Fly&Lure Fishing in Chichibu

イブニングパラダイス 
1997年9月


9月29日

場所・荒川本流大血川出合(水温14℃)、荒川本流落合地区(水温15℃)

今回がシーズン中最後のレポートトなってしまいました。禁漁後のレポートは月に1〜2回となってくるかとおもいますが御了承ください。来年3月の解禁後は、毎週レポートをお届けしたいと思っています。

あと二日で禁漁となってしまいますが、ここにきて大形魚が姿をみせるようになりました。もう期間がないためじっくり狙えませんが、大血川の出合には、40センチクラスのイワナが姿をみせるようになり、落合地区には、40センチオーバーのレインボー(イワナ等他の鱒類かもしれません。キャッチしていないので未確認)を筆頭に30センチオーバーのヤマメ等がクルーズするようになってきました。しかし、もう来年の解禁に期待するしかありません。

荒川本流の大血川出合は、週の半ば、雨天が続いたのですが、コンディションは最高で、ヤマメやイワナが雨のなかを日中でもあちこちでライズをくり返していました。ハヤが多いのにまいりますが、大形のテレストリアルやストリーマーでハヤを避けるのが良いようでした。週末には、長期間続いた雨の影響で水量が増加し、大イワナは狙えなくなってしまいました。

荒川本流の大滝温泉前は、相変わらず20から25センチクラスのヤマメやイワナが、日没直前のみライズを繰り返しています。ドライにかなりスレてしまっていますが、プレゼンテーションがよければ全くヒットしないわけでもありませんが、ウェットやニンフで水面直下を狙うのも一手です。(水面直下を狙うほうが、プレゼンテーションが若干安易になる。)

荒川本流の大滝役場前は、発電用ダムの全水量放流のため、ダム湖がなくなり、居場所のなくなった大形魚がクルージングをはじめました。この大形魚のクルージングは、水面には全く浮いて来ないし、カディス類やカゲロウ類のフライには、反応しません、ルアーにも当然かなりスレていますが、鼻先に落ちたストリーマーには、反転してきます。しかし見切りがかなり早いので、ヒットさせるのはかなり難しい状況です。水性昆虫も少ない状況から勘案すると、主食は、小魚になってしまっているのではないかと推測しています。荒川本流の大血川出合は、週の半ば、雨天が続いたのですが、コンディションは最高で、ヤマメやイワナが雨のなかを日中でもあちこちでライズをくり返していました。ハヤが多いのにまいりますが、大形のテレストリアルやストリーマーでハヤを避けるのが良いようでした。週末には、長期間続いた雨の影響で水量が増加し、大イワナは狙えなくなってしまいました。

荒川本流の大滝温泉前は、相変わらず20から25センチクラスのヤマメやイワナが、日没直前のみライズを繰り返しています。ドライにかなりスレてしまっていますが、プレゼンテーションがよければ全くヒットしないわけでもありませんが、ウェットやニンフで水面直下を狙うのも一手です。(水面直下を狙うほうが、プレゼンテーションが若干安易になる。)

荒川本流の大滝役場前(診療所前)は、発電用ダムの全水量放流のため、ダム湖がなくなり、居場所のなくなった大形魚がクルージングをはじめました。この大形魚のクルージングは、水面には全く浮いて来ないし、カディス類やカゲロウ類のフライには、反応しません、ルアーにも当然かなりスレていますが、鼻先に落ちたストリーマーには、反転してきます。しかし見切りがかなり早いので、ヒットさせるのはかなり難しい状況です。水性昆虫も少ない状況から勘案すると、主食は、小魚になってしまっているのではないかと推測しています。

9月23日

場所・荒川本流(大滝温泉前・水温16℃)、中津川(大滑沢合流点・水温14℃)

先週の台風による川の濁りもなくなりました。また、増水によって水温がさがり、ヤマメやイワナの活性を若干上がってきました。荒川本流、中津川とも増水による水位の上昇は、1メートル以下だったため、水生昆虫も流されないで残っていたため、ハッチする虫も多く、久々のベストコンディションとなっています。
荒川本流の大滝温泉前も、川にたまっていた茶色の藻が流され、水が澄みとおっています。水温の低下に伴い、今まで深場や石の下に隠れていた、ヤマメやイワナも水面で水生昆虫を捕食するようになってきました。ハッチする虫の種類も多くなってきていて、小型のカゲロウやカディスをよく食べているようです。14番から20番までどんなパターンにもよく反応しますが、かなりスレているのでプレゼンテーションが大事で、川の中に入ったり、影を落としたりすると、すぐ深場に隠れてしまいます。また、ハヤの活性もたいへん高いので、ポイントを絞ってフライをキャストしないとハヤがヒットしてしまいヤマメなどを散らしてしまうことになってしまいます。
中津川の大滑沢出合も水温の低下とともに、ヤマメの活性が上がってきました。特に曇天の日には、日中でもカゲロウがハッチしていて、ポイントにフライをキャストすると反応があります。20センチクラスの小型のヤマメが多いようです。ここもプレゼンテーションがしっかりしていれば、スタンダードパターンの16番位のサイズなら、何でも大丈夫のようです。しかし、釣人がかなり多く入っているため(1時間に1人くらい通過していきます)、人が通った直後は、まったくヒットしなくなってしまうため、よく様子を見ている必要があります。

9月16日

場所・荒川本流(大滝温泉前、大血川合流点)、大血川
水温・荒川本流18℃、大血川16℃

台風の来襲で、週末の天気は大荒れで、川も水量がふえ、茶色に濁ってしまいまた。荒川本流の大滝温泉前は、台風が来る前のウィークデイに入りましたが、水量が少なくライズもまばらでした。小さいガガンボやカゲロウ、カディスの数がふえてきたので、水温がもっと下がれば、水底に潜っているヤマメも浮いてきて、ライズするようになるのではないか、と考えています。今週の週末になれば、台風による増水の影響もなくなり、水温も下がってくると思いますので今後がたのしみです。
大血川は、休日はいつものとおり、かなり多くの餌釣師が入っていて、日中は、全く魚の影が見えません、しかし夕方になると、所々にある淵の流れ出しに、魚が出てくるようになります。大きな淵は、朝から日中にかけて餌釣師が立ち替わり入れ替わりで入っているので、魚に強くプレッシャーがかかっていて、ヒットさせるのは、むずかしいようですが、餌釣師がねらえないような瀬や石のまわりでは、15センチから20センチの小さいヤマメやイワナがヒットしてきます。大血川は、落石や転落の危険があるので、入るときは十分気を付けてください。
荒川本流の大血川出合は、台風の雨が小降りになったときを狙って入ってみました。本流は、大増水で、茶色に濁っていましたが、大血川の水は澄んでいたため、合流点の淵だけが、フライができるポイントとなっていました。ここは、台風の来る前は、日没直前にライズがあったのですが、今回全くライズはありませんでした。ニンフで探ってみたところ、20センチクラスのヤマメのヒットがいちどあっただけで、それ以外は、魚の気配が全くありませんでした。大血川は、上流部で橋の工事を行っているので、土石流が怖いので、日没後は、あまり遅くまで粘りませんでした。土砂崩れや土石流は、秩父の場合工事が原因で発生することが多いようです。


9月8日

場所・赤平川本流(田ノ頭ダム)、荒川本流(大滝温泉下)、中津川(大滑沢合流点付近)、入川(荒川本流合流点付近)


赤平川については、先週も報告いたしましたが、水量も少なく水温が高いので、フライができるような場所には、ヤマメ等がいないような状況となっています。赤平川本流の田ノ頭ダムは、3月から5月までの間の水温が低い時期は、上流から降りてきたイワナやヤマメが多くいて、止水のフライフィッシングが楽しめますが、今は全く鱒類の姿はみられません。ウグイの稚魚とコイが泳いでいるのが見える程度で、ストリーマーやルアーにも全く反応がありません。また今年6月の台風でかなり埋まってしまって、水深2メートルくらいあるところ範囲は直径100メートル以下になってしまいました。
荒川本流の大滝温泉下も、減水で水温が20℃以上になってしまって、鱒類の活性はたいへん低くなっています。20センチクラスのヤマメが日没近くになると、5分に1回くらいみられる程度です。大滝村役場前から下流は、すべて同じような状況です。
中津川の大滑沢合流点付近は、県道から河原におりる車道があるため、キャンプのメッカとなってしまい、毎週週末になると、10張りくらいのテントが並びます。日中もバーベキューしている人が多く、川が荒れてきてしまいました。ヤマメ・イワナともわずかながらいますが、ライズは日没直前のみとなっています。今週は、飛んでいるカディスもすくなくなってしまいました。
入川の荒川本流合流点付近も水温が役18℃と高めになっています。ここは約1キロ上流に管理釣場があるため、レインボーが多くなってしまいました。ヤマメ・イワナとも20センチ以下が多く、20センチ以上はレインボーばかりのような状況です。ここも日没近くなると、所々でライズがはじまりますが、水生昆虫のハッチは少ないようです。また釣り人がたいへん多く、休日は100メートルおきに人が並ぶような状況です。


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