piano 4ward TOURpiano

1999年7月17日 Zepp Sapporo
1999年7月24日 福岡DRUM LOGOS
1999年7月25日 福岡DRUM LOGOS
1999年7月31日 渋谷公会堂
1999年8月1日 渋谷公会堂
1999年8月7日 愛知厚生年金会館
1999年8月8日 大阪厚生年金会館

 1  十人十色
 2  回転ちがいの夏休み
 3  渚のONE-SIDE SUMMER
 4  平凡
 5  STELLA'S COUGH
 6  路上のさようなら
 7  夏渡し
 8  コスモポリタン
 9  昼グリル
10  遠く離れても
11  This is my life
12  モスキートハプニング
13  帰郷
14  向こうみずな瞳
15  おねがい天国
16  ハワイへ行きたい
17  野球の夏
18  gloria
E1  REAL
E2  YOU
E3 (札幌・福岡・渋谷) マハロ
(名古屋) おねがい天国
(大阪) ジェシオ'S BAR
E4 (札幌・福岡25日・渋谷31日) きみと生きたい
(福岡24日・渋谷1日) おねがい天国
(名古屋・大阪) マハロ
E5 (渋谷1日・大阪) きみと生きたい

アコースティックライブと銘打たれたこのライブ
アルバム発売後に行われる通常のツアーと違い、どんな曲がどのように演奏されるのか…
非常に楽しみにして参加しましたが
印象として「おとなの納涼」という感じがした、とても素敵なライブでした

白のシャツ、白のパンツ、そして白の帽子をかぶった千里さんがひとりで登場
小脇に何やらノートを持っていて、それをピアノに置くと、おもむろに演奏を始める

『十人十色』
CDの最後に入っているオルゴールの音を髣髴させるようなピアノでスタート
千里さんのピアノ1本で演奏されるこの曲はとても新鮮
2回目の「♪十人十色〜」のあと客席の「千里〜」のかけ声を確認するように
ピアノを弾く手を止め客席の方を見る千里さんがおちゃめ
『回転ちがいの夏休み』
千里さんがガンガンと弾くイントロで客席もほぼ総立ち
間奏には『夏の決心』『軍配はどっちにあがる』『HYPERACTIVE DINOSAUR』の
3曲のサビの部分が入る
『渚のONE-SIDE SUMMER』
阪急電車に乗りながら二色ヶ浜を想って書いたという(笑)この曲

「久し振りです〜!大阪ぁ〜!むし暑い中ようこそ〜!」
「ようこそ、ようこそ」と歌いながら踊る千里さん、なんだかテンション高い?

『平凡』
「さびくい」の箇所を「♪やきぐいに〜」と間違って歌い直し、客席から歓声
「くちづけ」の箇所でマイクに「チュッ」とやり、また歓声
と思ったら「恥ずかし」と照れてる。で、またまた歓声(笑)
途中からまたろうさんが登場し、パーカッションが入る
ピアノとパーカッションのセッションがすごく良くて、そのあまりの格好いい音にほれぼれ〜
『STELLA'S COUGH』
原曲とは全然違うジャジーな雰囲気のピアノと歌声
途中でバリサクを持ったはじめさんが登場
これまた素晴らしいセッションで、まるでどこかのラウンジにでもいる雰囲気
『路上のさようなら』
今度は英美さんがギターを持って登場
久し振りで、そして懐かしいこの曲が新鮮に響いて来た
途中から、またろうさんとはじめさんも登場
はじめさんのミッキーマウスのタンバリンがかわいすぎ(笑)

「4ward」の4人が揃ったところでメンバー紹介
今回の4人の衣装は一応お揃い(みんなでバーゲン会場に買いに行ったらしい)
千里さんと英美さんが白チーム、またろうさんとはじめさんが青チーム
白チームは衣装に糊が効きすぎパリパリした感じだったとか
シャイなはじめさんを除くあとの3人はお喋りで、このメンバー紹介かなり長い(^_^;
またろうさんは「ロッカーみざわ」をやり出して
「バスタオル持って来て」の千里さんの声を尻目に自分で用意したタオルを首に巻いたりして…
とってもおちゃめで大ファンになってしまった
またろうさんの投げキッスに悩殺された人は少なくないはず
英美さんは"パリパリの衣装"のネタで、はじめさんは"短い靴下"のネタで客席を湧かせた

今回はステージセットと言える程のセットは全然なく、各会館の反響板があるのみ
この反響板を千里さんは「吸音板」だと思っていたらしい(音を吸ってどないする!)
千秋楽の大阪で初めてこの誤解に気づいたという…(^_^;
「イェーイ!」とコール&レスポンスで客席を思いっきり盛り上げておいて
「すみません。このあとは座ってリラックスして聴いてもらうとこなんです」(笑)

『夏渡し』
「今」だからこそ聴きたいこの曲。10年以上も前の曲とは思えない
『コスモポリタン』
唯一千里さんがピアノを演奏せずに立って歌う曲
これも10年以上も前の曲とは思えないほど新鮮
『昼グリル』
またろうさんのパーカッションがすごい!一体何種類の楽器を使っているのか!?
そのあまりの忙しさに見てるこっちの目が回りそう
『遠く離れても』
はじめさんのフルートの音を聴くだけで切ないこの曲
間奏で入る英美さんのギターソロも切なさを増す
『This is my life』
『遠く離れても』とこの曲の並びは涙腺にくる
「This is my life」って言えるような人生を探して時間を過ごしてるような気がする

ここで一旦メンバーは退場。千里さんからいろいろ報告が行われる
今年12月にベストアルバム『2000 Joe』を
そして来年1月にアルバム『SOLITUDE』を発売することなどなど
『モスキートハプニング』
出来たばっかりのこの曲を披露
客席の反応が良ければ『SOLITUDE』に収録しようかな?と言ってたけどどうなるでしょ?
私的には恋人でもない友達でもない微妙な関係のふたりが出てくるこの曲
かなり気に入ったんだけど…
メロディラインも千里さんならではって感じ
『帰郷』
今回のツアーの選曲には今この時代だからこそ、という意図を感じたんだけど
この曲にもそれを強く感じた
でも、この曲が作られた頃と違って今はデフレなんだなぁ(^_^;

『向こうみずな瞳』
メンバーの3人が再登場
またろうさんの「立って、立って」の手振りで再び総立ち状態
この曲の大貫さんパートは誰が歌うの?英美さんが歌ったらシャレにならんでしょー
と思っていたら、このパートは客席の私達が担当(^.^)
『おねがい天国』
VACATION YES!! VOCATION NO!!は当然振りつき
『ハワイへ行きたい』
「ハワイへ行きたいか〜!」「イェーイ!」(まるでアメリカ横断ウルトラクイズ^^;)
「じゃ納涼ハワイやろう!」
え゛。マジ、ですか?またまたそんなこと言うと本気にしちゃうよー(笑)
でもハワイにはやっぱり行きたいなぁ〜
『野球の夏』
ここで「スタンドのひまわり隊」登場(単に客席の私達がひまわり振っただけ(^_^;)
間奏で英美さんがギターを持って前に出てこようとしたら、いきなり音が聞こえない
コードが足りなくて抜けた模様(^_^;
この曲のあとの挨拶で「山本"コード足りない"英美」と紹介される
『gloria』
一旦メンバーが挨拶して退場したあと「最後に」と言って千里さんのピアノだけで歌われる
幼かった1964年、思い通りにならない苛立ちの1975年、忙しさに流されつつあった1985年
そして2000年を迎えつつある1999年の夏…

アンコールはまた4人お揃いの衣装で登場
千里さんと英美さんが白のTシャツ、またろうさんとはじめさんが黒のTシャツに
それぞれグレーのベスト。千里さんの帽子も黒にチェンジ
『REAL』
イントロだけ聴くと『REAL』だとすぐにはわからないアレンジ
千里さんのピアノとはじめさんのバリサクでのエンディングもかっこいい
『YOU』
ここで定番のこの曲!一気に客席のみんなが踊り出す
『ジェシオ'S BAR』
アンコールに応え4人がステージに登場
はじめさんがバリサクを持ったので「あ、『おねがい天国』かな」と思ったら
(前日の名古屋まで「このメンバーいっぱいいっぱいでやってるので、できる曲がもうない…」
と言って『おねがい天国』を2度やっていた)
千里さんが即興で歌いだした歌詞で
「え?え?もしかしてジェシオ?ジェシオなの?ほんとに?ジェシオなのぉ?」
イントロが始まる。やっぱりジェシオだぁ〜\(^o^)/
4人が本当に楽しそうに演奏してる。客席の「GO! GO!」の声がすごい
反響板に英美さんとはじめさんのシルエットが交互に映され格好いい〜
『マハロ』
客席からの歓声とアンコールの声が鳴りやまないなか千里さんが
「じゃあ、ここで一本締めしましょう」と言うと
「えええええええええええええ〜」のブーイングの嵐(^_^;
「もう1曲〜!」の声に4人で何か相談し、それぞれの位置に戻る
「何やってくれるのか」とワクワクしてるとリハーサル中に出来たという『マハロ』を披露
♪ハワイへ向かう飛行機ではウクレレ上手いお兄さんが
♪毎日夏休みだったらいいねと笑った〜
ほんとにね〜。毎日夏休みだったら楽しいね〜、と夏休み中の私は思った(^_^;
最後はみんなで大合唱
♪マハロマハロマハロラララララマハロ〜 マハロマハロハーレハレマハロ〜
うーん、なんだかとっても楽しい。いい気分。
「16歳の時にこの会館でオーディションを受けたことがあるんですが
ちょうど今日と同じ位置ぐらいにピアノがあって…
なんだか思い出して胸にくるものがあります」
ようやく千里さんの音頭で一本締め

『きみと生きたい』
客電がついてもアンコールを続ける私達に応えて千里さんが再度登場
ツアーグッズのTシャツ(顔写真入りの方)を着ている
ピアノに座る千里さんの姿に歓声が涌き拍手が起こる
ちょっとかすれ気味の千里さんの声を聞き漏らさないよう客席が静まりかえっていた

今回のようなライブの形態には賛否両論いろいろな感想があるでしょう
でも私の感想は「本当に良かった〜。最高」なのです
全編座って静かに聴くというような「アコースティックライブ」への固定観念を打ち砕き
(世間一般の固定観念です。私の中では「楽器がアコースティックなだけのライブ」でしたが^^;)
とは言いつつ、千里さんの今までのライブとは一線を画す内容で
本当に楽しそうに、そして熱くピアノを弾く千里さんの姿が印象的なライブ
また他のメンバーの方々の演奏も素晴らしく(キャラクターもユニーク^^;)
毎回違う演奏を聴かせるという職人芸を堪能させてもらいました
またこんなアコースティックライブを是非やって欲しいです


☆パンフレット☆
カウボーイハットをかぶった千里さんの東京でのショットが満載
千里さん直筆の「撮影こぼればなし」によると今回の写真は
「意識的に笑いはおさえる」かつ顔や腕が人工的に見える光るメイクアップ
撮影場所は
恵比寿→新宿→青山→赤坂→六本木→江東区→千葉→丸の内→新橋→恵比寿
とめまぐるしい
裏表紙には英語のメッセージ
「何がおきるかすごいワクワクでひとりでおもてを歩いてて、ついに自分の居場所を発見!!
一緒にこの道の一歩一歩!
この世界でここだっちゅう自分の場所をまた見つけるために
いろんなコトに影響うけてドキドキしながらlifeをつむいでいこう」

☆メンバー☆
Guitar : HIDEMI YAMAMOTO
Sax,Flute : HAJIME YAMAMOTO
Percussion : MATARO MISAWA

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