人になっていろいろつき合いが出てきたり、そんな中で変わらないで音楽を続けられる原動力っていうのは?」
前田「バンドやってる人はみんな思うと思うんですけど、はっきり一言でいうとリーダー!」
春畑「リーダーの力によることがおっきいって自分で言ってる(笑)」
千「軽く締めていいのかどうかって感じですけど(笑)」
前田「半ば強引でも引っ張っていく指導者っていうですかね」
千「(笑)。TUBEをゲストに迎えたときから一時間じゃ終わらないなって思ってた。この続きはインターネットで(笑)」エンディングテーマは『TUBE熱』