1999年12月10,11,13,14,15,17,18,19,21,23,24,25,26日
東京グローブ座

1年ぶりに降り立った新大久保駅は懐かしく思えた
天使の絵が描かれた高架下も駅前の焼き芋屋さんも去年と一緒
そして1年ぶりのグローブ座もあまり変わっていない
入り口にはかがり火が焚かれホワイエはクリスマス気分
でも所々にHAUNTEDの香りがするのが去年と違うところ
狼男や骸骨男がロビーや客席をうろついてる

オープニングは明るめのクリスマスソング
一転しておどろおどろしい曲が流れ始めると
暗いステージの左端にある階段の上に修道女と金髪の少女が浮かび上がる
ステージ上には机と椅子が置かれ上から吊られた裸電球が揺れていて
ガウンを着た千里さんが本を読んでいるシーンが映し出される
少女が階段を降りて来て黒いまりをつき始める
ステージではグラスにブランデーを注ぐ千里さん
机にはいつの間にか背の高い宣教師が座っている

『サンタクロースがやってくる』
ステージ上のロッキングチェアーに座りながら千里さんが歌い始める
あまりにもアレンジが変わっていて一瞬何の曲かわからない
光の玉を手に持った修道女2人と宣教師1人が千里さんを囲むように踊る
彼らに誘われるようにコートに着替え旅行バッグを持った千里さんが旅に出たところで2曲目に入る
『Individuality』
コートの襟をたて帽子を目深にかぶった千里さん
ステージ奥のハーフミラーの向こうでは少女がクリスマスツリーを飾りつける
ツリーには雪が降り続ける
『罪と罰』
この曲では怪しげな病院のシーン
せりからストレッチャーに腰かけた看護婦と医師がカルテを持って登場
千里さんを含めた4人のダンスが繰り広げられる
曲の途中で看護婦たちはステージから消える
千里さんがステージ上を　♪もう一度きみに逢いたい　と歌いながらさまよい歩く
看護婦たちがいきなり客席に登場しステージに戻る
千里さんが看護婦から赤い花束をもらいステージ上から消える
『雪山へおいでよ』
真っ暗なステージ上に懐中電灯を顔にかざした千里さんが突然せりから飛び上がって登場
この曲もまったくアレンジが変わってて何の曲か一瞬わからない
ドラキュラも懐中電灯を手に持ってせりから登場
「ロック天国」のところが「ホラー天国」に歌い替えられる
曲の途中でハーフミラーの向こうに千里さんの姿が消えると
少女や狼男、ぜんまい仕掛けなギタリスト、フルーティスト
そしてスパンコールの衣装で新体操のリボン体操をするダンサーが登場
仮面をした女王様も階段の上から歌いながら登場し怪しげなパーティが繰り広げられる
と突然、ドラキュラのマントをはおった千里さんが客席から登場し
ステージ上のパーティに合流
最後は手のひらで火をおこすファイヤーマジックも披露
『砂の城』
パーティのメンバーがひとりひとり消えると一転して真っ赤な照明
ハーフミラーのむこうには紅い十字架
いつのまにか紅いマントを着た群集がその十字架の元に集っている
静かで厳かな雰囲気で曲が終わり幕が引かれると一部終了のアナウンス

一部と二部の間の休憩時間には去年と同じようにメンバーによるミニライブがロビーで行われる
ミニライブが終ると客席やステージ両端のセットで狼男たちがパフォーマンス
（ちなみにここ数日狼男をからかって遊んでた友達が彼にプレゼントを手渡し喜ばれる？）
休憩時間も退屈させない千里さんのエンターテナーぶりを発揮

『バンドをつくろう』
ハーフミラーの向こうにメンバーたちが勢揃い
濱田さんはショッキングピンクの衣装
ハーフミラーが上がるとブルーカウボーイないでたちの千里さんがせり上がって登場
千里さんと濱田さんが客席に降りて　♪バンドをつくろう　と歌う
『たわわの果実』
ダンサーのちさちゃんとムッチーが登場
ダンス！ダンス！の千里さんの声に合わせて客席の私たちもダンス！ダンス！
『ある雨の朝』
2000JOEに収録されたこの曲がしっとりと歌われる
濱田さんのコーラスも加わって切ない
『マリアじゃない』
やはり2000JOEに収録されたこの曲をPAGODAPIAヴァージョンで披露
ステージの十字架が今度は白く浮かび上がる
『APOLLO』
この曲をNYで作った時の想い出をMCで語った後に千里さんのピアノから始まる
『TORCH』
客席、英美さん、そして濱田さんのコーラスに乗せて
千里さんがその日の気分で歌う即興の歌詞がいい感じ
『dubidubiduo』
この曲は千里さんがピアノを弾かなきゃ始まらない
『車があれば』
本編最後の盛り上がりへ突入
客席のみんなも踊る、踊る
間奏ではメンバーの紹介がありみんなカッコいい〜
一部で金髪の少女を演じたさゆりちゃんもオレンジ色の衣装で登場
全員でジャンプ、ジャンプ、ジャンプ
曲の最後はいつものウッディさんのひとこと
ステージの前に出て来てベースを弾きだしたかと思うとネジの切れた人形のように止まってしまった
不審に思ったムッチーがかぶってる帽子をたたくと帽子が落ちて
その下にはハゲ頭のかつら(爆)で会場中大爆笑
その仕込みを知らなかった千里さんは「一体何人知ってたの？」とメンバーを追求(^_^;
『GLORY DAYS』
大ラスは2000Joeヴァージョンのこの曲
千秋楽はさゆりちゃんが感極まってポロポロ泣き出してしまう

『もう一度X'mas』
アンコールはこの曲で幕開け
メンバーがまずステージに登場するけど千里さんの姿が見えない
にも関らずメンバーが演奏を始めウッディさんが千里さんのかわりに客席をあおる
曲が始まったのでとりあえず踊ってる(笑)と一さんが客席の方を何度も指差す
「えっ？」と思った瞬間に客席のしかも私たちのいるすぐ傍にいきなり千里さんが登場
あまりのことにビックリしてしまった
『白い雪まいおりた』
やっぱりPAGODAPIAではこの曲を聴かなくちゃね
「今日で終わりかと思うとすごく寂しい」と言う千里さん。その気持ちは私たちも同じ
でもそのあとに「2000年にまた逢いましょうね」の力強い言葉
『Bedtime Stories』
アンコールはクリスマスソング攻撃(笑)
曲の最後では客席に雪が降り注ぐ
すっかりあったまってる私たちの腕や肩に降る雪はすぐにジュッと解けてしまう(^_^;

最後のメンバー紹介では千里さんが一言ずつ想いをつけ加える
本当はNYにダンス修行に行くはずだったちさちゃん
全国納涼以来のムッチー
大学時代からの付合いの徹さん
オーディションでの自己紹介が印象的だったさゆりちゃん
去年のPAGODAPIAに飛び入りしてその楽しさを知った一さん
演奏中に千里さんと目が合うとそらす(?)明石さん etc.
狼男や骸骨男を演じていた人たちも素顔で登場
狼男のワッシーに手を振ってもらってしまった(^-^)v

『うぶげのきもち（はあと）』
今年のアンプラグド（生声、生演奏）はこの曲
去年とはまた違った感じで最後にしあわせな気持ちにさせてもらえる
曲の最後には千里さんの声と私たちの声が重なり合う
『エールをおくろう』
アンコールの声に応えて千里さんとメンバーがステージに最登場
2000Joeに収録された曲の中で私がいちばんはまったこの曲を歌ってもらえてすごく嬉しかった

MCは今年も毎日変えていた様子
私が聞いた中でいちばん面白かったのは24日の車の話
スターバックスにはもう入れない(^_^;（←青山のじゃなければ関係ないとも言う）
24日、25日のアンコールで歌われた「プレゼントのうた」も楽しかった
24日の歌詞は♪What do you want on Christmas Day?
♪クリスマスには何が欲しい？ってマイクをメンバーや客席に向ける
ちさちゃんの「都内のマンション」
ウッディさんの「マオカラーのシャツ（↑のMCの内容と関連あり）」におおウケ
客席の男性の「千里」もなかなか(^_^;
私ももうちょっとでマイク向けられそうになったけど
本当に向けられたら頭真っ白で何て答えたことやら
25日の歌詞は♪What did you get on Christmas Day?
♪クリスマスには何をもらったの？
一さんの「二日酔い」が最高
（イブの夜ウッディさんと巨乳バーで飲んでたらしい）

24日は最前列だったこともあり
『もう一度X'mas』で千里さんにマイクを向けてもらってしまった (^-^)v
私には「私が最前列に行くと隣の友達がマイクを向けられる」 というジンクスがあったんだけど３度目の正直！
マイクを向けてもらうには端過ぎたんだけど
千里さんが差し出したマイクに向かってGiant Stepsを踏み出したたそうな(^_^;（友達談）
今切に願っているのは、その時の様子がビデオに収録されないでってこと
その日はビデオ収録のカメラが入っていて
私の目の前でカメラマンがステージや客席を撮影してたんだな…(T_T)

余談だけど今年もまた私の勤める会社の社内報にPAGODAPIAの公演予定が掲載され妙に嬉しい気分
その社内報はまた保存版だな(笑)

☆パンフレット☆
（たぶん）富士山麓の樹海で撮影されたもの
今回のパンフレットを見て思ったことは
私は男のマニキュアとピアスだけは受け入れられない！
でした(笑)
千里さんのHAUNTEDなメイクは許せても黒のマニキュアは…
でもそんな思いも最後のページの笑顔で許されちゃうんだな(^_^;

☆メンバー☆
Guitar : JUN YAMAZAKI
Guitar, Chorus : HIDEMI YAMAMOTO
Keyboards : TOSHIKO AKASHI
Bass : WOODY WATANABE
Drums : TORU TANAKA
Sax,Flute : HAJIME YAMAMOTO
Chorus, Dance : MIWAKO "Peco" HAMADA
Dance : CHISA MAEHARA, MUNEMICHI YOSHIDA