英語上達のコツは、簡単な英語を正しく使うことです。
英語は簡単な語句や文で、いろいろなことが表現できます。ネイティブの子どもが使うような簡単で短い表現でも、大人の会話にもよくでてきます。例をあげましょう。
Here's your book.
本を返すね。
I have to go now. もう行かなくっちゃ。
What's the weather like? 天気はどんな感じ?
ということは、私たち日本人が子どもの英語 Kids English
を話せるなら、日常会話や海外旅行などでの会話は不自由しないということになります。
本書では、そうした子どもが使うような簡単な表現で、大人が使える表現をふんだんに紹介しています。そのさい、覚えやすく応用しやすいように頻出表現をパターン化したのが大きな特徴です。先の例文は次のように単語や語句を入れ換えれば別な表現になります。
Here's your coffee. はい、コーヒーです。
I have to go to the bank. 銀行に行かなくっちゃ。
What's your hometown like?
ふるさとの町はどんな感じ?
こうして表現を学ぶとともに、発音やリスニングについても上達のコツや知識が得られ、総合的な英語学習ができます。上達の要となる簡単な表現が短時間で効果的に身につくようになっています。
本書の構成と内容は次のようになっています。
序 章 童謡でつかむ英語のリズム
英語の学習は英語のリズムを身につけることが先決です。
童謡を聞いてリズムをつかみましょう。
第1章 日常のひとこと頻出表現
ひとことで言える簡単で便利な日常表現を43項目にわけて紹介しています。
ひとこと表現でスムーズな会話を楽しみましょう。
第2章 基本のきほん頻出パターン
自分のことに関する表現を18パターン紹介しています。
まずはこれらを自分のものにしましょう。
第3章 いろいろ話せる頻出パターン
物事や相手のことに関する表現を13パターン紹介しています。
話題を広げましょう。
第4章 いろいろ聞ける頻出パターン
相手に質問する表現を20パターン紹介しています。
さらに会話をはずませましょう。
第5章 1日の生活頻出表現
朝目が覚めてから、夜眠りにつくまでの会話を107例紹介しています。
これまで学んだ表現とパターンを実際の会話のように試しましょう。
第6章 発音とリスニングの即効対策
英語の音や発音に関するまめ知識を紹介しています。
発音とリスニングにすぐに役立つ内容になっています。
第2章から第4章の頻出パターンは全部で51あり、1パターンを1ページにまとめて、例文は見出しや会話例などを含めて最低16あげました。51パターン×16例で816の表現を身につけることができます。本書全体の例文をあわせると1000くらいの表現が学べます。
これだけでも日常会話は十分ですが、あとは、ご自分で単語を入れ換えるだけで、さらに表現が増えていくことになります。
本書により、読者のみなさまが短時間で効果的に日常英会話力を大幅にアップされることを願ってやみません。
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