ポカリスエットLive Depot
 Every Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
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Vol.71 2002/09/12 ON AIR (guest:fra-foa
「こんばんは。大江千里です。ようこそ。いや、梨がうまい!旅もしたい。今週末から連休続きですけど、僕は相変わらずニューアルバムのレコーディングのためスタジオにこもっています。ようやく最後の詞ができて、これから最後の歌入れに入るところですけど、気持ち的にはまだトンネルの中にいて、こうやって大勢の人の前に出てくると、すごい急に白日の下にさらされたような気持ちになります」
(fra-foa登場)
千「こんばんは。お一人ずつ担当とお名前をお願いします」
三上「fra-foaボーカルの三上ちさ子です」
高橋「ギターの高橋誠二です。よろしくお願いします」
平塚「ベースの平塚学です」
千「平塚さんはリハのときとTシャツの色が変わりましたよね。派手な赤に」
平塚「気合い入ってます」
佐々木「ドラムの佐々木です」
千「fra-foaは四年前に仙台で結成されて2000年5月にデビューして、そして来週セカンドアルバムが出るということで。今はインストアイベントとか忙しいんじゃないですか」
高橋「そうですね。セカンドアルバムのリリースと合わせてインストアライブをあちこちでやってます」
千「ちなみに昨日は?」
高橋「昨日は福岡ですね」
千「三上さん、福岡で合ってますか」
三上「はい!はい」
千「(笑)。合ってますね。きっと、うまいもん食ったんじゃないでしょうか。今日のステージはどんな感じになりそうですか」
高橋「今日はセカンドアルバムに入ってる曲をどーんといきたいと思っています」
-CM-

(fra-foaライブ)

『blind star』『light of sorrow』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)今ステージ上は不思議な配置になってんですよね(笑)。ボーカルの三上さん以外のメンバーのかた、ちょっと椅子に座ってくつろいでるような。僕はキーボードの前にいます。そして三上さんがスタンドマイクの前に、中央にいます。今日は僕のピアノに三上さんが歌を歌ってくださいます。そしてメンバーには見守ってもらうというか(笑)。じゃ、三上さん、どうでしょう、いきましょうか」
三上「はい」
千「あ、それだけですか(笑)。つれないな(笑)。いきましょうか」
三上「はい。あ!」
千「あ(笑)?」
三上「なんか一緒にできると思わなかったんです。小学生の頃からテレビで見てたんで」
千「(笑)。そんないきなり。年齢的な壁を作るなぁ(笑)」
三上「すごい嬉しいです。よろしくお願いします」
(セッション)
カーペンターズ『青春の輝き』

千「すっごいくるなぁ。ブルブルブルって心の臓が」
三上「すごい緊張しました。ありがとうございました」
千「いかがでした?」
三上「今日初めて合わせたんですよね。あ〜すごいビックリした。ありがとうございました」
千「いや、こちらこそありがとうございました。楽しかったですか」
三上「はい!すごい楽しかったです。またこれに懲りずに…」
千「懲りずにって(笑)。この曲を選んだ理由ってのは何かあったんですか」
三上「歌詞の内容が自分に近いなって思って(笑)。結構なかなか素直になれない性格なんで」
千「愛を手に入れるとすぐに失っていく何かがあって、光と陰があって、みたいなね」
三上「臆病なんですよ、すっごい」
千「詞を書いたりするときも、そういう臆病な自分というのをさらけ出して書くんですか」
三上「あ〜、半分出して半分隠してます(笑)」
千「まだ隠してますか(笑)。メンバーのみなさんは前半のステージ終えていかがですか。三上さんってどういうんだろう、野獣的っていうか(笑)。なんかホントにあなたしかいない感じなんですよ」
三上「あ、でも大江さんもそうですよ」
千「(笑)。そうですか」
三上「みんな、そう…」
千「みんな、そうですよね(笑)。すごいインパクトあんですけど、仙台で学校時代に出会って、このバンドを作られたって聞いたんですけど」
高橋「大学のサークルで一緒のところにいて。でもバンドを組んだのは卒業して、みんな仕事とかしてて、それからなんですけど。サークルのときにたまたま顔を合わせていて」
千「組んだときっていうのはプロじゃないけど一緒に音楽作っていきたいなって?」
高橋「そうですね。元々ボーカルの三上って今みたいなルーツ的な音楽を一人で歌うアルバイトをしてたんですよ。そういうことしながらオリジナルの曲をやりたいって言い始めて。じゃバンドを組もうって話になって、昔の知り合いを集めてって感じなんですけど」
千「ドラムの佐々木さんからみて三上さんの存在っていうのは?」
佐々木「なんでしょうね?あんまり頭で考えないで、そのまま素直に歌う印象が強いですね」
三上「めっちゃ考えてんだけど(笑)」
佐々木「考えてんの聞いてもわかんない(笑)。本能的なんだよね(メンバーから次々に肯定の言葉)」
三上「意外と理性的ですよ(笑)」
千「きみが言えば言うほどね(笑)」
三上「でも女の子は結構こういう感じなんですよ」
千「あ、そうですか」
三上「そうだよね?」
千「今、首がねじれそうな感じで、うなずいてるのかどうなのか、客席は不思議な感じになってますが(笑)。平塚さん、いかがですか」
平塚「いや、素敵なかたですよ(メンバーから笑い)」
三上「絶対思ってない!唾飛んじゃった、2mぐらい」

千「普段レコーディングのときは三上さんが作った詞曲を持って、どないやねんみたいな感じでスタジオにみんなに聞かしに来るんですか」
高橋「最初は大体ピアノ弾き語りみたいなんで持ってくるんですよ」
千「え?三上さんが弾き語りで?」
三上「そうなんです。つっても全然コード弾きとかなんですけど。しかも得意なとこ早くなって、できないとこゆっくりになって」
千「(笑)。カチカチカチっていうメトロノームに合ってない?それを紐解くわけですね、メンバーで。それぞれバンドの中での役割みたいなのあったりするんですか」
高橋「役割…役割…何かあるかね?」
千「それぞれご自分の役割というか」
高橋「自分の役割ね。俺はビール飲み係」
千「(笑)。いい役割だなぁ、うらやましいね。平塚さんは?」
平塚「ラーメン食い係」
千「それもいいな」
三上「私、つぶれ係」
高橋「弱いんですよ、酒が」
千「佐々木さんは?」
佐々木「俺はじゃ日本酒飲み係」
千「(笑)。でもそうやって飲んだり…、みんなで東京出てきて、去年の暮れぐらいですか?東京住まい始めたの。どうですか?音楽の話、どうしても飲んでたりしても、あのメロディがどうでとか、アレンジがどうでとか、そんな話になったりするんじゃないですか」
高橋「うーん、どうかね。あんまりならないかな」
三上「最近、でもちょっとするようになってきたかな」
高橋「あんまり、あれなんですよ、スタジオの中では曲合わせながらいろんなことは、こうかな、ああかなって感じで進めるんですけど、それが終わっちゃうと意外と…ねぇ?」
平塚「言葉で言い始めちゃうと絶対ぶつかるんですよ」
三上「あ、そうかも」
平塚「アレンジだったりニュアンスだったり、だから直接楽器持って音出した方が」
三上「喋るよりやっちゃった方が早いって感じですね」

(fra-foaライブ)
『消えない夜に』『crystal life』『煌め逝くもの』
--CM--
千「fra-foaがステージを終えて僕の隣に来てくれました。ボーカルの三上さん」
三上「ごめんなさい。最後の曲歌ってたときにテロのビルの映像が浮かんできて、すごい…なんか今自分が生きてられるってことがすごい嬉しくって…歌えるってことが嬉しくて…聴いてくれる人がいるってことがすごい嬉しくて。ごめんなさい(泣きながら話す三上さんに「うん、うん」と聞く千里さん)」
千「ストレートな自分の気持ちっていうのを音楽がいろんなふうに…なんだろう、音楽を通して伝わっていくって僕も信じてる人なんですけど。このTFMホールってちょっと天井が高いホールでライブハウスとかであまりないタイプのホールだと思うんですけど、ライブパフォーマンス的にはどうでした?やりやすかったですか」
平塚「いや、まぁいつもと同じです。どこにいてもステージはステージだし僕らの居場所って感じがしますね」
千「強い気持ちがあるから、それが演奏的にも、まぁ引っ張り合うんだろうけど、そういうのって今日あったんじゃないですか」
佐々木「結構ライブって久々なんですよ、こうやってやるの」
千「あ、そうなんですか。インストアでアコースティックはあるけども」
佐々木「だから久々だなっていう感じで面白かったですけど」
千「毎回何かお互いビックリさせたりとか」
佐々木「特にいろんな顔見せるから、ボーカルの三上が」
千「『煌め逝くもの』の中に『心を砕いて流れ落ちる光であなたを照らす』ってフレーズがあるじゃないですか。あれ、すごく好きなフレーズで」
三上「ありがとうございます」
千「昨日9月11日で今日12日じゃないですか。こういうタイミングでこの曲が聴けたっていうのは意味があったかなって思うし、また絶対この番組に遊びに来てくださいね。いよいよ来週9月19日にニューアルバムが出ます。1年7ヶ月ぶりの二枚目のアルバムですね。いかがでしたか。仙台から東京に居が移って、その中から曲書きとかレコーディングとか」
高橋「前作よりも曲がバラエティに富んでて、自分たちの中でも少しずつでも幅を広げられたかなって感じでできたんで、是非みなさんに聴いて欲しいなと思います」
千「今月末から全国ツアーもスタートしますね。じゃ、ツアーに向けて一言」
高橋「ライブは久々になるんですけど、今リハーサル中なんですけど、みんな気合い入ってますんで、是非みなさん遊びに来て欲しいなと思います」

エンディングテーマは『光の行く先』
「今日の放送は何かドキドキする放送でしたね。でもすごくfra-foaいいなぁ」