violin PAGODAPIA〜SPECIAL〜violin

1999年12月29,30,31
東京グローブ座


29日 30日 31日
 1  今日はこんな感じ  サヴォタージュ  A DAY
 2  YOU'VE GOT A FRIEND   フレンド  星空に歩けば
 3  天気図  ふたつの宿題  コスモポリタン
 4  路上のさようなら  平凡  昼グリル
 5  おねがい天国  STELLA'S COUGH  TORCH
 6  TORCH  TORCH  十人十色
 7  十人十色  十人十色  YOU
 8  YOU  YOU  dear
 9  塩屋  塩屋  APOLLO
10  dear  dear  バンドをつくろう
11  APOLLO  APOLLO  たわわの果実
12  バンドをつくろう  バンドをつくろう  ジェシオ'S BAR
13  たわわの果実  たわわの果実  砂の城
14  ジェシオ'S BAR  ジェシオ'S BAR
15  砂の城  砂の城
E1  車があれば  車があれば  車があれば
E2  エールをおくろう  エールをおくろう  エールをおくろう
E3  dubidubiduo  dubidubiduo  dubidubiduo
E4  REAL  REAL  REAL
E5  GLORY DAYS  GLORY DAYS  Rain
E6  BOYS & GIRLS  BOYS & GIRLS  GLORY DAYS
E7  ありがとう  きみと生きたい  BOYS & GIRLS
E8  雪山へおいでよ  今日のきみに贈る歌   JANUARY
E9

 今日のきみに贈る歌 

滅多にコンサートのアンケートを出さない私が
4ward TOURの時に限って6枚全てをあとからFCに送るという珍しいことをした
そのアンケートの"今後して欲しいコンサート"の欄に
"カウントダウンライブ"
と6枚とも書いたかいがあったのかなかったのか
大江千里初のカウントダウンライブがよりによって1999年の大晦日に行われることになった
この第一報は会社のメルアド宛に届いた友人のメール
最初思ったことは「うわぁ、どないしよう。ほんまになってもうた」
で、次に「行きたい!でもチケット取れるんやろか?」
「あんまり行くって強く思い過ぎたらチケットが取れなかった時にショックやから思わんとこ」
と最初はかなり弱気な私だったけど
帰宅してから携帯で話した友達の言葉は
「行く!って強く念じたら絶対チケットは取れる!」(笑)
で、強く念じた結果チケット争奪戦には見事勝利をおさめ
なおかつ迷いもせず取った1階スタンディング
(チキンジョージに3days 行ったことを思えばグローブ座のスタンディングなんて楽勝)
のチケットの整理番号は思いもがけず早い番号
いやがおうにも期待は高まっていった

30日のPAGODAPIA〜SPECIALに行った私たちは神奈川の友人宅で夕方までのんびり過ごし
TVでレコード大賞が始まる頃ようやく出かけた
大晦日の夜に郊外から都心へ向かう電車の中は人もまばら
Y2K問題のためか今から出社という風情のサラリーマンの姿もちらほら
新宿に着くとまっすぐにJRに乗り換え新大久保駅へ
他の友達と待ち合わせたあと駅前のそば屋でそばを食べて腹ごしらえ
グローブ座に着くと出足が早くすでに多くの人が入り口前に集まっていた
友達と集まって喋っていると見知らぬ女の子が「チケット余ってませんか?」って聞いてきた
(結局、彼女はグローブ座の中に入れたのかな?)
開場時間前になると整理番号順に並ばされ
コートが邪魔にならないように袋に入れて事前に3階席の友達に預けてしまう
いくら暖かめの大晦日とはいえコートなしはちょっと寒い

中に入るととりあえず自分たちの場所を確保
ステージの右側の客席へ降りる階段付近の3列目あたりにいると
少しだけ整理番号の遅い友達もその後ろに陣取り総勢9人
ステージはHAUNTEDのときに比べて客席(たぶんZ列あたり)まで広げられていて
その広げられた部分の中央にグランドピアノ、左側にドラムセット
そして右側には1999年の残り時間を刻んでいる電光掲示板が置かれていた
1階は席が撤去されていてまるでグローブ座じゃないみたい
円形部分は撤去されないままで黒い布がかけられていて、どうやら関係者席の様子
ステージの上側そして左右は千里さんが描いた色んな顔の絵で埋められている
ライブ前のB.G.M.には珍しく千里さんの曲が流れている
『今日はこんな感じ』『Rain』『ラジオが呼んでいる』『Summer Valentine』
どういう選曲なんだろ?と思いながらつい口ずさんでしまう

目の前の電光掲示板の残り時間が1時間半を切った
ひときわ大きな音で『Tiger Champion』が流れ始めると客席から歓声があがる
4ward TOURのときのようにまず千里さんがひとりで登場
薄いブルーののセーターに黒のジャケット、ROOM 802 TOURでかぶっていた白い帽子
そして腹巻き(?)状の空気が入ってる感じの青紫色のベルト(?)
(30日は赤のセーターとの色合いが目立っていた^_^;)
「いよいよ2000年がやってくるぞぉ!」

『A DAY』
ピアノに座った千里さんが弾き語りで歌いだす
29、30日と1曲目が変わっていたので
「今日は何だろ?」「何やと思う?」
「『A DAY』歌って欲しいな。だって♪今日が歴史になるぅ〜やもん」
と言っていただけに無茶苦茶嬉しい!
『星空に歩けば』
続いてピアノの弾き語り
低めの声が優しく響いてきて胸にしみる
このあと一旦ピアノから離れると
「待ちきれなくて3回もそばを食べてしまいました。みんなもそば食べてきた?」
「はーい!」と叫んだ私たち(笑)。その声が聞こえたのか
「食べた人も食べてない人もいるようですが(笑)」
『コスモポリタン』
『昼グリル』
ここでは夏の4ward TOURで演奏した曲を別の編成(3人)で披露
『コスモポリタン』は英美さんのギター、ウッディさんのベース
そして千里さんのピアノという編成で4ward TOURのときとはまた違った雰囲気
英美さんは前日39度5分の熱があって座薬で36度5分まで下げたとか
『昼グリル』は初の試みということで
千里さんのピアノと淳さんのギターに濱田さんのダンスという編成
間奏では濱田さんの美しいダンス・パフォーマンス
黒のロングスカートの衣装がシック

『TORCH』
PAGODAPIAのメンバーがステージ上に勢揃い
徹さんがドラムの後ろにあるドラを鳴らしてスタート
HAUNTEDのときと同じように英美さん、濱田さんの歌と
(でも英美さんたちの歌はクリスマスじゃなくお正月ヴァージョン)
客席の私たちのコーラスに合わせて千里さんが即興の歌詞を歌い出す
♪ここまできたら前を向いてとぶしかないのさ
♪きみの髪 きみの肘 きみの顔 きみの唇 きみの前髪 きみのプライド
♪きみをさらいに行くよ きみに逢いたい

『十人十色』
『YOU』
中盤でいきなりのこの2曲
『十人十色』では珍しく濱田さんが途中の歌い出しを間違い
と思ったらそのすぐあとに千里さんも同じように間違う(笑)
「カウントダウンライブをやるのはアマチュア以来
チキンジョージでやったときに生田警察署からストップがかかって
それでも歌って警察の人も巻き込むような感じで何が何だかわからなくなった」
「あと○○分!安産の人ならふたりぐらい子ども産めますね」etc etc...
今日の千里さんはやっぱりテンションかなり高め(^_^;
『dear』
『APOLLO』
TWO of USの川久保くんがコーラスとして参加
『バンドをつくろう』
2番の歌詞に入るとピアノの横にあるドラムを千里さんが叩き出す
千里さんがライブでドラムを叩くのを見るのは初めて
練習したのか前日よりもかなりドラムらしくきこえる(^_^;
途中で2階に向かって「行ってもいいか〜」と叫ぶと
HAUNTEDのときにあったステージ左側の階段を上がって2階席に乱入
ステージ正面の客席のところまでお客さんにマイクを差し出しながら歌い練り歩く
『たわわの果実』
間奏で千里さんが「ハニー?ハニーはどこだ?」
お客さんが歓声をあげ手を振ると「違うよ〜」(爆)

『ジェシオ'S BAR』
残り時間10分ちょっとで『ジェシオ』のイントロが始まる
「思い切って2000年にジャンプしようぜ〜!」
いきなり千里さんが即興でピアノを弾いて『松江のしじみ』(謎)を歌い出す
♪しじみみみみみみ〜松江のしじみは大きい きみは松江のしじみさ〜
さらに"サブイ"ギャグ連発でテンション高い?
ようやく『ジェシオ』を歌い始める(長い長い前ふり^_^;)
間奏で「1999年思い残しないように想いを言っておこう」ということで
メンバー全員がそれぞれ一言ずつ
「仕事納めがここで仕事始めがここでしょ?最高じゃない」とはじめさん
「来年もライブやって一杯やりつつ楽しくやりたい」と濱田さん
「来年もロックスピリッツでやるぜぇ」と淳さん
「来年は体に気をつけて風邪などひかぬように」と英美さん
千里さんは
「来年はいい曲作るぞぉ!楽しいライブやるぞぉ!」
「いろんな人に逢っていろんな話をするぞぉ!」
「自分に勝つぞぉ!」
最後はデビュー15周年を迎える徹さんが「来年も千里のライブで逢おう! 」
ちょうど電光掲示板の残り時間は1分ちょっとになっていた
「カウントダウンに入っちゃっていい?」
60、59、58と掲示板の表示に合わせてカウントダウン
10、9、8、7、6、5、4、3、2、1!
入り口で渡されていたクラッカーをみんなで一斉にパンパンと鳴らす
天井からは紙テープと白や赤の風船が降ってくる
客席から大きな歓声があがる
千里さんの第一声は
「2000年!明けましておめでとう!」
客席に風船が飛び交うなか「ジェシオ」の続きが始まる
♪時には休んだり GO!GO! 寄り道もするけれど GO!GO!
いろいろと即興の歌詞が入って楽しい!
『砂の城』
そして本編最後はこの曲でしっとりと締められた

『車があれば』
アンコールに応えてメンバーが再登場するけど千里さんの姿は見当たらない
ステージ上では濱田さんによるメンバー紹介と演奏が始まる
ちさちゃんとムッチーのカフェのギャルソン風衣装がかっこいい!
ふと、せりが下がっているのを見つけた
「あそこから登場するんだ、きっと」と期待は膨らむ
ピアノの向こうに見覚えのある頭が見えるなぁと思うとトランペットの小幡さんが飛び入り参加!
ようやく、ようやく千里さんが登場
なんと右手にマイク左手に金色の扇、獅子舞とまとい持ちを従えた羽織袴姿
あまりにも似合いすぎー!!
扇をひらひらさせながら「似合うでしょ?」と言わんばかりに客席を見渡す
で、その姿で間奏ではジャンプ!ジャンプ!
風船を持った私たちも手が上げれない状態で、それでもジャンプ!
あまりにもノリノリな私たちが目立ったのか
間奏でのメンバー紹介ではみんな目の前に来て演奏してくれる
間奏あとに ♪急に と歌ってしまいそうになった千里さん
それは『車があれば』じゃなく『ジェシオ』でしょ?(^_^;
ウッディさんの♪千里と一緒に2000年 HOT!HOT! HOT!HOT! HOT!HOT!
と藤井隆のホットダンスで会場中大ウケ(爆)
『エールをおくろう』
『dubidubiduo』
『エールをおくろう』でピアノ越しに手を振ってもらい超HAPPY
『REAL』
「はじまりの歌です」と紹介されたこの曲
私にとっても「はじまりの歌」なだけにこのコメントは嬉しい

『Rain』
アンコールに応えて再度全員がステージに登場
千里さんは赤いシャツにベスト
「2000年初ハモリでこの曲やりましょう」
『GLORY DAYS』
『BOYS & GIRLS』
そして最後は定番のこの2曲をみんなで大合唱
『JANUARY』
アンコールの声に千里さんだけが再登場
1曲目と同じように「弾き語りで歌って欲しいなぁ」と言い合っていただけに嬉しい!
千里さんはさすがに喉がつらそうな感じ
でも歌詞のひとつひとつがしみてくる
『今日のきみに贈る歌』
最後はメンバー全員登場してのアンプラグド
いつもはステージに座り込むけどこの日は立ったままでメンバーも椅子に座った状態で演奏
客席の様子を気遣ってくれるのが嬉しい
そして曲が終ると何度も何度も手を振ってくれた


終わったときはもう放心状態
千里さんで「おなかいっぱい状態」でアンコールをする気も起きない
それでもB.G.M.にまた千里さんの曲が流れ出すと口ずさんだり(^_^;
係の人の誘導に従ってグローブ座の外に出る
もう真夜中の1時半なのにそんな感じがしない
私たちもまだまだハイテンション
こんなふうに2000年が迎えられ大袈裟じゃなく本当に幸せだなと素直に感じる
20世紀最後の年2000年、いい年にしたいな
自分なりに納得のできる年にしたいなと漠然と思う

で、ライブあとは9人で東京ミレナリオを見に行き
(ハイテンションのままミレナリオ見ながら歌ったり踊ったり^_^;)
渋谷で食事をしたあと電車の中で初日の出を見た
そして9人全員が風邪をひくというオチ(笑)までついたカウントダウンライブだった


おまけ(30日)

30日も整理番号がそんなに悪くなく前から5列目のど真ん中
最初はど真ん中と思ってなかったから
登場した千里さんがすぐ目の前だったのでびっくりした(笑)
1曲目は意表をついて『サヴォタージュ』
『フレンド』『ふたつの宿題』と千里さんのピアノの弾き語りが続く
『フレンド』は2000Joeに収録して欲しかった曲なのでここで歌ってもらえて嬉しい
4wardヴァージョンは『平凡』と『STELLA'S COUGH』
『平凡』はドラムの徹さん、ベースのウッディさんとの3人
『STELLA'S COUGH』はサックスの一さんと、明石さんがピアニカで参加

31日はなぜか歌われなかった『塩屋』
千里さんがピアノを弾きながらが多いこの曲
今回は明石さんが千里さんのグランドピアノまで出て来てそれを弾き
千里さんがピアノの横に立って歌った
ピアノに気を取られないぶん歌に集中できるのかすごく胸にしみる『塩屋』だった

『dear』でTWO of USの川久保くんがコーラスで登場したけど
千里さんが紹介しなかったので誰だかわからなかった(^_^;
『バンドをつくろう』での千里さんのドラムソロは
ドラムというより太鼓にきこえる(ゴメンネ千里さん)
『たわわの果実』の間奏で「ハニーはどこだぁ?」の千里さんの声に
ちょうど千里さんの視線の方向にいた友達が声を上げたら
「ちがーうっ!」と思いっきり否定され大爆笑
「あんなに力いっぱい否定しなくても」としばらく立ち直れない(爆)
『ジェシオ'S BAR』では間違って最後の歌詞を早めに歌い
千里さんの歌に集中していた私も同じように間違ってしまった(31日も同じように間違った^_^;)
『車があれば』でのウッディさんのパフォーマンスは「あすか」ネタ
「ウッディ〜!」と千里さんが叫んだとたんウッディさんの携帯が鳴る
「え?おかあちゃん?今、千ちゃんのライブ中やて
え?何?あすかはええ和菓子職人になれるかやて?」

アンコールの『きみと生きたい』は英美さんのコーラスがすごく素敵
そしてアンコールのときに千里さんが何度も何度も泣きそうだったのが印象的だった


☆メンバー☆
Guitar : JUN YAMAZAKI
Guitar, Chorus : HIDEMI YAMAMOTO
Keyboards : TOSHIKO AKASHI
Bass : WOODY WATANABE
Drums : TORU TANAKA
Sax,Flute : HAJIME YAMAMOTO
Chorus, Dance : MIWAKO "Peco" HAMADA
Dance : CHISA MAEHARA, MUNEMICHI YOSHIDA

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