Evening Paradice

Fly&Lure Fishing in Chichibu
秩父のヤマメとイワナ

神流川のヤマメ 26cm CDCミッジ#21

2006年1月〜4月

神流川C&R区間上野村役場前ライブカメラ
荒川上流部の雨量・水位
イブニングパラダイス 2005年9月〜12月


2006年4月29日
荒川本流(三十槌地区付近)
赤平川(小鹿野町田ノ頭ダム付近)
小森川(両神小森間庭地区付近)

荒川本流三十槌地区付近

小森川間庭堰堤下流

荒川本流の三十槌付近では、ヤマメのサイズは小さいものの活性が高くなってきて、日没直前には、水生昆虫のハッチが盛んになり、所々でライズ見れるようになってきました。
フライパターンは、エルクヘヤ−カディスやグリズリーキング・ウエットなどでもヒットしてくることから、フライパターンはあまり選ばないようです。
ヤマメは、20センチ以下の小型のものが多いようでした。

赤平川の小鹿野町三田川地区の田ノ頭ダムは、農業用水取水のため、下流側では水が全く流れていない状況でした。
ダム湖は小さく水深が深いところでも3m前後で平均1m程度です。
ヤマメは湖畔の水没林や草の根元にいることが多く、流れ込み付近のフライがキャストしやすい場所にはほとんど出て来ないため、フライには厳しい状況でした。
ヤマメは20センチ前後のものがいるものの数は少なく、フライにヒットしてくるのはアブラハヤばかりでした。

赤平川支流の小森川も水量は少なめでした。
間庭地区の堰堤下流で20センチクラスのヤマメがパートリッジ・オレンジ#14にヒットしてきましたが、これより下流では、夕方になってもライズは全く無く、ドライ・ウエットともヒットしてくるのはウグイ等外道ばかりでした。 

2006年4月23日
荒川本流(大血川出合付近)
神流川(乙母堰堤下流付近、上野村役場付近)

神流川乙母堰堤下流

荒川本流大血川出合堰堤下流

荒川本流の大血川出合付近では、上流にある水力発電所の影響で水量の変化が激しいですが、川原には堰堤や大きな渕があるほか、流れも変化があり渓相は申し分ありません。
例年ですと、水生昆虫の羽化が本格化する今頃は冬を越したヤマメの活性が上がり、ライズが増えてきます。
しかし、今年は、ヤマメの数が少なく、ライズは単発で見られる程度でした。
時々、25cmクラスのものが泳いでいる姿は確認できるものの、ウエット、ドライともにフライへの反応は15センチ程度のサイズのもののみでした。

神流川C&Rの上野村役場付近では、渕よりも瀬の流れに変化があるポイントが面白くなってきました。
渕では、夕方早い時間からライズがありますが、スレてしまっていて、フライを見切られることが多く難しいくなってきました。
瀬では、ヤマメの数は少ないものの、日没直前になると、正確なキャストとラインコントロールさえできれば、フライパターンに関わらず、比較的簡単にヒットしてきます。

神流川C&Rの約1km上流には大きな砂防堰堤があり、その下流は、良い渕や瀬が続いていて、下流のC&Rから上ってきたヤマメがついているポイントがいくつかあります。
現在こののヤマメは、15〜20cm程度のものが主になりますが、あまりスレていないため、ウエットフライで夕刻早い時間からヒットしてきました。
ただ、ここのポイントは、餌釣師が多いため、遠慮しながらのフライフィッシングになるのが辛いところです。

2006年4月16日
浦山川(山掴地区付近)
荒川本流(浦山川出合付近)
中津川(中津川地区)

浦山川山掴地区

浦山川大神楽地区

浦山ダムのすぐ上流の山掴地区に遡上ヤマメの状況確認のため入ってみました。
水量は通常より若干多めでしたが、大型のヤマメの姿は全く無く、泳いでいるものは20センチ以下のものが殆どでした。
水生昆虫のハッチはあるものの、ライズは皆無で、フライフィッシングでは難しいと思われました。

荒川本流と浦山川の合流点付近では、水量がベストな状況でカゲロウ類のハッチがあるものの、ライズは全く無く、ドライ・ウエット・ストリーマーともヤマメの反応は全くありませんでした。

中津川上流部のこまどり荘付近は上流に管理釣場があるため、シーズン中に魚影が全く無くなることが少ないポイントです。
ヤマメは落ち込み等の流れが強いところよりも、ヒラキなど流れが緩い場所に付いていることが多いようでした。
ここも12〜14番程度のウエットやニンフへの反応良く、また日没直前になって水生昆虫が増えてきてもライズは少なくドライフライには全く反応しませんでした。
ここのヤマメも15〜20センチと小ぶりで、稀にヒットしてくるイワナも15程度の小型でした。

中津川こまどり荘付近

2006年4月9日
荒川本流(旧大滝村落合地区付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流の落合地区は、水量がわずかながら増え、ヤマメの活性が3月と比較して上がってきました。
カゲロウ類のハッチが始まりましたが、ライズが単発でドライフライには厳しい状況でしたが、ウエットやストリーマへの反応はまずますで、15〜20センチクラスの小ぶりなヤマメが時々ヒットしてきます。

神流川の上野村役場付近に入った日は、風が強く、川を流れる木の葉が多いため、ドライフライには難しいと思われましたが、日没直前には小型のカゲロウ等水生昆虫のハッチがあり、単発のライズが始まりました。
フライは、19〜21番程度の小さめなドライタイプが良いようでした。

2006年4月2日
荒川本流・入川(旧大滝村川又地区付近)

滝川・入川出合下流

滝川・入川出合上流

秩父市旧大滝村川又地区では、入川と滝川が合流する地点が発電用堰堤になっています。
堰堤の取水量が多いため、下流側は水量が少なく確認できるヤマメの数は少なく活性は非常に低い状況でした。
ドライミッジには全く反応が無く、ミッジピューパには反応があるものの、ヒットしてくるのは15センチ程度のサイズが主でした。
取水堰堤上流側の入川では、発電所放水口より下流は、ヤマメの姿は見れず、フライへの反応も全くありませんでした。
取水口から上流は、所々で15〜20cmのヤマメが泳いでいる姿は確認できましたが、ライズは全く無く、ドライフライへの反応はありませんでした。
14番程度のウエットをアクションをかけてリトリープすると時々ヒットしてきましたが総じて活性は高くはありませんでした。
また、上流の管理釣場から落ちてきた小型のニジマスも若干いるようでした。

2006年3月26日
神流川(蛇木滝付近、上野村役場付近)

蛇木滝(2006.3.26)

神流川C&R区間の蛇木滝付近は、渓相がよいポイントが続きます。
現在の状況は、水量が少なめであることから、滝によって洗剤の泡が目立ち、ライズも少ないため、ドライフライではあまり面白くありませんでした。
14番程度のウエットフライを流すと20cm前後のヤマメの反応がありましたが、あまり活性は高くないようでした。
また、ここのポイントでは、漁協の監視が甘いため、キープはしていないものの餌釣師が多く入っていました。

上野村役場付近では、夕方の早い時間から12〜16番のウエットフライへの反応がありました。
解禁時に放流したヤマメが川に慣れてきたため、25センチクラスのものを3番ロッドのライトタックルでのランディングは楽しいものがありまます。
ただ、この日は日没直前になってもライズは少なく、21〜24番程度のCDCミッジやブラウンパラシュートへの反応がいまひとつで、ミッジピューパやイマージャの方が良いようでした。

2006年3月19日
荒川本流(落合地区)
中津川(鶉平地区)
神流川(上野村役場付近)

荒川本流落合地区発電堰堤プール

荒川本流の落合地区の発電堰堤プールでは、ヤマメがスレてしまって、ストリーマ等への反応が無くなってしまった他、ライズも確認できない状況でした。
水温が上がり、カゲロウ類のハッチが本格化するまでは厳しい状況が続くと予想されます。
大滝温泉付近についても、15センチクラスのヤマメがウエット等にヒットしてくることはありますが、大きいサイズのものは姿を見せず、またライズもまだありません。

中津川下流部の鶉平地区においても、ヤマメのライズは全く無くウエット等への反応もありませんでした。
ここも、大型のカゲロウ類のハッチ待ちだと思います。

神流川C&R区間の上野村役場付近では、ヤマメが日中からウエットやストリーマーへ盛んに反応してきました。
静かに流すよりも派手なアクションをかけた方がヤマメがヒットしやすいようでした。
また、午後5時を過ぎるとウエット等の沈系フライへの反応が悪くなるとともに、ライズが多くなってきて、CDCミッジ等のドライフライへヒットすることが多くなります。
25センチクラスものも多いため、3番ロッド&ミッジの場合、ランディングを十分楽しめます。

2006年3月12日
荒川本流(栗谷瀬橋付近、強石地区、大血川出合付近、落合地区)

荒川本流栗谷瀬橋下流
荒川本流の皆野町栗谷瀬橋付近は、シーズンオフにニジマスC&R区間となっていて、解禁後キープできるようになったため、餌釣師が多く入っていました。
ヤマメは、護岸近くに着いていて、立ち込むよりも護岸の上からの方が釣りやすいようでした。
ここでは、水生昆虫のハッチはあるもののヤマメのライズは稀でドライフライでは厳しく、ウエットやストリーマへの反応の方がよいようでした。
ここは、放流量があまり多くないため解禁後2週間たった現在はヤマメの数は少なくなっていて、大型の魚はコイまたはニゴイが多いようです。

旧大滝村の強石地区には、発電用の堰堤があり上下流に比較的良いポイントが続いています。
堰堤の下流側では、15センチ程度のヤマメがグルズリーキング#12にヒットしてきましたが、ライズは全く無く、魚影は薄いようでした。
上流側では、まだヤマメの活性が高くない様子で、ウエットやストリーマーを流しても反応する姿は確認できませんでした。

本流と大血川出合付近でも泳いでいるヤマメの姿は確認できず、ストリーマー等への反応も無いほか、堰堤がゲートを空けていたため、プールが無くなっていた他、下流側では水量が多くフライでは厳しい状況でした。

落合地区では、多少のヤマメが放流してあるようで、発電堰堤からプールにストリーマーを流すと20センチクラスのヤマメが反応してきました。
ライズが全く無いこと、ヤマメが付いているポイントがフライをキャストし難いためドライフライでは難しい状況でした。

旧大滝村強石地区

荒川本流大血川出合下流

2006年3月5日
荒川本流(大滝温泉付近、落合地区付近、三十槌地区付近、別所グランド付近)
神流川(上野村役場付近)

大滝温泉前

秩父市別所浄水場取水口付近

荒川本流は、通常よりも20〜30cm程度増水していました。
これは、、二瀬ダムの放水によるものと思われます。
また、滝沢ダム工事の影響により、中津川には濁りが本流に影響をしていました。
大滝温泉付近の瀬では、ヤマメの影は見れませんでした。
渕では、ウエットフライに反応がありましたが、魚影は薄いようでした。
落合地区では、旧大滝役場前のダムの貯水が無くなっていて、ヤマメのポイントは、合流点付近の堰堤付近のみでした。
ライズは全くなく、水底付近にヤマメが付いていることが多いため、CDCミッジ等ドライフライへの反応は全くなく、パートリッジ系ウエットやハーズイヤー等ニンフに反応してきました。
サイズは20cmクラスが主になります。
三十槌地区付近では、フライへの反応は全く無く、ヤマメの姿も見れませんでした。
秩父市街地に近い別所グランド付近は、ヤマメの姿は全く無く、ルアーへの反応もありませんでした。


神流川CR区間上野村役場前

神流川CR区間上野村役場前のヤマメ(26cm ミッジピューパ#21)

神流川CR区間の上野村役場付近は、例年並に大量のヤマメが放流されていました。
サイズは、20〜25cmがメインですが、今の時期としては引きが強く、3番程度のライトタックル&ミッジを使用すると、ランディングを十分楽しむことができます。
ヤマメの反応は、日中はニンフやウエットなどの沈系のみですが、午後5時を過ぎると、CDCミッジ等ドライフライへも反応をするようになりました。
活性の高いヤマメは深瀬の比較的流れがあるポイントについていることが多く、流れが緩いポイントにミッジなどの小型ドライフライをキャストするとウグイがヒットしてきてしまいます。

2006年2月19日
荒川本流ニジマスC&R(栗谷瀬橋下流)

栗谷瀬橋下流対岸護岸ポイント

荒川本流栗谷瀬橋下流のニジマスC&R区間対岸ポイントでは、水温の上昇により単発ながら大型ニジマスのライズが見れるようになりました。
対岸の護岸の上から見ると、4列の置石があり、人工のポイントが作られていて、この下流側2列の置石周辺に大型のニジマスの姿がコイ(ニゴイ)やウグイの群れに混じって確認できます。
特に護岸の基礎部分の溝状に深くなってところと下流側の置石周辺には、比較的活性の高いニジマスがいます。
護岸上からブラウンパラシュートの#18程度のドライフライを垂らすとライズしているニジマスは、無警戒に反応しヒットしてきますが、ここではキャッチすることはできません。
駐車場側からキャストしている人のストリーマを上から見ているとフライが留まり難かったり、当りが取れない場所にニジマスが付いているため、反応を見せることはあまりありませんでした。
立ち込んで、ドライフライをキャストして見ましたが、アップストリームでは置石が邪魔になりキャストし難しい他、リーダーが置石に絡んでしまうことが、ダウンストリームの場合、川の中心分の流れが速く、フライを自然に流すことが非常に難しい状況でした。
このような状況から護岸周辺に活性の高いニジマスが残っていると考えられます。

2006年2月12日
荒川本流ニジマスC&R(栗谷瀬橋下流)

栗谷瀬橋下流グランド前

親鼻橋上流

荒川本流栗谷瀬橋下流のニジマスC&R区間は、2月になって水温が上がってきたため、分流の凍結はなくなりました。
分流のニジマスの活性は低いですが、ミッジピューパやニンフ等に反応を見せました。
活性が低い日中は水底が良く、夕方になるとミッジのハッチによるライズ始まり水面直下が良くなりました。
本流は、ニジマスの魚影が薄くなってきていて、ヒットさせるのが難しくなっています。
時々見える魚影は、ニジマスよりもコイやニゴイであることが多いです。
親鼻橋上流でも状況は同じで、コイかニゴイの群れは確認できますが、ニジマスは見れませんでした。

2006年1月22日
荒川本流ニジマスC&R(栗谷瀬橋下流)

栗谷瀬橋下流

栗谷瀬橋下流本流ニジマス

荒川本流栗谷瀬橋下流のニジマスC&R区間は、1月になって水量が減るとともに水温が下がってきたため、分流は凍結することが多くなり、ヒットしてくる数は少ないものの本流の方が面白くなってきました。。
ポイントは、対岸の護岸際で流れが緩い所になります。
ダブルハンドの大仕掛けでフライをキャストしている人たちもいますが、水量が少なく、ニジマスが点いているポイントの川幅が20メートル程度であるため、5番程度のロッドでも十分楽しめます。
ニジマスのライズは、夕刻に単発であるため、ドライミッジは厳しく、特に決まったパターンはありませんが、ウエットやニンフ、ストリーマーなどの沈系が良いようです。
ヒットしてくるニジマスのサイズは、25〜30cmクラスが多いですが、秋から本流にいるため、引きが強く、ライトタックルならやり取りも楽しめます。

12月30日
荒川本流ニジマスC&R(栗谷瀬橋〜親鼻橋)

凍結の栗谷瀬分流下流部 2005.12.30

栗谷瀬分流上流部 2005.12.30

12月の荒川本流は、水量が減ってきていて、小魚の狙うカワセミが見れることもあります。

栗谷瀬橋付近分流では、寒さが厳しくなりましたが若干のミッジのハッチがあり、単発ながらニジマスのライズがあります。
ドライミッジの場合、24番より小さく暗色系のものに反応を見せますが、ヒットさせるには水面直下に沈ませた方が良いようです。
また、あまり面白みはありませんが、エッグパターンを使用すると比較的簡単にヒットするようでした。
なお、分流は12月下旬になり、気温が低いうえ水量が少ないため凍結し、釣り難くなってきました。

本流では、ニジマスの魚影がたいへん薄くなってきていて、ライズが殆ど見られないため、ミッジに反応するのはウグイばかりですが、瀬の流れが緩い場所には、比較的活性が良いニジマスがいて、ウエットやニンフを水底ギリギリに流すと時々ヒットしてきました。
凍結している分流よりもこちらの方が面白いと思います。




総合案内のページに戻ります

イブニングパラダイス2006