violin 阪神・淡路大震災救済イベントviolin

日本をすくえ'95

1995年8月12日 メリケンパーク

☆出演者☆

泉谷しげる、江口洋介、大江千里、奥田民生、オルケスタ・デ・ラ・ルス、加藤いづみ
嘉門達夫、財津和夫、白井貴子、中森明菜、宮田和弥、森高千里、山本潤子(50音順)


「阪神・淡路大震災の被災者へ音楽という心の救済を」
という趣旨で泉谷しげる氏が主催となって行われたフリーコンサート
これに先立ち地震の直後から行っていた泉谷さんの街頭ゲリラライブにも千里さんは参加していたらしい

12:00開場ということで元町駅で連れの人達と待ち合わせたあとに
中華街で昼食をとってからメリケンパークへ
あの地震のあと神戸の街に来たのは実は初めて
会社で救援物資を運ぶときは地震直後で危険だということで男性のみで行われた
そのためこの日まで来る機会がなかった

中華街は比較的被害が少なかったみたいだけど
メリケンパークは復旧作業が公園などをあとまわしにされたのか
地面がひび割れたり階段が傾いたままだったり…

私達が持っていた入場券はDブロックのもので会場の真ん中より左寄りに位置し
目の前にはスクリーンがあり結構見やすい場所
ステージはポートタワーを背に設置されている
とりあえず自分たちの場所を確保し座って開演の14:00を待つ
とは言っても真夏の真っ昼間しかも炎天下なので暑くて暑くてしかたがない
出ていた屋台でかき氷を買い日焼けしないようにタオルを頭にかぶるなどして開演時間を待つことになった

オープニングはオルケスタ・デ・ラ・ルスの陽気な曲から
開演までは地面に座っていたのに周りがみんな立ったので立つことにしたけど
なにしろ長時間のイベントなので結局途中からまた座ってしまった

江口洋介は意外と歌がうまく
加藤いづみはとっても夏らしい涼しげなワンピースで
歌声も同じく涼しげだったのでまるで清涼飲料水のよう(^-^)

司会進行は発起人の泉谷さん

ちょうど中間あたりで嘉門達夫が登場
地震の当日メリケンパーク横にあるホテルオークラに泊まっていたこと
どうしても翌日東京に行かなくちゃいけなくて
でも電車が不通だったから船で関空に向かったことなどの話をして
「次の曲はこの二人と一緒です」
と言ったときに千里さんがステージに登場

千里さんはドジャースの青いTシャツで背中には「16 NOMO」の文字
震災のチャリティーCDとして発売され千里さんがコーラス参加していた
嘉門達夫の『怒りのグルーヴ〜震災編』
泉谷さんとおそろいのタンバリンを叩きながら楽しそうにコーラス(?)

その後は千里さんが
『十人十色』『YOU』『ジェシオ'S BAR』の3曲を披露
『十人十色』『YOU』のときは千里さん自身がキーボードを弾きながらでだったけど
『ジェシオ'S BAR』ではいきなりステージを降り客席へ突入
客席の前を端から端まで歩きながら1コーラス歌ってようやくステージに戻ったかと思うと
間奏ではちょうど一週間前の納涼で登場したあざらしやイルカのバルーンを客席に投げ込むし
最後はこれも納涼に続いて2回目の
泉谷さんとのキスシーン(スクリーンに大写し)を見せるはの大暴れ(^_^;
客席には千里さんのファンが結構いたようでどの曲も例の振りをしている人がいたし
『ジェシオ'S BAR』は特にファンでない人も含めて大盛り上がりに盛り上がり
ちょうど前半のトリみたいな感じで楽しかった

後半は中森明菜か森高千里から始まったような…(記憶があやふや)
泉谷さんはどちらに対してもしきりに「可愛い!」を連発
山本潤子さんの『卒業写真』は懐かしくてじーんときたし
泉谷さんの『春夏秋冬』はやっぱいい曲だし

最後は出演者がほぼ全員出てきて2曲程歌い
(千里さんはTシャツを着替えていてタオルを頭に巻いてた)
大体18:00過ぎぐらいにイベントは終了
実に4時間以上の長いコンサート
始まった時には強かった日差しも終わる頃にはすっかり柔らかくなって
心地好い海風が爽やかな真夏の夕暮れになっていた

一緒に行った会社の後輩は震災で自宅が全壊し
この頃は仮の住まいという状態だったけど
このイベントと一週間前に行った納涼は彼女にとって
少しでも「心の救済」になったんだろうか?

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