ポカリスエットLive Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.07 2001/05/17 ON AIR (guest:Skoop On Somebody)
「こんばんは!大江千里です!みなさん、ようこそ!そしてラジオの前のみなさんもこんばんはー!」
 (「ラジオの前のみなさん」の言葉に対して会場から「こんばんはー」の声が…^_^;)

 (Skoop On Somebody登場。ボーカルのTAKE、キーボードのKO-ICHIRO、ドラムのKO-HEYの3人)

千「今日のムードはどうですか?」
S.O.S.「女の人ばっかで嬉しいですよ。どうですか?千里さん」
千「ちょっと暑いですよ。ムンムンムンて感じで」
S.O.S.「ええ匂いしてますもん、だって」
千「(笑)そんな、オッサンやないか(笑)。今夜のステージへの意気込みをお一人ずつ」
S.O.S.「今日来てくれたみんなと聞いてくれてるみんなと一緒に楽しみたいと思います」
S.O.S.「生ですからね。間違えないよう頑張ります」
S.O.S.「千里さん、僕の大学時代の先輩になるわけで。そういう変な縁もあるんで今日はひとつよろしくお願いします」
千「プレッシャーかけましたね(笑)」

-CM-

(Skoop On Somebodyライブ)

『Amaoto』『線香花火』の2曲
(フューチャープロスペクト)

-CM-

 (千里さんのキーボード演奏に会わせてTAKEさんが歌い出す)
千「ちょっとメロディ違ってたかな?(笑)ゴメン(笑)。今夜は僕が読んだ資料の中にも書いてあったんですけど、半径3m以内に近寄ると妊娠すると言われているセクシーなボーカルバンドSkoop On Somebodyをお迎えしています(笑)。今日はもう大変や。すでに70人ぐらい妊娠かな?(笑)」
S.O.S.「ちゃんと届け出してください。はんこ、つきますから」
千「あの人が父親ですって」
S.O.S.「全部認知しますから」
千「全認知?(笑)」
S.O.S.「今年は認知していこうかな、と(笑)」
千「おめでたい年になりそうですからね。ここでセッションタイム!」
S.O.S.「ほんと、ドキドキしますね」
千「隣同士の楽屋なんですけどね、僕たちは。お互いに一緒に練習すればいいのに別々に声が聞こえるんですよ」
S.O.S.「千里さんの部屋はずーっと2番が鳴ってて、僕の部屋はずーっと1番かけてて」
千「先に言うなよ、ネタを(笑)。これだけひっぱっといて(笑)」
S.O.S.「(笑)ばれてしもた」
千「今日は大江千里とSkoop On Somebodyがラブソングの名曲を選んでみました。実はこの曲、ステージで演奏するのはSkoop On Somebodyも初めてと。名曲中の名曲ですよね」
S.O.S.「千里さんとセッションさしてもらえると聞いて浮かんだのがこの曲やったんですよ。なんでかわからへんですけど」
千「ピアノ弾きながら…」
S.O.S.「そういうイメージかなぁ…」
千「僕、エルトン・ジョン、すごい好きなんで…あ、言うてもうた(笑)」
S.O.S.「(笑)どんどんばれていく」
(セッション)
エルトン・ジョンの『Your Song』
1番のボーカルはTAKEさんで、千里さんとKO-ICHIROさんのピアノがツインピアノという感じ。2番は千里さんのボーカルにTAKEさんがコーラスをつけ、この時は演奏に関しては千里さんのピアノは聞こえてこなかったような…。千里さんの声はとても気持ちよさげ。

千「Skoop On Somebodyは95年結成?」
S.O.S.「デビューは97年なんですけど」
千「大阪で?結成のいきさつっていうのは…」
S.O.S.「僕が大学入ってすぐにKO-HEYにナンパされたんです、キャンパスで」
千「その浅黒い肌で?(笑)」
S.O.S.「一緒にいてたね、黒人の友達やって」
S.O.S.「自称ラッパー」
S.O.S.「僕がその黒人の人と友達になりたかったわけですよ。TAKEはとりあえず日本語が通じる人やから、ここ遠さないとっていうだけで。『すいません、彼、紹介してもらせませんか?』ってTAKEに初めて話したんはそれやったんですよね。で、『ええよぉ』って。その黒人が…、黒人、黒人て何回もおかしいですね(笑)。オリバー」
S.O.S.「あのね、自称ニューヨークから来たっつってラッパーやって言ってたんですけど、めちゃめちゃリズム感悪くて。いんちきラッパーで。じゃ、俺ら一緒にバンドしようかって」
千「アフターでのってるんだけどズレてるやつでしょ?」
S.O.S.「どこまでアフターやねんて(笑)。ま、そこからバンド始まりまして、好きな音楽が黒っぽいソウルとかR&Bとか好きやったもんで、KO-ICHIROがその時ゴスペルのバンドやってたんで…」
S.O.S.「また別でね、ボーカリスト7名ぐらい集めて一緒にゴスペル歌ってたんですけど、その時にKO-HEYくんがスタジオに遊びに来て『叩いてみて』て言うて、いい感じだったんで、そっからTAKEを紹介して」
千「キメの時の表情がいいですよね」(どうやら真似をしたようで会場から笑いが…)
S.O.S.「入り込んでしまうとホント、ブッサイクな顔になってしまいすよね、こういうのって」
千「考えてられへんもんね。一生懸命歌ってるときとか演奏しているときにね」
S.O.S.「そうそう。お見苦しいもの見せてしまってすいません」
千「(笑)でも、ウッと出たときの素敵なハモリ。その秘密を教えていただきたいですが」
S.O.S.「僕ら、練習もほとんどしませんし。演奏してるだけじゃ何となく物足りなくて、ハモリたいっていうところがあって、ずっとやってるうちに今の形になったという…。元は演奏がメインやったからホントのコーラスグループみたいにパートも決まってなくて、調子いい人が高いとこいくみたいな(笑)。変わるんですよ」
S.O.S.「元々KO-HEYくんはメロディに対して上のハモをつける人で、僕がどっちかっていうと下をパッといく人なんです。だから3人でなんかの音を聞いてパッと同時に三声になるっていうのが早かったんです」
S.O.S.「実は3人おって譜面を読み書きできるのはリーダーしかいないんです」
S.O.S.「僕は譜面でね、セッションでミュージシャンが来たときに伝えないといけないじゃないですか。コード譜とか。そのために僕がいるようなもんなんです(笑)」
千「(笑)いやいや、それは重要。ということは偶然集まったら声をはさんでちょうどいい…」
S.O.S.「そうなんです。気持ちよかったんです。最初はノリで、ラジオの番組出させてもらっててね、あまりにも曲と喋りのギャップがあるから『自分ら、ほんまに本人か?証拠見せてみぃ』言われて」
千「(笑)ちょっと待って。『ギャップあるから』って『うん』て俺もうなずいてる(笑)。いや、そんなことないですよぉ、とかね(笑)」
S.O.S.「ちょっと歌いますわって歌ったら案外うまくいったんです。あ、アカペラもできんねんなって」
千「ちょっとやってよ、じゃあ」
S.O.S.「え?ほんまに?ほんで、これで失敗したら『やっぱりお前ら本人ちゃうやんけ』って言うことになるんですか?」
千「ここから試験放送になるから(笑)。あと20分ぐらい(笑)」

 (ここでSkoop On Somebodyの3人がアカペラを披露)

千「目つぶってると『アカペラ』って映画、スパイク・リーの昔の、浮かんできて。やっぱり黒人のお友達がいたとかゴスペルずっとやってはったとか、ルーツに好きな音楽っていうのが。シンプルな構成になると余計見えるよね」
S.O.S.「あの…本人でしょ?」
千「あ、そりゃそうです。これこそがSkoop On Somebody。間違いないと思います。みなさん、どうでしょうか?」
S.O.S.「千里さんに言うてもろたらほんまやわ」
千「『どうでしょうか?』って(笑)」
 

(Scoop On Somebodyライブ)
『Key of Love』『Still』の2曲
--CM--
千「『忘れたいよ、最後のキス』(↑の歌詞の一部)。泣いてる人が裏で。男の子。うちのスタッフで」
S.O.S.「マジすか?どおりで静かになったとこ、鼻すする音が聞こえたと思たら」
千「(笑)また広げるか(笑)」
S.O.S.「あの…抜け殻です、今もちょっと」
千「ええことですよね、ライブが終わってなんか気持ちをそこに置いて」
S.O.S.「これだけの目が向いてる中でってすごかったです。やっぱりライブってすごいね」
 (このあとはアルバム発売、ライブそしてTFMのマンスリー番組のお知らせ)
千里さんのピアノ演奏のタイトルは『One Key』(仮タイトル)
「ひとつのキーの中で3人がキーを変えないで積み重なっていく感じを表現してみました」
*Skoop On Somebody3人の発言は誰が話しているものなのかわからないので、すべて「S.O.S」で表記しました。