piano SPECIAL LIVEpiano

2003年11月7,8,9日
原宿Blue Jay Way

0 (8日) 枯れ葉、真夏の出来事、トルコ行進曲
(9日) 枯れ葉、ドラえもんの歌、愛あればこそ
1 PIANO MAN
2 木枯らしのモノクローム
3 突然の贈りもの(大貫妙子さんの曲)
4 Close To You(カーペンターズの曲)
5 10years
6 小さなBreakin' My Heart
7 しずく
8 太陽がいっぱい
9 ビルボード
10 This is my life
E1 (8日) うぶげのきもち〜白い雪まいおりた
(9日) Dubidubiduo
E2 ジェシオ'S BAR
E3 YOU

千里さんが所属する事務所Sony Music Artistが原宿に大人が楽しめるライブハウスをオープンしたということで
その原宿Blue Jay Way(以下BJW)で急遽三日間のライブが決まった
とはいってもBJWの定員はなんとわずか120名!
そのうち100席をFCが抽選で売り出すということで友達総出で申し込みをしたが私自身はあえなく落選
友達も大半が落選だったので「行けないかなぁ」と思っていたら
どういうわけだかいろいろとお誘いお声かかりがあり土日の二日間行けることになった
ありがたい、ありがたい、持つべきものは千友m(_ _)m
しかもPAGODAPIAに一緒に行っていた関西の千友が久々に東京のライブで顔が揃うということもあってかなりのワクワク感があった

BJWはJR原宿駅からの徒歩圏内
地理に不案内な関西人は素直に表参道を直進しラフォーレで左折してBJWに向かうことにする
(遠回りだと思うけど東京の道路って東西南北に碁盤目じゃないから関西人にとってはわかりにくい(-"-;)
原宿は休日ということもあって結構な人出で小雨まじりで傘をさしている人もいて歩きにくいし
私にとってこの界隈は大阪のアメリカ村同様の居心地悪さがある
だけどBJWに近付くと人も少なくなり住宅地ぽくなってきてホッとした
BJWはどうやらチケットレスなシステムらしくチケット代振込の控だけを持って来店するというのはやっぱりどうも不安
心配性ではないけれど抽選を申し込むときに日付けを間違って入力していたら?とか
遠路はるばるやって来て「申し込まれた日付けが違いますよ」なんて言われた日にゃ笑えない(^_^;
入店も来店順ということで到着したときには既にかなりの人が並んでいた
私たちにしては開場時間の30分前という早い(?)時間に着いたんだけどみんなどれぐらい前から並んでいたのか…
(日曜は頑張って45分前に着いたけどやっぱり長蛇の列)
熱心だなぁ、私たちにはできない芸当だなぁと思いつつ最後列に並ぶと
お店の人がBJWのシステムを書いたちらしを手渡してくれたのでそれを読みつつ開場時間を待つ

開場時間になって順に人が入店していき私たちもようやく地下に降りていく階段にたどり着く
入り口で名前とかを告げてフード代の1,000円を払いライブスペースに向かう
新しいお店だけあってきれいだし明るい
ライブスペースの入り口ではお店の人が人数を聞いて空いてる席から希望の席に案内してくれる
二階でもよかったんだけど(二階といってもステップは5段くらいの高さ)喫煙席らしいので禁煙である一階後方の席にしてもらうと
さすがに全席売り切っているだけあって隣の席との間がほとんどない狭さ
荷物を預けるロッカーとかあればいいのになぁと思う(←もしかしてあったのかな?)
ステージを見るとステージもかなり狭い
真ん中にでんと置かれているピアノだけでいっぱいいっぱいって感じでバンドが入るとすごいことになりそう(笑)
でもこじんまりとした客席は店内のどこからでもステージが近く感じられる
店内のモニターやステージのスクリーンにはウミガメが泳いでいるビデオが流れていたりする
(このビデオとB.G.M.はどうやら日替わりだったよう)
さっそく二階にフードとドリンクを取りに行こうと思ったけど一斉にみんな並び出して長蛇の列ができていたので
しばらくビデオを見て待ってから取りに行った
ビュッフェタイプのフードは意外に種類が多く味もまぁまぁ(関西人にとってはちょっと味が濃いめかな?といった感じ)
デザートまであってこれで1,000円ならお得
(千里さんもMCで1,000円は安すぎ、2,000円ぐらいでもと言ってたけど(^_^;)
ドリンクはオーダーごとに代金を支払うシステムで
調子良くおかわりしていると結構お金を使うので二人以上ならボトルでオーダーしたほうがベター
ソフトドリンク以外にアルコール類もカクテル、ワイン、焼酎と種類は豊富
フードもドリンクも充実しているライブハウスで満足(=^.^=)

デザートまで食べ終わっても開演時間まではしばらく間があって友達と喋っていたら千里さんがいきなり私服で登場
(土曜は黒のセーターに茶系チェックのパンツ、日曜は忘れてしまった(>_<)。結構着込んでいるふうなTシャツだったと…)
土曜日は赤ワインが入ったグラスと楽譜を手に持ってステージ裏の楽屋から
日曜日は私たちが出入りしている入り口から現れてドリンクスタンドでやっぱりワインを注文してステージへ
入り口からマネージャー市川氏が入ってきたときは気にも留めていなかったので
そのすぐ後ろから千里さんが入ってきて一階後方にいた私たちのすぐ横を通って行ったときはさすがにビックリ
食事中の私たちのB.G.M.にと千里さんがピアノを演奏
でも食事をほとんど終わらせている客席は千里さんの演奏に喋りもせずじっと聴きいっている人が多く
「そんな身じろぎもしないで(笑)。どんどん食べたり飲んだりしてくださいよ」と千里さんも思いがけない反応に苦笑
『枯れ葉』はジャズクラブをイメージして?
『真夏の出来事』は平山みきさんが客席にいたから?
(土曜日は平山みきさんと渡辺満里奈さんが聴きに来ていた)
『トルコ行進曲』は当日の女子バレーがトルコ戦だったから(本人談)
『ドラえもんのうた』は渡辺美里ちゃんからお花が届いていたから(本人談)
わたし的には宝塚歌劇『ベルサイユのばら』の『愛あればこそ』が演奏されたのがツボ
思わず ♪愛それは気高く〜 と歌ってしまいそうに(^_^;


いよいよ開演時間になり衣装に着替えた千里さんが再登場
土曜は合わせにワンポイントの刺繍がある黒いシャツとグレー系のストライプ柄のパンツ
日曜はストライプのシャツにグレーのチェック柄のパンツ
二日とも同じだったベルトがおしゃれ

『PIANO MAN』
前座(?)のときからすでに飲んでたらしき千里さん
歌詞の中にある「よれよれのPIANO MAN」ってほどじゃないけど
程よい酔い加減の歌い方は歌詞の雰囲気そのままでオープニングから楽しさいっぱい
『木枯らしのモノクローム』
かなり久々に聴いたこの曲は大さびの部分がポエトリーリーディング
でもあとに歌う『しずく』もラップ部分がポエトリーディングだったのでこちらは普通に歌って欲しかったな
日曜日は「Desperate Kiss」って囁いたあとに投げKiss(笑)
本人も「やらなきゃいいのに」って照れ笑いしてたけどやっちゃったよぉという感じ〜( ̄▽ ̄)〜

今日のライブの抽選に外れて来れなかった人からいただいた分厚い手紙に
渋公のように見たい人すべてが公平に見れるような場所でやって欲しいというようなことが書いてあったらしく
(↑どんな場所でやったって見たい人すべてが見られる公平な場所なんてないんだけどね(^_^;)
知り合いがオーナーのライブハウスということで
「今度やらせてよ」「いいよ、何日やる?」 「え?じゃぁとりあえず三日ちょうだい」みたいな感じで急に決まって
喜んでもらえるかなぁみたいな感じでいたんだけどねというMC
今日ここにいる人はたくさんの人の怨念を背負ってるんですよ、と言ったあと
「怨念がおんねん」と予想通り言ったときには「あぁあ、言っちゃったよ」と(^◇^;

『突然の贈りもの』
大貫妙子さんが最近出したベストアルバム『Library』がヘビーローテーション中らしく
そのアルバムからこの曲をカバー
千里さんが自分のライブで他人の曲を歌うことは非常に珍しいので余程のお気に入りなんだろうなぁ
オリジナルは当然女性が主人公なので自分に気持ちを近付けて歌ってみたとか
この曲は女性が突然バラの花束を贈られるというシチュエーションの曲なんだけど
同じような経験をしたある女友達から「いきなりバラの花束をプレゼントされるのってどうよ?」と聞かれ
「宛先間違ったんとちゃう」と返したそうな(笑)
『Close To You』
これまたカーペンターズのカバー
Live Depotのセッションではよく洋楽を歌っているけれどコンサートではやっぱりこれも珍しい
でも私は英語詞の曲を歌う千里さんの声が好きなので嬉しい(*^_^*)

ここからは12月に発売されるセルフカバーアルバムから何曲かを披露
発売前に聴けるなんてラッキー♪
『10years』
「中途半端に歌うなよぉ」という美里ちゃんのプレッシャーが感じられて歌うのに力が必要な曲だとか
日曜は歌っているうちに感極まって涙ぐんだ千里さん
「年をとると涙もろくなって」という言い訳も飛び出す(^_^;
『小さなBreakin' My Heart』
歌詞の中に「スポーツ新聞」というおっさん臭い歌詞があると満里奈ちゃんからダメ出しがあって
「折れたバインダー」に変わったというこの曲は 本人曰くホンキートンク風アレンジ
最後の ♪Breakin' My Heart〜 の低音が渋い
『しずく』
奥田美和子ちゃんに曲を書く前に会ったとき「東京の暮らしはどう?」と聞いてみたら
「水が合わなくて吹き出物がいっぱいできた」という答えから彼女に対してピュアなイメージがすごくあって
彼女にならすごく純粋な曲が書けると思って出来上がった曲だそう
アレンジ的には苗場で歌ったのと同じバージョン
『太陽がいっぱい』
光GENJIへのこの提供曲は納涼などで何度か歌われているけどピアノ弾き語りは初めて
この曲のときにミラーボールがくるくる回り出したので結構まぶしかった(^_^;

『ビルボード』
この曲がここでくるとは意外
大好きな曲なので久々にライブで聴けて嬉しい
『This is my life』
この曲も意外だったけど続けて歌われたこの二曲がかなりツボ
最後の最後に「やられたー」って感じで
最後は原曲と違うフレーズで ♪This is our life〜


土曜日のアンコールは最初「何にしようかなぁ」と言いつつ「『秋唄』はどう?」と聞いたら客席の反応が今ひとつで
「『秋唄』を撃沈させられた恨みは一生覚えてるからね」と(^◇^;
結局そのあと客席のリクエストを聞くということになり
『イコール』→「この季節にはピッタリだけど盛り上がらないでしょ?」
『白い雪まいおりた』→「今年はPAGODA TREEがないからねぇ」
となかなか決まらない(結局本人が乗り気にならなかったってことか(^_^;)
『うぶげのきもち』

このリクエストには「もう飽きたなぁ」と言いながら歌い初め
途中に『白い雪まいおりた』を挟んだ(笑)バージョン
日曜日のアンコールは「盛り上がる曲がいいかなぁ」と結構すんなりと歌いはじめたのが
『Dubidubiduo』
『ジェシオ'S BAR』

ピアノだけのアレンジがとても良くてお気に入り(=^.^=)
千里さんのピアノの芸の細かさに脱帽
『YOU』
土曜日は『ジェシオ'S BAR』から続けて歌い日曜日は一旦引っ込んで二回目のアンコールとして歌われたこの曲
いつもの手振り大盛り上がりのじゃなくピアノ一本で歌い上げるもので歌詞がすごくジンときた
最後の♪ららららら〜らららら〜はコール&レスポンス状態


満腹後にアルコールを楽しみつつ千里さんのピアノと歌を楽しむ
千里さんのライブでこういうことが実現するなんてしばらくは無理かなぁと思っていたので
私にとってはすごく貴重なライブ
実にまったりとしたいい感じのライブで本当に「ごちそうさま」って感じで(*^_^*)
店員さんも感じのいい人ばかりでホント楽しい夜を過ごすことができて誘ってくれた友達ありがとう♪感謝〜
ライブ後に私服に着替えた千里さんが聴きに来ていた知り合いのかたにご挨拶しに
客席に出てくるというのをこういう場所だからって感じで
千里さん自身も言っていたけど家のリビングで音楽を聴いてもらっているという雰囲気
こういうライブは次をやるのがなかなか難しいかもしれないけど
ぜひぜひぜひぜひぜひまたやって欲しいな(しかも関西で)と熱烈希望!

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