piano 2004 花回廊フォークジャンボリー piano

2004年9月11日 とっとり花回廊

☆出演者☆

伊勢正三、杉田二郎、尾崎亜美、大江千里、中村あゆみ、ビリケン、林龍之介(平川地一丁目)

 1  あの素晴らしい愛をもう一度
 2  花ことば  ビリケン
 3 「いちご白書」をもう一度。
 4  岬めぐり
 5  ソーダ水と午後のプール
 ビリケン、伊勢正三
 6  Come Back  中村あゆみ with 高橋研(Guitar) 
 7  Cry Baby
 8  翼の折れたエンジェル
 9  All by myself  中村あゆみ、大江千里
10  YOU  大江千里
11  秋唄
12  天気図  大江千里、伊勢正三
13  サヴォタージュ
14  マイ・ピュア・レディ  尾崎亜美 with小原令(Bass)
15  やわらかなチカラ
16  天使のウィンク
17  オリビアを聴きながら  尾崎亜美
18  22歳の別れ  伊勢正三、大江千里、林龍之介
19  海岸通  伊勢正三、大江千里
20  冬京  伊勢正三、林龍之介
21  ささやかなこの人生
22  Come to My Bedside  杉田二郎
23  ANAK(息子)  杉田二郎
24  ジローズ・メドレー
25  戦争を知らない子供たち
E1  見上げてごらん夜の星を  大江千里、伊勢正三
E2  あなたの空を翔びたい  中村あゆみ、尾崎亜美
E3  海風
E4  なごり雪
E5  ママはフォークシンガーだった 

*出演者の表記がないのは全員ということです

最近の千里さんが参加するイベントっていうのは東日本が多くて行けるものがなかったなか
珍しく西日本で開催されるので行ってみようかとふと思った
千里さんってフォークだったかなぁという感じもしないではなかったけど(笑)
コンサート自体が楽しめるだろうという思いもあったので関西から四人で出かけることにした

当日JR姫路駅に午前九時に待ち合わせ
ドライバーは(M)と(き)
私はすっかりペーパードライバー化したのでいくら空いてる中国自動車道とはいえ運転するのは危険と判断
一年に一回は運転しているという(ち)も時速40km以上出せないということなので(笑)却下
予想どおり中国自動車道も米子自動車道も混んでなかったので12時前には会場であるとっとり花回廊に到着
駐車場にはこれでもかというぐらい誘導の人が立っていて
4,000人の人が来るらしいという話もどうやら真実ぽく感じてきた
二日前まではこの日の天気予報は降水確率70%
前日になってようやく「曇り時々晴れ」になりピンポイント予報でも降水確率はゼロになった
なので雨対策の用意はしてこなかったけど日焼け対策の準備もあまりしてこなかった
車で通過した大山はすすきが揺れてさわやかな秋晴れという感じで
一応帽子ぐらいはと車から出してゲートへ向かった

チケット代には花回廊の入場料も含まれていたので専用入り口から入ると整理券がもらえた
A〜Dブロックのうち既にCブロック
そんなにたくさんの人がもう入っているのかと愕然(笑)
4,000人も入るということだしオペラグラスとか持ってきたほうが良かったのかなぁ?とちょっと心配
Cブロックの集合時間まで一時間もなかったので花を見ずに並びに行くことにした
Cブロックの列の先頭からはもう何組か並んでいて
その後ろにシートを敷いて入場時間を待ち始めたけど日なただったのでジリジリと太陽が焼きつける
交代でフラワードームまで梨のソフトクリームを食べに行ったりして数十分
列が動きだしCブロックの入場が始まった

会場である芝生の広場の近くに来てみると意外と狭い場所に見える
4,000人も来るということなのでもっと広い場所かと思っていたから肩すかしをくらった感じ
入場するとたくさんの人がもう座っていたけど端の方ならば前も空いていたので
ステージから数メートルという右端のほうにレジャーシートを広げた
ステージ上には後方にキーボードが二台そして前方には譜面台が五台ほど並んでいた
向かって左側のキーボードがKORGなので多分千里さんのものかと予想
前に置かれている譜面台が邪魔で千里さんが見えなさそうそうだなぁと思ったけど何とか見えそうな場所をキープ
この広場は微妙に傾斜があって油断すると右に向かって転げ落ちそうなのが少し恐い(笑)
それにしても暑い!真っ昼間なのである意味納涼のときよりも暑いじゃないか(-_-;
乗鞍で灼けた腕がさらにジリジリと灼けていくし汗もだらだら流れていく
持っていたペットボトルの水もすっかり生温くというか温かくなってしまったので
飲み物購入+トイレというわけで広場の後方にある峠の茶屋のほうに向かった
後ろに行ってみると広場がやっぱりかなり広いものだということがわかり
峠の茶屋の前あたりからはステージまでかなりの距離があった
でもその辺りもだんだん人が埋まってきている
シートに戻り開演時間近くになると山陰放送のアナウンサーさんからの前説が入り
込み合ってきたので全員立って30cm前に寄って下さいという指示
少し前に詰めたおかげで譜面台が邪魔して千里さんがまったく見えなくなりそうな気配(^_^;
お客さんの年齢層はかなり幅広い感じで60歳代のご夫婦もいればベビーカーに乗せられた赤ちゃんまで
いない世代はないのじゃないかと思えるぐらい
さすが"フォークジャンボリー"

開演時間になり再び山陰放送のアナウンサーさんから注意事項が話されたあと
なんの前触れもなく出演者がステージに登場
千里さんは予想どおり左側のキーボードで右側のキーボードには尾崎亜美さん
前方は向かって左からビリケンの二人、杉田二郎さん、中村あゆみさん、伊勢正三さん、そして平川地一丁目の林龍之介くん
千里さんは前にグリーンのプリント柄がある白いシャツに白いパンツ
パンツの裾はくるくると丸くロールアップしていて爽やかな感じ
『あの素晴らしい愛をもう一度』
まずは全員の演奏と歌でこの曲から始まった
心配どおりにキーボードに座った千里さんは譜面台が邪魔になってほとんど見えなくなってしまった(T_T)
さらに中村あゆみさんが楽しそうにぴょんぴょん飛び跳ねるとまったく見えない(>_<)
まぁいいや、ずっとあの場所じゃないだろうし歌声は聴こえるし、と自分に言い聞かせてみる(^_^;
千里さんのコーラスは低いパートを担当しているらしくスピーカーからよく聴こえてくる
曲が終わると杉田二郎さんが出演者を紹介
右側にいたビリケンを紹介した後に「後ろにいるのは……」と言ったら千里さんの名前を出す前に客席から黄色い声が(笑)
「ちょっと待て」と杉田さんも苦笑
「DJもする、エッセイも書く、そしてなんとドラマにも出る非常にトレンディな大江千里!」
トレンディなんて言葉はもう死語のような気もするけど……(^_^;
杉田さんくらいの年代から見るとトレンディドラマに出ていた千里さんにはそういうイメージがあるのかも
次に「恋多き女性で……」という紹介が始まると
ステージ上には女性がふたりしかいないので「どっちだ?どっちだ?」という空気が流れる(笑)
(結局中村あゆみさんだったんだけど)
ステージ上も年齢層は幅広く杉田二郎さんが58歳で最年少の林龍之介くんは16歳
彼が参加するにあたってはPTAや教育委員会の許可を取ったらしい
平川地一丁目は佐渡島在住の兄弟フォークデュオで
ボーカルを担当する弟の直次郎くんは今日が運動会なので出演できなかったらしい(^◇^;
龍之介くんは杉田さん曰く去年より10cmも身長が伸びていて久しぶりに会ってびっくりしたんだとか
逆に杉田さんは去年より縮んだとか(笑)
「今もこの近所の人がこのコンサートの噂聞き付けてどんどん入ってくるよ」と杉田さん
「近所からかいっ!?」と他の出演者からツッコミ
関西出身なだけあって杉田さんのMCはなかなか面白い

各アーティストの演奏が始まるのでそれぞれが袖に引っ込んでいく中
千里さんと伊勢さんだけが残って前方(私たちから見て近い方)に二人並んでMCが始まった
どうやら楽器などのセッティングが終了するまでの場つなぎらしいが
かなり近くに見えるのでこれはラッキー(=^.^=)
プロデューサーの伊勢さんがMCを担当するのはわかるけど何故千里さんと一緒なの?
それはやはりしゃべりがうまいから?(笑)
伊勢「4,000人も来るらしいけど」
千「昨夜の米子の町には全然人がいなかったのにどこにそれだけの人がいるんでしょう?
わかった!昨夜からみんなここに向かって歩いてたんですよ」
という漫才のような会話から始まり
客席が微妙に傾いてるのを指摘したりステージが平行に設置されているのに感謝したり
さすがに次から次へと話題を出してしゃべり続ける千里さん
「県外からもたくさん来てるんでしょ?県外から来た人は手を挙げてみて〜?じゃあ鳥取の人は?」と
客席に話を振るのも忘れない
伊勢さんに「きみは女性に人気があっていいねぇ、うらやましいよ」なんていきなり言われて否定してみたり(笑)
楽器のセッティングが終わるとビリケンのふたりを紹介して退場
ずっとこんな感じで今日は出てくるのかな?

さて一番最初はビリケンのふたり
関西出身のユニットでフォークソングとラップを絡ませて歌うヒップフォークというスタイル
大阪の通天閣にビリケンさんというのがいるのでそれにちなんだネーミングかと思ったら
ボーカルのビリーとラッパーのケンでビリケン(^_^;
関西出身者らしくMCでウケをとろうとしているけど緊張しているせいかすべりがち
曲的にはビリーがアコギを弾きながらスタンダードなフォークソングを歌う中いきなりケンのラップが入るのは
私にはどうも違和感があり
特に『「いちご白書」をもう一度。』は「それは私の知ってる『いちご白書』じゃない〜(>_<)」って感じでイマイチ
『岬めぐり』では客席にシェイクハンドをお願いしたりして若手として盛り上げようという心意気は買いたい

次は中村あゆみさんの登場
どうやら年齢順に演奏している感じなので多分この次が千里さんかなぁという予想がたってきた
サポートにLive Depotでも出演していた高橋研さんを従えて三曲
この人は曲もMCも飛ばす、飛ばす
まず出てきた途端に「恋もたくさんして二回ほど戻ってきた」という発言(笑)
久々に大勢の人を前にライブをするのが本当に楽しくて仕方がないというオーラが全身から溢れ出ていた
『Come Back』では客席に変則手拍子をさせ
『翼の折れたエンジェル』では「総立ちの中村あゆみと呼ばれたので」とみんなを立たせたり
かなりマイペースで、しかも飛ばす(笑)
ここまでに数時間レジャーシートに座りっぱなしだったので立ってストレッチするのにはちょうど良かったけど

サポートの高橋研さんが退場すると「80年代の男性ボーカリストというとこの人」
という紹介で千里さんが登場
Live Depotに出演したときピアノを弾いてもらってすごい贅沢だなと思ったということで番組内でもセッションした
『All by myself』
あのときは高橋研さんのギターも一緒だったけど今回は本当に千里さんのピアノ一本
歌い上げるあゆみさんにセッション終了後に千里さんも
「いやー、いいわ。女も乗り越えると強くなるね」という発言(笑)
それに対してあゆみさんも
「失敗しなきゃわかんないこともあるよ。失って初めて大切なものに気付くんだよ」と応酬

あゆみさんが退場して楽器のセッティングを変えている間にまずMCを始める千里さん
「昨日米子に着いてホテルに入って全員でバスで移動したんですけど
駅前にホールがあって、あれは鳥ですか?こういうのがあって……」と腕を後ろに広げて伸ばしてみると
地元に人たちは「あぁ」と納得の様子
当日車で直接とっとり花回廊入りした私たちにはどんなものなのか検討つかない
(翌日米子駅前で発見)⇒ tottori
「道路を一本渡ったらたんぼばっかりで僕達は一体どこへ連れて行かれるのかと心配になった」
とまずは地元ネタでつかみはOK
「でも到着したここは本当にいい場所で。気持ちいいくらいの広さとまばらに咲いてるコスモス(会場爆笑)
で、リハーサルを始めた途端にドン!と土砂降り(再び爆笑)」
とっとり花回廊を上げてるんだか落してるんだかのいつもの調子のMCで
「こちらから見るとどんなにきれいに着飾っている人も帽子とタオルで総キャディ状態。全国キャディ大会ですね」
ふと後ろを見返して「あ、いつの間にか準備が終わってました」とまだまだしゃべり足りなさそうな雰囲気を残しつつキーボードへ
千里さんのコーナーではキーボードをステージ前方に持ってくるのかと思っていたのに
コードやら何やら邪魔になるのか後方にセッティングされたままで
せっかくの千里さんコーナーなのにキーボードに座ってしまうと譜面台が邪魔して見えなーい(>_<)
『YOU』
私たちの前方の人が立ち上がり千里さんがほとんど見えなくなったので私たちも立ち上がった
客席のあちこちで立ち上がっている人がいて
これで客席での千里さんファン分布図がわかったような感じ(^_^;
意外だったのはステージ最前列あたりに立ち上がっている人が密集していたことで
一体何時頃に花回廊に来られていたのか?(前説では一番早かった人は午前6時半だったとか……)
間奏では「とっとり花回廊には五万人の観衆がー!以上、現場からの中継は大江千里でした!」
最後の♪らららららーららーららーはかなりのスピードアップで
弾いてる千里さんも「そんなに早く歌えないよ(笑)」
『秋唄』
「せっかく立った人もいるので立っても座ってもどっちでもいいです」と千里さん
座ると譜面台が邪魔して千里さんが見えなくなるんだけど
さすがにこの曲じゃ立っていると後ろの人の邪魔になるなと思って結局また座った
「こんなに暑くなるなんて思ってなかったから秋の唄を用意してきたんだけど
『みんなのうた』で数年前に流れていたから知っている人もいるかも?」
歌詞に「ため息」が出てくるシーンで本当にため息をつく千里さん
歌い終わると
「歌いながら空を流れる雲を見ているとやっぱり秋だなって。僕もゲンキンなもので(笑)」
出てきた伊勢さんに「歌いながらそんなこと考えてるの?感受性が豊かなんだね」と言われて
「ただ集中していないだけって話も(笑)」

ここからは千里さんと伊勢さんのセッションコーナーでまず二人のMCからスタート
千里さんは高校生の頃に伊勢さんがやっていた『風』というユニットのコピーバンドを組んでいたこともあるそうで
(そのコピーバンドの名前は『各駅停車』らしい)
今年NHKのTV番組で競演したことがきっかけで今回のライブで一緒にやることになったらしい
『天気図』
「大江くんの番組にゲストで出してもらった時にやった曲を……」
「僕が一週間ゲストに出てた番組だったんですよね」
「僕がゲストだったんだよ」
「そう、そのうちの一日に来てもらって」と妙に噛み合わない二人の会話(^_^;
「ワン・ツー」とカウントした後に「あ、俺からか」と言う千里さんも千里さんだけど
『天気図』のイントロを弾き始めた千里さんに「あ、それからいくの?」と聞く伊勢さんも伊勢さんで(笑)
(さっき「番組にゲストで出たときやった曲」って言ってなかったっけ?)
「いや、僕はどっちでもいいんですけど」
「僕もどっちでもいいよ」などという会話があった後にようやく曲がスタート
サビのところの伊勢さんのコーラスがすばらしい
『サヴォタージュ』
二人が初めて会ったのは1996年の「日本をすくえ」だったそうで
「あのライブには小田さんとか拓郎さんとか山本潤子さんとかがいましたよね」
「他にもいたでしょ?」
「誰でしたっけ?」
「ほら少し狂気入った」
「そう言われると逆に名前が出せないんですけど(笑)」
「泉谷だよ。チャリティーとか言いながら半分恐喝だったよね」とここではテンポよく会話が弾んでいく
「大江くんには神戸でお店に連れて行ってもらったよね。大江くんはあまり飲まないのにね」
飲まない?大御所ばかりの最年少だったので猫をかぶっていたのでしょうか?(笑)
「どきどきでしたよ。泉谷さんにまずい酒飲ませたらただじゃおかないぞって言われて」
「あいつは酒に弱いくせにね」
泉谷さんがお酒に弱いというのは意外
実は中村あゆみさんもお酒が飲めないとMCで言っていたのでビックリ
あの声は生まれつきでお酒でつぶしたわけじゃないとか
「あのとき二人でワイン飲んだよね」
「僕はあれがワイン飲みはじめですよ。それまでは赤玉ポートワイン派で」
嘘ばっかりーって思ってしまった(笑)
「ワインといえば尾崎さんが詳しいよね。旦那の小原さんは毎晩ロマネ・コンティ飲んでるらしいよ」
と結構話が盛り上がったあとに伊勢さんがやりたかったという曲をピアノとギターだけのシンプルバージョンで演奏
椅子に座っていた伊勢さんも途中から立ち上がってノリノリ
間奏のギターがかっこいい!

ここで一旦千里さんのコーナーは終わりだけど次のセッティングのために二人でまたしばらくMC
「伊勢さんは普段何してるんですか」
「野球。近所の人が野球選手だと誤解していたくらい頻繁に」
でも体格がよくないから活躍しないだろうと思っていたらしい(笑)
伊勢さんがギター弾くために爪を伸ばしていて割れないように女性みたいに補強している話とか
なぜか伊勢さんのプライベートな話でここのコーナーは進められた

次は尾崎亜美さんの登場
冒頭とは衣装をチェンジして登場したので「うわ〜衣装替えしてるよ」とビックリした
「恋の少ない尾崎です。初婚でございます」と言いながら配偶者であるベーシスト小原令氏も登場
「毎晩ロマネ・コンティ飲んでるよねぇ(笑)」
昨日ワンマンライブをしたせいなのか(?)声がかなりハスキーでドスが効いてたのがちょっと……って感じで
ほとんどの人が知っていると思われる曲ばっかりだったので声のことを別にすれば安心して聴けた
MCも相変わらず亜美ワールドで楽しいし

次は伊勢正三さんのコーナーで平川地一丁目の林龍之介くんもギターを持って登場
ボーカル担当の直次郎くんが運動会のために出演がダメになった時点で平川地一丁目はキャンセルになりかけたけど
龍之介くんがぜひ伊勢さんの横でギターを弾きたいということでの一人参加
そんな紹介の後に千里さんも再登場
予想外の暑さで汗をかいたせいかTシャツに着替えていて頭にも白いタオルが巻かれている
自分のコーナーが終わると衣装にも気合いがなくなるのかな?(^◇^;
伊勢さんから「僕の音楽を一番理解してくれている」と紹介されていて
伊勢さんが千里さんをすごく気に入ってるんだなと思った
『22歳の別れ』
かぐや姫時代の伊勢さんの名曲を三人で演奏
この曲が終わると次の曲は練習していないということで龍之介くんは一旦退場
『海岸通』
NHKの番組でも二人で演奏していたけど私の大好きな曲なのでまた聴けて単純に嬉しい
このタイトルは伊勢さんが住んでいた場所の住所をそのままつけたそうで
ロマンティックな港町とは程遠い漁港がある町だったそうなんだけど
千里さんのイメージとしてはカリフォルニアかどこか南国の港町を想像していたそうで
「そこで外国が出てくるあたり時代が違うよねぇ」と伊勢さん
この曲が終わると千里さんは退場し龍之介くんが再びステージに登場
『冬京(とうきょう)』『ささやかなこの人生』の二曲が歌われた
平川地一丁目のデビュー曲が『東京』で「ちょっと歌ってみて」と伊勢さんに言われた龍之介くん
いつもはハモりしかしたことがなかったので緊張しながらもサビを一節歌ってくれた
平川地一丁目のファンの人には貴重な歌だったかも!?
龍之介くんは伊勢さんの質問に律儀に答えようとしていたけど答える前に伊勢さんが次の話に移るので
「ええ、はい」ぐらいしか発言がなかった(^◇^;

最後はフォーク界の大御所杉田二郎さん
こちらも衣装チェンジしてきていたけど何だか演歌歌手のようでTシャツ姿のほうが良かったかも(^_^;
まだ薄暮という明るさの中で♪僕のベッドにおいでよと歌われる『Come to My Bedside』にはちょっと赤面?(笑)
「会場のみなさんに嬉しいお知らせがあります。○月×日にこどもが産まれました」
という発言に「あれ?杉田さんて確か58歳だったのでは?若い奥さんがいるの?」と思ったら
「息子に」というオチが(笑)
『ジローズ・メドレー』
ここから千里さんも含めた全員がステージに現れて演奏で参加
三曲ほど歌われたけどさすがにジローズの曲は知らないので聴いたことがない曲ばっかりだった
『戦争を知らない子供たち』
いきなり千里さんがサビの部分をひとりで歌ってから演奏がスタート
その歌い方がえらく格好よくて一瞬誰が歌ってるのかと思ったぐらいで(をい)
この曲はどの世代でもほとんどの人が知っているし奇しくも今日はあのテロがあった9月11日だったので
最後にこの曲がくるだろうと予想はしていたけど
歌詞を口ずさんでいると本当に全世界の子供たちが「戦争を知らない子供たち」になるような
そんな平和な時代が来ればいいなと切に思った

こういうイベントでアンコールはあるのかな?どれぐらいするのかな?と思いながら手拍子をしていると
伊勢さんと千里さんの二人がステージに登場
『見上げてごらん夜の星を』
演奏は千里さんのピアノと伊勢さんのギターだけというシンプルなものでボーカルは千里さん
いつの間にかすっかり暗くなってしまった夜空の下で聴くこの曲は格別
千里さんがこの曲を生で歌っているのを聴くのはもしかすると初めてだったかも!?
伊勢さんの「本当にきみは役に立つ男だよね」というコメントは何に対して?
歌?演奏?MC?すべてにかな?(笑)
千里さんと伊勢さんが退場すると交代に尾崎亜美さんと中村あゆみさんが登場してセッション
そのあとは再び出演者全員がステージに登場
『海風』
『なごり雪』
『ママはフォークシンガーだった』

え?まだやるの?っていうぐらいの連発のアンコール
「もう練習した曲は全部やるよ」と言う伊勢さん
これぐらいになると客席も立っている人が多くなりかなりの盛り上がり状態
「ショーヤン!」っていいうかけ声も多い、多い
予定では18時過ぎに終わるライブだったのに出演者紹介もやって全員がステージから去ったときにはもう19時
最後の紹介で杉田さんはまた千里さんのことを「トレンディ」と表現したので
千里さんも「大江トレンディです」(笑)
たっぷり4時間のライブでいろんなアーティストのいろんな曲が聴けて楽しめて
一番のお目当てだった千里さんも予想外に長時間ステージにいて
普段のライブやツアーでは聴けないような曲も聴けて
かなり大満足な状態で会場を後にした
宿泊場所だった米子全日空ホテルまでちょっと道を迷ったという後日談はあったけど(笑)
ここまで来て良かったなぁと素直に思えるライブだった

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