Live Depot
Every
Thursday, PM8:00〜 from TOKYO FM HALL
http://www.tfm.co.jp/senri/
Vol.99
2003/04/03 ON AIR (guest:Something Else)
「こんばんは、みなさん。私が大江千里です!今日はすごいね、盛り上がってますね。盛り上がりといえば東京、桜満開ですね。今夜の東京FMホールは立ち見がいっぱい出てるっていう。すごいぎゅうぎゅうですけども。みなさんは四月、どんなスタートを切りましたでしょうか。私は今日これ、コスプレではありません(笑)。四月の頭にビジネススーツのような格好しておりますが。Live
Depot、今日から三年目に入ることになりました!(会場の拍手に)ありがとうございます、ありがとうございます。これもひとえに私だけの、いやいや(笑)、みなさんのおかげです。ありがとう〜!」
(Something Else登場)
千「こんばんは。Something Elseは一年ぶりです。お一人ずつ春の自己紹介をお願いします」
今井「Something Elseのベースの今井千尋です。よろしく〜」
大久保「ボーカル、ギターの大久保伸隆です」
伊藤「いつも右でギターを弾いている伊藤大介です」
千「伊藤さんのマイクスタンドにはピンク色のピックが五枚付いています。大久保さんのスタンドには白のピックが五枚付いてます。え〜…」
今井「僕も言ってください、僕も言ってくださいよ」
千「落ちなかったですね(笑)。今井さんは茶色が四つで黒が一個でございます!」
今井「ミュージシャン、ピック命ですから」
千「Something Elseは先月初のベストアルバム『TICKET』をリリースして全国ツアー中です!このところ週何回ぐらいですか」
今井「週三、四回ペースでずっとライブやってるんですけど」
千「じゃ、体がライブ…」
今井「そうですね、ライブ体質になってますね」
千「一年ぶりの東京FMホール、どうですか」
大久保「今日はホントにたくさんのかたがいらっしゃって非常に盛り上がるんじゃないかと思って期待してるんですけど」
今井「全員、僕の親族なんですけど、これ」
千「道理でみんな似て(笑)。今日のステージへの意気込みをお三人にそれぞれ聞きたいと思います」
今井「東京も桜がたくさん咲き乱れてますんで、春らしいライブを今日はお届けしたいと思います」
大久保「今日から新しく上海のほうでネットされるということで、今日の盛り上がりがいい形で上海のほうにも伝わったらいいなと思います」
千「大久保さん、プロモーション100点!」
伊藤「僕もやっぱり中国で放送されてるってことで、この帽子は小龍包をイメージしてね(笑)。この番組はもう一つの目玉で千里さんとセッションもありますからね。今日も新たな音を作りたいなと。よろしくお願いします」
千「盛り上がってまいりましょう!」
(Something Elseライブ)
『ギターマン』『少年』
-CM-
千「セッションタイム!(千里さんのピアノ演奏)僕もキーボードに座りました。一年前、あれは何でしたっけね、一緒にやったのは」
大久保「Orleansの『Dance With Me』ですね」
千「でしたね。一年ぶりですね」
大久保「一年ぶりですね。楽しみにしてます」
千「じゃ早速四人で、サムエルということで行ってみましょうか。(会場の笑いに)ごめんね、歳あげて(笑)」
(セッション)
サイモン&ガーファンクル『ミセス・ロビンソン』(サムエルのギターと千里さんのピアノの演奏が心地よかったです)
千「今日はですね、『ミセス・ロビンソン』、ポール・スミス…じゃない(笑)、ポール・サイモンの作曲の名曲をお送りしました。前回Orleansの『Dance
With Me』、あのときはすごく思いがこもっているということでしたけど、この『ミセス・ロビンソン』、サイモン&ガーファンクルのこの曲はサムエルにとってどういう曲なんですか」
大久保「Something Elseのルーツでもあるんですけど、アマチュアの頃からサイモン&ガーファンクルは好きでカバーしてたんですよね。最初ボーカルの大久保とギターの伊藤大介、高校の同級生ってこともあって」
伊藤「最初は二人だったんですよ」
千「今井くんが後に正式なメンバーとして入ってからも三人でやろうということで、さらにコーラスに磨きをかけて厚みが出て、今では定番になってますけどね、Something
Elseの」
千「ライブ慣れしてるというか、一週間に何回もやって、ますます去年以上に…」
今井「パワーアップしてますかね」
千「パワーアップというか、三人がガツッと。俺も入ろうと思うんだけど後ろで中々ね(笑)」
伊藤「(笑)。なんでだろう♪じゃないですか」
千「最近、小耳に挟んだんですが、サブ・アーバンミュージック?」
今井「サブ・アーバンミュージック。自分たちのアマチュア時代、ずっとストリートライブやってた場所が千葉県の柏っていうところだったんですね。レイソルでも有名な柏です。自分たちの住んでいた柏っていうところは東京からちょっと離れたところなんですよ。そういう離れたところから出て来る音楽っていうものも自分たちで押し進めていきたいなと思ってるんですよね」
千「ということはルーツに戻って原点から…」
今井「そうですね。そういう意味もありますし。あと都会では忘れられがちな、都会ではあまり見られなくなってしまった人とのふれあいとか家族のあったかさとか、少年時代の甘い思い出とか」
千「今井さん、飲んだら結構語るほうでしょ?」
今井「そうですね。よく分かりましたね」
千「四人で飲んでる景色が今浮かびましたね。焼き鳥屋で今井さんの話を三人が聞くというね」
伊藤「ひたすら今井くんが喋っているっていうね(笑)。大体同じこと何度も繰り返す」
今井「ダメ親父じゃん」
千「(笑)。ところで今年は母校で予餞会?三年生を送る会で演奏したという話を聞きましたが」
大久保「大久保と伊藤の母校でやらさせていただいたんですよね。非常にいい思い出になったけど」
伊藤「少子化で学校が統廃合されちゃうんですよ。それで最後に是非ってことで。僕らもなくなってしまうんだったら」
千「切ないっすね」
伊藤「切ない思いが僕らの中であって。でも最後に、僕と伸くんが最初に歌ったステージっていうのはその学校の体育館だったから、そこでもう一回できたっていうのはすごかったですね」
千「思い出が…」
大久保「『想い出がいっぱい』やりました。H2Oの」
伊藤「そんときはやんなかったんじゃない?」
大久保「やんなかったですね」
今井「なんでやんないの?何してんの?」
千「皆様、場所を焼き鳥屋に今移しておりますので(笑)、しばらくお待ちください」
伊藤「ポカリスエット飲んでいいですか」
千「あ、いいですよ」
今井「すいません、おいしそうなんで」
千「どんどん飲んでください」
今井「ちっちゃいやつもあるんですね」
千「取っていただいてる間に私ちょっと質問していいでしょうか。伊藤さんに聞きたいんですが、野鳥の会に入ってご活躍されてるという話を」
伊藤「ご活躍はそんなにしてないんですけど(笑)。あの、野鳥の会というと某国営局のカチッカチッカチッてあるじゃないですか、あれを連想されるかたが…」
千「しますね」
伊藤「それは間違った知識なんだと。あれもやらないことはないですけど、あれイコール野鳥の会、野鳥会イコールカチカチっていうのは違う」
千「本当の意味での野鳥の会っていうのをじゃあ教えてください」
伊藤「野鳥の会っていうのは鳥をただ見る、ひたすら見る」
大久保「それ、会に入ってなくても見れるじゃない」
伊藤「例えばね、大久保さん最近車買ったでしょ。同じ車乗ってる人とみんなで走ったら楽しいでしょ?それと同じなんですよ」
千「ということはあれですね(笑)。伊藤さん的にはみんなで走ってるのを見る、それも中々…」
伊藤「結局鳥の好きな人たちが集まって鳥を見ながら鳥の話をする、それが楽しいんですね」
千「犬の好きな人たちが公園に集まるような。なるほどね〜。やや盛り上がりでしたね(笑)。ちょっと話に出てましたけど、大久保さん、車を購入して。最近ですか」
大久保「最近買って。乗ると便利じゃないですか。何でもかんでも車に頼っちゃいますね」
千「近所のコンビニ行くのも…」
大久保「ちょっと車走らせたら何でもかんでもあるようなところに行けちゃうので」
千「車に乗ると性格変わる人いるじゃないですか。大久保さん、どうですか」
大久保「そうですね。安全運転なときもあれば、急いでるときは結構ウォンウォン!」
伊藤「大久保さん、大久保さん、生放送、生放送」
大久保「法定速度守ってます」
千「それは中々難しいですね、守りながらウォンっていうのはね(笑)。その声量ある喉で歌いながら…」
大久保「あ、やっぱりあそこって自分の空間じゃないですか。気づいたら歌ってたりしますね」
千「妙なギャグを考え付いて、一人でニヤニヤ笑ったりとか」
大久保「それはないですね(笑)。たまに信号待ちとかでルームミラーで後ろの車見たりするんですよ。そうすっと見ちゃいけないものを見たりとか(笑)」
千「ありますよね。春で、爛漫で(笑)。そんなわけで今井さんの話は割愛させていただきます(笑)」
(Something Elseライブ)
『あいのうた』『Hello Odyssey』
-CM-
千「お疲れさまでした!終わったあとの表情がいいね」
今井「そうですね、肩の荷が降りたといいますか(笑)」
千「一年前に番組に来てくれたときに三人だけでフロントに出てやってくるっていう話をしてたのが印象的なんですけど、その一年が流れてまた絆が深まったというか、音のね」
伊藤「ライブを通して、例えばお客さんからパワーもらったり、三人だけの中で信頼関係が生まれたりってところで日々重ねていってると思うんですけど。実は今度アルバムがまた出るんですけど、『風見鶏』というタイトルのアルバムなんですけど、その制作にも随分影響しまして。前回は結構試行錯誤してみんなで苦しんだんですけど、今回はホント楽しくレコーディングできて。そういう積み重ねてきたものが、こういう形で出ると嬉しいなと思いますね」
千「初のベストアルバムが出て。『TICKET』、『TO THE CITY』と『TO NATURE』ってなってて示唆的ですけど、さっき笑いながら話してることともつながってるような気もするしね。そして5月14日、今話してた五枚目のオリジナルアルバム『風見鶏』。やっぱり野鳥の会と関係が(笑)?」
伊藤「あんまりないですね(笑)。あるって言うと怒られちゃう(笑)」
千「そして『裸足のGUITARMAN』ツアー続いてるんですよね」
今井「明後日から東海地方ですか、『桜吹雪のGUITARMAN』ということで岐阜県、三重県、愛知県を回ってまいります」
千「いいっすね。また、ひと盛り上がりで、桜とともに盛り上げてきてくださいね。『ライブバンドですよね、サムエルは。常に全国飛び回ってます。そこで質問ですが、旅に出るときにこれだけは必ず持っていくもの教えて欲しいです』」
伊藤「僕はですね、耳栓。特に最近は、例えば時期によっては帰省の時期とかに重なったりとかすると、すぐ近くで小さいお子さんが、飛行機だと怖がってずっと泣いてたりするじゃないですか。基本的に寝ときたいんで」
千「乗り物では寝ると。大久保さんは?」
大久保「そうですね。ノートパソコン持ってって、ノートパソコンにゲームを入れて、オセロとかピンボールとか入れてって、本番前とか合間にちょっと遊んだりとか」
今井「ライブ、遊び半分じゃねえんだよ」
大久保「違いますよ。仕事の間の僕なりのリラックスの方法ですよ」
千「も、も、も、もめないでくださいよ(笑)。今井さんは?」
今井「最近、長旅が多くなってきたんで、結構自分をリラックスさせるときにホテルに帰って洗濯するのが好きなんですよ。洗面台にお湯ためて」
千「石けんで?」
今井「粉洗剤持っていくんですよ。こうやってると俺ってツアー出てるなって感じがして」
千「それは結構印象に残ったと思いますよ(笑)。足でも踏むのかなといろんな連想しますよね(笑)。またドキドキが音につながって、去年会ったときよりいいっすね。バンドバイブがね、ブイブイいってます(笑)」
エンディングテーマは『一番星』
「去年は『on the road』、これから旅に出るっていうんで、そういう曲書いたんだけど、今年は旅が丘に向かって星が見えるといいなって願いを込めて作りました」