guitar PAGODA TREE IVguitar

1996年12月8,9,11,12,14,15,17,19,21,22,23,24,25日
桜木町PAGODA GARDEN

 1  What A Silent Night!
 2  Do it
 3  サヴォタージュ
 4  サンタクロースがやってくる
 5  彼女によろしく
 6  TORCH
 7  MAN ON THE EARTH
 8  ハレルヤ
 9 (21日) 裸足のマドモアゼル
(22日) Sonatine
(23日) ゆめみるモダンクリスマス
(24日) 夙川パーキングナイト
10 (21日) JANUARY
(22日) マリアじゃない〜ハワイへ行きたい
(23日) AVEC
(24日) 雪山へおいでよ
11  贅沢なペイン
12  雪の別れ
13  スーパーマンにはなれない
14  車があれば
15  吹雪におくれ毛
16  エールをおくろう
E1  もう一度X'mas
E2  YOU
E3  GLORY DAYS
E4 (21,22,23日) バンドをつくろう
(24日) 十人十色
E5 (21,22,23日) 白い雪まいおりた
(24日) ジェシオ'S BAR
E6 (21日) Bedtime Stories
(22日) ジェシオ'S BAR
(23日) 十人十色
(24日) 白い雪まいおりた
E7 (22日) Bedtime Stories
(23日) 砂の城
(24日) Bedtime Stories

2年振りのPAGODA TREEはなんと横浜桜木町の空き地にテントを建ててのロングラン公演
テントライブという初の試みに私たちもわからないことばかり
いろいろ不安はありつつも、なぜか4日連続でライブに行くことになり
内容もわからないライブのチケットを4日分も買ってどないしようと思いながら迎えた12月

新横浜から桜木町に向かうJRの電車の中
「テントが見えるかな?」と思ってドアの近くに立っていると
「あっ、あった!あれだ」
ランドマークタワーをバックに小さな青紫色のテントが目に飛び込んで来た
形は想像していたのと違うし、何と言ってもその色
横浜の街で異彩を放っていた
とりあえず桜木町駅のホームから写真を撮ってからテントの前まで行ってみる
本当に何もない空き地にぽつんと建ってるテント
空き地は雑草が茂っていて申し訳程度にならべてある板がテントまでの道になっている
ここでコンサートをやるのか〜と思いながら、ふと見ると
土地の使用許可証まで立ててあるので一応写真を撮っておく(笑)

テントの中には手作りの長椅子が設置されていて
整理番号順に入場したお客さんが次々とその椅子を埋めていく
とは言え小さなテントに500人ちょっと。椅子に座れない人達がその周りで立見状態
人・人・人で、エアコンもない真冬のテントの中なのに寒さはほとんど感じないほど
何だかギュッと凝縮された雰囲気にドキドキしてくる

『What A Silent Night!』
『Do it』
中華街にある大きなお面をかぶって色違いのお揃いのスーツを着た男性2人がステージに登場
演奏が始まると客席の後ろの方から同じスーツで同じお面をかぶった男性が
客席を走りぬけステージへ
その男性が千里さんだと思った通路際のお客さんが歓声をあげる
3人そろった男性がステージの上でお面をはずすと
実は最初にステージにいた2人のうちの1人が千里さんだったという意外なオープニング
(あとの2人はダンサーの松ちゃんと遊作くん。 ちなみに千里さんのスーツの色は毎日変わっていたし
千里さん自身が客席の通路を走りぬけて登場したオープニングもあった)
この2曲ですっかり体があったまった
『サヴォタージュ』
サンタの人形が乗ったピアノを弾きながらコンサートでは久し振りのこの曲

『サンタクロースがやってくる』
オリジナルとは随分アレンジの違うスペシャルヴァージョン
『彼女によろしく』
すごくダンサブルなアレンジになっていてダンサーふたりとダンス・ダンス・ダンス
36歳とは思えない(笑)ほど。カッコいい〜
『TORCH 』
『MAN ON THE EARTH』
ちょっとクールダウンしてこの2曲
松ちゃんと遊作くんがキャンドルにひとつひとつ火を灯していく

『ハレルヤ』
初めて聴くこの曲。ピアノ1本で淡々と歌い上げられる
歌詞を聴いていて「マラソンランナーのことを歌ってるのかな」とふと思った
有森さんのことかな?と思っていると歌のあとのMCで
「あるマラソンランナーのドキュメンタリーを見ていて出来た曲です。でも有森さんじゃないですよ
期待されてオリンピックに出て、でも成績が残せなくてマラソンを一旦やめた選手がまた走り出して
最初は以前は自分より遅かった選手にどんどん抜かれてしまうんですよ
もうやめよう、もうやめようって思いながら、それでも彼女は走るんですよね」

ここからは史上初大リクエスト大会!
会場からリクエストを募り、その曲に対する思い入れまで聞いてしまう
小さなテントではならの試み
150曲以上もあるのでピアノの上には歌詞カードが山積み(^_^;
シェフのおすすめということで千里さんからのお薦めの曲も紹介され
拍手で人気のある曲を選びピアノ弾き語りをしてしまう
どの曲が選ばれるかは千里さんにもわからないというわけで内心ドキドキ状態?

『マリアじゃない』はどのアルバムに入っていたのかも怪しくてメロディーも忘れていて
歌いだしてからもどこか不安げ。メロディーを思い出しながらという感じで
キーは間違うはで、とうとう途中で歌えなくなりワンコーラスで終わり
いきなり『ハワイへ行きたい』へチェンジしてしまった(^_^;
シェフのおすすめで選ばれた『Sonatine』『ゆめみるモダンクリスマス』
PAGODAが始まる前から「歌ってくれたらいいねぇ」と友達と話していたのでその偶然にビックリ
特に『Sonatine』は他人への提供曲なので絶対歌うことはないだろうと思っていただけに大感激
未発表曲『夙川パーキングナイト』も意外な1曲
この年の春に大阪で行われたファンの集いでこの曲のデモテープを流した時に
「いい曲だな〜。今度作りなおそうかな」
と言っていたぐらいだったので、あらためてお気に入りになったという感じ
(結局、この言葉通り『ROOM802』に収録されました)

リクエストされた曲は松ちゃんがボードに書いていくんだけど、しょっちゅう字を間違える
(わざと間違えてるというところもあったけどね)
『夙川パーキングナイト』のときは千里さんが
「さて松ちゃんは『夙川』という漢字が書けるでしょうか?」と茶化したりして(笑)
この日ちょうど最前列に座っていた私たちは松ちゃんに
「こうやって、こうやって、こう書くの」と手振りで伝授
それでもちゃんと書けない松ちゃんに
「もうしゃあないなぁ。こっちおいで。私らが書いたるから」とオバサン状態(^_^;
(さすがに口には出して言ってはいないよ〜。全部手振り)

『贅沢なペイン』
『雪の別れ』
ここから一気に後半の盛り上がりに突入
『スーパーマンにはなれない』
千里さんはスーツの上着を脱いで首にカラフルなマフラー
松ちゃんと遊作くんはトナカイの着ぐるみで登場
曲の間奏で客席からMiss Pagoda Treeを選ぶことに
松ちゃんが選んで客席に上げるんだけど、これが見事に美人ばっかり(笑)
千里さんがトナカイの角のカチューシャと赤鼻をつけてあげてMiss Pagoda Treeの出来上がり
エンディングではm&mのチョコを客席に投げ入れプレゼント
『車があれば』
クリスマス・ツリーやスノー・マンの格好をしたダンサーたちが登場
千里さんも蛍光塗料つきのどでかい手をつけてダンシング
『吹雪におくれ毛』
客席のみんなもダンス・ダンス・ダンス
『エールをおくろう』
テントコンサートで千里さんが最後に歌いたかった曲
千里さんが客席に入ったりマイクを向けたり、みんなで大合唱

『もう一度X'mas』
アンコールは3人ともサンタクロースの衣装
大きなエア人形のサンタも登場でステージにはサンタが4人(笑)
『YOU』
『GLORY DAYS』
定番のこの2曲

『バンドをつくろう』
今度はガテマラ製のセーターで登場
まさに「バンドをつくろう」的なアレンジが気持ちいい
♪今夜はみんなでバンドをつくろう ♪一夜限りのバンドをつくろう
イントロで千里さんと客席でコール&レスポンス
『白い雪まいおりた』
曲のラストでステージの後ろのテントがいきなり開いて外のツリーに雪が舞うという演出
ツリーの向こうにはランドマークタワーや観覧車などの夜景が綺麗で
最初に見た時は感激のあまり鳥肌がたっちゃいました
一度でいいから外からのこのシーンを見たかった

『Bedtime Stories』
千里さん一人によるア・カペラで歌われたのもテントならでは
電車の音がかすかに聞こえて、でもテントの中は静かな空気が流れて不思議な空間を体験

一番盛り上がった23日については以前かめさんとこに別のレポートを書いてます
24日はメンバーのSANTAさんの誕生日と言うことで
『贅沢なペイン』でメンバーがステージに再登場した時バースディケーキが出て来て
みんなでHAPPY BIRTHDAYを大合唱
SANTAさんを驚かせたわけだけど
アンコールでは開演前に配られたクラッカーをみんなで鳴らし千里さんがビックリ
ちょうどメンバーと一緒におじぎしていた時に鳴らしたので余計に驚いたみたい(笑)

『What A Silent Night!』は『WINTER JOE』に収録されたけど歌詞が変わったので
この時の『What A Silent Night!』は幻の曲といったところ?(笑)

【他の日のリクエストコーナーで歌われた曲】
(8日) 砂の城
(9日) 代々木上原の彼女
(11日) 今日のきみに贈る歌
(12日) JANUARY、Rain
(14日) ぼくらの階段、ふたつの宿題
(15日) Rain、逢ってしまうなんて
(17日) 同級生、天気図
(19日) ガールフレンド、ナチュラル
(25日) メドレー
(きみを求め続ける限り、遠く離れても、消えゆく想い、長距離走者の孤独
ロマンス、A DAY、APOLLO、ありがとう)


☆パンフレット☆
千里さんのテントコンサートに対する思い入れや
メキシコを旅した時のティピ(テント)の思い出が語られてます
後ろの方は1997年のカレンダーになっていたけど結局使えずじまい(^_^;
「大江千里にしてほしいこと」が270個も書かれていて、そこから10個選んで応募
1番多かったリクエストを実現させましょうという企画があり
この270個の項目がスゴイ(笑)。うーん、今読んでもおもしろ過ぎる
この中のいくつかは実現されましたね

☆メンバー☆
Guitar : JUN YAMAZAKI
Guitar, Chorus : SANTA
Keyboards : KAZUYA MATSUSHITA
Bass : HIROSHI WATANABE
Drums : RYOJI SAKAGUCHI
Dance : MASARU YUSAKU, TOMOHIKO MATSUZAWA

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