暑さと埃の林道行−3
(四国2000)
・5月6日
キャンプ場の状態・価格がわからなかったので、早起きして早々に撤収とする。
こういうケースでは、わたしとしては当然と思っていることなのだけど、ゴミ類は全てバイクに積んでサイトを奇麗にしてから出発する。
R439を東に向かい、道の駅土佐さめうらにて朝の休憩。
まだ店は開いてなかったので、自販機でコーヒーを買って天狗高原で買っておいたパンで朝食とする。
さらに移動して大歩危を見学したあと、祖谷温泉に向かう。
祖谷渓道路はいつの間にか無料になっておりました。
祖谷温泉は、ケーブルカーで谷底の露天風呂まで降りることで有名なところである。
料金は1000円とちょっと高目なのだが、ケーブルカーの往復乗車券込みと思えば妥当なところでしょうか。
露天は湯の華が舞うぬるめ硫黄泉で、わたしのお気に入りのタイプでした。
「思わず長湯しちまったぜ」という気分だったのですが、やこちゃは更に長湯でした。
再びケーブルカーに乗り、上に戻って内湯で体を洗う。石鹸とシャンプーがついてるのは良かったのですが、湯はカルキ臭が強くてイマイチでした。
楽しいケーブルカーも含めて、お勧めは露天です。
祖谷と言えば蕎麦ということで、今日も昼飯は田舎そば。
かずら橋は素通りして、祖谷山林道を走る。良くも悪くも林道らしい道。

わたしとおぢさんが先行して、やこちゃとタイヤの山が不安なぽぽっちは後から。
途中、おぢさんを先に行かせて後から煽ってあげようかな(笑)と思って待っていたら、ゆっくりとバックミラーからおぢさんが消えていったのでありました。
コーナー途中の水溜まりでブレーキを握っての転倒だったようです。
面白いのでしばらくそのまま見物していたのですが、他のバイクが来たのに起こそうとしてないので歩いて戻ってヘルプ。そのまま少し先までバイクを上げて道端に停める。BAJAは鬼ハンになっていて乗りにくかったです。(笑)
ヘッドスライディングをしてしまったらしく、ヘルメットのバイザー取付け部分が折れてましたが、バイク・人間ともに大したことは無かったのですが、後続が追いつくのを待って休憩としました。
以前の記憶とは違い、矢筈峠から先の下りは奇麗に舗装してあり、単調でつまらない道でした。
分岐を左折して西熊別府林道へと向かうことにしました。
途中の集落で水分補給ついでに休憩する。地元のお爺さんに話しかけられるも、言葉が全然わからずに難儀する。
誰も相手してくれないので、やむなく私が相手になり、多少言葉がわからなくっても気合でなんとかなるということを実践証明してみせる。(笑)

西熊渓谷から白髪山へと登っていく道は、高原の雰囲気満点で心地よかったです。
西熊別府林道は舗装工事がかなり進んでいて、ダート部分もかなりきれいに馴らされており、数年後には全線舗装されてしまいそうな感じでした。
余談ですが、ここの別府側出口駐車場にある熊の像はめっちゃ可愛いかったです。
ここからは徳島めざしての単調な移動です。
鷲敷の辺りで道の駅に立ち寄り夕食にしようと思うも、すでに閉店。阿南まで出てラーメン屋で腹を満たす。
ラーメン+ご飯+小鉢2品というお特なセットを食べたのだが、この小鉢がクセモノでビールを我慢するのが大変でした。
R55から徳島南バイパスを通って徳島へ。
ぽぽっちとやこちゃを先行させてたのですが、途中道案内を頼むには怪しげな雰囲気を感じたので強引に先にでる。
市役所の辺りで曲がれば良いというだけの地図の記憶を頼りに走る。
交差点を一本間違えたものの、さほど迷うことなく徳島港に到着。
この時点で9時50分。出港は10時。
なんか勝手に10時30分発と思い込んでいたので、ちと焦る。(和歌山発の時刻と勘違いしてたようです)
フェリーターミナルに入ると、受付けは外でやっているようなことが書いてあったので、慌てて外にでる...おぢさんが居ない。(--;
とりあえず、ぽぽっちに全員分の受付けを頼んでターミナル入り口でおぢさんを待つ。
その頃ぽぽっちは、妙な隙間から侵入し乗船ゲートを逆送して、係員のおっさんに怪訝な目で見られたとのことでした。
無事おぢさんを回収して乗船。バイクを船内に停めたのとハッチが閉まるのがほぼ同時という有り様でした。
かなり夜遅い便だったのが幸いしたのか、船内はGWとは思えないくらいの客数でしたので、とりあえずビールを一本飲んで横になっておりました。
午前0時の和歌山港で解散とということにして、各自帰宅。
ぽぽっちは、すっかり擦り減って危険な状態の某モトクロスタイヤでの高速道路走行に難儀したようですが、まぁ皆無事に家まで帰り着けたようでした。
やっぱキャンプツーリングは楽しいものですねぇ。
でも、そろそろXCへの不満も大きくなってきたので、別のツーリングマシンが欲しいなぁ...
おしまい。
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