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記憶の音楽-Gb-【2002年公開】
監 督
川村ケンスケ
出演者
松岡充、黒澤優、寺泉憲、矢島健一、本郷功次郎、余貴美子
役 名
ノミヤ
 SOPHIA、サザン、東京スカパラなどのクリップを手掛ける川村ケンスケ氏の初監督作品。公開は2002年ですが、撮影はかなり前に行われたものです。主演はSOPHIAの松岡充。
 幼少の頃の発熱で聴覚を失ったサイ(松岡充)は父親(寺泉憲)とふたりで穏やかな生活を送っていたが、ある日ピアノに触れ、音楽を知らないはずの彼はあるメロディを奏でる。が同時に彼は意識を失う。偶然サイがピアノを弾く場面に遭遇したピアニストのハツネ(黒澤優)はそのメロディが頭から離れなくなる。そんな時、死因が不可解な殺人事件が発生しカキザキ(本郷功次郎)は真相を追い求める。
 千里さんが演じるノミヤはハツネが通う音大の教授。三シーンほど登場しますが、最初の登場は講義シーンでかなりの長台詞。川村ケンスケ氏は長回しするより短くカットして撮影される人なんだそうですが、それを知らなかった千里さんは頑張って覚えていったとか。監督も憧れのミュージシャンである千里さんについ伝え忘れたそうで(^_^;
緑の街【'97年公開】
監 督 小田和正
出演者 渡部篤郎、中島ひろ子、尾藤イサオ、林泰文、泉谷しげる、津川雅彦
役 名 三沢
 ミュージシャン小田和正の監督第2作目となる今作は映画館で公開するのではなく、シネマ・ツアーという形態で各地のホールで上映されました。
 人気ミュージシャン夏目草介(渡部篤郎)が突然映画を作ると言い出して周囲を驚かせる。周りの反対を押し切った夏目は、映画の主役に引退した女優一ノ瀬信子(中島ひろ子)を起用し撮影を始めるが、素人監督に反感を抱くスタッフとの間で亀裂が起こる。そして信子が映画の最後のシーンが演じられなくなったのをきっかけに、その亀裂は決定的なものになり、映画の完成が危ぶまれるようになってきた。果たして映画は完成するのだろうか?
 劇中劇と、夏目と信子の過去がシンクロするような形でストーリィが進んでいきます。
 千里さんは、夏目の所属する事務所「オフィス松山」のスタッフ役を演じています。
EMERGENCY CALL 緊急呼出し【'95年公開】
監 督 大森一樹
出演者 真田広之、ローナ・トレンティーノ、シャーメイン・アーナイス、シンシア・ラスター
役 名 磯村高志
 東洋一のスラム街スモーキーマウンテンがあるマニラのトンド地区の国立病院で働く日本人ドクターを主人公にしたヒューマン・ドラマで、全編フィリピンロケで撮影されたもの。
 商社のマニラ支店で働いていた原田(真田広之)は、日本に残してきた恋人の裏切りを知り、ヤケ酒の挙げ句自動車事故を起こし入院する。それがきっかけで医師になり国立病院で働いているが、貧困と無知が蔓延するトンド地区での毎日に疲れ、アメリカで医師として働くためのビザ試験の受験勉強に取り組んでいた。
 そんな時知り合ったダンサー(シャーメイン・アーナイス)との恋と彼女の死。原田が決めた道とは…。
 千里さんは、原田の親友でありながら、彼がマニラにいるときに彼の恋人と結婚してしまう役で、納涼のMCで「また医者です」と言っていた通り「法医学シリーズ」「学校」に続いての医者(それも大病院の院長の息子)役です。
 映画の中の台詞はほぼ英語ですが、千里さんの台詞は原田との会話のみなので日本語です。が、主題歌となった『You are the only one』は英語詞となっています。
学校【松竹系 '93年公開】
監 督 山田洋次
出演者 西田敏行、田中邦衛、竹下景子、裕木奈江、萩原聖人、中江有里
役 名 河合茂
 教育をテーマにしたシリーズ映画「学校」の第1作で、夜間中学が舞台になっています。
 夜間中学の教師である黒井(西田敏行)の元に、生徒であったイノさん(田中邦衛)の訃報が届く。ホームルームの時間にクラスメートたちはイノさんの思い出を語り始め、そして人生の幸せとは一体何なのか?ということについて話し合い始める。
 千里さんは、義務教育を受けることができずにいたイノさんが母親の死をきっかけに勉強をしたいと思い始めるが、どうすれば学校に通うことができるのかわからずにいた時に出逢った医者で、イノさんを夜間中学に連れていくという役を演じています。
 イノさんは献血車にいた白衣の河合先生にいきなり声をかけるわけなんだけど、なるほど、声をかけやすい雰囲気というものがスクリーンの中の千里さんにはあります。
『雪の別れ』がキャンペーンソングに使用されました。
スキ!【東宝系 '90年公開】
監 督 渡辺孝好
出演者 島崎和歌子、藤田朋子
役 名 二宮氷介
 千里さん主演の映画で、山田邦子主演の「山田ババアに花束を」と2本立てで公開されました。脚本は「君は僕をスキになる」に引き続いて野島伸司で、主題歌は『あいたい』。
 顔が愛犬に似ているというだけで社長令嬢である小百合(藤田朋子)に見初められ婚約し、ツキまくってるサラリーマンの氷介。そんな彼の前にツキに見放されてる高校生双葉(島崎和歌子)が現われ、「100番目の男」と言い張ってつきまといはじめてから二人のツキが逆転していく…。
 人生には結局何がいちばん大切か、ってことがテーマになっています 。
 氷介と双葉が噴水でケンカするシーンと、氷介が橋の上でおにぎりをほおばりながら絵を描いているラストシーンが好きです。
君は僕をスキになる【東宝系 '89年公開】
監 督 渡辺孝好
出演者 斎藤由貴、加藤昌也、山田邦子
役 名 芥川純平
 千里さんがスクリーンデビューした作品で、脚本は野島伸司。
 ひょんなことで知り合った図書館勤めの苫子(斎藤由貴)とOLの知佳(山田邦子)はクリスマスイブを異性と過ごしたことがない。そんな二人に化粧品会社の宣伝部員である享輔(加藤昌也)と純平が絡んでの妙な四角関係がクリスマスイブを前に繰り広げられ、最後は結局ハッピーエンドで終わるラブコメディ。
 この頃流行のトレンディドラマ風の映画で、企画は秋元康、主題歌は山下達郎の『クリスマス・イブ』。邦画としては、かなりヒットしたようです。
 あのトヨエツや、ゴン中山の奥さんである生田智子も出演していたりします。
 好きなのは純平が図書館で苫子をデートに誘うシーンと雨の中で知佳を追いかけていくシーン。そして、神戸への出張から帰ってくる途中で(なんと神戸ナンバーの車で(笑))公衆電話から知佳に電話をするシーン。


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