暑さと埃の林道行−1
(四国2000)
ぽぽっちLANZA
(YAMAHA)
職場の先輩。KAWASAKI系オンロードの人でしたが、DT125を購入後LANZAに乗換えとオフロード指数上昇中。
やこちゃDJEBEL200
(SUZUKI)
こじぇべるな人
おぢおぢXLR250-BAJA
(HONDA)
雨おぢさんな後輩。今回はダイビングの帰路に合流。初のロングツーリング。
DJEBEL250XC
(SUZUKI)
最近猪突猛進度向上中の爽やかツーリングライダー。今回こそはのんびりツーリングと思っていたのだが...


・5月3日
いつの間にか、四国ツーリングに重宝していた大阪南港〜小松島のフェリーは廃止になっておりました。(--;
ということで、今回は和歌山〜徳島のフェリーを使うことにして、11:30発のフェリーに乗るべく、10:30に和歌山港にて待ち合わせといたしました。
国道26号が思ってた以上の快走ルートであったため、わたしとやこちゃは9:30には和歌山港に到着、とりいそぎぽぽっちの分も含めて3枚チケットを購入するも、キャンセル待ち扱いとなりました。
どうにも11:30の便には乗れそうに無い感じ、いや窓口の雰囲気ではその次の13:30もアヤシイ感じでありました。
これほどに混むのであれば、混雑期だけでも泉佐野〜徳島のフェリーを増設してもらいたいものです。
確かこの路線は廃止ではなく休止という申請になってたはずだし、なんとかなるんじゃないのでしょうか?>南海フェリー様
長い待ち時間をビール片手に海を見ながら呆けて過ごしていると、Internet Djebel Owners Clubでの知り合いから声をかけられる。
やはりGWの四国はオフロードライダーにとって魅力的な土地のようです。

なんとか13:30の便に乗船、15:30に徳島に到着となる。
とりあえず、今日は剣山スーパー林道手前の「月ケ谷温泉」のキャンプ場に泊まることにする。
徳島港は初めてなので今一つ道がわからないので適当に走る。
多分、後続のぽぽっちとやこちゃは適当に走っていたことに気づいて無かったと思う。(笑)
あとから地図を見ると、いつの間にか無料になっていた末広道路を走っていたようであった。
小松島まで南下すれば、あとは数回は走ったことがある勝手知ったる道なので、キャンプ場には難なく辿り着けました。
キャンプ場は一張り1000円(小型サイズ)で、すのこを貸してくれるので雨の日でも快適に過ごせそうです。
また、徒歩3分程度の川向こうに温泉があり、入浴半額券をサービスしてもらえます。
温泉は、かなり薄めの硫黄臭を感じるものの浴感はそれほどでもなかったけれど、石鹸・シャンプー付なのでツーリング的には良いところでした。
ちなみに、晩御飯は賞味期限の都合により、レトルトの雑煮という季節外れのものでありました。
ホロ酔い状態で寝袋に入るなり熟睡。寮の部屋よりテントの方が熟睡できるというのも問題かもしれない。

・5月4日
朝目覚めるとぽぽっちとやこちゃが前夜の食器を片付けていた。
キャンプでは早起きなわたしが先に起きて片付けるというのが普通なのだが、御両人とも寒さで目が覚めたとのことである。
わたしの感覚では寒くも暑くも無く快適な夜だったんだけどなぁ。
職場では朝が弱いことになっているわたしの立場が危うくなるので、具体的な時間は書きませんが、かなり早い時間にキャンプ場をあとにして、剣山スーパー林道へと向かう。
オフロード派の人なら知っていると思いますが、未舗装路が80km弱続くという私が走った中では最長の林道である。
路面は良すぎるし(一部季節を除く)景色は今一つななので、それほど好きな林道ではありません。
でも、時々走りに行きたくなる魅力的な場所なのです。
休憩が多かったせいもあり、わたしの想定より多少時間がかかったものの、昼過ぎには無事林道を抜けることができました。
とにかく後半は早く飯食いたいの一心でした。
ぽぽっちは一回すっころび、やこちゃも一回立ちごけしたようですが、まぁこのくらいは計算のうちと言えるでしょう。(笑)
     やこちゃ ぽぽっち 親子じぇべる

林道を抜けたあと、西へと向かい物部の道の駅で昼食とする。
この物部に道の駅やライダーズイン(宿)ができたことで、昔と比べてかなり便利になりました。
いや、物部に限らずここ数年で全国各所に道の駅が充実したのでツーリングが楽になったと思います。
その分、地元色の濃さを感じる場が減ったような気もしますが...
ここで、今ごろ一人で四国ツーリングをしているはずのおぢさんに電話するも圏外で捕まらず。
     素堀りのトンネル とりあえず、R195香北から谷相林道を北へ抜けることにする。
途中素掘りのトンネルもある峠越えの雰囲気の良い林道で、山桜とツツジの淡い色合いの花が、青空と山肌に映えて奇麗でした。
山肌は花盛り    

砂埃もスゴイでしょ?
休憩している時に、荷物に隠れてテールランプが見えていないことをぽぽっちに伝える。
荷物をまとめなおそうとすると...テールランプが溶けて、荷物(寝袋)もこげていました。
その辺に落ちてた空缶を潰して荷物とランプの間に挟んで応急処置とする。

R439で大豊を経由して道の駅土佐さめうらで休憩。
おぢさんと連絡がつき、今宵の宿が天狗高原であることが判明たので我々もそちらに向かうことにする。
昔に比べて、R439(与作)もかなり改良されて走りやすくなっていたのだが、所々に旧道が残っており四輪に捕まるとペースをあげることができない。
途中小さな店に立ち寄り、晩飯のカップ麺、人間の燃料(ビール)、それにサンダルを買ってから、天狗高原までひた走る。
テント
日没ギリギリセーフな感じで、天狗高原の天狗荘に辿り着く。
ここのキャンプ場はテント数には関係なく入場料一人500円でした。
さらに500円追加すると宿の風呂が利用できます。
テントサイトは斜面に高床式の台を並べたもので、バイクですら入れないので荷物の運搬がちと面倒でしたが、程よく暗く静かなのは良い感じでした。

ここで荷物を降ろしているとおぢさんが登場。無事合流することができました。
とりあえず風呂に入り、ビールで宴会。
おぢさんも、予約が遅かったせいで宿の晩飯にありつけなかったらしいので、一緒にカップ麺で晩飯。
ふと見上げた空に星が奇麗でした。
雲海のお湯割が肌寒いキャンプの夜に美味しくって、今日もまたホロ酔いで熟睡。

つづく


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四国林道行2000