Fly&Lure Fishing in Chichibu

イブニングパラダイス 
1996年4月〜6月

6月24日に情報です。

荒川本流では、二瀬ダムが放流しているため、水量が大幅に増えています。 しかし、水温が異常に低いこと(約7度)と急な増水のため、カゲロウ類がハッチできないのか、流されてしまったのか、全く飛んでいません。当然ライズしているヤマメやイワナはいないわけで、やむなくルアーで魚の反応をみたところ、深く潜っていた良形のヤマメが浮いてき ているようで、よくスプーンを追うようでした。 また、餌釣り(イクラ?)にも反応しているようでした。サイズは、20から25センチ、深く潜っていたためか、背中がダークグリーンのものが多いようです。 いままでは、水量が少なく河原の藻が枯れて茶色だったため、魚体も背が茶色のものばかりでした。水温が急に低くなったため、体高はある魚が多いのですが、引きは 弱いようです。 なお、中津川合流点から二瀬ダム間の荒川本流は、いままで全く水がなかったため(19日には水が流れていなかった。)魚はほとんどいないようでした。 (渓相はすばらしく良い)

6月22日の情報です。

3月1日の解禁以来毎週2日から3日くらい川にいって、フライやルアーロッドを降っているので最近は、カミさんの機嫌が悪いのが気になっているところですが、あと一カ月もすると、夏休みになって近所の子どもたちの水泳場や都会人のオートキャンプ場にポイントが占領されてしまうので、めげずにがんばっているところです。 秩父の晴天率は、日本一だとどこかの偉い先生が、言っておられましたが、ほんとに全く雨が降りません、家の100メートル前を、荒川の支流の赤平川が流れていますが、水量が少なく水温が、あがってしまったため、いつもならかなり大型のヤマメがみられるのですが、今年は全然いないばっかりか、藻が繁殖して鮎も苦しそうです。 当然、いつもならかなり大勢いる友釣師もほとんど見かけません。 そんなわけで、仕事が終えたあとのイブニングライズを見つけに3キロほど上流薄川にいってみました。ここも水量は、少ないのですが、夕方暗くなってから良い型のヤマメがライズを始めました。しかし、ここのヤマメは、人になれているって言うか、足下2メートル位まで近づいてくるくせに、全くどんなパターンをキャストしても反応しません。でも、こいつのようなしぶといヤマメがどんどん増えて、どんどん大きくなった方が、うれしいのが本音です。(違法投網師からも逃げろよなっ!)やたら、ハヤが釣れるので、フライがぐしゃぐしゃです。

6月10日の情報です。

6月8日に秩父地方は、鮎が解禁になりました。今まで渓流で餌釣りしていた人たちの多くは、これからしばらくは、友釣りに精を出すことと思います。 入川や浦山川の混雑も幾分解消されるでしょう。 荒川本流の大血川出合は、これまで幾度か紹介しましたが、今回は、大血川下流部の情報です。大血川は、出合から約200メートルは、石が多くよい渓相をしています。 しかし、ここも例に漏れず大きなヤマメがつきそうなポイントは、早起きの餌&eンカラ師にやられています。狙い目は、瀬の流れが変化している所になります。10から15センチと小ぶりですが結構楽しめます。(キープしないでください)イブニングになると淵尻で20センチくらいのヤマメやイワナもライズを始めるようです。最近は、18から20フィートもあるロングリーダーがはやっているようですが、こうゆう渓流では、6から9 フィートくらいのコントロールしやすいショートリーダーで十分です。フライへのアタックは、9割方ファーストキャストに来ますから、10メートル以内のキャスティングは、ポイントを10センチ以上はずさないこと、ライン、リーダー、ティペットの着水音をたてさせないこと、ドラグをかけないこと(リトリープやロッドコントロールで、積極的にドラグの微調整ができれば最高)を注意す れば魚は必ずライズしてきて、あわせなくてもフッキングしちゃいます。 大血川出合から1キロほど下流の強石地区の荒川本流も発電所の放流水で釣りになります。 ここも、20センチ以下のヤマメがぼつぼつ出るようです。 フライ エルクヘアーカディス、ブラウンパラシュート 14番 水温12度

6月2日の情報です。

秩父地方はここのところ雨が全然降らないので多くの渓流は渇水が続いています。 今週はその中でも水量が多いポイントの情報です。 中津川は、大滝村役場の前で荒川本流に合流する沢です。 中双里地区の少し下流から大滝村役場の間は、埼玉県企業局が発電のため水を全部取水しているのでひどい状況です。 しかしこれより上流は、荒川支流でも指折りの水量を誇ります。魚は、ヤマメでサイズは15センチから20センチくらいまでです。早朝から午後3時くらいまでかなりの数の餌釣師が入っているため、かなりすれているため、忍者&Xーパーナチュラルドリフト(ティペットを水面に付けないようにしながらリトリープして5メートルほど先のフライをナチュラルに流しているように見せる)でやっといくつか小さいのが出るくらいです。 ティペットの着水音とその影でヤマメはフライを見きってしまいます。 水温12度、ハッチするカゲロウ類は少ない。 入川は、川又地区で荒川本流と合流する沢です。 ここは、秩父の沢の中で、一番釣師の人口密度が高い沢です。 しかも、土曜日には、某テレビ番組制作会社まで入っていて、水中ポンプを廻していたので全く釣りになりませんでした。 しかし、すれてはいますが、活性の高いヤマメがいるようです。 入川合流点より上流の荒川本流は、渓相もまずまずで、魚の影も見えたので、300メートルほど釣上がっていったところでふと砂地を見たら、犬と同じ形で5倍くらい大きい足跡あってまだ濡れてました。そう、熊の足跡です。熊とじゃ勝負にならないので、逃げ帰りました。 ここも水温12度くらいで、いつもよりハッチするカゲロウ類も少なく、イブニングライズもまばらでした。

5月27日の情報です。

先週はちょっと時間に余裕があったので3日連続で入渓しました。 まず、赤平川ですが、この川は、秩父郡皆野町で荒川に合流するまで約30キロメートルほどの川で、荒川上流部で最大の流域面積をもつ支流です。かの、岩井渓一郎氏も産湯をつかったとゆう川です。 赤平川は、いくつかの支流を持ちます。 支流の薄川(すすきがわ)は、主にヤマメの川で、わずかにイワナ、レインボーが混じります。サイズは、いずれも15センチから20センチくらいが多く、水生昆虫が少ないため体高は、低いようです。 同じ両神村を流れる小森川も生息するマス類は、同様です。 この2つの河川は、水量が非常に少ないうえ、ブッシュが多いため、フライフィッシングには厳しい川です。しかし、皆が見逃すような小さいポイントに、忍者のように近づき、フライをドラグフリーで流すと、ヤマメは、猛然と飛び出して来ます。(大物がいそうなポイントは、ほとんど餌釣師にやられています。) 水温は、12度くらいでした。 なお、小鹿野町倉尾地区を流れる支流の吉田川(藤倉川)は、住民が、ヤマメの棲む清流を残すために、魚を保護しています。最近は、投網 などをする心ない連中が、出没しているようです。 そうゆうわけで、特にこの川では、キャッチアンドリリースの完全実施をお願いします。 赤平川全域でいえることは、水生昆虫が少ないこと、水量が少ないことなどにより、魚は、フライのパターンやサイズを選ばないこと、人の気配に異常に敏感であることが言えそうです。 次は、大血川です。 この川は、大滝村を流れる荒川本流に流れ込む流程10キロ程度の支流です。 ここの上流部には、管理釣場があり、この下流から本流出合までがポイントとなります。 管理釣場から下流へ200メートルくらいは、逃げ出したヤマメやイワナが野生化して棲んでいます。しかし、ここは、直径5メートルほどもある大石が積み重なったような 渓流であるため、大変危険です。初めてここに入る人は一人では厳しいでしょう。サイズは、15センチから20センチくらいまでのヤマメ、イワナが多く14番くらいの黄色のボディのカゲロウが多く飛んでいました。 また、ミッジも多いようです。 本流出合は、午後6時頃から約1時間夕立のような猛烈なライズがありました。 いろいろフライを試しましたが、ドラグがかかりやすいポイントでライズしているため、フッキングさせるのは、は難しいようです。 水温約10度。 それでは、また来週。

5月19日の情報です。

先週に引き続き大滝村の川又地区に入渓しました。 天気は曇りで、大変寒い午後でしたが、マス類の活性はよいようです。しかし、特別釣り場の直下流に当たるため、餌釣師が多く、フライマン は肩身の狭い思いをします。 よい淵や瀬は、ひっきりなしに人が入るため、場があれて魚もすれています。 他人がねらわない小さいポイントにドライフライをナチュラルに流すとよいようです。 ヒットパターンは、ライトカヒル、マーチブラウン、エルクヘヤーカディスといったところです。 ヤマメで18センチ、レインボウーで22センチくらいがレギュラーサイズです。ちなみに、気温8度、水温6度でした。

5月13日の情報です。

二瀬ダム上流にある大洞ダムにはいりました。 大洞川の水量もかなり多く、状況はよいように見られたのですが、ライズはありませんでした。 入った時間が早すぎたためではないかと考えています。午後2時頃から午後4時頃まで様子を見ていましたが、寂しい山の中、熊とか猿が出てきそうなので早めに引き上げました。ここには、ほんとに猿も熊もたくさんいます。 この後、約10キロほど離れた、大滝村川又地区に入渓しました。ここは水量が多く、魚の活性もよいようでした。ライズは、午後5時から30分程度、クリームイエローからブラウンのダンを捕食しているようでした。魚のサイズは、ヤマメが15センチ程度、レインボーが、23センチほどのものが多いようです。 このレインボーは、上流にある特別釣り場から逃げ出したものだと思われますが、かなり野生化していて、よいファイトをします。ちなみに、ここの水温は、8度でした。 12日に青梅市の多摩川にいきましたが、人の数が多いのと魚影が濃いのには驚きました。イブニングには、ヒゲナガトビゲラがうるさいほど飛んでいて、活性も高く、秩父の荒川や長野の千曲川よりおもしろそうです。

4月13日の荒川の状況をお知らせいたします。

荒川は、本支流とも未だに水量が少ない状況が続いています。 水温が若干上がったため魚の活性は上がってきました。しかし、ライズは、ご後2時頃から4時頃まででまばらです。ミッジのハッチがすこしありこれを捕食しています。ルアーは、魚が中層から底についているのでスローリトリープで狙いますヤマメでサイズは18センチから22センチまでが主となります。 えん堤やダムなどがよいポイントとなっています。大洞ダムは、3月末まで工事ではいれなかったためまだ試釣していません。


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