トップ  [目次]  [前に進む] 

デウス・エクス・マキナ(deus ex machina)

タイトルは、松竹と東映が創立以来初めてタッグを組み、共同幹事・配給作品として送る
空想特撮エンターテイメントの 映画『大怪獣のあとしまつ』 のキーワードからとっています。
「デウス・エクス・マキナ」(機械仕掛けの神)は演出技法の一つで、解決困難な局面に
陥った時、絶対的な力を持つ存在(神)が現れて物語を収束させるという手法です。
この映画は映画館の場内がクスリともしない下ネタギャグが時折出てくる中で、映画冒頭で
突然の未知の光とともに死んでしまった大怪獣のあとしまつを、豪華な俳優・女優陣の配役に
よりいろいろネタを入れながら真面目(?)に行っているという内容です。
映画の感想のコメントを見ると酷評も多いですが、昭和のギャグ漫画「天才バカボン」
(赤塚不二夫)、「がきデカ」(山上たつひこ)、「パタリロ!」(魔夜峰央)などのそばで
育った私から見たら普通におもしろく十分許容範囲です(笑)

ふと思って検索していると、星野源さんが東日本大震災直前の2011年3月2日にリリースした
初めてのシングル「くだらないの中に」がヒットしました。
この歌の歌詞を見ると、映画『大怪獣のあとしまつ』の内容とオーバーラップしているなあと
思いました。
♪ 髪の毛の匂いを嗅ぎあって くさいなあってふざけあったり
♪ くだらないの中に愛が 人は笑うように生きる
♪ 魔法がないと不便だよな マンガみたいに
♪ 日々の恨み 日々の妬み 君が笑えば解決することばかり
♪ 首筋の匂いがパンのよう すごいなあって讃えあったり
♪ くだらないの中に愛が 人は笑うように生きる
♪ 希望がないと不便だよな マンガみたいに
♪ 日々の嫉み とどのつまり 僕が笑えば解決することばかりさ

「大怪獣」を何のメタファーと捉えるかは人それぞれでしょうが、新型コロナウイルスと
捉えると飲み薬も出てきてそろそろ日常に戻るための環境が整いつつある状況になってきて
いると感じます。
「デウス・エクス・マキナ」が発動して、今が過去になる日も近いかもしれませんね。


参考URL:
Wikipedia デウス・エクス・マキナ
Wikipedia 天才バカボン
Wikipedia がきデカ
Wikipedia パタリロ!
Wikipedia くだらないの中に
Uta-Net(歌詞)/星野源 くだらないの中に
Uta-Net(歌詞)/甲斐バンド HERO(ヒーローになる時、それは今)
ねとらぼ/「冒涜と捉えるか挑戦と捉えるか」土屋太鳳、出演映画「大怪獣のあとしまつ」母親の感想を紹介「考えさせられる」


トップ  [目次]  [前に進む]