piano Solitude TOURpiano

2000年9月2日 福岡DRUM LOGOS 2000年9月3日 福岡DRUM LOGOS
2000年9月6日 神戸国際会館こくさいホール 2000年9月8日 神戸チキンジョージ
2000年9月10日 高松オリーブホール 2000年9月11日 広島ナミキジャンクション
2000年9月20日 新潟フェイズ 2000年9月22日 Zepp Sapporo
2000年9月24日 Zepp Sendai 2000年9月26日 名古屋クラブダイアモンドホール
2000年9月27日 名古屋クラブダイアモンドホール 2000年9月29日 渋谷公会堂
2000年9月30日 渋谷公会堂


福岡
神戸国際会館
神戸チキン、名古屋、渋谷
 1  2000blues  2000blues  2000blues
 2  塩屋  塩屋  塩屋
 3  Solitude  Solitude  Solitude
 4  サヴォタージュ  サヴォタージュ  サヴォタージュ
5  ジェシオ'S BAR  ジェシオ'S BAR  ジェシオ'S BAR
 6  群衆の中で  群衆の中で  群衆の中で
7  Individuality  Individuality  Individuality
 8 リクエストメドレー
(福岡1)
 プールサイド、♯ナチュラル
 リップスティック・グラフィティ
 APOLLO
(福岡2)
 格好悪いふられ方、うぶげのきもち
 小首をかしげるTシャツ、去りゆく青春
 消えゆく想い
神戸メドレー
 六甲GIRL
 かわいいハートブレーカー
 ふたつの宿題
 舞子VILLA Beach
 夙川パーキングナイト
 うぶげのきもち、天気図
 予感
 9 (福岡1) 年上の彼氏によろしく
(福岡2) Rain
 BOYS & GIRLS  きみと生きたい
10  きみと生きたい  凛とした人  A DAY
11  A DAY  きみと生きたい  dear
12  dear  A DAY  REAL
13  REAL  dear  Optimistic
14  Optimistic  REAL  ビルボード
15  ビルボード  Optimistic
16
 ビルボード
E1  たわわの果実  たわわの果実 (神戸、渋谷)
 たわわの果実
(名古屋)
 WE ARE TRAVELLIN' BAND
E2  YOU  YOU (神戸、渋谷) YOU
(名古屋) たわわの果実
E3  エールをおくろう  エールをおくろう (神戸、渋谷) エールをおくろう
(名古屋) YOU
E4  WE ARE TRAVELLIN' BAND  WE ARE TRAVELLIN' BAND  (神戸、渋谷)
 WE ARE TRAVELLIN' BAND
(名古屋) エールをおくろう
E5  これから  これから  これから
E6

(名古屋、渋谷) GLORY DAYS


redmonkey yellowfish TOUR以来のアルバム発売前ツアースタート
しかもアルバム発売日&千里さんの誕生日である9月6日には6年振りの神戸国際会館での公演もあり
2年半振りに発売されるオリジナルアルバムのツアーはスペシャルなものになりそうな予感
神戸公演の宣伝には一時期「ソロスタイルでの公演」と書かれていて
「千里さんひとりでツアーを回るの?」それはそれで楽しみだったけど
結局ギター、ベース、ドラム、そして千里さんのピアノになるということで
前年の4wardと楽器の種類は違えど同じ4人編成
どんなふうに違ってくるのかと楽しみにしていたら全然違ったものになっていた

千里さんが何度もツアー初日を迎えた神戸国際会館は阪神大震災で倒壊し
新しい会館ができるまでの間ハーバーランドに仮設ホールが建てられ
そこで千里さんもSENRI HAPPY TOURで公演を行ったけれど
元の場所に再建された国際会館での公演に胸を踊らせたのは私だけじゃないはず
再建されてから何度か会館のあるビルに遊びに行ったけれどコンサートは今回が初めて
2階の入口でチケットを切ってもらうとホールまで長い長いエスカレーター
ホール入口に到着すると、それはそれはきれいでりっぱなロビーで
以前の国際会館のレトロな雰囲気はまるでなくなっていた

ホールの中に入るとステージには天井から特大のミラーボールが吊られていた
福岡で小さなミラーボールが何個も吊らされていたのとは違っていてちょっとビックリ
キーボードの隣にグランドピアノが置かれているのも福岡とは違っている

『2000blues』
開演時間を少し押してスーツ姿のギターの淳ちゃんがまず登場
ギターソロでオープニングの曲がこの曲だと気付く
そのあとベースのアッキー、ドラムのJJもスーツ姿で登場
最後に千里さんが黒のシャツにグレーのスーツ姿で登場すると会場中総立ち
基本的にピアノの前に座っている千里さんだけど
イントロや間奏では立ち上がってマイクを客席に向けてあおる
『塩屋』
ドラムがリズムを刻み始めたときは何の曲かわからなかったけど
千里さんのあのピアノのイントロが始まると客席がざわめいた
2曲目でいきなり『塩屋』とは…
『Solitude』
ニューアルバムのタイトルチューンであるこの曲
『2000JOE』に収録されていたものからは想像もつかなかったアレンジと歌詞
真っ赤な照明の中で感情をこめて歌う千里さんの立ち姿がカッコ良すぎ
惹きつけられるものがあって目をそらせない
『サヴォタージュ』
再び千里さんがピアノを演奏
「日本をすくえ '96」で歌われたこの曲をこの会館で聴くのは感慨深いものがある
『ジェシオ'S BAR』
まさかまさかの5曲目にこの曲とは…客席騒然
それに構わず千里さんはノリノリなので客席も負けずとノリまくる
広いステージの端から端まで走り回って客席にマイクを向ける千里さんは
今日で40歳とはとてもとても思えません(笑)
『群衆の中で』
ノリノリの『ジェシオ'S BAR』から間髪を入れずにピアノが始まる
ニューアルバムの中ではかなり気に入ってるこの曲
歌詞のひとつひとつがグングンと迫ってくる

ようやくここで一息ついてのMC
長年所属したEpic Recordsを離れてStation Kids Recordsというレーベルを発足させたこと
その第1弾であるアルバム『Solitude』が発売になったことを報告
自分のレコードにEpicの名前がついていることを誇らしく思っていて
他のレコード会社に移ることなんて考えもしていなかったけど
自分の音楽を支持してくれる人達に直接伝えたいという気持ちが強くなってきて…
とレーベル設立に関する心情を語る千里さんに会場中からあたたかい拍手が巻き起こり
「前半から泣かせないでくださいよ」

神戸に来ると学生時代に大阪から電車を3本乗り継いで通ったことを思い出す
憧れの神戸にいつもデンして大阪に帰っていくのが返ってせつなかった
神戸に住まなかったからこそ曲ができたのだと思う…と真剣に語ったかと思うと
「それはほんの少し前のことなんですけどね」
「ハマトラブームで巻きスカートに聖子ちゃんカットの女の子たちが今津線に溢れていたのは」
と最後にオチをつけてしまうのは関西人の性?

『Individuality』
千里さんのピアノのイントロで始まったと思ったら
歌い出した途端に千里さんが「ちょ、ちょっと待って」と演奏を中断
「ぼく間違えたよね?」とベースのアッキーに確認
黙ってうなずくアッキー(笑)
福岡で「毎日キーを変えている」と言っていた曲だけに混乱するのでしょうか?(^_^;

『神戸メドレー』
福岡から神戸までの二日間にTRの収録があってテンションが高いと言う千里さん
「テンション高いついでに『神戸メドレー』を作ってきました〜」
グランドピアノで神戸ゆかりの曲を弾き語り
でも『ふたつの宿題』は私のイメージでは神戸じゃなく大阪なんだけどなぁ
なんとなく大学の学祭というより高校の学祭の雰囲気がない?
『BOYS & GIRLS』
「拙いけれど必ず戻ってくる曲です」
13年くらい前の千里さんのインタビュー記事に
「この曲は40歳になっても歌い続けているような気がする」
と書いてあったのを思いだして
40歳の誕生日にこの曲を歌う千里さんの姿にジンとくる

ここで今日のスペシャルゲストとして区麗情さんが登場
千里さんが麗情さんに曲を提供したいきさつをふたりで説明
麗情さんの「以前からちゃんとした人に曲を書いてもらいたくて」発言に客席も爆笑
千里さんも「ちゃんとした人」にツッコミまくる
千里さんが提供した曲はどうやら当初シングル曲になる予定だったらしく
「よく似たタイトルの『大切な人』という曲がシングルになって」とか
「シングルにはならなかったけど」やら「シングルはもちろん狙っていくけど」などなど
シングルにならなかったことを根に持っているかのような発言が続出(笑)
「まるでぼくが麗情さんをいじめてるみたいじゃないですか」には
「まさにいじめてるやん」とツッコミを入れたくなった(^_^;

『凛とした人』
その提供曲を千里さんのグランドピアノでの演奏にのせて麗情さんが唄う
話しているときの穏やかな表情と違って詞の世界に入り込む麗情さんに驚くとともに
千里さんが本当にこの詞を書いたの?と思わせる情熱的な女性が登場するこの曲が意外だった
『きみと生きたい』
続いてグランドピアノでの演奏で
しかも麗情さんのコーラスが入るスペシャルヴァージョン

この曲のあとに突然バースディケーキの登場(笑)
麗情さんと客席のみんなが♪Happy Birthday dear SENRI〜と歌う
千里さんには知らされていなかった演出だったみたいで
「どうして麗情さんは曲が終わったのに退場しないのかと思った」とか

『A DAY』
アコースティックギターの印象的なイントロから始まる
間奏のアレンジも大好きで'97年の納涼でやったアレンジと同じぐらいお気に入り
自主レーベルでのアルバム発売そして40歳の誕生日というこの日はまさに歴史になる日
『dear』
曲が始まる前に千里さんを含めたメンバーのちょっとした演奏があり
一瞬「え?何の曲?」と思ってしまう
『REAL』
私にとっては千里さんと出会ったきっかけのこの曲がまた聴けて嬉しい
どんなに時間が経っても不思議なほど古くささを感じない
またアレンジが毎回カッコいいんだ、これが(笑)
『Optimistic』
こういうノリのいい曲は一緒に歌えないと辛いなぁ〜
アルバムが発売されたばっかりのライブだと歌詞を覚える時間がないのが悲しい(T_T)
間奏でのメンバー紹介はそれぞれのキャラクターが表れてて面白い
『ビルボード』
「今ぼくが思ってること、言いたいことがめいっぱい歌詞に詰まってる曲です」
飾り気はないし意表をついた言葉を使っていない歌詞だけど
その歌詞が胸になぜかグングンと響いてきて大好きなこの曲が本編ラスト
が、最後の最後、最も好きな歌詞にきたところでマイクがいきなり下を向くというハプニング
キーボードを弾いていた千里さんは曲が曲だけに冷静に元の位置に戻したけど
見ていたこちら側としてはどんな反応をすればよいやらわからなかった(^_^;

『たわわの果実』
アンコールは本編でのスーツ姿とはうって変わって赤いシャツの千里さん
メンバーの淳ちゃん、JJ、アッキーもブルーや緑色のTシャツでカラフル
間奏では ♪和歌山ガール 淡路島ガール 京都のガール などなどご当地ガールを次々コール
ちなみに大阪は ♪ちょっとアーバンな大阪ガール(笑)
『YOU』
『エールをおくろう』
定番の2曲でアンコールは大盛り上がり

『WE ARE TRAVELLIN' BAND』
2回目のアンコールの1曲目はこの曲
「これから1カ月全国各地回ってきます」
『これから』
そして最後は懐かしい、そしてなかなかコンサートでは歌われなかった久々の曲
この曲を最後に選んだのは千里さんが今まで以上に「こらから」先のことを思うようになったからかもしれない
ふとそう思った

「20歳の誕生日よりも、30歳の誕生日よりも、40歳の誕生日が最高でした!」
この言葉は今日神戸に集まったみんなが一番聞きたかった言葉かもしれない

<福岡>
アルバム発売前にその収録曲をライブで初めて聴くというのは初めて
すごく緊張感があって私は楽しかった
『Solitude』なんてCDで聴いた時には「ライブの方がカッコいい〜」と思ってしまった(^_^;
初日にこの曲を聴いた時は思わず友達と一緒に「カッコいい〜」と叫んでたし…
でも間奏で千里さんがクルッと回った途端に眼鏡が外れて飛んで行ったのには驚いた
どう反応したらいいものやら…千里さんも焦っただろうなぁ
リクエストコーナーでは千里さんが「6曲用意してきました」と言った途端客席からブーイングの嵐(笑)
結局6曲ともメドレーで歌うことになったけど
『年上の彼氏によろしく』だけフルコーラス歌う姿を見て
「なんだかんだ言ってこの曲を歌いたかっただけなのでは…」と思った(^_^;
翌日も同じくリクエストコーナー用に6曲用意
「昨日とは全然違う6曲です」の言葉に客席から歓声が起こると
「当たり前じゃないですか」と得意げ(笑)
シンシア・ラスターからバースディケーキの差し入れがあって
そのケーキがステージ上に運ばれるときにみんなで少し早いけど『HAPPY BIRTHDAY』を合唱
「ありがとう〜!でもまだ39ですからね」とこだわりを見せる千里さん

<名古屋>
1回目のアンコールで「WE ARE TRAVELLIN' BAND〜!」と叫んだ千里さんにメンバーの3人は一瞬固まった(爆)
私も実は「え?」と思った
だって1回目のアンコールの1曲目は『たわわの果実』のはずだったのに…
ツアー途中で曲順が変わったんだろうか?
「しかたね〜な〜」って表情でアコースティックギターに持ち帰る淳ちゃんの姿が
「千里さんが間違った」ということを物語っていた(笑)
結局『たわわの果実』は2回目のアンコールで歌われることになったが
間奏でいきなり千里さんが客席に降りてきたりで大盛り上がりになった
後日談としてはこの日千里さんは風邪をひいていて熱があったとか
思い返してみると「なるほど」と思われる言動がいろいろと…(^_^;

<渋谷>
千秋楽はスペシャルな曲が演奏されたりするので最近は逃していないんだけど
今回は濱田美和子さんが飛び入りした以外は構成や曲にスペシャルなことはなく
どちらかと言えば神戸のこくさいホールまでの3公演が
今回のツアーの中ではSPECIAL PROGRAMだったなぁと…
尾崎豊くんと昔HOUND DOGのライブを観に渋谷公会堂に来たことがあったとか
その帰りに「年とったら何してるかなぁ?」という話しになり
千里さんが「何か食べ物屋でもしているかもしれない」と答えたのに対し
尾崎君は「僕は歌い続けていると思う」と言ったらしい
そう答えた尾崎君が今はもうこの世になく
そして千里さんは40歳になった今も歌い続けている
きっと渋谷公会堂でライブをする度に千里さんはこのことを思い返すんだろうと思った


☆パンフレット☆
横に細長い今回のパンフレットは
リバーシブルというか、どちらが表、裏という区別がないもの
片方からは千里さんが一人で散策する写真が続き
そしてもう片方からはメンバーと一緒に4人でリハーサルしたり
土手や公園で遊んだり焼き肉食べたりの写真が続く
色違いのお揃いのシャツ姿の4人が微笑ましいというかなんだか妙な雰囲気(笑)
4人で土手を歩く後ろ姿の写真を見たときに
「チューリップみたい…」と思ったのはきっと私だけでしょう(^_^;

☆メンバー☆
Guitar, Chorus : JUN YAMAZAKI
Bass, Chorus : AKINORI YAMADA
Drums, Chorus : TOSHIAKI TAKENAMI

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