guitar PAGODAPIA 2000guitar
〜OLD FASHIONED CHRISTMAS〜

2000年12月13,14,16,17,19,20,22,23,24,25日
東京グローブ座


 1  サンタクロースがやってくる
 2  コインローファーはえらばない 
 3  ナチュラル
 4  Sonatine
 5  Downtown Girl
 6  Echo
7  消えゆく想い
 8  MAN ON THE EARTH
 9  六甲GIRL
10  Happy Honeymoon
11  もう一度X'mas
12  YOU
13  エールをおくろう
14  ジェシオ'S BAR
15  サンタクロースがやってくる
E1  雪の別れ
E2  吹雪におくれ毛
E3  白い雪まいおりた
E4  BEDTIME STORIES

グローブ座でのクリスマスコンサートも今回で3年目
新大久保駅駅前の焼き芋屋さんや高架下の天使の絵を見るのも3年目(笑)
新大久保駅に降りるとなんだか懐かしくて「あ〜クリスマスだなぁ」って気分になってしまう

会場に入るとステージ上はパリの街角にあるカフェの店内っぽいセットで
"CAFE DE PAGODA"と書かれた天井まである大きな看板が掲げられ
白いエプロンをかけたギャルソン姿の店員たち4人が
日によってお掃除に励んでいたり来店したお客さんの注文を取ったりのパフォーマンス
カフェの両隣はポインセチアや雪だるまが飾られた花屋と額縁がたくさん置かれている画廊といったところ
スピーカーはステージ上になく天井から吊されているため
最前列の端の席でもステージがよく観えるし耳も痛くならない
このあたりのセッティングも3年目ならでの心遣い?
ステージ奥にはいろいろなオーナメントが飾られた天井まである大きなクリスマスツリー
その前にはピアノがセッティングされている
開演5分前になるといつものコンサート注意事項(携帯電話を切れだとか)の放送が入り
大体そういうのは聞き流しているんだけど今回のはなんと!坂上みきさんの声!
イブには「他に行くところなかったのぉ?」など日によって台詞が変わるという凝りよう(笑)
「もうすぐ始まっちゃうよぉ!YEAH! YEAH!ロビーにいる人は早く戻ってこなくっちゃ」
なんてやられるとライブが始まる前から楽しくなってしまう

オープニングテーマが流れ出すとザワザワとカフェが騒がしくなる
店員たちと同じギャルソン姿のバンドメンバーたちが次々とカフェに出社(?)してくる
ダンサーのちさちゃんとムッチーももちろんギャルソン姿
ベースのウッディさんのギターケースからは毎日違うものが出てきたり(笑)
せりがいつの間にか降りていて3階から歓声が聞こえてくると千里さんが乗ったらしいとわかる

『サンタクロースがやってくる』
みんなと同様ギャルソン姿の千里さんと濱田さんが並んでせり上がってくる
千里さんのエプロンは黒、眼鏡も黒縁、黒の帽子に蝶ネクタイでカフェの店長という雰囲気
第一声は「Welcome to PAGODA TREE!」
今年の1曲目も予想どおりのこの曲だけどショートバージョン
「CAFE DE PAGODAへようこそ。このカフェは2階、3階まで続いています」
千里さんの言葉に会場中から大歓声
『コインローファーはえらばない』
間奏では千里さん、濱田さん、ちさちゃん、ムッチーの4人のダンスがかわいい
タップを踏んだりドラム缶を叩いたり蹴ったりして音を鳴らしたり
その上でステップ踏みながら踊ったり
千里さんの黒のエプロンの裏地が赤色でそれをチラチラ見せながら踊る姿がとっても良くて(^-^)
ドラム缶から飛び降りるときの「ヨイショ」のかけ声がかわいすぎ(笑)
『ナチュラル』
千里さんのピアノに乗せて濱田さんを含めたギャルソンたちが踊りながらカフェのドアから退場すると
カフェは夜に入って閉店したのかグッと静かな感じになる
曲の最後にピアノの上に置いてあるメトロノームの前に千里さんがマイクを置くと
メトロノームの規則正しい音がカチカチと響く
『Sonatine』
千里さんがエプロンを外しコートをはおると(コートの裏地が派手^_^;)
♪X'mas for youと歌いながらカフェのドアからやはりコートを着た濱田さんが入ってくる
松本伊代さんに提供したこの曲を千里さんが歌うのを聴くのは2度目
前回はテントでのPAGODA TREEのリクエストコーナーでピアノ弾き語りだったけど
今回は濱田さんとのデュエット
オリジナルに比べてずっとおとなの男女のせつないシーンが繰り広げられる
せりに乗って千里さんが濱田さんとすれ違いながら舞台の下に下がっていくラストシーンは
エスカレーターの上行きと下行きにそれぞれ乗ったふたりがすれ違っていくような感じ

カフェに再び朝が訪れ店員たちが次々と入ってきて
真っ赤なスカートにベレー帽という衣装の濱田さんがカフェに飛び込んでくる
待ち合わせでもしているのか椅子に腰かけ注文したり新聞を読んだり
『Downtown Girl』
うすいブルーのストライプのシャツにアーガイル柄のベストを着た千里さんがステッキを持ってせりから登場
両隣のドラム缶には色とりどりの風船が結ばれている
間奏ではストップモーションになった千里さんと濱田さんの周りを
ギャルソンたちがポインセチアを持って来て次々にステージの前に飾り出す
間奏が終わると逆にギャルソンたちがストップモーションになり
千里さんがステッキで彼らの背中や肩をポンとたたき回ると再び動き出す

『Echo』
MCのあとには懐かしいこの曲
千里さん、濱田さん、ちさちゃん、ムッチーの4人のダンスが繰り広げられる
なんだかSENRI HAPPY TOURを思い出してしまうようなダンス
『消えゆく想い』
この曲では濱田さんがピアノの前に座り演奏に加わる
千里さんはドアの手すりに腰かけたりベンチに座ってブランケットをかけたりしながら
しっとりとこの曲を歌い上げる

『MAN ON THE EARTH』
「クリスマスという言葉は出てこないけどクリスマスっぽい曲を」と言って始まった
間奏では千里さん含めたギャルソンたちの手袋や濱田さんのスカートのフリルが
ブラックライトに照らされてぼんやりと浮かび上がる
その手の振り付けがとてもかわいい
最後はせりが下がり♪I LOVE YOUと歌いながら千里さんが退場

バンドメンバーがクリスマスナンバーを演奏し出すとまるで練習風景のような感じ
「White Christmas」に乗せてちさちゃんとムッチーがダンス
それが終わるとゴージャスなコートにサングラスをかけ手にはシガーを持った有閑マダム風濱田さんが登場
ステージの端から端までお客さんにご挨拶しながら愛想をふりまいてからせりで下がる
ステージ上が暗くなるとギャルソンたちが出てきてツリーをゆっくりと回転させると
電飾が美しいツリーに変わってとてもきれい
『六甲GIRL』
再びせりから登場の千里さんと濱田さん
紫色のフリルの入ったシャツにシルバー?のペーズリー柄のパンツにブルーのジャケット
しかも帽子は赤でめちゃくちゃ派手な千里さんの衣装(^_^;
眼鏡もそれ系の眼鏡に着替えていて細かい演出
濱田さんの衣装もショッキングピンクでステージ上は原色の渦
ちさちゃんとムッチーのアーガイル柄ベスト姿がとても地味に思える
ステージ横に置いてあった額縁を使ったギャルソンたちと一緒になった演出がおもしろい
『Happy Honeymoon』
前の曲が終わると同時にカフェの店内に置いてある電話がいきなり鳴る
千里さんが受話器を取ると色っぽい女性の声(これも坂上みきさん)
「ねぇ〜ん、いつまで待たせるの? 先送りばっかりじゃ恋も冷めちゃうわよぉ
あんまり女をじらしちゃダメェ、ダァメ、ダメ!」
お店の中にいるみんなの笑いに包まれて曲が始まる
この振り付けがめちゃくちゃかわいい!
曲の間奏で今度は携帯電話の着信音が響きわたる
ステージ上のみんなが自分の携帯が鳴っているのかと思っていろんな場所から携帯を取り出してくる
(24、25日はスタッフの呼びかけで客席にいる私たちも自分の携帯を取り出してみたりして…
企画倒れだったような気もしないではないけど(笑)でも結構楽しかったかな^-^)
もちろん千里さんも自分の携帯を出してきてボタンを押すと
どうやら千里さんの携帯が鳴っていたらしく再び女性の
「ダメェ、ダァメ、ダメ」の声のサンプリングが聞こえてくる
冷やかすギャルソンたちから逃げるように携帯を持ったまま千里さんが客席に飛び降りる
ラストはみんなで携帯を掲げながら「♪Happy Happy Happy」と大合唱
ふと気がつくと携帯が切れていて「プーッ、プーッ、プーッ」とむなしい音
その音に合わせて呆然とした千里さんの顔を照らすピンスポットも小さくなって
最後には消えて客席は大爆笑(役者やわぁ、千里さん^_^;)

ここから4曲は体力勝負の怒濤の4曲
『もう一度X'mas』
でグルングルン腕を振りまわし
『YOU』
でピョンピョン飛び跳ね
(17日最前列にいたときはこの曲で千里さんに指さされてしまいましたぁ^_^;)
『エールをおくろう』
で声を張り上げ大合唱
『ジェシオ'S BAR』
で最後にこれでもかと踊りまくる(爆)
『サンタクロースがやってくる』
そしてなぜか再びこの曲のイントロが流れ出す
「どこからか聞き慣れたメロディが…。もう終わりなんでしょうか?
いや!PAGODAPIAはここからが始まりでーす!」
この曲がまた怒濤の4曲のあとで負けないぐらいの大盛り上がり
間奏では千里さんも客席もジャンプ、ジャンプ、ジャンプ
「今日の目標!体重5kg〜!」と千里さんが叫ぶ(^_^;
本当にこの曲が終わったときにはそれぐらい体重が減っていそうなぐらい汗びっしょり
最後はみんなで「せーの、Merry X'mas!」
千里さん、メンバー、ギャルソンたちみんなが全員せりに乗って退場
3階席からでも見えなくなるまで手を振ったり踊ったりみんなサービス精神満点

アンコールはうって変わって地味な衣装(^_^;
白いシャツにグレーのベスト、そして黒のパンツ
「今の気分を歌ってみます」
毎日違った歌詞の即興の歌をピアノで披露
これが「本当に今の気分なの? (笑)」と思えるほど面白すぎる歌詞ばかりで大爆笑
(さすがにイブの日はまじめな歌詞だったけど)
『雪の別れ』
「ちょっと切ない冬の歌を」
『吹雪におくれ毛』
そして再びジャンプ、ジャンプ、腕をグルン、グルン(笑)
『白い雪まいおりた』
PAGODA定番のこの曲
今回は客席の前の方だけしか雪が降らなくて少々淋しかったかも…
ギャルソン役の4人が今度はサンタクロース姿になって客席で風船を配り歩く

最後は千里さんがメンバーのひとりひとりの名前を呼びながら紹介していくんだけど
ベースのウッディさんだけをなかなか呼ばずにひっぱる、ひっぱる(笑)
ウッディさんも心得たもので「次は僕かな」という仕草をして
別の人が呼ばれるとコケたり、すねてみせたりのなかなかの演技派
「グローブ座のスタッフのみなさ〜ん!」「KEITA MARUYAMA OFFICEのみなさ〜ん!」
まで言ってようやく「ベース!ウッディ渡辺!」(笑)
ちなみに濱田さん、ちさちゃん、そしてキーボードの明石さん女性陣3人は「ノースリーブス」
ちさちゃんの腕が男性陣の誰よりも筋肉質だったという(笑)

『Bedtime Stories』
最後は赤いハイネックのセーターにコート
カフェのセットとして置いてあった椅子をステージの前方に持ってきて
これもPAGODA定番のアンプラグド(生声、生演奏)の1曲
最後はツアーグッズのミニライトをステージ上も客席も左右に揺らす
でもこのライトって油断すると光が消えてしまうのが難点(^_^;
そして最後の最後は千里さん発声の一本締めで終了

今回のPAGODAPIAはまるでTDLのようなアミューズメントパークにいるような雰囲気で
(千里さん本人も自分たちのことをMr. Fantasiaなどと称してましたが^_^;)
こういうステージを何もないところから作り上げてしまう千里さん
そしてスタッフのみなさんてすごいと単純に感動してしまう
"CAFE DE PAGODA"の看板は大江家に持ち帰られたそうで
またいつかどこかでカフェをオープンして欲しいなと思ったのはきっと私だけじゃないはず

ここからは余談
23日のMCでレトルトのボンカレーにカリスマ卵師の卵を割って食べたという千里さん
関西以外ではカレーライスに卵を割り入れるという食べ方はまずしないとは思いますが
味がまろやかになってとてもおいしいので一度試してみられては?
その場合のカレーは必ずビーフカレー
なぜなら関西ではカレーといえば牛肉に決まってますから(笑)


☆パンフレット☆
日本で撮影されているはずなのに
ヨーロッパのどこかの街角のような雰囲気
カフェもパン屋も公園も通りも地下道も…
でも最後には東京タワーがバックに写っていてやっぱり東京なんだなぁと(笑)
黒板に千里さんが書いている文字はフランス語でしょうか?

☆メンバー☆
Guitar : JUN YAMAZAKI
Guitar, Chorus : HIDEMI YAMAMOTO
Bass : WOODY WATANABE
Drums : TORU TANAKA
Keyboards : TOSHIKO AKASHI
Chorus, Dance : MIWAKO "Peco" HAMADA
Dance : CHISA MAEHARA, MUNEMICHI YOSHIDA
Extra Dance : SHINJI WASHIYAMA, TORU YOKOTA,
IKUYA WATANABE, KENICHI KOSEKO,
YURI FUJIKAWA

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