| No. | 作者 | 歌 | コメント | ||
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| 57 | 紫式部 | めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に 雲隠れにし夜半の月かな |
[みかきもり]
本書は、2024年に刊行された単行本の文庫化で 2026年1月9日初版となっており、全5編で 各エピソードは上の句(事件の経緯)、下の句(事件の解決)からできています。
源平の戦いが終わって1年余り過ぎた文治2年(1186年)の都が舞台で、戦火の名残の焦土が目立って 治安の回復の兆しもなく、昼には物乞いが溢れ、夜には群盗が跋扈するような荒廃した状態です。 父・平頼盛から検死の知識を教わった武闘派の平保盛は屍を見極め、和歌を汚されたと憤る24歳の 若き藤原定家は聞き込みや事件の状況を分析し、藤原定家と平保盛の二人がバディとなって事件を 解決します。 平頼盛、平保盛って誰だろうと思いましたが、池禅尼の子が平頼盛だと知り、NHK大河ドラマ 「平清盛」で池禅尼(和久井映見)が平清盛(松山ケンイチ)に源頼朝の助命を懇願するシーンが 思い出されました。その背景を知って、平保盛に感情移入しやすくなりました。 文章のタッチが軽く、当時の文化・風習なども理解できるとてもおもしろい一冊でした。 | ||
| 86 | 西行法師 | なげけとて月やは物を思はする かこち顔なるわが涙かな |
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| 17 | 在原業平 | ちはやぶる神代も聞かず龍田川 からくれなゐに水くくるとは |
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| 24 | 菅原道真 | このたびは幣も取りあへず手向山 もみちの錦神のまにまに |
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| 89 | 式子内親王 | 玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば 忍ぶることの弱りもぞする |
■参考文献 ・百人一首 全訳注 有吉 保 (講談社学術文庫) ■参考URL ・Wikipedia 治承・寿永の乱 ・Wikipedia 平清盛 (NHK大河ドラマ) ・Wikipedia 池禅尼 ・Wikipedia 平頼盛 ・Wikipedia 平保盛 ・Wikipedia 藤原定家 ・JBpress 「源平の戦い」を生き延びた平家唯一の男、平頼盛の数奇な一生 ・Wikipedia 名探偵プリキュア! ・Wikipedia 名探偵コナン ハイウェイの堕天使 ・劇団☆新感線『アケチコ!~蒸気の黒ダイヤ、あるいは狂気の島~』