2004年5月21日
duo MUSIC EXCHANGE
1 | 思いたったら吉日 |
2 | 裸足のマドモアゼル |
3 | かわいいハートブレイカー |
4 | Rain |
5 | dear |
6 | 男と女 |
7 | ファーストクラス |
8 | エミリー |
9 | アンコールはしない |
10 | Dubidubiduo |
E1 | エールをおくろう |
E2 | YOU |
E3 | BOYS & GIRLS |
苗場のティーパーティのときにファンクラブイベントとか考えていないと言っていたのに
急きょデビュー記念日に決まったこのライブは
原宿BJWと同じくキャパの少ないduo MUSIC EXCHANGEというライブハウスが会場だったために
ファンクラブ会員限定で一人一枚の抽選になり競争率もかなり高く
結局大阪からは一人で参加ということになったけどチケットが取れたこと自体が貴重なこと
平日だったけど会社は力づくで(?)休み東京へ向かった
16:00に渋谷マークシティで友達と待ち合わせて
まずは会場であるduoの場所があいまいだったので下見へと道玄坂を登って行った
気の早い台風2号がきていたために心配された天気だったけど新幹線で東へ向かう途中からずっと台風一過のピーカン
気温も上昇し坂道を上ると汗をいっぱいかいてしまった
あいまいだったわりには結局すぐにduoを見つけ外観を見てみるとなかなか渋い
(周りの環境も渋いというか目の前がラブ○(^◇^;)
場所を確認したのでBunkamuraへ向かうと目当ての店が貸し切りパーティーで入れなかったので
再びマークシティに戻りケーキをたらふく食べた
そのあともう一人合流しduoに到着
開場時間である18:30を少し過ぎた頃に整理番号順に入場することになった
入るとまず足元にあの有名なジャミロクワイのマーク
そうそう、duoはジャミロクワイプロデュースの大人のライブハウスだったんだと思い出した
中は原宿BJWと同じように四人掛けのテーブルがセッティングされた客席になっていて
でもBJWと比べると2、3倍くらい広い感じで
テーブルとテーブルの間も余裕があってBJWよりずっとリラックスできそう
でも実は事前に予想していたのはLive Depotのようにステージに向かって椅子が並んでいる客席だったので(笑)
ちょっと戸惑いつつ少し先に入った同行者とどのテーブルにするか物色し
微妙にフロアに柱があるのでステージが死角にならないような場所を吟味しながら
後方の一段上がったステージに向かって右寄りのテーブルについた
天井が高いなぁと上を見ると二階席があったことに気付いたので行ってみたら
こちらはステージに向かって椅子がセッティングされていて真ん中にテーブルがあるというペアシートのような席だった
全体の雰囲気としてはまさに大人の遊び場で
真っ白なカフスつきシャツにローライズのパンツというシンプル&キャリアウーマンふう服装で行ったのは正解(笑)?
テーブルの上にはメニューが置かれてあって食事もアルコールもある程度揃っているようで
今日限定のスペシャルカクテルとスペシャルプレートが用意されていた
食事もできるんならケーキをたらふく食べてこなかったのに…と思いながらスペシャルカクテルのみオーダー
ライブのMCでこのスペシャルプレートにはフォアグラ21gが乗っていたことを知り
「それ先に言ってよー」って感じで(^_^;
ところがオーダーしたのは飲み物だけなのに全く運ばれてくる気配なし
何度も店員さんを呼び止め催促しても「今作ってます」「確認してきます」という返事はあるけど
やっぱりいつまで経っても運ばれてこない
ステージでは『Senri Clips』が上映されていて
それを見ながらみんながカクテル飲んだり食事したりしているのにどうして来ないのー(>_<)
とか言ってるうちに開演時間19:30を少し過ぎてライブが始まったあとに再督促の結果
ようやく飲み物が運ばれてきた(-"-;)
このカクテルはシャンパンベースで底に角砂糖がちょこんと置かれていて
その角砂糖が溶けるときの気泡がしゅわしゅわと上に上がっていくのが見ていて楽しい
味も苗場のときの「まるでジュース」だったオリジナルカクテルと違ってちゃんと「お酒」していて
調子良くおかわりなんてしようものなら結構いい気分になったんだろうけど
なにしろライブが始まってから運ばれてきたもんだから
ちびちびやってるうちにライブ後半に入ったために一杯で終わってしまいちょっと物足りなかったかも
登場した千里さんは真っ白な半そでのシャツの裾をパンツに入れずにゆったりと着ていて
茶色のワークパンツに白のスニーカー?(足元ははっきりと確認できなかった)
チェックの帽子は一曲目が終わったときに上へポーンと投げステージ後方へと消えていき
そのあとは何もかぶらずだったので何のためにかぶって登場してきたのか(笑)
『思いたったら吉日』
今日は日頃やらない「あの曲ええ曲やのになんでやらへんのやろ」という曲を中心にした選曲らしく
一曲目は意外なこの曲でびっくり
客席の手拍子に乗せ軽快に進んでいくけど歌詞のかわいさといったら(^_^;
途中で『ロマンス』まで入り
♪恋なんだ だ だ だ だ だ だ だ と少しずつマイクから口を離しドップラー効果のように続く
キーボードの演奏は小室哲哉ふうを意識したんだそう
一曲終わって早速MCへ
『まるごと千里ナイト』っていうタイトルはどうよ?という話題から始まり
「今日は週末だけどどうするの?」「私?私は今から『まるごと千里ナイト』よ」と
『まるごと千里ナイト』のところでいちいちポーズを決めてくれる
あごの下で手でとるそのポーズこそ「それってどうよ?」というポーズで大笑い
しかも女医さんの役らしく白衣を脱いで束ねた髪をほどく仕草まで入って芸が細かいというか
なんか妙なテンションの高さの千里さん
千里さんのイメージとしては大好きな曲がいっぱいかかるAMラジオということで
だからタイトルも少しもっちゃりしたほうが良いかなということらしい
ファンクラブのイベントというとクイズをしたりとかもあるけどやっぱりミュージシャンなので
音楽をコアにしたイベントになる予定だそう
『裸足のマドモアゼル』
『ボレロ』なんて言葉が歌詞に出てくるのが時代を感じさせるデビューアルバムからの選曲
『かわいいハートブレイカー』
さすがの(?)の私もタイトルがスッと出てこなかったセカンドアルバムからの選曲
(『未成年』以前のアルバムってリアルタイムじゃなかったしほとんど聴かないからなぁ(^_^;)
最も不得意とする曲らしく間奏はかなり丁寧に緊張しながら(笑)弾いていた
ここでのMCは『携帯電話紛失事件』
duoに下見に来たときにオーチャードホールから歩いてる途中で携帯電話がないことに気づいて
車の中でメールをしていたから坂道を20mほど登る途中で紛失したに違いないと
自宅に帰ったあとにduoのかたに電話したら道を一生懸命探してくれた
結局見つからなかったけど彼女が一生懸命探してくれたので諦めがつかず
自分でも一度探してみようとオーチャードホールから同じ道を上がっていったら
後ろから車が来たので道の端の溝に上がってふと下を見ると
その溝のふちにふたが開いた状態の携帯電話が縦になって落ちているのを発見
(それは確かに見つかりにくそう。でもどうやったらそんな状態で道に携帯電話が落ちるのかはなはだ疑問(^_^;)
彼女が一生懸命探してくれたからこそ自分でも諦めずに探す気になったので直接お礼が言いたい
そう思って電話をしたけれど
『お礼なんていいです。それより21日のMCでこのネタをしゃべって下さい』(笑)
「オチのあるネタをしゃべるときは緊張するわー」と千里さんはしゃべりきって安心した雰囲気(^◇^;
『Rain』
イントロが変わっていて素敵だったのだけどすぐにはこの曲だっていうことがわからなかった
台風が近付いていたのでこの曲をやってみようっていう気になったのかな
『dear』
風景を眺めながら書いた曲だそう
これも実は曲の中で雨が降っているのでふと「雨が降ってる曲が続くなぁ」と思いながら聴いていた
これはオリジナルに近い演奏だったので客席からは手拍子が起こった
続くMCは『人生初体験エアロビクス』
今日(21日)スポーツジムへ行って筋力トレーニングをやっていると
豹柄のウェアを着たインストラクターが「45分からスタジオで初級エアロビクスを始めまーす」と言っていた
今までエアロビクスをやったことないけど今日新しいことを始めてみるっていうのもいいかなと思いつつ
(「MCのネタにもなるし」なんていう発言も)
そのインストラクターから「いかがですか?」と声をかけてもらえるのを待っていたけれど全然声がかからず
今日に限って雨続きで洗濯物が乾いてなかったので気合いの入っていないAラインの短パンをはいていて
しかも上はこの前事務所の後輩とやったCARAVANツアーのぴちっとしたTシャツを着ていて
このAラインの格好でエアロビクスは「うーん」って感じで迷ったけれど
結局45分になってスタジオのドアが閉められる直前に飛び込んだ
インストラクターにエアロビクスは初めてだと言うと
「初級コースとは言ってもコンビネーションが入ったりしますから…」と少し戸惑いながらも
「でもミュージシャンなのでリズム感もあるでしょう」という言葉でそのまま参加することになった
で、人生初のエアロビクスをやり始めたけれど
Aラインの格好が鏡に映るとテンションが下がるので一番右端の方にいたら
最後どんどんテンポがあがってきたときにインストラクターがいきなり
「はいっ!じゃあ大江さんのほうに向かって右向け右ー!」(笑)
「この格好がいややねん!」と思いつつ20人ぐらいの女性を引き連れて右横の鏡にAラインの姿を映しつつのエアロビクス
一応楽しかったみたいで忘れないうちにとステップを手拍子に乗せてやってくれて
週一回はエアロビクスの中上級者クラスで踊っている私としては
そんなステップあるかなって教えてあげたくなる(笑)
エアロビクスでは方向を横や後に変えることがよくあるので
千里さんのように期せずして先頭に立ってしまうことも経験済みで話を聞きながら場面を想像して笑えた
でも鏡で自分の姿を確認しながらのほうがステップを間違えないし上達も早いので
今度からはウェアに必ず気合いを入れてジムに出かけて下さい(笑)>千里さん
『男と女』
この曲は前にもチキンジョージでのファンクラブイベントで聴いたけど
ファンクラブイベント限定の曲(笑)?
大人な雰囲気の曲なのでduoにはぴったり似合う
『ファーストクラス』
比較的新しい曲が2曲続いて一曲目あたりとは違って安心して聴ける?(^◇^;
ここからのMCはからすの話
少し前から自宅の窓の外の街路樹にカラスが巣を作っていたけれど
最近犬を連れて散歩していると二匹のたぶん番だと思われるカラスが威嚇してくる
(千里さんはずっとカラスを匹って言ってたのでそのまま表記します(^_^;)
まだくちばしで突かれてはいないけどそれぐらいの勢いで飛んでくるし
カラスがいない方向に散歩に行ってもどこからか飛んできて威嚇するのでどうやら狙われているらしい
困ったので「都庁に電話しよう」と思い立ち電話したら『カラス対策本部』に回された
係の人が「家の窓からカラスを見下ろしたりしませんか」と聞く
「そりゃ下にあったら見ますよ」と答えると
「巣を狙っているとカラスは思っているんです」という答え
続いて「カラスに対して何か余計なことはしませんでしたか」という質問
そういえば…
鶴岡八幡宮で買ってきた孫の手で窓の欄干をカンカンカンカン!と叩いて威嚇したことが…
「もうカラスから敵だと思われてますね。この時期カラスは産卵の時期なので気がたっているんですよ」
じゃどうすれば?
「ガンで撃つ、トラップを仕掛ける、そうでなければ子供が巣立つ八月頃までヘルメットをかぶってください」
「ヘルメットがなければ傘でもいいです」
つい孫の手で威嚇してしまったために天気の良い日も傘をさして歩くという目に遭ってるなんてちょっとかわいそうな気が(^_^;
私の住んでるあたり(大阪市内)ではカラスをほとんど見たことがないので
東京都に『カラス対策本部』があるっていうのはかなりの驚き
『エミリー』
米倉千尋さんへの提供曲であるこの曲はとても好きな曲なので千里さんバージョンが聴けて嬉しい(=^.^=)
『アンコールはしない』
この曲も大好きな曲なので選曲されて嬉しい
通常のライブじゃなかなかやりそうにない曲だしね
でもこれも曲の中で雨が降ってるなぁなんてつい思ってしまった
ブルーノートに昔から憧れていたアーティストのライブを聴きに行ってすごく感動して
最近ブルーノートやduoのように食事しながらステージから近い場所で音楽が楽しめる場所が増えていて
たまに酔っぱらったりしながら大好きな音楽を楽しめる
今日のようなイベントをこれからもいろんな場所でやっていきたい
そういうふうに話したあとに「最後はピアノ一本でもぶち切れよう」ということで
『Dubidubiduo』
イントロ終わって歌い出す直前に演奏を突然中断して
「ちょ、ちょっと待って!げっぷが」(笑)
今日のライブの締めくくりとしてぴったりの曲(=^.^=)
アンコールで出てきた千里さんは予想外に着替えてきていて(笑)
茶系のポロシャツに黒のパンツ、そして黒の帽子
『エールをおくろう』
最後♪Sunday Monday〜と歌うところでは演奏を客席の合唱にまかせ(?)客席に降りてきた千里さんは
そのまま後ろまで行って階段を昇って二階席にまで突入
『YOU』
どうやらアンコールは一曲で終わらせるつもりだったみたいだけど
客席からの「えーっ!?」という言葉で始まったこの曲で
客席のみんなはほとんど立ち上がりいつもの振り付けで踊り出したのでduoの人もきっとビックリしただろう(^_^;
『BOYS & GIRLS』
アンコールに応えて再度登場し歌った最後の曲は21周年記念ライブのラストにふさわしい
『大人のライブハウス』とコンセプトに銘打ってるだけにduoはステージのデザインも素敵だったし
テーブルやシートもなかなかおしゃれで
広さも十分あって原宿BJWよりゆったりした時間を過ごすことができた
(店員の対応は原宿BJWのほうが良かったと思うけど)
原宿BJWでのライブを体験したときにこういう食事したりお酒飲みながら千里さんのライブを聴くという
そういう機会が増えていけばいいなぁと思ったので
そんなに時間が経たないうちにまた体験できたのも良かったし
これからこんなイベントを増やしていきたいという千里さんの言葉も聞けて嬉しかったのだけど
原宿のときと比べて物足りなさと違和感が少し残った
それは何だろう?と考えてみると
音楽をコアにしたイベントと言いつつMCの時間が長く感じられたからかなぁ
千里さんはAMラジオみたいにと言ったけれど
アーティスト本人を目の前にしているとやっぱりラジオみたいには話を聞けないわけで
いっぱい曲が聴きたいっていう気持ちの方が勝るんだなぁと思った
選曲については本当に日頃のライブやツアーではほとんど聴かない曲も今回は多く
手拍子できる曲も多かったので
しっとり系がほとんどだった原宿のときより楽しかったのは確か
でもアンコールのときにはちょっと首をかしげた
原宿のときのようにとことん『大人な雰囲気』の選曲もしくは演奏で通して欲しかったかな
残念ながら私は『YOU』では1ミリも腰が浮かなかった
(ここが『ジェシオ'S BAR』だったらまた別の印象を持ったのかもしれないけど)
私なんかは個人的に盛り上がり系としっとり大人系のライブは明確に分けて欲しいと思うわけだけど
人によっては一曲だけでも立ち上がっていつもの振りができないと物足りないと思うだろうし
ここらあたりは難しいところだなぁ
とは言いつつ全体的にはライブハウスも気に入り選曲もツボな曲がきたり
トークも笑わせてもらって楽しいライブだった
なんといっても今回はVol.1で
これからVol.2、Vol.3とどんどん進化していくイベントになればいいなぁと思った