SHUICHI "PONTA" MURAKAMI
piano Live Series "UTA-GOKORO"piano

2002年10月25日,26日,27日
天王洲アイル"アートスフィア"

 1  Save The Best For Last (Vanessa Williams) 
 2  One On One (Hall &Oates)
 3  I Will Survive (Gloria Gaynor)
 4  Finally (Ce Ce Peniston)
 5  Sara Smile (Hall &Oates)
 6  Spiritual Thang (Eric Bene't)
 7  Roxanne (The Police)

( )内はアーティスト名です。


村上PONTA秀一さんというと日本有数のドラマーで昔から私の好きなアーティストの一人
そのPONTAさんと千里さんがLIVEでセッションするとは!
コンサート情報を知ったときには「行きたい!」とすぐ思ったけれど場所は東京
「う〜ん-_-;」と悩んだけど「一緒に行かない?」というお誘いもあり
なんと言ってもサポートの多いPONTAさんがメインになるコンサートもそうそう多くはないので行くことにした
(どうやら千里さんよりPONTAさん目当てだったらしい^_^;)

天王洲アイル駅に着いた途端渋いデザインのコンサートポスターを発見
27日の出演ミュージシャンに「三沢またろう」の名前を見つける
HP等ではまたろうさんは26日しか出演されないようだったので嬉しくてますます期待が募る
アートスフィアは駅から直結されているシックな雰囲気のホール
チケットを切ってもらってロビーに向かって階段を上がっているとなぜか千里さんの歌声が聞こえてくる
あれ!?まだ開演まで余裕があるはずなのにと思いつつもロビーへ急ぐ
ロビーではモニターで千里さんが出演したPONTAさん司会の番組BSフジ『ずっと好きな歌』が放映中
ちょうどホール&オーツの『RICH GIRL』を歌っているところだった
この番組を見ていなかった私たちはしばらくロビーで見入ったあとに会場に入り
もらったパンフレットを座席でぱらぱら見ていると
アンケート用紙に「二部構成。休憩時間にワインとスナックをサービス」の文字を発見
さすがPONTAさんのおっとな〜な粋な計らいに感激(*^-^*)

開演するとまずPONTAさんが登場して一言ご挨拶しステージ後方中央にあるドラムへ移動
一組目のFried Prideのふたりが登場
Fried Prideは女性ボーカリストと男性ギタリストのユニット
米国のジャズレーベル「コンコード」と日本人としては初めて契約したんだとか
確かにすごくうまいボーカルだったけど私はギターの音が好みに合った
ボーカリストのSHIHOがPONTAさんを初めて見たのは『イカ天』で審査員をしている姿で
ずっとそれ(審査員)を仕事にしている人だと思っていたとか(^_^;
二曲目あたりでミュージシャンが何人かステージに出てきて
なぜかパーカッションの前には女性が座ったので「あれ?またろうさんじゃないの?」
またろうさんは都合が悪くなったのかしらん?残念〜(;_;)
PONTAさんの紹介によるとその女性の名前は「みさわいずみ」さん
同じ「みさわ」なだけにまたろうさんと関係ある人なのかどうなのか妙に気になる〜(笑)
Fried Prideが四曲ほど歌って退場するとスタッフがステージ中央にキーボードのセッティングを始めた
も、もしかして次にもう千里さんが出てくるの?とドキドキ

一旦袖に退場したPONTAさんが千里さんを後ろに従えて(?)再登場
千里さんは黒のスーツにピンク色(?)のシャツといういでたち
キーボードにセットされているマイクに向かってまずPONTAさんが「こんばんは。大江千里です」(笑)
そのあとPONTAさんがドラムに座ると千里さんがキーボードの前に立ち
「あらためましてこんばんは。大江千里です」(笑)
「普段は自分の歌だけで手いっぱいなのでこういう機会をいただいてありがとうございます」
PONTAさんによると今夜のコンサートのタイトルは『UTA-GOKORO』
だけど千里さんだけ『秋の夜長に歌いたい曲』というサブタイトルを自分でつけてきたらしい
「他の出演者にもサブタイトルつけてもらえばよかったなぁ…」とPONTAさん

PONTAさん以外のミュージシャンはキーボード、ギター、ベースぐらいのシンプルな編成でまずスタート
照明が暗くなり一曲目が始まる…と思ったら誰も演奏を始めない
キーボードの前でスタンバイしていた千里さんが振りかえりPONTAさんに向かって
「僕?」と自分を指差して聞くとうなずくPONTAさん
「すいません、僕でした(笑)」でようやく一曲目が始まり四曲一気に演奏される
聴いたことのある曲もあるんだけど洋楽はよっぽどじゃないとアーティストとタイトルを覚えない私(^_^;
千里さんは立ってキーボードを弾きながらでの歌でキーボードが結構揺れてるのが気になる
一曲目はわりとしっとり系で二曲目はポップ
そして三曲目と四曲目はノリノリで千里さんの汗が飛び散る
MCによると四曲目は1990年頃流行ったディスコミュージックらしい
道理で間奏では踊り出しそうな千里さんだった
いろんなアーティストのライブでいろんなドラマーの音を聞いているけれど
やっぱりPONTAさんの音は響きが違う〜〜(*^-^*)
あとベーシストは初めて聴く人だったけどかなり好みな音
千里さんもキーボード演奏しながら足でリズム取りながら歌う姿はかなり楽しそう

ここで一旦MCへ
汗をかいた千里さんはマイクで話しながらスーツの上着を脱ぎ出したのでスタッフが預かりに現れる
自分のコンサートではキーボードは座りながら弾くことが多いので
今日のように立って弾いているとまるで自分が小室哲哉になったようだと話して客席を笑わせる
またPONTAさんとの出会いはデビュー当時に遡るそうで
PONTAさんは「憧れ」というパッケージの中に入っていたんだとか
最初は緊張しているかに見えた千里さん
四曲歌ってほぐれたのか口も滑らかになってきて「僕のコンサートへようこそ」と言いかねない勢い(笑)
その気配を察したのかMCの間にホーンセクションもステージに登場したのでPONTAさんはメンバー紹介へ入る
キーボード、ギター、パーカッション、ベースが一人ずつとホーンセクションが四人
PONTAさんは一人一人にコメントをつけて紹介する
そして今回のライブのために70曲以上の曲をアレンジしたトロンボーンの村田陽一さん
村田さん曰くアレンジはコンサートの二週間前にようやくできたのに
「ここ、こうして欲しいんだな〜」とPONTAさんが直しを要求するので大変だったとか
ドラマーなどのリズム隊はなかなかホーンセクション隊とは仲良くなる機会が少ないので
村田さんとの仲は貴重な珍しいものだとPONTAさんがコメント
全員の紹介が終わると
「このメンバーでこういう曲をやりたかったんだ」と言い短い曲を演奏
終わったあとに「幸せ」と嬉しそうなPONTAさん

メンバー紹介が終わるとまた一気に七曲目まで演奏
フルメンバーでホーンセクションまで入った演奏に声量的にちょっと負けてるような感じが…(^_^;
私のいた席(スピーカーに近い四列目)が悪かったのかな?
五曲目と七曲目はバラードでそれこそ『秋の夜長に聴きたい曲』ふうなしっとりめな曲
スーツを脱いでからキーボードを弾いてる姿を見て初めて気づいたけど
シャツの両袖の折り返しに赤いバラか何かの花が刺繍かプリントされていておしゃれ〜
演奏が終わり千里さんが退場すると
「大江千里くんでした〜。ここからしばらく休憩です」とPONTAさんからのアナウンス

ロビーに出るとすでにワインの匂いが充満していて
さっそく赤ワインとクラッカーをもらう
なかなかおいしいワインで正直なところクラッカーじゃなくチーズが欲しかったな(笑)
気がつくとすぐ隣に益子直美さんが男性とふたり(彼氏かな?)でいて
TR収録で生の益子さんを三回ほど見たことあるけど間近で見るとホントにきれいだなぁと実感
こんなきれいな顔を千里さんは四年間も隣で見てたなんてうらやましい〜
挨拶に現れた千里さんのマネージャー市川氏の背中越しにしばらく見とれてしまう
ロビーでは今度はKEIKO LEEさん出演の『ずっと好きな歌』が放映中

休憩が終わって席に戻ると一人で来ていた隣の女性がどうやら帰ってしまったらしく戻ってこない
もしかして千里さん目当てだったのかな?(またはFried Pride目当てか?)
でもKEIKO LEEもまだ出てくるのにもったいないな〜って感じ
ゲスト三組目はSION
私はちょっとこの人を知らなかったのだけど
ジャンルで言うとブルースになるのかな?かなりハスキーな声で
歌がうまいってことではなかったけど独特な世界を持った人
PONTAさんによるとあの泉谷しげる氏と『春夏秋冬』をセッションしたときも
まったく自分のペースで歌ったため泉谷さんも苦笑ものだったとか
喋るのはあまり得意じゃないようで
PONTAさんとの出会いは必ず言うようになっていたのか
それを話しただけで短くMCは終わってしまった
自分の曲らしい日本語詞の曲を三曲ほど歌って退場したけれど
客席からのかけ声は今夜のゲストの中では一番多かったような気がした

最後のゲストはジャズシンガーのKEIKO LEE
PONTAさんもあえて言うならジャズが本領なので真打登場(笑)?
やっぱりちょっとしっとり系のナンバーを持ってきたのは秋だからかな?
MCは結構面白くてPONTAさんとの仲の良さも感じさせるなかなか印象の良いお姉さん
意外にもご自身でピアノを弾きながら歌うスタイルも素敵
ハスキーヴォイスも印象的

アンコールに応えてPONTAさんが再登場
PONTAさんたってのお願いで最後はKEIKO LEEと二人だけで一曲セッション
最後まで仲の良さを見せつけられた(笑)
終演後のB.G.M.は石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』(♪おいらはドラマー ってやつ)でかなり笑えた

PONTAさんがMCで
どんなシチュエーションでどんな歌を歌ってもステージを自分の色にしてしまうボーカリストがいて
そういうボーカリストのバックをするのはミュージシャンとして幸せだ
というふうな内容のことを言っていたけれど
今回のゲストは四組とも
ほんの少し前まで別のボーカリストが歌っていてその余韻がステージに残っているにもかかわらず
歌い始めると一気に自分の世界に変えてしまう力のある人たち(千里さんも含めて)ばっかりだったなぁ
きっと他の日もそんな感じだったんだろう
大好きなPONTAさんのドラムが堪能できたし
いつもはサポートメンバーだからほとんど喋らないPONTAさんがメインで話す姿も見れたし
本当に秋の夜長にぴったりなライブで東京まで来て良かったわ〜と実感
どちらかというとしっとり系の曲が多かった中で
千里さんはノリのいい曲を持って来たりしていたので手拍子は一番多かった
個人的に洋楽(英語詞)の曲を歌うときの千里さんの声が好きなので
PONTAさんファンとしてではなく千里さんファンとしてもかなり満足したライブ

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