暑さと埃の林道行−2
(四国2000)


・5月5日
今日も快晴。暑くなりそう。
いつ現れるかわからないおぢさんを待ちつつ、のんびりと撤収する。
おぢさんと合流した後、給油のために一度峠を降りてから天狗高原を走る。
草原の新緑と白い石灰岩のコントラストが奇麗である。
混んでる駐車場近辺から少し離れたところにバイクを停めて、のんびりと牛を眺める。
    石灰岩台地 牛 爽やか高原

    姫鶴平のレストハウスまで行くも、時間が早かったせいか店が開いてませんでした。
引き返して、ちょっと気になっていた分岐を進むも行止まり。
さらに分岐の林道へと進んでみるも、路面崩壊で通り抜けできず。
道の雰囲気的には、何処かに抜けてそうな感じだったので気になります。
そんなこんなで、四国カルストを満喫し、地芳峠に下り田舎そばで昼飯とする。
行止まり

   スカイラインのやこ・ぽぽ
一気に北上して大混雑の面河渓谷で休憩の後、石鎚スカイラインを駆けのぼる。
バイクの醍醐味を味わえる快適なスカイラインであるが、荷物満載のDJEBEL-XCではちょっとパワー不足でストレスを感じる。
ツーリング用に大排気量マシンが欲しい気分になる。
スカイラインを登りつめた土小屋の駐車場で休憩。
ここから石鎚山頂まで約2時間らしいので、いつか登ってみたいものである。なんせ、若き日のうちの親父が雪に埋もれて遭難しかけという曰くつきの山なのだから。
本日、ここまでは普通の観光ツーリングでしたが、これからまだまだ長い一日となるのでありました。
とは言え、それほど長い距離を走ったわけではなかったのですが...
スカイラインのおぢ

まず舗装の長沢林道を経て本川村へと下る。山深い渓谷の景色が心地よい。
フラット快走ダートの伊留谷林道を走る。とりあえずおぢさんを先行させて、わたしはのんびりと後をつける。さらにその後方にぽぽっちとやこちゃ。
分岐を右に折れ、奥南川林道方面に進路をとり、大森川ダムを見下ろすところで休憩。
荷物さえ無ければ...とつい思ってしまうほどの全開ストレートが気持ち良い。
おぢさんとぽぽっちを先行させて、わたしはやこちゃの後、最後方でのんびりと走る。
のんびりは良いのだが、ここ数日の晴天続きのおかげで前走者の埃が半端じゃなく凄くって閉口する。
ついでに上下ゴアテックスのウェアなので、暑さも我慢ならんほどである。
つづら折れを下って、一気にダム湖まで降りる崖落ち注意の道を走る。
昔ほどでは無いとは言え、やこちゃの走りは危なっかしくって冷や汗である。ぽぽっちの話によるとおぢさんも危うく落ちるところだったらしい。
余談ですが、この二人、減速が足りないんですよね。コーナー手前で減速し直線向いてから加速するというメリハリが無いので、直後を走っているとペースがつかみづらくて苦労します。(--;
下りきった橋のところで記念撮影。スズキ車ばかり10台くらいの集団とすれ違う。
橋を渡ってからは、ダム湖沿いのフラットで走りやすい道が続く。道が単調だと長く感じるものである。
しばし走ったのち、先行していたぽぽっち&おぢの判断で分岐を左折し橋を渡る。
道はだんだんガレてきて、さらにどんどん登りはじめる。
これはおかしい。途中で車を一台抜いて来たくらいだから、もっと奇麗な道であるはずなのです。
などと思いながらも、仕方なく先行している二人を追っていると、下ってくるスズキ車の集団とすれ違う。
先程の連中だ。ここでミスコースを確信するも、一人引き返すわけにも行かず、とりあえず先へ進む。
迷路状の周回林道であるのは地図通りだったが、コメントの「分岐には標識完備」というのは大ウソであったようだ。(--;
結局ダム湖をもう一周りすることになる。
おぢとやこちゃは、二周目も同じ所で落ちそうになっておりました。(笑)
ダム湖まで降りたところで再び休憩。多分、、ミスコース地点と思われる橋がある分岐を直進すると国道に抜けれるはずである。
が、おぢBAJAとぽぽLANZAのガソリンがヤバイとのことなので、万全を期してわたしが偵察に出ることにして、ここから一人で先行する。
こういう時、航続距離500kmを誇るDJEBEL-XCは重宝である。
いや、一人だけ休憩無しで走り続けねばならないことになるので、もしかしたら損なのかもしれない。
ミスコース地点から10km少々で幹線道路に抜けることを確認して、すぐさま引き返す。
橋に戻って皆と合流して、再度引き返す。なんだか先程から同じ道ばかり走っているような気がする...って実際同じ道ばかり走っているのだが。
国道に出たのは、うっすらと闇に覆われているような時間でした。
   雲海 ぽぽ・おぢ 橋前 橋後

とりあえずガソリン補給をして、買い出しの情報収集をする。
国道沿いの小さな商店に駆け込んだのは、すでに店終いの準備をしている時間でした。
無事ビールと食料の買い出しを済ませて、グリーンパークほどのに向かう。
キャンプ場はすっかり真っ暗でした。
おぢさんに管理棟を探してもらったのだが、電気が消えていたとのことなので、とりあえず無断でサイトを借りることにする。
テントサイトまでバイクを入れて、ヘッドライトを頼りにテントを設営する。
トイレもサイトも奇麗だったので、かなり高いのではないか?と思っていたのだが、翌朝集金に来る気配もなし。帰宅後webで検索したところ無料で使えるようなのでありました。
あの設備、ロケーション(オフロードバイク乗り限定)で無料なのはかなりオイシイと思います。
ぽぽっちに豚肉を焼いてもらいながらビールを飲む。ダートを含めて散々走り回った一日だったので、格別にビールが美味かったです。
昨夜マグライトの電球が切れてしまい、さらには予備球に換えても点かなかったので、灯かりはぽぽっちの薄暗いパチマグライトとおぢさんのダイビングライトだけでした。
ま、煌々と電気をつけてる最近のオートキャンンプスタイルより、このくらい薄暗いほうがキャンプらしくて良いか。
倒れるおぢさん

今宵も熟睡。
日々適度な運動の後にビールと焼酎を飲んでいるので、体調は上々である。



つづく



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