Evening Paradice
Fly&Lure Fishing in Chichibu
秩父のヤマメとイワナ

2007年5月〜

神流川C&R区間
上野村役場前ライブカメラ

荒川上流部の雨量・水位

イブニングパラダイス
2007年3月〜

荒川本流川又地区のイワナ48cm
シルバーマーチブラウン12番)

7月22日
荒川本流(大滝落合地区付近、川又地区付近、大血川出合付近)
神流川C&R(上野村役場付近、蛇木滝付近)

荒川本流大滝温泉前

入川・滝川出合川又地区堰堤

荒川本流大血川出合

今週は、台風最接近の翌日から大型のヤマメ等を見つけに入渓してみました。
先週末に台風が接近しましたが、雨量は100ミリ程度であったため大増水にはならず、ダムの放水により荒川本流では水位1m程度上昇したのみでした。
台風直後の荒川本流の落合地区は、濁流になっていて当然ながら水生昆虫のハッチやライズは全くなく、フライではラインがすぐにながされてしまい魚の反応は全くありませんでした。
試しに使用したルアーへの反応やアタリもありませんでした。

川又地区の入川・滝川出合堰堤下流も増水による急流化により、フライでは厳しい状況で、ルアーへの反応もありませんでした。
堰堤上流については、水生昆虫のハッチは無いものの、流れにイワナが出ているようで、シルバーマーチブラウンの反応食いした25cmのイワナのヒットがありました。何度かソフトハックルのウエットフライへのアタリはありましたが、サイズはあまり大きく無い様ようでした。

大血川出合は、台風の数日後に入ったため、本流側に若干の濁りがあり、大血川の清水との混じる流れの境目で20cmクラスのヤマメのライズがありましたが、魚の数自体はあまり多く無いようでした。
ヤマメは、エルクヘヤーカディス19番等にアクションをつけた場合の反応が良いようでした。

神流川蛇木滝

神流川上野村役場前

神流川のヤマメ36cm
オレンジパートリッジ14番

神流川は、水位が50cm以上上がり、若干の濁りが入っていました。
蛇木滝付近は増水により、良いポイントには立ち入れない状況で、上流からウエットフライやストリーマを流してみましたが、ヤマメ等の反応は全くありませんでした。
上野村役場付近も増水によりドライフライが使えるポイントは限られていましたが、岸近くの流れが緩いポイントに30〜40cmクラスのヤマメが数匹並んでいる姿が見られ、エルクヘヤーカディス17番やオレンジパートリッジ14番等に反応が良いようでした。
通常このあたりのヤマメは30cmくらいまでのものが多く、これを超えるサイズは見れることが少ないです。
またヒットしてきたヤマメは、ヒレが擦り切れていたことから、最近放流されたか、下流から激流を上ってきてヒレが傷ついたかのいずれかかと思います。

7月15日
荒川本流(大滝落合地区付近、浦山川出合付近)
浦山ダム

減水した大滝温泉前

大滝温泉前の渕

今週の週末に台風が接近しました。

荒川本流の落合地区には台風影響が出る前に入ってみました。
水生昆虫類のハッチは、日没前からから多い半面、水温上昇のためウグイの活性が高く、ヒットするのはこればかりで、ヤマメの反応は日没後もあまり良くはありませんでした。

浦山ダム及び荒川本流の浦山ダムには、台風最接近の前日の雨中に入渓しました。
浦山ダム流れ込み付近では、浦山川の水量は増加しているものの、ダム湖は5月と比較して20mほど水位が低い状況でした。
浦山川は、流れの濁りは少ないものの雨が強くドライフライが使えなかったため、グリスリーキング16番、オレンジパートリッジ14番等を中心に使用してみました。
水生昆虫のハッチやヤマメのライズは全くなく、時々ヒットしてくるのは10cm程度の稚魚ヤマメばかりでした。
荒川本流の浦山川出合付近も水生昆虫のハッチはほとんど無く、希に見られるライズもウグイのものばかりでした。
ヤマメのヒットもありましたが、23cm程度のもので、増水によるサクラマスや大型ヤマメの遡上や反応は見れませんでした。

7月8日
荒川本流(大滝落合地区付近、川又地区付近)

大滝温泉付近

川又地区付近

荒川本流落合地区は水量が若干い状況が続いてました。
水生昆虫は、午後6時くらいから多くなり、渕尻や瀬でヤマメのライズが見れるようになります。
ヤマメのサイズは20cm程度のものが主になりますが、このあたりは川原に入りやすいため、かなりスレていて夕方の早い時間帯では、各種ドライフライを見切られてしまいます。
午後7時を過ぎると、ヤマメのが無警戒に水生昆虫類を捕食するようになるため、エルクヘヤーカディス等にヒットするようになってきました。

荒川本流上流部の川又地区は、ほぼ平水の状態で、瀬では夕方早い時間帯から稚魚ヤマメのライズがみれました。
午後6時を過ぎるとヤマメの他、イワナも見れるようになりました。
ヤマメはエルクヘヤー等のドライフライへの反応が比較的良いようでしたが、イワナは、シルバーマーチブラウンやオレンジパートリッジ等ウエットフライの方が反応が良いと感じられました。
ここで48cmのイワナ(メス)がヒットしましたが、腹の色が白く純血種のチチブイワナでは無いと思います。
ただ、ヒレはピンと張って大きく傷も無いことから、1年以上前に上流の管理釣場から落ちてきたイワナが渕に住み着いていて巨大化したものと予想しています。
不思議なのは、このような大イワナは渕の深いところにある穴の中や岩下にいて、人が入るような時間帯に表層に出てくることが考えらなく、ヒットしてきた理由がわかりません。

7月1日
荒川本流(大滝強石地区付近、落合地区付近)
神流川(上野村C&R区間役場付近、浜平地区)

神流川浜平地区付近

大滝強石地区堰堤上流

荒川本流落合地区はここのところ若干水量が多くなっています。
水生昆虫は、日没まで少ないですが午後6時ころから渕尻を中心に単発のライズが始まりますが、フライへの反応はいまひとつでした。
午後7時近くなると打って変わって16〜18番のエルクヘヤーに無警戒に飛びつくようになりました。
ここのヤマメも春と比較すると若干大きくなっていて、22〜24cmくらいなものも出るようになりました。
強石地区は、水量が多い状況が続いていますが、ヤマメのライズがあるのは日没直前のみで、活性が低く、数もあまり多くないことから単発なことが多いため釣り難くなっていました。

神流川は、最上流部の浜平地区から上流は特別釣区になっていて、通常の入漁券では入れません。
特別釣区の下流では、川に木が覆い被さり暗いため、夕方早い時間帯からフライへの反応がありましたが、稚魚や小型のものがヒットしたのみでした。
C&R区間の上野村役場付近では、水温が上がってきたため、ライズが増えてくるのが午後7時過ぎになってからでした。
午後6時を過ぎるとCDCミッジ等には、ポツポツと出るようになりますが、カゲロウパターンなどのスタンダードにヒットし始めるのは午後7時過ぎからです。
ここのヤマメも成長してきていて、30cmに若干足りないようなサイズのものも混ざるようになってきました。
なお、エルクヘヤーカディスを使用すると何故かスレでヒットしてしまうことが度々ありました。

6月23日
荒川本流(大滝強石地区付近)

大滝強石地区堰堤上流

荒川本流強石地区は、濁りはありませんが水量が多い状況が続いています。
秩父地方は雨もあまり多くないため、上流の2つのダムの放水によるものと思われます。
水生昆虫のハッチは少なくなり、ヤマメのライズも日没直前に単発にある程度でした。
ヤマメのサイズも従前と同様に反応してくるのは20センチクラスのものが多いようです。
フライパターンについては、エルクヘヤーカディス、ブラウンパラシュート等の16番程度の一般的なものが良いよいよいうでした。

6月17日
荒川本流(落合地区付近、三十槌地区付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

大滝温泉付近

大滝落合地区

大滝三十槌地区

荒川本流落合地区は先週と比較して、水量が大幅に減水しヤマメの活性は下がってしまいました。
川底には茶色の藻が目立ち水生昆虫のハッチもあまり多くはありません。
午後7時前のライズはほとんどありませんでしたが、日没直前になると瀬や渕のひらきでぼつぼつとライズが見れるようになりました。
フライサイズが17番前後であればパターンを選らぶことはありませんが、ヤマメのサイズは20cm以下のものがほとんどでした。

落合地区のやや上流にある三十槌地区に入った日は水量がやや戻っていました。
午後6時を過ぎると水生昆虫類が飛ぶようになりましたが、ライズが始まったのは午後7時近くになってからでした。
瀬では比較的早い時間帯からフライへの反応がありましたが、瀬のひらきや堰堤下などでは、日没直前になってからエルクヘヤーカディス等にヒットし始めました。
ここでも、ヤマメのサイズは20cm以下のものばかりでした。

神流川C&R上野村役場付近

神流川C&R区間の上野村役場付近では、日中はアユの友釣りの人が多く、フライを振り難い雰囲気ですが、鮎師は夕方早い時間に上がることが多いため、イブニングライズはゆったりと楽しむことができました。
ここでは、6時過ぎからライズが多くなりますが、ヤマメはスレているため反応は渋く、希にフライに出てもヒットし難い状況でした。
午後7時を過ぎると食い気がたってくるため、無警戒にフライをくわえるようになりました。
水生昆虫が多いため、ヤマメのサイズも30cm近く、かなり太ってパワーのあるものもヒットしてきます。

6月10日
荒川本流(強石地区付近、落合地区付近、浦山川出合)
浦山ダム

荒川本流強石地区

荒川本流大滝温泉前

本流ヤマメ
(25cm エルクヘヤーカディス19番)

荒川本流は雨の影響で水位が30cm程度上がっていましたが、濁りは無く上々のコンディションでした。
強石地区付近では、入った時間帯が若干早かったため、ライズは少なかったですが、堰堤上の荒瀬では、石下の淀みなどにエルクヘヤーを流すと20cmクラスの反応がありました。
魚影は、あまり濃くはありませんが比較的釣りやすいと思います。

落合地区付近では、午後6時頃から水生昆虫類のハッチが始まりますが、ライズが始まるのは、午後7時過ぎからで、面白い釣りができるのは約30分ほどです。
ただ、水量の増加によりヤマメの活性が上がっているので、ここも釣やすい状況でした。
ここでは、日没直前のみの釣りですので、フライパターンにあまりこだわる必要は無いと思います。

荒川本流の浦山川出合は、若干の増水はあるものの濁りはありませんでした。
午後6時頃から水生昆虫類のハッチが始まりますが、ライズしているのはウグイばかりで、ヤマメの姿は確認できませんでした。

浦山ダムは、浦山川の流れに濁りがあったため、ダムの流れ込みも濁ってしまっていました。
大型のニジマスの影は全く見れず、時々コイがいるのが見える程度です。

浦山ダム流れ込み

荒川本流浦山川出合

6月3日
荒川本流(強石地区付近、大血川出合付近)
浦山ダム

荒川本流の強石地区付近では、5月中旬からカゲロウ類のハッチが多い状況が続いています。
ここでは、元来ヤマメの数はそれほど多くなく、サイズも20センチ前後のものがほとんどですが、夕方早い時間帯から瀬で、ライズが無くても、適水勢を撫ぜるようにドライフライを流すと20cmクラスのヤマメが飛び出してきます。
日没直前になると、渕でもライズが始まり、エルクヘヤーカディス15〜17の大きなドライフライにも反応するようになってきます。
このような状況ですので、比較的山岳渓流に慣れていない人でもヤマメをヒットできる可能性は高いと思います。
なお、川原に下りる道の入り口には「マムシ注意」の看板があり、当日も川原の石上でアオダイショウが体を温めている姿が確認できたことから、蛇が活動期に入ったことが伺われますので、十分注意することが必要かと思います。

本流の大血川出合は、強石地区と比較して、明らかにヤマメの量は少ない状況で、ライズも単発でサイズも小さいようでした。
ここでは、渕よりも瀬のヤマメの方が釣り易いと思います。

浦山ダムでは、放水により水位が1m以上下がり、流れ込みの様子も変わってきました。
50cmオーバーのニジマスは姿は見れるものの、水生昆虫へのライズやミノーへのモジリは少なくなっていました。
ルアーマンが多く入っているため、かなりスレてきていて、夕方早い時間ではあまり反応がよくありませんが、日没直前になると、大きめのシルバーマーチブラウンやアレキサンドラを2〜3m沈めたものを良く追います。
ここのニジマスは、上流の管理釣場から2〜3年前に落ちてきてダム湖に住み着き野生化したと言われていて、70センチクラスもいるようです。
また、大量のワカサギ等を食べているため丸々と太ったヒレピンのため引きの強さも相当なもので、5番程度のロッドでは簡単にラインを引き出されてしまいますし、あまりラインを出してしまうと、対岸の沈木等に巻きついてしまう可能性もありますので走りを止められるだけのパワーのあるロッドを使った方が良いと思います。
なお、このニジマスを超えるサイズのコイも多くいて、このコイも雑食でフライやルアーを反射食いする可能性があるので注意が必要です。

荒川本流大血川出合付近

5月27日
荒川本流(落合地区付近)
入川(川又地区滝川合流付近)
浦山川(山掴地区付近、浦山ダム)

荒川本流の落合地区付近は、水量が少ないことから水温が上がり、ヤマメのライズは日没近くなるまであまりありません。
しかし、日没前後には、水生昆虫が多く飛ぶようになり、流れの緩い瀬でヤマメのライズが増えてきます。
もともと、この辺りに放流したヤマメは小さかったため、ヒットしてくるのは成魚でも20cm程度で稚魚が多い状況です。
この時間帯では、特にどのパターンが良いというのはないため、水面上でよく見えるタイプで良いと思います。

入川の滝川合流点付近の堰堤では、上流の管理釣場から逃げたと思われる20〜25cmクラスのニジマスがいました。
数はあまり多くなく、ライズも単発で少ないため、ウエットを中層に流すと反応やアタリはありますが、ヒットさせるのは難しいようです。
入川下流域は、昼間でも薄暗いポイントが多く夕方早い時間帯から沈石等で流れの変化があるポイントで、小さめのエルクヘヤーに反応がありました。
ここのヤマメも、20cm以下の小型のものが主になります。

浦山川山掴地区

浦山ダム

浦山川の山掴地区から大神楽沢出合の間には堰堤が多くあり、ところどころにヤマメがいますが、ほとんどが20cm以下の場合が多いようでした。
ヒットしてくる時間帯は日没前後であり、比較的流れが速いポイントが多いため、エルクヘヤーカディス等良く浮くドライフライが釣やすいようでした。
浦山ダムの流れ込みの深みでは、30から80cmの鯉や30cmクラスのブラックバスに混じって、40〜60cmのニジマスもいるようです。
ここではニジマス等を狙うルアーマンがたいへん多くフライをキャストするには気が引けるます。
またルアーによりミノー系ストリーマーにもスレいる他、ワカサギやウグイを食べているため、ドライフライには全く反応しません。
まれに、ストレーマーをリトリープすると追う姿が確認できます。
ここでは、沈木等が多いため、岸から大型ニジマスをヒットさせても上げるのは難しいですが、魚体は太り、ヒレはピンと張っています。

入川(川又地区)

浦山ダムのニジマス(尾鰭部分)55cm

5月20日
荒川本流(強石地区付近)
神流川(蛇木滝付近、上野村役場付近)

荒川本流の強石地区は,秩父漁協管内最下流の魚止め堰堤があり、この上下はフライ向けの渓相になっています。
下流側は、堰堤から約100mで両側が切り立った渕がありここより下には遡行できなくなりますが、ここの渕の流れ込みにはヤマメがついていることが多く、夕方早い時間帯からライズがありました。
19〜21番の小型のエルクヘヤーに反応してきましたが、ヒットしてくるのは20センチに満たない小型のものばかりでした。
流れ込みから約50m下った地点には、25cmクラスのヤマメがいましたが、ドライフライには全く反応が無く、オレンジパートリッジ12番を追う姿を確認しましたが、ヒットはしませんでした。
堰堤の上流側では、大型のカゲロウ類の多量なハッチがあり、瀬のタルミなどでは、20〜23cm程度のヤマメが盛んにライズしていました。
エルクヘヤーカディス17番等で比較的簡単にヒットしてきましたが、数はあまり多くはありませんでした。
また、堰堤付近にはこのあたりでは珍しいイワナがいました。

強石地区堰堤下流の大渕

強石地区のヤマメ22cm(腹に黒点あり)
エルクヘヤーカディス17番

強石地区のイワナ20cm
オレンジパートリッジ14番

神流川上野村役場付近のC&R区間では、ヤマメが成長して25cmを超えるものが主になってきました。
しかし、かなりスレてきてしまっているため、ポイントへのファーストキャストには反応するものの、その後は日没直前までヒットさせるのは難しい状況です。
しかし、日没前後には多種の水生昆虫類がハッチし、ヤマメはいたるところで無警戒にライズするようになります。
こうなると、水面を動くものには何でも反応してくるため、15〜17番程度の大きめなエルクヘヤーによくヒットしてきます。
魚のサイズが比較的大きいため、2番程度の細いロッドを使用すると、ランディングがたいへん面白くなります。

神流川の蛇木滝付近では、水が少ないため流れが弱い他、ヤマメ自体の数が少ないため、あまり期待はできないと思いますが、これから梅雨の時期になり大水が出た後には、大型のヤマメが遡上してくるのでそれを狙うと面白いかもしれません。

神流川蛇木滝

5月13日
荒川本流(落合地区、川又地区)
大洞川(荒沢出合付近)

荒川本流の落合地区は、滝沢ダムの放水により平水より50cm以上水位が上がり若干の濁りが入っていました。
急な増水により水生昆虫類のハッチは少なく、ヤマメのライズは全くなく、ドライフライにヒットしてくるのはウグイばかりでした。

増水した大滝温泉前の荒川本流

滝川

入川と滝川が合流する川又地区の取水堰堤では、水生昆虫のハッチは少なくヤマメのライズはありませんでしたが、ウエット系のフライを流すと20cmクラスのニジマスが何匹かヒットしてきました。
これは、上流にある入川の管理釣場から落ちてきたものとおもわれます。
滝川にも遡行してみました。
ほぼ平水位でしたが、夕方のクマが出る時間帯を避けたため時間帯が早く、水生昆虫のハッチはほとんど無く、稀に渕尻等のヤマメのライズが見れましたが、このようなポイントでヒットさせるのは難しい状況で、フライでは荒瀬のような石が多いポイントの方がヤマメやイワナが無警戒に出てくるようでした。

大洞川上流荒沢

荒沢のヤマメ 21cm
エルクヘヤーカディス17番

大洞川荒沢出合

大洞川へは、三峰山に登る観光道路の途中から林道を入るようになります。
この林道は、土砂崩れや落石が多いため、梅雨の時期以降は入り難くなってきます。
特に入った後に、雨が降ると落石等により帰れなくなることもあります。
荒沢出合は、三峰観光道路から林道を約10km入ったところで、ここまで来ると道路と川の高低差があまりなくなるので、川に簡単に降りれます。
また、この付近はブッシュが少ないことから暗くなるまで、イブニングライズが楽しめます。
ここは、川の流れが比較的速いことから、水生昆虫は少なくヤマメ等のライスは少ないですが、餌が少ないことから日中でもドライフライにヤマメやイワナがヒットしてきます。
ヤマメ、イワナとも20cm前後のものが主で、大きな物は少ないですが、比較的魚体は綺麗で、特にイワナは、腹がオレンジ色でチチブイワナ特有の色をしています。
  

5月6日
荒川本流(大滝落合地区付近、浦山川出合付近)
神流川(上野村役場付近、新羽地区付近)

荒川本流の大滝地区では、気温が高い日が続くと同時に水量が減ってしまったため水温が上昇しています。
落合地区では、夕方4時過ぎから小型のヤマメのライズがありましたが、反応はいまひとつで、本格的なライズが始まったのは午後6時を過ぎてからでした。
ポイントは瀬から渕に移り、エルクヘヤーカディスには全く反応がなく、暗色系CDCやグリスリーキング、マーチブラウン等のウエット系のみにしかヒットしませんでした。
浦山川出合も水量が少なめでした。
ここでは、大型のカゲロウ類やカワゲラ類のハッチが見られ、数は少ないものの20cm前後のヤマメがいました。
しかし、ライズしているのは、大量にいるウグイばかりでヤマメのライズは全く見れませんでした。

神流川の新羽地区では、ゴールデンウイークの最初に釣大会が開かれヤマメの放流がありました。
日中からヤマメのライズがありましたが、平瀬でライズする場所が一定しないため、フライには厳しい状況でした。
上野村役場付近では、水量が先週と比較して10cmほど減ってしまったほか、午後6時前のライズが少なくなり、本格的にヒットしてくる時間帯が日没直前のみになってきました。
この時間帯になると、ミッジ等だとヤマメが見つけ難いのか反応が良くない反面、15〜17番のエルクヘヤーには面白いようにヒットしてきました。
ここでは、ガガンボのハッチが多くなり、マイクロカディスも多量に飛んでいました。
また、ヒゲナガトビケラの飛ぶ姿も確認できました。

荒川本流大滝温泉前

荒川本流浦山川出合

神流川上野村役場前ヤマメ
26cm エルクヘヤーカディス19番



イブニングパラダイス2006