「こんばんは。大江千里です。ようこそ。さぁ10月ですね。いろんな新番組が始まって。僕は毎日新サンマを食べてますけどなんでも新しくなってきた秋、真っ盛りって感じですけど。このLive Depotもちょっぴり新しくなりました。これまでのブロードバンドに加えて10月からは東京MXテレビでお世話になることになりました」
(ICE登場)
千「はじめまして、こんばんは。ラジオを聴いてらっしゃるみなさんに一言挨拶をお願いします」
国岡「こんばんは。ICEの国岡真由美です」
宮内「どうも。ICEの宮内です」
千「宮内さんはリハーサルのときよりは低いトーンに入りましたね」
宮内「あ、そうですか?食後だからですかね(笑)」
千「(笑)。さっき弁当出てね。食べたにもかかわらず、もう一個いかがですかって。二個は食べなかったですか」
宮内「いえ、ひとつにしときました」
千「ICEは先週ライブが終わったばかりなんですか。いかがでした?」
国岡「すごかったですね、お客さんのエネルギーが。出てった瞬間に何かこう…」
千「ICE〜!っみたいな?そんな感じではない(笑)?失礼いたしました、一人だけ浮いてしまいました(笑)」
国岡「でも、何かそういう感じがすごかったよね。久しぶりだったんでね、余計に」
千「宮内さんは結構ストイックというか、ライブの出来に関して厳しいという話をチラッと聞いたんですけど」
宮内「あ、それデマですね。よくいわれるんですよ、そういうデマを。俺が厳しくチェックしてるとか。僕ぐらい自分に甘い人間はいないんじゃないかと(笑)。全然そういうことはないですよ」
千「(笑)。あ、そうですか。ICEといえばこの東京FMホールに縁があるというか、六年前に今でこそポピュラーになりましたけど、六年前にインターネットの演奏をやったんですよね」
国岡「そうなんです。そのときはお客さんはいなかったんですけど」
宮内「コマ送りの画像で。未来はないだろうと思いましたね、あのときは。これ、そんなにスゴイの〜?みたいな(笑)。すごい未来になってましたね、今となっては」
千「ICEは何だかんだで十年なんですね。ビックリしましたけど。今日のステージはどんな編成で?」
国岡「もういつもずっと一緒にやって助けてくれてるメンバーなんですけど」
千「八人ですか?」
宮内「これでも一人パーカッションがいないんですよ」
千「ということは、この間のライブのエネルギーが今日またゆかりのあるTFMホールでどうなるかと。楽しみにしてます。じゃ、ラジオを聴いてるみなさんに一言意気込みのほうをよろしくお願いします」
国岡「楽しんで聴いてください」
宮内「(千里さんの沈黙に)あ、僕もですか(笑)?楽しんで聴いてください(笑)」
(ICEライブ)
『Spirit』『TABOO』-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ)あの〜さっきから気になってたんですけど田岡真由美さん、ボーカルの…」(セッション)
国岡「国岡です」
千「あ、国岡さんでした(笑)。ゴメン、国岡真由美さん、すいません(笑)。真由美さんの今日の衣装はチューブトップが蛇腹に切れてて、黒の、すごいインパクトがあるんですけど。そういうのはどういうふうに見つけられたんですか」
国岡「これは元々だいぶ前に…え、こんなこと話してていいんですか(笑)?」
千「いやいや(笑)。すごい気になってたんですけど。素敵ですね」
国岡「かなり前に衣装で使って。元々はスカートだったんですけど」
千「あ〜全体的に上に移動したと。すいません(笑)。ありがとうございます」
ザ・クラシックス・フォー『Spooky』(ICEライブ)千「これはなぜこの曲にしたんですか」
国岡「私がすごい好きな曲で、あと最近ちょっとこの曲を歌うことがあったので」
千「セッションですか」
国岡「はい。なので、もう一回やりたいなぁって思って」
千「セッションていうのはあまりICEとしては…」
国岡「やらないですね。やったことないかもしれない。ね?ないよね?」
宮内「ICEとしてはないですね。初めてかもしれない」
千「普段やってる中にふっとひとり入ると空気がまた違うんじゃないですか」
宮内「あ、もう全然違いますね。いいもんですね」
千「僕も楽しかったです。ありがとうございました」
国岡「こちらこそ。ごめんなさいね(笑)。気持ち良くて自分が入るの忘れちゃっててね(笑)」
千「三番でお互いに一行ずつ歌おうねって言ってて、僕が歌い終わってフッと見たらフラダンスみたい、こう踊ってんですよね(笑)」
国岡「最近バンドの音に気持ち良くて入り込んじゃって自分の出番を忘れたりすること多くて(笑)」
千「リハから拝見してるんですけど、音でだんだん気持ち良くなってるっていうか、ああいう振りとかコレオグラフとかコーラスのかたと決めてるわけじゃないんでしょ?」
国岡「全然ないですね。決め事が苦手な方なので」
宮内「この人、レコーディングでもああいうふうに踊ってますから。オケ作ってるときから。変なんですけどね、絵的には(笑)」千「ICEって普段の生活ってどんな感じなんだろう?なかなか実生活が見えてない感じがするんですけど。普段はどんな生活を送られてますか」
国岡「え?いたって普通ですよ。どんなって…難しいですね」
千「ちょっと切り込みますと、その腰の動き…」
国岡「ああ!フラはやってますね、一年ぐらい」
千「一週間に何回ぐらいですか」
国岡「忙しいと行けないので、暇なときは一週間に一回か二回ぐらいは行くかなぁ」
千「あと普段やられてることありますか。音楽以外に」
国岡「地味ですけど(笑)、編み物とか縫い物とか、そういうの好きなんですよ。それはレコーディング中でもずっとやってるんですよ」
千「じゃ、音作り(ピアノ弾きながら)こうやってる横で♪あなた変わりはないですか〜by真由美ということで?」
国岡「(笑)。そうです」
千「宮内さんはいかがですか。ツアー中に何か発見とか、どこか回られたりしたこと」
宮内「僕昔飛行機がホント乗れなくて。北でも南でも電車で」
千「あ、そういう人結構いますね。北に向かうときも海も電車で越えるんですよね」
宮内「そうです。発見といっても電車の中の風景だけですけどね」
千「最近は乗るようになりました?」
宮内「なりました。ドラえもん号のおかげで乗るようになりました(笑)。ドラえもん電車っていう海底電車があるんですよ、青函に。40近くになって、あれが入船してきてニセのドラえもんが切符切ってたひにゃ(笑)、さすがにもうみっともないから乗ろうみたいな、飛行機に(笑)。あれが原因で(笑)」
千「(笑)。何か飲み屋の会話みたいですよね(笑)。食べもん系とかどうですか。ツアー中にパスタを食べに行くとか」
国岡「最近はラーメンが好きになってきたので。すごい時代に乗り遅れてますけど(笑)」
千「(笑)。ラーメンに時代があるんですか」
国岡「ラーメンて今すごいじゃないですか」
千「行列のできるラーメンの店とかありますね」
国岡「そういうのに今頃。すごいおいしいラーメン、いろんなところで食べたいなぁって思うようになってきましたね」
千「一番好きなラーメンは味噌ですか?塩ですか?醤油ですか?」
国岡「うーんとね、難しいですね。元々は九州の…」
宮内「語るな、語るな(笑)」
国岡「あ、ゴメン(笑)。これは私語るほど食べてないですよ(笑)。でも博多のラーメンが好きですね」千「話飛びますけど、来年でメジャーデビューして十年、ICEとして活動する上でいろんなこだわりがあると思うんですけど、ICE流の音楽のやり方みたいなのって?」
宮内「どうでしょう?今おっしゃってくださったみたいな、いわゆるアーティストとして生活をどうしてるんですか?みたいなのが嫌いなんですよね。できないんです、そういうことが。自分と自分の作品の距離を置かないようにするっていうか、そこが一番の特徴だったりすると思うんですよね。普段のまんま作って、普通にやってくっていうことにエネルギーを使ったりしてますね」
千「僕、ICEのニューアルバム、すごい好きだったのが、いろんなタイプの曲が入ってるでしょ。七曲だけど。一粒で七粒おいしいっていうか(笑)」
宮内「(笑)。節操がないっちゃないんですけどね」
千「好きな曲がいっぱいあんだなっていう、そういうのがね」
宮内「音楽好きなんです」
千「ずっと作って、もう次のアルバムへの、また(笑)」
宮内「もう始まってますね」
千「ふたりのコンビネーションてのはどうですか。宮内さんから見て真由美さんていうのは?」
宮内「僕なんかホント細かいことばっか言っちゃうんですね。レコーディングしてても、そういうとこ大きく、『いや、宮内くんの主張はわかるけど気持ち悪い』とか(笑)」
千「気持ち悪いよって編み物しながらね」
宮内「ばたっと編み棒止めて、ピッチおかしいんじゃないのって(笑)。そういう感じで大きく見てもらってますよね」
千「貫禄ありますよね。そのマイク握ってうなずく感じが」
国岡「え、そうですか(笑)?」
千「沈黙に言葉が聞こえましたよ、今(笑)」
『SLIDER』『(Going To The)LIGHT OF THE WORLD』
千「いかがでしたか?今日のTFMホール」
国岡「あ、楽しかったですね(笑)。みんなも楽しく見えましたよね(笑)?気持ち良かったです」
千「ライブ、好きでしょ?」
国岡「そうですね。始まるまではすごい怖いんですけど始まると気持ちいいですね。自分だけ気持ち良くていいのかなって思ったりすることもあるんだけど(笑)。でも多分きっとみんなも気持ちいいんだろうなって思って(笑)」
千「そりゃそうですよ。お互いそういうの以心伝心みたいなところありますよね。今の最後の曲ってすごくハードじゃないですか。真由美さんはマイワールドでフラダンスのように」
国岡「そうですね」
千「あそこでがん首振ったりとか、そういうんじゃないですもんね」
国岡「できないですよね(笑)」
千「それが不思議に融合してるのっていうのがICE、不思議だなって思ったんですけど。11月に先週のクアトロの追加公演が決定しました!11月30日ですか。あ、行きたいな、僕」
国岡「あ、来てください、是非」
千「是非伺いますんで。どんな感じになりそうですか、追加公演は」
国岡「この間やったライブとはちょっと変えてやりたいなとは思ってるんですよ。もちろんニューアルバムからやりますけど、もっと懐かしい曲がこの間のライブやったときよりは増えるんじゃないかと」千「今日会場に来てるみなさんからアンケートもらってるんですよ。質問に答えていただいていいですか。『今回のアルバムを二枚に分けて出したのはなぜでしょう?曲作りが間に合わなかったとか?』」
宮内「と思うでしょ?ただ誰もやってないからいいかなって思うのと、一枚を15曲ぐらいにすると三ヶ月、四ヶ月レコーディングかかっちゃって、また一年半とかあいちゃうんですよね。そうすると一曲一曲と、こういう感じにしようと作っていってるのに三ヶ月やってるとだんだんトータライズしていかれちゃうんです。例えば、いい曲なのにエンディングとかどうしようか、イントロどうしようかってときに、七曲目だからここまでひっぱんなくていいんじゃないかって、曲と違うところにいくことが僕の場合多かったんで。できたらすぐ録って、あれぐらいのタームならきっといいだろうなって、わざと分けて出してみたんです」
千「若干の何か月かの聴いてる音楽とか、触発されてるものが変わってるわけだから、そういうのも楽しめますよね。『カラオケに行くとICEの曲を必ず歌うんですが、曲によって艶っぽかったり、かわいらしかったり、どういうふうに歌い方に変化をつけられるんですか』」
国岡「曲がそういう感じがするので、そうなってるんだと思うんですね」
千「音に触発されて、そこに委ねていくとああいうふうになっていくと。次回作のレコーディングもやってる最中っておっしゃってましたけど、楽しみにしてます」エンディングテーマは『The surface of ICE』
「氷の表面っていうと恐ろしいんですけど(笑)。ツルツルの部分じゃなくて、氷がガサガサしているところにパッと手とか足とかつけるとくっついてしまう、氷の冷たいようで、燃えてるような、ああいうICEって不思議だなって、自分が受けた、そういう気持ちを入れてみました」