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DIKWモデル

DIKWモデルはナレッジマネジメント等で用いられる情報の階層モデルで、
データ(Data)⇒情報(Information)⇒知識(Knowledge)⇒知恵(Wisdom)です。
Microsoft Copilotで情報リテラシーとDIKWモデルの関係を確認したものをまとめると、
以下になります。
データ(Data):
 生の事実や数値、観測結果などの単なるデータ。
 情報リテラシーは、データの収集方法を知り、その信頼性や正確性を評価する能力が求められます。
 誤ったデータを基にした情報は誤った結論を導きかねないため、正確なデータの選別が重要です。

情報(Information):
 データが整理され、文脈や意味が付加されて有用な形に変換されたもの。
 情報リテラシーは、データを適切な文脈で解釈し、意味のある情報として整理する能力が重要です。
 例えば、単なる数値データを業績報告書としてまとめるとき、適切な分析と解釈が必要です。

知識(Knowledge):
 整理された情報が蓄積され、理解され、実際に活用できるようになったもの。
 情報リテラシーは、情報を分析し、その結果を基に新たな知識を構築する能力を求めます。
 知識の段階では、情報の意味を深く理解し、他の情報や知識と関連付けるスキルが必要です。

知恵(Wisdom):
 知識をもとにして、正しい判断や行動を導き出す能力。経験や直感も含まれます。
 情報リテラシーは、得られた知識を基にして効果的な意思決定や問題解決を行う能力を支えます。
 ここでは、倫理的な考慮や長期的な視点も重要となります。

最近発刊された『小説 ドキドキ!プリキュア』(著者:山口亮太)ではSNSを使った世論操作
(十三万人のフォロワーで世論操作?と思いましたが)が出てきたり、はるか昔に読んだマンガ
『紅い牙』シリーズ(著者:柴田昌弘)ではマスメディアによる ブロックバスター が出てきたり、
いつの時代もどのようなメディアであっても情報リテラシーは大切だと感じます。

『ドキドキ!プリキュア』オープニングテーマの歌詞で、
♪ いつもの世界を タテ ヨコ ナナメに
♪ のぞいてみてごらん 希望 探すなら
がありますが、いわゆるクリティカル・シンキングをしようと言ってますね。

以前、あかつき第37号(2019年1月発行)で「DIKWとトライ&エラー」の原稿を書き、
次のコメントをしました。
結局のところ、競技かるたの技量を向上させるのは練習の積み重ねになりますが、
そうした中にも考え方が大切だと思います。
競技かるたにおいても、周りがどのように助言しようと、勝負の結果責任は選手自身が負います。
選手自身がクリティカル・シンキングを持って周りの意見を聞き、「やってみなはれ」の
トライ&エラーの精神で経験を積み重ねる中で知識を高め、知恵を高めていく必要があります。

参考文献:
・あかつき第37号「DIKWとトライ&エラー」
参考URL:
Wikipedia 紅い牙
Wikipedia ドキドキ!プリキュア
Uta-Net(歌詞)/黒沢ともよ Happy Go Lucky!ドキドキ!プリキュア
insource/思考力の使い方〜クリティカル・ラテラル・ロジカルシンキング入門


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