Evening Paradice
Fly&Lure Fishing in Chichibu
秩父のヤマメとイワナ

2008年3月〜

神流川C&R区間
上野村役場前ライブカメラ

荒川上流部の雨量・水位

2008年7月〜

6月23日〜6月29日
荒川本流(強石地区付近)
中津川(鶉平地区付近)

神荒川本流は、雨と滝川ダム放水の影響で増水し薄い濁りが入っていました。
水量が多く、渡河できないため、川原に下りる道側のみの釣りになり、多くのポイントは探れませんでしたが、水生昆虫のハッチやヤマメのライズは全くなく、ウエットフライへ反応する姿も見れませんでした。
エルクヘヤーカディスにはヒットがありましたが、10cm程度の稚魚ばかりでした。

荒川本流強石地区

中津川鶉平地区

滝沢ダム下流の中津川鶉平地区は、ダムの放水で茶色に濁っていました。
ここは、放流によるヤマメが多かったですが、今はかなり魚影は薄くなってしまいました。
ウグイのライズは見れるものの、ヤマメが浮いてくる姿は見れず、ドライフライには全く反応がありませんでした。
パートリッジオレンジに反応はあったもののヒットしなかったため、どのようなサイズなのか不明です。

6月16日〜6月22日
神流川(蛇木滝付近、上野村役場付近)

神流川は、水位が先週と比較して20cm程度下がっていましたが比較的釣りやすい水量でした。
蛇木滝下流は、岩場が続き良い渓相が続きます。
色々なドライ、ウエットフライで滝から下流やく100mくらいまでを、細かくポイントを探りましたがウグイ以外の反応はありませんでした。
また、ヤマメの魚影も見れませんでした。

蛇木滝下流

上野村役場付近のヤマメ 24cm エルク17番


上野村付近では、水量が若干減ったことにより、瀬にいた大型のヤマメは渕など深いポイントに移動してしまったようです。
瀬ではウグイの活性が高く、ヤマメの姿はあまり見れません。
渕では午後6時過ぎからライズがあり、エルクヘヤーカディス17〜19番に良く反応しました。
サイズは25cm以下のものが主で、以前多くヒットしてきた30cmクラスはあまり出なくなっています。

6月9日〜6月15日
荒川本流(強石地区付近、大血川出合付近、落合地区付近)

荒川本流の強石堰堤下流では、ヤマメの当りがありましたが、魚影はあまり濃くないようでした。
堰堤上流は、深瀬や渕が点在する渓相で、良いポイントが点在します。
深瀬で20cm前後ヤマメやイワナがパートリッジ系ウエットフライに出ました。
強石地区より下流ではイワナが出ること、放流直後のもの以外ないので、ここが生息域の最下流と予想されます。

荒川本流強石堰堤上流

荒川本流大血川堰堤付近

大血川出合付近堰堤下流は水量が多く、フライには向かないながれになっていて、ヤマメ等フライへの反応は全くありませんでした。
堰堤上流は深瀬になっていて、日没前後に多数のカゲロウ類の飛翔や単発のライズはありましたが、ドライフライへの反応はなく、稀にストリーマに20cmクラスのものが反応してくる程度でした。
大血川下流部は、オレンジパートリッジ12番にヤマメが時々ヒットしてきましたが、10cm程度の稚魚ばかりでした。

落合地区付近では、先週と相変わらずカゲロウ類のハッチはあるものの、ライズしているのはウグイばかりでストリーマ類へのヤマメの反応はありましたが、ドライフライへの反応は全くなく、魚影はかなり薄くなっているようです。

荒川本流大滝温泉前

浦山ダム流れ込み

浦山ダム流れ込みは、ワカサギ産卵のころと比較し、水位が10〜15m下がり、ヤマメやニジマスの姿は全く見れなくなりました。

6月2日〜6月8日
荒川本流(川又地区付近、落合地区付近)
神流川(中ノ沢付近、上野村役場付近)

荒川本流の川又地区の堰堤下流は、増水して通常の2倍以上の水量でした。
水生昆虫は夕方早い時間帯からハッチがありましたが、ライズは見れませんでした。
ドライフライには反応はありませんでしたが、パートリッジ系ソフトハックルウエットには瀬脇で小型のイワナのヒットが時々ありました。
魚影はあまり濃くはないようです。

荒川本流の落合地区は、滝沢ダム・二瀬ダムの放水により増水が安定化しています。
5月上旬は、瀬や渕の所々に放流直後のヤマメがいましたが、今は魚影が薄くなっていて、ライズはほとんど見れなくなっています。
ここでもドライよりもウエットフライへの反応の方が良く、時々20cm強のヤマメがヒットしてきました。

神流川上流中ノ沢

神流川上野村村役場付近

神流川は三俣地区上流の中ノ沢までくると山岳渓流の様相となってきますが、かなり上流まで上らないかぎりヤマメの領域です。エルクヘヤーカディス等ドライフライへの反応はないものの、グリズリーキングやオレンジパートリッジ等ウエットフライにはヤマメの反応があり、20cm程度の小型ヤマメのヒットがありました。

神流川CR区間の上野村役場付近では、夕方でもヤマメのライズは単発ですが、瀬の沈石周りを丹念に探ると、30cmクラスのものがエルクヘヤーカディスにヒットしてきました。
ここのところ水量が多いので、流れの中に入られると抑えるのが難しい反面、ランディングを堪能することができます。

5月26日〜6月1日
浦山川(ダム流込)
荒川本流(落合地区付近)

浦山川のダム流込付近では、さらに水位が下がり5月上旬の満水時から5m以上下がっていて、ワカサギの姿が全く見れなくなりました。
ニジマスやヤマメも流れ込みから散ってしまったようで、このポイントでの大型マス類の釣りも終わりになりました。
今年は、去年と比較するとニジマス等の数は少なく、サイズも小さめの結果でした。

荒川本流大滝温泉前

浦山ダム流れ込み

荒川本流の落合地区付近では、先週より水生昆虫類のハッチは多くなりましたが、ライズしているのはウグイばかりで、ストリーマにもウグイがヒットしてくるような状況でした。
渕では、22〜24cmの綺麗なヤマメが混じりますが、魚影は薄くなってきています。
やはり先週と同様にエルクヘヤー等ドライフライへの反応はウグイ以外なく、パートリッジオレンジ12〜14番ソフトハックル系ウエットフライに軽いアクションをつける方法が良いようでした。

5月19日〜5月25日
浦山川(ダム流込)
荒川本流(落合地区付近)
神流川(蛇木滝付近、上野村役場付近)

浦山川のダム流込付近では、先週と比較し、ダム水位が3mほど下がっていました。
このあたりには、流木が溜まりフライやルアーをキャストするポイントは限られていました。
ワカサギの産卵が終わったため、ニジマスやヤマメの姿は全くなく、フライやルアーへの反応もありませんでした。

浦山ダム流れ込み

荒川本流大滝温泉前

荒川本流の落合地区付近は、ここのところダムの放水で水量が多めの状況が続いています。
ヤマメの活性が上がってきて、以前は同じポイントに集まっていましたが、今は、魚影はあまり濃くないものの瀬や渕など様々なところに散っているようでした。
ただ、カゲロウ類などの水生昆虫のハッチはありますが、ヤマメのライズはほとんど無く、ドライフライへの反応はいまひとつでした。
瀬のポイントでは、ソフトハックル系ウエットフライにいくつかのヤマメがヒットしてきました。
ここのヤマメは20cm程度のヒレに傷がある明らかに今年放流した予想される個体と、これより若干大きめで、体高があり背中の色がグリーン」ががったグレーの冬を越したと思われる個体の二通りがいるようでした。

神流川蛇木滝

神流川上野村役場付近の瀬

神流川の蛇木滝は、先週と比較して、20cm以上水位が上がっていて、フライが流し難い状況でした。
ここでは、ヤマメの反応は全くありませんでした。
上野村役場付近も増水により、以前とヤマメが着いているポイントが大きく変わっていて、渕での反応が悪くなった反面、瀬では沈石回りに30cm級のものがところどころにいて、エルクヘヤーカディス17番等にヒットしてきました。
流れが強いため、3番ロッドで8Xティペット程度のライトタックルでは、ヤマメを引き寄せるには技術が必要ですが、面白味は倍増します。

上野村役場前のヤマメ 28cm エルク17番

5月12日〜5月18日
浦山川(ダム流込)
神流川(乙母ダム付近、上野村役場付近)

浦山川のダム流込付近では、先週と比較し、ダム水位が50cmほど下がっていました。
水は澄んでいますが、流木やゴミが流れ込み付近に集まりフライをキャストしにくい状況でしたがグリズリーキングに40cmクラスのニジマスのヒットが一度だけありました。
体側の虹色は薄い色でしたが、ワカサギを大量に食べているため体高があり胴体の太さも35cm以上ありました。
たた、この付近のヤマメ、ニジマスとも魚影は薄いようです。

浦山ダム流込み

神流川の乙母ダムは、CR区間の約1km上流にあり、ダム下付近はほどよい渓相のため、多くの餌釣師が入っています。
ここでは、パートリッジオレンジ12番に20cmクラスのヤマメが何匹かヒットしてきましたが、ドライフライへの反応は全くありませんでした。

神流川乙母ダム下流


上野村役場付近は、解禁当初と比較して、魚影はかなり薄くなってきました。
日中や夕方早い時間帯では、ウエットフライへの反応はありますが、午後6時を過ぎると、ライズが始まりエルクヘヤーカディス等ドライフライにも反応を見せるようになります。
水量が多く、流れも強いので25cmを超えるサイズのものがヒットするとランディングを十分楽しむことができます。

神流川上野村役場付近

上野村役場付近ヤマメ29cm エルクヘヤー19番

5月5日〜5月11日
荒川本流(大血川出合付近)
大洞川(荒沢出合)
中津川(鶉平地区付近)
浦山川(浦山ダム流れ込み付近)

荒川本流の大血川出合付近は、水量や渓相の状況は良く、水生昆虫類のハッチはありましたが、ライズいているのはウグイばかりで、ウエット、ドライフライともに全く反応はありませんでした。

荒川本流大血川出合

大洞川荒沢

大洞川の荒沢出合は、三峰山に登る観光道路から林道を約8km入ったところに位置し、ここまで来ると林道から川原へは楽に降りれるようになります。
入った日は駐車場に多くの車があり、大勢の釣り人が入っていて、ヤマメやイワナの姿は全く見えず、ウエットフライやドライフライにも無反応でした。
ただ、流れの緩い場所に1〜2cmの稚魚ヤマメが見られたことから、卵から孵化していることが確認できました。

中津川の鶉平地区では、4月末に放流したヤマメがまだひとつのポイントに集まっていて、ポイントによって、いるところといないところがはっきり分かれていました。
ここでは、大渕の流れ込み付近でエルクヘヤーカディス19番やオレンジパートリッジ12番にヤマメがヒットしてきましたが、ヒレが切れているものも多く、魚体はあまりきれいではありませんでした。
渕のヒラキで流れの緩い場所で盛んにライズが見れましたが、すべてウグイのようでした。

中津川鶉平地区

浦山川のダム流れ込みは、水が澄んできて、ワカサギの泳いでいる姿が良く見えました。
ライズはウグイばかりでしたが、日没直後に20cmクラスのヤマメのヒットがグリズリーキング10番にありましたが、ワカサギを捕食するニジマスの姿は見れませんでした。

4月28日〜5月4日
神流川(蛇木滝付近、上野村役場付近)
荒川本流(落合地区付近)
中津川(鶉平地区付近)
浦山川(浦山ダム流れ込み付近)

神流川の蛇木滝付近は、以前はウグイ以外全く魚影がありませんでしたが、増水による遡上かゴールデンウィーク前の放流かわかりませんが、澄んだ流れの中に20〜30前後のヤマメの姿が確認できました。
ライズは単発であるもののドライフライへの反応は全くありませんでしたが、オレンジパートリッジ等ウエット系フライへはヒットがありました。
上野村役場付近では、4月始めの増水の影響で渓相は大きく変わり、ヤマメがいるポイントも移動していました。
水量が多めの状況でしたが、比較的流れが複雑な中の緩く巻くようなポイントのヤマメの活性が高く、このような場所では、夕方の比較的早い時間帯からクリーム系パラシュートパターンやエルクヘヤーカディスへのヒットがありました。
ただ、以前は30cmを越えるものも出ましたが、現在はほとんどが20〜22cmで時々ヒレが切れた放流直後と思われるヤマメも見られました。

神流川上野村役場付近

神流川蛇木ダムのヤマメ  28cm
(グリズリーキング・ウエット 8番)

荒川本流の落合地区付近は、上流のダム放水が不安定なため、1時間のうちに2〜3度も水量が30cmほど変化するような状況でした。
若干の濁りがありましたが、カゲロウ類のハッチが少しばかりあったことで、ブラウンパラシュート等ドライフライへのヒットがありました。
ここでも先週同様、ヤマメは緩い流れに集まっていました。

中津川の大滝小学校付近の鶉平地区についても、先週の放流場所からあまり動いていないよう、ヤマメがいるポイントといないポイントがはっきりしていました。
ここでは、滝沢ダムの放流水温の影響か、ドライフライへの反応は全くなく、ストリーマや大きめのウエットフライのみの反応で、活性もあまり高くないように感じました。
ここのヤマメも落合地区と同様に20センチ前後が主です。

中津川鶉平地区

浦山川流れ込み付近

浦山川のダム流れ込みは、まだニジマスやヤマメの遡上は無いようで、ストリーマやウエットに全く反応は無く、試しにキャストしたルアーにも追う姿は確認できませんでした。

4月21日〜4月27日
神流川(新羽地区付近、上野村役場付近)
荒川本流(落合地区付近、三十槌地区付近)
浦山川(浦山ダム流れ込み付近)

神流川は前々週以来の濁りが薄くなってきました。
上野小学校付近の新羽地区では、ゴールデンウイークに先立ちヤマメの放流がありました。
新羽橋下流は、川原を重機で掘ったため、水深が2m以上のところもでき、大石が所々に沈められ、ヤマメが付きやすいようになっていました。
水生昆虫類のハッチは少なかったですが、20cm程度の小型ヤマメのライズがありエルクヘヤーカディス19番に時々反応がありましたが、ここは餌釣師が多く入っているため、迷惑になるため短い時間の試し釣りのみで上がりました。

神流川新羽地区

神流川上野村役場付近

上野村役場付近も若干の濁りが残っているほか、水温の低下からヤマメの反応が鈍くなっていました。
日没直前になってからエルクヘヤーカディス17〜19番に盛んに反応を見せるようになりましたが、食いが浅くバレや空振り多い状況で、出てくるヤマメも20cm程度と小型のものばかりでした。

荒川本流もゴールデンウイーク入り前にヤマメの成魚放流がありましたが、水量が多く濁りが入っていたため、流れが緩い浅瀬に集まっているようでした。
落合地区付近では、ヤマメは放流場所と思われる瀬脇に付いていて、日中はグリズリーキングウエット10〜12番に良く反応し、日没前後ではエルクヘヤーカディス15〜19番等のドライフライにも反応を見せるようになりました。
三十槌地区も落合地区同様、放流場所と思われる橋下の渕脇の浅瀬にヤマメはいました。ここでは夕方早い時間帯にグリズリーキングやパートリッジ系ウエット10〜14番に反応を見せましたが、ドライフライには反応しませんでした。
総じて荒川本流のヤマメは20cm程度のサイズのものばかりで胸ヒレが切れているなどあまり綺麗でない魚体のものが多いようでした。

荒川本流大滝温泉付近

荒川本流三十槌地区付近

浦山川ダム流れ込み

浦山川のダム流れ込みは、今の時期ワカサギが産卵にため浅瀬に集まるため、ヤマメやニジマスもこのような場所に集まってきます。
今週のこのポイントは、ヤマメ等の姿は確認できず、ストリーマや試しにキャストしたルアーにも追う姿や反応は全くありませんでした。

4月14日〜4月20日
大血川(管理釣場下流付近、西沢)
入川(管理釣場付近)
荒川本流(落合地区付近)

大血川の管理釣場下流は、岩が折り重なり小滝が連続する好ポイントが続く沢です。
本流等で魚が少なくなった時でも管理釣場から逃げたイワナ等が付いている場合があります。
今回は、水量が多く遡行が本格的な沢登りになってしまい釣る時間はあまりとれませんでしたが、少しばかりのイワナの顔をみることができました。
やはりここでは、川幅が狭く遡行も厳しいため収まりが小さくなるテンカラロッドにフライを付けた方が楽しめると思います。
また、チョックストーンや浮き石も多いため沢歩きに慣れていない人は入らない方が良いと思います。

大血川西沢

小滝が続く大血川管理釣場下流

大血川管理釣場上流の西沢は、餌釣師の入った跡が多くあり、水量も少なめだったことからイワナの姿は全くみれませんでした。

入川管理釣場上流

入川管理釣場下流

入川管理釣場の上下も魚が1年を通して絶えない場所です。
入った時は、水量が平水時の2倍以上あり、イワナは背脇や流れのたるみのポイントにいました。
水生昆虫のハッチがほとんど無いため、ライズは全くありませんでしたが、オレンジパートリッジ等ウエットフライを深めに流すと反応がありました。
ここのイワナは、すべて腹がオレンジ色のチチブイワナでした。

荒川本流大滝温泉前

浦山ダム流れ込み

荒川本流の落合地区は、二瀬ダムと滝沢ダムが放水していることにより、大増水し濁りが入っていました。
フライはストリーマからドライフライまで使ってみましたが全く反応が無く、試しにルアーもキャストしましたが魚影は見れませんでした。

4月7日〜4月13日
神流川(三俣地区付近、上野村役場付近)
中津川(中津川地区、大滑沢出合付近)
荒川本流(落合地区付近)

神流川最上流部の三俣地区は流れ込む3本の沢がともに雨の影響で増水はしてましたが、濁りは無い状況でした。
ここでは、流れが速くなっていたため水生昆虫のハッチやヤマメのライズはありませんでしたが、背脇等ではエルクヘヤーカディスへの反応がありました。
サイズは20cmクラスが多いようでした。

神流川三俣地区

神流川乙母地区

神流川の上野村役場付近は、大増水し濁りが入ったため、ヤマメの姿は全く確認できませんでした。

中津川は、滝沢ダムより上流は濁りは無い状況でしたが、中津川地区、大滑沢出合付近ともにヤマメの姿は確認できませんでした。

中津川地区

中津川大滑沢出合付近

荒川本流の落合地区は大増水し、流れが強いことからルアーをキャストしてみましたが、全くヤマメの反応はありませんでした。
今年の荒川本流は、昨年と比較すると極端にヤマメの数が少ない気がします。

荒川本流大滝温泉前

3月25日〜4月6日
神流川(蛇木滝付近、上野村役場付近)

神流川の蛇木滝は、堰堤による人口の滝で滝下は渕になっていて、増水時等にはヤマメが溜まることもありますが、現在はヤマメの魚影は全く無く、ストリーマ等への反応もありませんでした。
上野村付近では、先週と比較し、ウグイのライズが多くなっていて、ヤマメのライズは午後5時過ぎから増えてきました。
エルクヘヤーカディスへの反応は、若干悪くはなってきていて、フライの手前で引き返す姿やフライに派手にライズしても咥えていないケースも見られました。
ここでは、ヤマメの姿が見れても、同じポイントにフライを流すのは数回に止め、できるだけ多くのポイントを狙った方が面白い釣りができると思います。
また、フライの流し方もデッドドリフトよりもアクションを付けた方が、ヤマメに見切られる可能性が高い反面、反射食いでヒットする場合が多いようです。

神流川蛇木滝

神流川乙母地区

乙母地区ヤマメ(26cm エルク21番)

3月24日〜3月30日
荒川本流(秩父市別所グランド付近)
浦山川(浦山ダム流れ込み付近)
神流川(ヴィラせせらぎ付近、上野村役場付近)

荒川本流の秩父市別所グランドは、巴川橋のやや下流で、例年解禁当初のヤマメ放流があるほか、発電所の放水口があるため水温が上がる5月以降でもヤマメがいる時があるポイントです。
ここには、護岸にコンクリートブロックで流れが複雑になっている渕がありますが、現在はヤマメの姿は見れず、泳いでいるのはウグイばかりでした。
グランド前の瀬では、ストリーマを追うやマメの姿が確認できましたが、数はあまり多くはありません。

浦山ダム流れ込みの山掴地区付近は、前週と様子は大きく変わり、やや上流にある清水導水路での取水のため、水量はほとんどありませんでした。
流れ込みでは、産卵のため浅瀬に集まったワカサギの群れが確認できましたが、これを捕食するニジマス等の姿は確認できず、ストリーマへの反応もありませんでした。

浦山川流れ込み

荒川本流別所グランド付近

神流川のヴィラせせらぎ付近は、以前と比較して水量は増えていましたが、ヤマメの数は大幅に減り、ライズは全く見れませんでした。
ときおりストリーマへの反応はありましたが、ウエットやドライフライでは厳しいようです。
上野村役場付近では、エルクヘヤーカディスで十分楽しめるまでヤマメの活性が上がってきています。
夕方早い時間帯から、エルクヘヤーカディスを反射食いしてきますが、何度かキャストするとすぐにスレてしまうため、こまめにポイントを移動するとそこそこな数のヤマメがキャッチできます。

3月17日〜3月23日
荒川本流(大血川出合付近、大滝温泉付近、落合地区)
浦山川(浦山ダム流れ込み付近)
入川(川又地区付近)
中津川(鶉平地区付近)

荒川本流の大血川出合付近は、ミッジやストーンフライのハッチがありましたが、ヤマメのライズは無く、ストリーマ、ウエットフライへの反応や魚影は全く見れませんでした。
ここは、夕方になると約200m上流の発電所の放水により水量が増え、水位が50cm程度上昇します。
また、大滝温泉付近も解禁当初からヤマメの魚影は全く見えません。
落合地区では、解禁当初にはヤマメが多く見れましたが、現在はライズも無く、ストリーマを追う姿やアタリはありませんでした。
荒川本流の落合地区より下流は、ヤマメばかりかウグイの姿も見れないため、川鵜が入ったのかもしれません。

荒川本流大血川出合

荒川本流落合地区

荒川本流大滝温泉前


浦山川のダム流れ込みは、雨の影響で濁流になっていて、ストリーマへの反応は全くありませんでした。

入川が滝川と合流する川又地区では、ストーンフライが大量にハッチしていましたが、ヤマメのライズは全くありませんでした。
ここには堰堤がありますが、上流から流れてくる水の大部分を発電用に取水してしまっていて、ここより下流は水量が少ない状況でした。

浦山川ダム流れ込み付近

入川川又地区堰堤

中津川大滝小学校前

中津川の鶉平地区の大滝小学校付近では、ヤマメのライズはありませんでしたが、瀬で20cmクラスのヤマメの反応がありました。ここでも魚影はあまり濃くはないため釣られてしまって、ヤマメの姿が見れなくなるのも時間の問題かと思います。

3月10日〜3月16日
荒川本流(影森地区、強石地区、落合地区)
浦山川(本流合流点付近)
赤平川(伊豆沢川原)
神流川(ヴィラせせらぎ付近、上野村役場付近)

荒川本流の影森地区付近は、以前CR区間になっていましたが、今は規制はありません。
巴川橋から久那橋の間をストリーマを流しながら歩いて見ましたが、ヤマメの反応は全くありませんでした。
ここは、所々から車で川原に下りれるアクセスしやすいポイントで水温が上がってくると下流の玉淀ダム方面から大ヤマメが上がってくることもあるので時々みておく必要があります。

荒川本流影森地区

浦山川本流合流点付近

浦山川の荒川との合流点付近は、ヤマメの養魚場が近くにあるため逃げたヤマメがいることがあります。
入った日は若干の濁りがあり、ドライフライへの反応はありませんでしたが、ストリーマを追うヤマメの姿が確認できました。

荒川本流の強石地区の取水堰堤の下流は、去年の台風の影響で良いポイントが土砂で埋まり、ストリーマ等を流してもヤマメの反応や追う姿は全くありませんでした。
上流側は台風の影響は少なく、良いポイントが続きます。
ただ、ヤマメの魚影はあまり濃くはなく、所々でストリーマを追ったり、ウエットフライに反応する姿はありましたが、ドライフライには無反応でした。

荒川本流強石堰堤下流

荒川本流強石堰堤上流


荒川本流の落合地区は、解禁時と比較して、あきらかにヤマメの数は減っていて、活性も下がっていました。
ストリーマはほとんど追わなくなり、まれに見えるヤマメもウエットフライに近づいてはくるもののなかなか食わない状況でした。

荒川本流落合地区堰堤

荒川本流大滝中学校前

赤平川の伊豆沢川原は、解禁当初はかなり多くのヤマメが見られ、ニンフやウエットで楽しむことができましたが、ほとんどのヤマメが釣られてしまったようでした。

神流川のヴィラせせらぎ付近は、先週は固まって群れていたヤマメが若干バラケて色々なポイントに散らばった感はあるものの数自体は少なくなっているようでした。
日中からミッジやストーンフライの飛翔が見られ、ヤマメのライズがありました。
CDCドライミッジ21〜24番を試しましたが、フライへのライズはあるものの、食いが浅く、すっぽ抜けやバラしが多い状況でした。

神流川ヴィラせせらぎ前

神流川上野村役場前ヤマメ24cm
CDCドライミッジ(ダン)21番


神流川の上野村役場付近でも、日中からミッジやストーンフライのハッチが日中からあり、日没直前にはライズがかなり多くなりました。
イブニングの早い時間帯では、ドライフライを見切って手前で引き返すヤマメが時々みれましたが、ライズが増えてくるとともに無警戒になってきて、水面にCDCドライミッジ21番等が落ちると同時に食いつくようなことも多々ありました。
試してはみませんでしたが、18番より小さければどのようなパターンのドライフライにも出てくるのではないかと予想されました。

3月3日〜3月9日
赤平川(伊豆沢川原、田ノ頭ダム付近、尾ノ内沢出合付近)
神流川(蛇木滝付近、せせらぎ荘付近、上野村役場付近)

荒川支流赤平川の伊豆沢川原は小鹿野町市街地の南側に位置し、車で川原に降りれるポイントです。
今年は、この付近にヤマメの成魚放流があり、ところどころで魚影が見れました。
ここでは、ミッジ類のハッチがありましたが、ヤマメのライズはありませんでした。
ドライフライへの反応は全くなく、ハーズイヤーニンフやパートリッジオレンジの14番程度に反応はありましたが、全般的には活性はあまり高くありませんでした。
なお、ここのヤマメは20センチ前後が主ですが、元々ヤマメがいないポイントであることに加え、餌釣りでキープする人が多いため、しばらくすると魚影は薄くなると予想されます。

赤平川は、小鹿野町三山地区の田ノ頭ダムから渓流域になります。
このダムは例年ヤマメの放流がありますが、工事中でダム湖が消失していて魚影は全くありませんでした。

荒川上流部河原沢地区の尾ノ内沢付近は、現在水量が極端に少なく、川幅は1〜2mになっていました。
この付近を歩いてみましたが、ヤマメの姿はありませんでした。

赤平川伊豆沢川原

減水した尾ノ内沢

神流川の蛇木ダムから下流は、渓流が良いポイントです。
この辺りは、餌釣師が多いポイントで、入渓した日も多く人が入っていたため、下流へは下りて行けませんでした。
蛇木ダム周辺はウグイが多く見られ、ヤマメの姿は見れませんでした。

神流川の上野村村営せせらぎ荘付近は、河原が広くバックが取れる他、車で川に下りれるため、気軽にフライフィッシングが楽しめます。
ここもCR区間になっていて、多量のヤマメが成魚放流されていました。
ただ、ヤマメはまだ同じ場所に群れていて、いるポイント、いないがポイントはっきり分かれています。
ここではミッジ類のハッチがあり、単発的にライズがありましたが、ドライミッジへの反応は悪く、ハーズイヤーニンフやパートリッジオレンジ、グリズリーキングの14〜16番程度のものに良い反応がありました。
ここのヤマメは20センチ以上のものが多く、魚体も比較的きれいですが、時々胸ヒレが片方無いものが見受けられるのが残念なところです。

蛇木滝付近

せせらぎ荘付近

せせらぎ荘付近のヤマメ 23cm
オレンジパートリッジ14番

神流川の上野村役場付近では、先週CDCドライミッジ21番に爆発的なヒットがありましたが、今週は若干落ち着き、昼の日が高いうちは、ヤマメのライズは少なく、ウエットやニンフへの反応はそこそこでしたが、ドライミッジには反応はあまり良くありませんでした。
しかし、午後4時を過ぎるとライズがだんだん多くなり、ドライフライへの反応がよくなりました。
フライサイズは、先週より小さめの24番程度が良いようでした。
なお、ヤマメは口先でつまむような捕食をするのでバレが多く、慎重なランディングが必要です。

神流川上野村役場付近の夕暮れ

3月1日〜3月2日
荒川本流(落合地区、三十槌地区付近)
赤平川(小判沢出合)
神流川(上野村役場付近)

赤平川小判沢出合

荒川本流大滝温泉前

荒川は解禁になりましたが、本支流とも水量がかなり少ない状況でした。
荒川本流の大滝温泉付近では、全く魚影が見れませんでした。
落合地区では、堰堤下に放流したてのヤマメが数匹の群れで水底を泳いでいて、派手なウエットやストリーマー系にはヒットがありましたをが、ヒレが傷したヤマメで魚体はあまり綺麗ではありません。
サイズは20〜25cm位でした。
ここでは、ミッジの飛ぶ姿が見れましたが、水面や水面直下には全く浮かんできませんでしたので、ミッジ系は難しい状況です。
三十槌地区付近では、橋下の渕以外ではヤマメの魚影は見れませんでした。
ここでは、水底近くを流したハーズイヤーニンフ12番に15〜22cm程度のヤマメのヒットがありました。
15cmクラスのヤマメは稚魚放流物と思われます。
これは魚体に傷ひとつなく綺麗なのですが、20センチを超えるものはやはりヒレが痛んでました。

荒川支流の赤平川は荒川上流部最大の支流です。
秩父漁協ほ放流予定によりますと、小鹿野町下小鹿野地区の赤平川の小判沢には、ヤマメの成魚放流済みとなっていますが、フライにアタリが無く、魚影も全く見えないことから大部分が釣られてしまったものと予想されます。

荒川本流落合地区

荒川本流三十槌地区

三十槌地区のヤマメ 22cm

上野村の神流川も水量が少ない状況で、しかも昨シーズン末の台風により渓相が大きく変わってしまいました。
神流川でも放流したてのヤマメは、渕や流れの緩いところに群れた状態で、ヤマメがいるところと、いないところが極端でした。
ただ、ここのヤマメは活性が高く、水面に降りたミッジを盛んにライズして捕食していて、CDCミッジ21番等ドライミッジで十分楽しめました。
ここでは、年間を通じて、ドライフライや水面直下のウェット類の場合、デッドドリフトで流すより、若干のアクションを加えないと反応がよくありません。
サイズは、15〜27cm程度までで、22cmくらいなものが主になります。

神流川上野村役場前

神流川のヤマメ 23cm

なお、河川案内図、遊漁料、販売店等は秩父漁協ホームページでご確認ください。