Evening Paradice
Fly&Lure Fishing in Chichibu
秩父のヤマメとイワナ

2006年8月〜12月

神流川C&R区間
上野村役場前ライブカメラ

荒川上流部の雨量・水位

イブニングパラダイス
2006年5月〜8月

大滝川俣地区のイワナ(25cm グリズリーキング#12)

2006年10月28日
荒川本流ニジマスキャッチアンドリリース

皆野町親鼻地区(栗谷瀬橋〜親鼻橋)で例年10月末から2月末日まで行われている本流ニジマスC&Rは残念ながら中止となりました

詳しくは秩父漁協ホームページを御覧ください。

2006年9月30日
荒川本流(大滝強石地区付近、落合地区、三十槌地区付近)

荒川本流大滝強石地区 

強石のヤマメ(31cm グリズリーキング12番)

荒川上流部のマス類は、9月30日で禁漁となりました。
今月になって、旧大滝村内の所々のポイントで30〜40cmクラスのヤマメやニジマスが時々確認できるようになりまはっきりした要因は不明ですがこれらの魚をキャッチしてみると尾ビレがしっかりと張っていることや魚体が太りすぎたり痩せすぎたりしていなく、硬く引き締まっていることから、かなり前に放流されて生き残っていたのかも知れません。

大滝強石地区では、水位が先週より10cmほど上がりましたが水量が少ない状況が続いています。
渕にいる大型ヤマメの活性も下がってきていました。
瀬では、夕方早い時間から小型のヤマメがライズしていますが、小型のミッジを食べていると思われ、神経質なっているので、ドライフライで厳しい状況で、ウエットやストリーマなど沈系フライにアクションをつけた場合、ひとつのポイントで1回限りの反応を見せました。
日没とともにカディス類のハッチが始まり、小型のエルクヘヤーカディスにヒットしてくるようになりましたが、ドライフライに反応してくるのは、15cm以下の稚魚ヤマメばかりでした。

落合地区では、午後5時過ぎくらいから、カゲロウ類がハッチし始め、日没と同時にカディス類のハッチがありましたが、ヒットしてくるのはウグイばかりで、ヤマメの影はほとんど見れませんでした。

三十槌地区では、午後4時くらいから渕の流れ込みで、小型のカゲロウ類のハッチありヤマメのライズが始まりました。
ヤマメのサイズは15〜20cmの小型のものが多く、しかも食いが浅いため合わせそこないが多くなりました。
フライパターンは、21番より小さい、CDCカディス、エルクヘヤーカディス、ブラウンパラシュート等でした。

2006年9月24日
神流川(上野村役場付近)
荒川本流(大滝強石地区付近)

増水した上野村役場前の神流川 

神流川ヤマメ(33cm エルクヘヤー21番)

群馬県内河川のマス類は、9月20日で禁漁となりました。
禁漁直前の神流川上野村役場付近では、先週から増水ぎみでヤマメの反応が良いポイントを探すのが難しい状況でした。
20センチクラスのヤマメは、渕の開き付近で、夕方の早い時間帯からライズをしていましたが、30cmを超える大物は、渕の深みや早い流れの中の巻き込みにいて、ヒットさせるのは厳しい状況でした。
しかし、日没直後になってから、小型のカディス類のスーパーハッチが始まると流れの緩いポイントに出てくるようになりました。
エルクヘヤーカディス21番にヒットしてきた、33cmのヤマメは、パーマークはあるものの薄くなっていて、若干ピンク色ががった婚姻色が出ていました。
また、このヤマメは吾妻川から移入したオスで口が曲がり始めていました。

荒川本流の大滝強石地区は、減水していましたが、夕方早い時間帯からヤマメがライズするポイントがありました。
ヤマメは、極めて小さいミッジをミッジを捕食しているようで、CDC24番でも反応はありませんでした。
しかし、12番程度のソフトハックルには、ヒットはしないものの15cm以下のヤマメの反応はありました。
日没前後になると小型カディスのハッチがあり、ヤマメのライズが増えてきました。
この時間帯になると20cmを超えるものも見れるようになりました。
なお、ここでは、40cmクラスと思われる魚も確認しましたが、多分ニジマスかと思われます。

荒川強石地区堰堤下流 No.1 

荒川強石地区堰堤下流 No.2

2006年9月17日
神流川(上野村役場付近)
荒川本流(大滝落合地区付近、川俣地区付近)

入川・滝川出合の堰堤 

増水ぎみの神流川上野村役場付近

神流川の上野村役場付近では、増水ぎみで先週放流した大型ヤマメが付き易いのポイントはフライを流すのが難しい状況でした。
しかし、日没直後には大量の小型カディスがハッチし、瀬の流れが緩い場所では、比較的簡単に20センチ前後のヤマメがヒットしてきました。
フライパターンは、やはりエルクヘヤーカディス21番が最も反応が良いようでした。

入川滝川合流点付近では、水量が増加し、水生昆虫のハッチは殆どなく、ドライフライでは難しい状況でした。
しかし、日没直前になると瀬に15番程度の大型のエルクヘヤーカディスをキャストすると15〜20cmの小型のヤマメがヒットしてきました。

荒川本流の落合地区付近でも水生昆虫のハッチは少ないものの、日没直前から15〜20cmのヤマメがライズするようになってきます。
ここでは、21番前後の小型のエルクヘヤーやCDCカディスに反応が良いようでした。
しかし、ウグイが多くヒットしてきてしまう難点もありました。

赤平川のカゲロウ

2006年9月10日
神流川(蛇木滝付近、上野村役場付近)
荒川本流(大滝落合地区付近)

神流川蛇木滝 

神流川蛇木滝下流

神流川の蛇木滝周辺のCR区間では、水量が少なめでした。
ヤマメの数はあまり多くないようで、フライにに反応を見せるのは、ウグイばかりでした。
夕刻近くになると、25cmクラスのヤマメがミッジにライズしていましたがフライにウグイが先に出てしまうため、厳しい状況でした。
上野村役場付近は、フライフィッシング関係のフォーラムがあり、金曜日の夜に約150kgのヤマメやイワナを放流したとのことでした。
放流した魚は、20〜40cmのサイズですが、痩せていて引きも弱いものでした。
また、神流川は養殖した吾妻川よりも水温が高いため、魚が嫌がり時々ジャンプを繰り返す状況でした。
水生昆虫のハッチは、午後6時頃に始まり、ライズも増えてきますが、日没後になると、カディスやガガンボが大量ハッチし、ヤマメ等は無警戒にライズするようになり、7時前までエルクヘヤー#19で入れ食い状態になりました。

荒川本流の大滝落合地区付近では、水量がかなり減っていました。
しかし午後6時を過ぎると水生昆虫のハッチは少ないものの、ヤマメが小さめのエルクへヤーカディスに反応を見せるようになります。
日没前の時間帯は、瀬でないとヤマメは出てきませんが、日没後になると渕でもライズがありドライフライに反応してくるようになりました。
ヤマメのサイズは、15〜20cmと小さものが多いようです。
また、ウグイの方がヤマメより活性が高いことが難点になっています。

上野村役場付近のイワナ(31cm エルクヘヤー#19)

上野村役場付近ヘッドライトに集まったカディス類

2006年9月3日
荒川本流(大滝強石地区付近、大血川出合付近、)

荒川本流強石堰堤上流 

荒川本流大血川出合上流

荒川本流の大滝強石地区にある発電堰堤の上下は、たいへん渓相がよく先月に50センチオーバーのヤマメ(サクラマス)が出たとの話があるポイントです。
今週は、上流にある大血川出合の発電堰堤の取水が停止しているため、水量が多くなっていました。
また、強石堰堤の取水もないため堰堤の水位も下がっていました。
水生昆虫のハッチは、午後6時頃から始まり、主にフックサイズで#20番くらいのサイズの小さなカゲロウが飛ぶようになります。
ヤマメのライズは、この時間帯まで全くありませんが、ソフトハックルのウエットフライに早い時間帯から15cm程度の稚魚ヤマメがボツボツとヒットしてきました。
日没直前になると20cmクラスのものがヒットし出しますが、数はあまり多くないようです。
フライパターンは、19〜21番のエルクヘヤーやブラウンパラシュートが良いようでした。

大血川出合のポイントは、強石から約2〜3km上流になります。
今週は、ここに設置されている堰堤の放水により、下流は増水気味で、上流は水流が早くなっていて、従前とポイントになる地点が変わっていました。
水生昆虫のハッチは、ここでも午後6時過ぎからで、小型のカゲロウに加えてミッジが多い状況でした。
ヤマメは、渕尻では稚魚が深瀬に20cmを超えるものが散見されましたが、張り出した岩が邪魔になりフライをキャストできない場所なためキャッチするのは難しい状況でした。
なお、ここはサルが多く出没し、木に登っていたるすることがあるため注意した方が良いと思います。

2006年8月27日
荒川本流(大滝落合付近)
神流川(上野村役場付近)

荒川本流大滝温泉前

神流川乙母ダム

神流川のヤマメ 25cm エルクヘヤー#19

荒川本流の落合地区付近は、雨が少ないため、先週と同様に減水気味でした。
渕では日没直前になるとカゲロウのハッチが見られ、ウグイのライズに混じって、ヤマメのライズがわずかばかりですが確認できました。
20番より小型のドライフライの場合ウグイがヒットしてしまうことが多く、20番より大きいとヤマメはフライを見切ってしまうことが多い状況でした。

神流川の乙母ダム堰堤下流の渕は、水が堰堤から落ちる時に発生する風によりドライフライが使えない状況なため、小型のソフトハックルウエットを使用しましたが、ヤマメの反応は無く、ヒットしてくるのはウグイばかりでした。
20センチ以上の魚影も見えますがアユのようでした。

神流川上野村役場前は、以前と比較して魚影はだいぶ薄くなりました。
午後6時前は、ドライフライの場合CDCミッジ#21等小型のものにしか反応を見せませんが、日没直前になるとライズが増えてきてエルクヘヤー#17〜19にもヒットするようになってきます。
日没後に車のヘッドライトに短時間で多量のカゲロウが集まってきます。
フックサイズで20番程度でボディはタン、グレイでウイングはクリームやダンに近い色でした。

ヘッドライトに集まったカゲロウ類その1(神流川上野村付近)

ヘッドライトに集まったカゲロウ類その2(神流川上野村付近)

2006年8月20日
荒川本流(大血川出合付近、大滝落合付近)
中津川(大滑沢出合付近)

荒川本流の大血川出合付近は、すぐ上流にある水力発電所の影響で、一日のうちでも水量が大きく変化し、発電所の放水が止まると30cm程度も水量が減少します。
午後4時過ぎから入りましたが、水量が減った直後で、ヤマメの活性は低くなっていました。
ここでは、フライがキャストできないポイントでは、夕方早い時間帯から25cmを超えるヤマメのライズが見えましたが、比較的釣り易いポイントでは、CDCミッジや小型のエルクヘヤーカディス等に10〜15」センチ程度の稚魚ヤマメがヒットしてくる程度で、日没直前になると小型のカゲロウ類のハッチがありましたが、ヤマメのライズは単発でした。

大滝落合付近も水量は少なめでした。
日没直前になるとカゲロウ類のハッチが見れますが、ライズしているのはウグイや稚魚ヤマメが殆どでした。
大型の魚の姿も稀に見えますが、ニジマスのようです。
ここで、40cmオーバーのものをキャッチしましたが、放流してから年数が経っているようで、鰭がしっかりしていて、肥えすぎず、比較的きれいな魚体をしていました。

中津川の大滑沢出合を境に下流側は、滝沢ダム工事のため禁漁になっています。
ここでも、ミッジ等小型ほドライに反応を見せるのは、稚魚ヤマメばかりで、20cmを越えるようなものは見れませんでした。

中津川川大滑沢出合の上流

2006年8月13日
荒川本流(大滝落合付近)
神流川(上野村役場付近)

荒川本流の大滝落合付近は、ほぼ平水となっていました。
水生昆虫のハッチは、小型のカゲロウ類が主で、日没前後のみのハッチのため、ヤマメのライズもこの時間帯のみでした。
ライズは渕や深瀬のみで、サイズは15cm程度のものばかりヒットしてきて、20cmを超えるものは確認できませんでした。
フライパターンは、17〜19番のエルクヘヤーでは見切られることが多く、CDCミッジ21のみに反応してきました。
なお、先週、強石地区付近で50cm超えるヤマメ(サクラマス)が出たようです。

神流川の上野村役場付近では、ヤマメの数が少なくなってきました。
午後5時頃からライズが始まりますが、この時間にヒットしてくるのはウグイばかりになります。
午後6時を過ぎるとヤマメのライズが増えてきて、CDCミッジの24番以下のものにヒットしてくるようになりました。
午後7時近くなると17〜19番のエルクヘヤーカディスやブラウンパラシュートに反応を見せるようになりまますが、以前のように数多くヒットすることはなくなってきました。

2006年8月6日
荒川本流(大滝落合付近、強石地区付近、川俣地区付近、)

荒川本流強石堰堤下流 2006.8.5

入川・滝川合流点 2006.8.6

荒川本流の落合地区は、二瀬ダムの放水により、水量が復活していました。
水生昆虫のハッチが増え、単発のライズも見れるようになってきましたが、水温が上がってきていることから、ヤマメは渕にいることが多いです。
また、活性が高いのは、15cm程度の稚魚で、25cmを超えるものは、フライにはなかなか反応しませんでした。

強石地区は、すぐ上流にある発電所の放水と堰堤の取水により1日のなかでも大きく水量が変化します。
堰堤の下流では、ライズは全くないものの、ミッジや小型のドライフライをキャストすると稚魚ヤマメが盛んに反応してきます。
大きな渕や深瀬でウエットを流すと20cmを超えるものもヒットしてきますが数はあまり多くはないようでした。
なお、強石堰堤の魚道は、最近になって適度な水量を流すようになってきていて、下流から遡上した魚も堰堤の上にも行けるようなったと推測されます。

川俣地区の入川・滝川合流点の堰堤上流側は、水量があるものの、取水により下流側は殆ど無い状態で釣りにはなりませんでした。
上流側の滝川は、砂防堰堤により平瀬が続きますが、数百mも歩くとよいポイントが点在してきます。
ここは、夕方遅い時間になると熊がでるので、あまり粘りませんでしたが、ライズはほとんど無く、見えるヤマメやイワナも稚魚ばかりでした。
また、入川の合流点上流については、小型ドライフライにヒットしてくるのは、稚魚ヤマメばかりでした。




イブニングパラダイス2006